淡路岩屋からフェリーに乗って、明石に着いた。
明石の顔、魚ん棚商店街を歩く。昼網の前の魚屋の店頭。
種類は豊富だが実際にどこまで明石の前で獲れているかはさだかではない。当然他から回って来ているものもあると考えられる。サイズも小さい小魚を売っているのは、それだけ漁獲量が少ないからだろう。
朝のうちからやってる酒屋系立ち飲みを見つけてきたので、まぁ一杯。
おばちゃんから、おぞましい海苔の話を聞いた。
明石界隈でも海苔のひびがあって、その下は魚の棲家で、ひびを上げたら結構魚が獲れたんだそうな。ところが現在は海苔の収穫を安定させるために薬品を使っているという。そのために魚は一匹もいない。
固定するロープに海草すら付かないのだという。淡路の魚師匠からも聴いたので信憑性は高い。おちおち海苔も食えねぇ。
岩井酒店を出て、裏通りを流す。
朝見る、こういう看板ってのもおつなもんだ。
ともかくも…昼近くなって、ひと仕事済ませて来た魚師匠と、
寿司屋で合流することに。
ああ、昼間っから一杯いただこう。
アマガレイにタイ・・・
歯切れのいいタコも明石前のもの。
赤貝いいねぇ・・・
穴子を細かく叩いて沢庵、大葉と共に和えて胡麻を散らす。
これを、地元明石の名店菊水鮨では巻物として出す。旨いっ!
うっはっはっは・・・大トロ
タイラギはさっと炙って・・・
このでかい車エビが明石前で揚がるという。ちなみに煙草の箱を
置いてみた。
身はプリッとして甘いのだ。
アワビ、噛みしめると旨みが滲みだしてくる。
でも、ほんとに旨いのはこっちの蒸しアワビ。
ご飯との相性はこっちの方が全然いい。
淡路のウニは北海道のバフンやムラサキウニに飽き足らない人には
引っ張りだこの味わい。あっさりしていて濃厚だが後味はサラッとしている。そこが儚くていいね。
穴子でシメた。ふんわりとしていて香ばしく、
噛むとさっと溶け去ってゆく。
おっと、立ち飲みに行かなくてはならない。急ごう!
(まだ飲む気か!!)