マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

淫靡な時間は、オー・ド・ヴィー

2008-10-03 01:15:11 | 


   

いわゆるブランデーグラスを片手にシガー燻らせていても

何の不思議もない年齢になっちまったい。

しかし、若い時は、まぁ似合わない酒だこと。

だけど、単に年食ったら似合うか、というとそうではない。

人生の余裕というか、ゆとりというものがいる。

時間に追われてせかせか飲むものではない。


   

マール・ド・ブルゴーニュは、かのロマネコンティのマール。

マールとはブドウの果実を搾った滓を使った蒸溜酒。
上品で高級なコニャック、少しフルーティーで素朴なアルマニャック、
マールはもう少し荒々しい。シガーなどによろしい。

食後酒が飲めるというのは、時間もそうだし懐具合の余裕もいる。
爪に火ともして飲むようなもんでもない。


   

コニャックの最高峰、ルイ13世 ブラックパール  

ボトルはバカラ製  値段を言うなよ170万円。

ため息も出ない。一体誰がどんな顔して飲むのだろう・・・。

フランス語でブランデー全般を指して、オー・ド・ヴィー(生命の水)。

さて、どんなつまみが合うのかしらん。


   

意外にチョコレートの甘さが合う。甘さ×甘さで。
大体が食後酒だから、料理に合わせるようなもんぢゃない。

特にドライフルーツの周りにチョコのコーティングしたものとか。
ドライフルーツの甘さも薫り高いコニャックにゃいいな。

ミルクチョコレート系ではなく、カカオマスの純度の高いのがよろし。


   

もちろん、フロマージュはケッコウ。
胃壁を守りつつ、おやんなさい。

食後、強いアルコールを摂取すると、胃が刺激されて活発に動き、
消化が促進されるのだそう。

時間を忘れて、大人のちょっと淫靡な時間には
コニャック、アルマニャック、カルバドス、マール、グラッパ・・・
と大人の会話を。


ここで唐突に物まねをひとつ、

「オー・ド・ヴィけ~すけでございます。ポテチン!」

あ、ポテチも合うんです。


こんなこと言ってては女も逃げらぁ。