マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

ある夜の夜回り・・・

2009-11-13 03:39:20 | 

グリルなんとか・・・という響きに弱い。
その屋号だけで、揚げ油とドミグラスソースとバターの匂いがしてきそうな気がする。ここもなんか佇まいが懐かしくて、久々に行ってみる。



昼間はサラリーマンに人気のランチが中心。夜は居酒屋メニューを出し、奥の入れ込みの席は会社帰りの男女で混み合う。
こっちは一人なんでカウンターへ。

迷ったが、Aランチを当てずっぽうでたのむ。
待つ間、新聞を2紙ほどすっと出してくれるのも、さすがはビジネス街のサービス。



熱いポタージュスープが出る。




ポークピカタとサーモンフライ。 ああ、以前もこれを頼んでしまい、またしても・・・。直球の洋食が食べたい時にこれは変化球過ぎる。大体、我が人生において「ポークピカタ食べたい」だの「サーモンフライ食いたい」なんて思ったことは皆無である。
旨い不味いでいうと、旨い。だが、ポークカツやミンチカツやハンバーグにかぶりつきたい時にこれは不味いというべきだろう。

実はこういう軽いしくじりに会うことは多々ある。次回はBランチにしてみるか。それもバクチなら、はっきりトンカツランチとかにしようっと。そんな小さな決意をここへ書くな。

グリル・アイさんに責任はない。北区豊崎にある下町洋食屋。今ではこんな店もなかなか会えなくなった。洋食には白ごはんが絶対である。

さて、夜更けて玉造へと向かった。
何年ぶりかで来た、おでんの「きくや」。醤油っぽいだしではなく、塩系のだし。大阪のトラッド系おでんなので、ボコボコ煮立てる。



ことに梅焼きが懐かしい。知ってる?梅焼き。
すり身と卵白とかの練り物で、梅の花をかたどってある。
紅くて紅梅をかたどり、うずら卵が入っているのもあるが、あれは別物。基本何にも入っていない。

二人で何種類か食べたが、おでんの画像がまるでなし。
あるのは・・・



梅きゅうとか、おばあちゃん宅で食ったような漬物。
ちゃんと魔法の粉がかかっている。



そこから西九条へと移動。
駅前の19番街トンネル横丁へ。環状線の高架下を突き抜けるように何軒かの呑み屋が肩寄せ合っている。



夜9時をまわるとこんな感じで、ちょっと覇気がない。



「ちよちゃん」でビール。
屋号は、カウンター内でもてなすお母ちゃんの亡き母親の名前。



ちよちゃん冷奴。豆腐の上にとろろとキムチ、山盛りの花かつお。ボリュームあり。



名物ねぎ焼きがでかい。 右に置いた携帯と比べてみると。



此花区の工場群が元気だった時代、この会社はこの店、と
行き先が決まっていたという。今は閑散。
でも下手な呑み屋へ行くよかよほどいい。
一回りしてきて、やはり横丁に戻り、「玉や」へ。


焼酎お湯わり。お通しは揚げ焼売。



名前忘れたが、キャベツにかけただけ。
ひねりないが旨いには旨い。


ご存じ、ショウガの天ぷらは大阪庶民の味。
あ、ここは天ぷらが売りの店。
店のおにいちゃんは後ろ向きなことをぼやいていたが。



それではいけません。言葉に出すと現実になってしまうよ。
西九条、まだまだ面白い街にしてもらわなきゃ困ります。

すじ煮込みと玉子。シチューにスクランブルエッグのようでしょ。
ご飯にかけたいぐらい。



               グリル・アイ    北区豊崎3     地下鉄中津
       おでん・きくや  東成区東小橋1 JR玉造スグ
       ちよちゃん     此花区西九条4 JR西九条スグ
       玉や           〃   トンネル横丁内