マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

お座敷でパ~ッとまいりましょう!

2009-03-02 18:41:08 | 


これからお座敷だってのに、なんで俺はこんなとこに立ってんだぁ。

シラフでなんて行けやしねえ。ということで裏寺町で一杯。



木屋町松原の某所でメシを食い(写真一枚も撮ってなかった)、
異業種交流会の面々と、川渡って宮川町へ。 久々だぁ。

このお茶屋には二度目。見事に掃き清められた座敷。
日本人はこれでなきゃいけない。



おにいさん、おひとつ・・・



ひとしきりたち、さぁ、舞いなどを見せてもらいまひょ・・・

よろしいなぁ。かにかくに祇園は恋し寝るときも枕の下を水の流るる
吉井勇の境地が分かりますなぁ。祇園ちゃうけど。




舞妓さんたちはまだ十代です。京おどりのポスターにもなってる方。
「祇園小唄」はいいけれども、ここは宮川町、ちがう歌もひとつ
お願いしたいところ。


さぁ、ほなわたいもお座興に、一丁、歌わせてもらいまひょか。


折角なので「どんどん節」か「東雲節」でも、というと地方の姐さん、
「すんまへん、知りませんねん」という。レレレ・・・レレレのおじさんに
なってしもた。ホウキを持ち出すぞ。


そうか・・・そういう時代になってしもたか。

お座敷遊びとは、虎虎や金毘羅舟々で立ち方とちょっと遊ぶのが関の山で、習って来た長唄だの小唄だの都々逸を歌わせろなんて言う人が
もうそんなにはいないのだろう。


だから姐さん方も弾く必要もなければ覚える必要もない。芸妓の芸はやはり客が育てるものだろう。だから踊りの良し悪し、三味線の良し悪しもある程度、客側が勉強してから行かねば、ただただ外国人が遊びに来たみたいになってしまう。これは西陣があかんようになったとか、接待がなくなったとか嘆く以前に、文化として由々しき問題かもわからん。


なんてことを考えながら帰って来た。
というか、酩酊して帰って来てから、憤慨して考えた。

地方の姐さんに勉強を促したとて、こっちは常連でもなんでもないから言うことなど聞いてくれるはずはない。安いもんでもなし、そうそうお座敷に足を運べるほどのお大尽でも、食い潰すだけの実家があるわけでもない。



次いつ行けるかわからんが、そのために隠れて稽古しておくか。
三亀松の都々逸、ああはいかない。当たり前や。


         宮川町  某店



カラホリヒレハレ

2009-03-02 00:59:40 | 

クレージーマニアとしては、こんなギャグもはさんどこう。




♪  帰りに買った福神漬で  一人寂しく冷めし食えば
   古い虫歯がまたまた疼く  愚痴は言うまいこぼすまい
    これが~男の~生~きる~道~

100年に一度の不況に派遣切り、首筋の辺りに冷たいもの感じても
なあに、気にしない気にしない。

♪  人生で大事なものはタイミングにC調に無責任~とかくこの世は
    無責任、コツコツやる奴ぁ、ゴクロ~サン!」

とりあえずは、腹ごしらえだあ。
昼飯グワッと食って、午後から頑張りましょうって、ね、ご同輩!




お昼どき、一仕事終えて近くにいたので、ハンバーグで有名な洋食屋へ行こうということに。ここは山田まりあ御用達。おっと、呼び捨てにできるほどの付き合いはござんせんが。

さすがランチどきの最後だけあって盛況である。少し待ってカウンターに。ハンバーグと海老フライのセットにしよう。ここのハンバーグは定評があり、かなりでかい。

調子に乗ってダブルというのを注文。なんだい2枚のことかいな。
しまった、芸がなかった・・・。

海老の姿がすっかり影に隠れて見えない。

ハンバーグは几帳面にこねて、空気を抜くように両手でキャッチボールするような・・・というのではない、ミンチをべちゃっと鉄板に乗せて広げ、割あい無造作に焼いて行く。ごはんに合う醤油系のソース。マスターは昼の混雑が続いているせいか、怖い顔をしている。何か悪いものでも溜まっているのではあるまいか。スマイルですぞ。

2枚ペロリとたいらげて、う~い、空堀商店街へ。ここは大阪城のお濠があり、水がなかったので空堀と呼ばれた場所。古いアーケード商店街なのに、中の方が坂道になってたりする。

ここに昆布屋の「土居」がある。だしは一般に鰹と昆布だが、大阪は何処まで行っても昆布が中心。あのまったりとした大阪の味付けは昆布こそが決め手といえるだろう。
店内では主人と息子がグツグツと昆布だし教室を開いていた。

とろろ昆布も何種類もある。何に使うのかイメージが湧かず、買うのを躊躇。これぢゃいけません。



ということで、これを買った。天然昆布十倍だし。
十倍に薄めると、それだけで立派な吸い物になる。
鍋のベースとしても力を発揮することこの上なし。

昆布のことを語らせたら、止まらないと言われる店主。
この十倍だしと共に、漫画「美味しんぼ」に登場している。





         洋食 もなみ    中央区谷町6
         
         こんぶ土居     中央区谷町7