大のおとなが菓子パンなんざ、おかしくって。
と、お思いだろう。
たしかにいいオッサンが、見られて食うのは、こっぱずかしい。
しかし、誰も見てなどいるもんか。
堂々と大口開けて、食らおうではないか。
クリームパンである。
大丸で家人が買ってきた。一日限定1000個とかで、日ごろは行列を成すらしいが、
そこへ並ぶまでの根性なく、たまたま列のない隙間があったんだそうな。
もう、名作クリームパンといってもよろしかろう。
バックハウス・イリエのクリームパン。
クリームの詰まり具合がよろしく、手にずっしりと重い。
本店は、尼崎は園田にある、小さなパン屋さん。
ご近所で評判で、園田の親戚の家へ行くことがあると、
ちょいと店を覗き、タイミングよければ1個2個買い、車の中で食べる。
大丸の客にゃ悪いが、焼き立てのパンに比べりゃアナタ、申し訳ないが。
あ、クリーム落ちる、落ちる・・・
ボテッ
落ちた・・・
クリームの重さにパンが耐えきれない、そんなふうな華奢なパンなのだ。
チクロ時代も生き抜いて、しょうもない菓子パンも、イヤというほど食ってきた。
だが、こいつは別格! ということで春3月はスタートするのであります!