早朝の英虞湾。朝の景色が見たくてカーテンは開けておいた。
朝の空気を胸いっぱい吸って、再びベッドへ。
朝食前にホテルの周辺を散歩でもと思ったが、それ様の靴などないし、やめた。
で、朝食に。地元の素材たっぷりの和食も魅力的だったが、山口さんだけに「ヨーロピアン・プティ・デジュネ・コンプレ」にする。
何がプチなのか、よくわからんでちゅね~。まぁ全体に小ぶり。
バイキングで欲張って何種類も取って来たんぢゃねぇぞ。
4種のジュース(グレープフルーツ・オレンヂ・ヨーグルト・チョコレートドリンク) 二口サイズぐらいのグラス。
ヨーグルトはグラスの底に栗のハチミツがしのばせてある。シュワシュワする不思議な食感のヨーグルト。季節のフルーツのコンポート(マンゴー、洋梨、アプリコット、プリン)焼き立てパン。
卵はスクランブルと、サニーサイドアップ。これも多すぎないのがいい。
トーストはこんな小せぇの。舞妓のおちょぼ口でもよござんすよ。
バターにバニラを混ぜ込んだ香りバターにママレードなど。
これにコーヒーいただき、のんびりした朝食。
さぁ、荷物まとめてズラかるとしますか・・・
プライムリゾート賢島
三重県志摩市阿児町鵜方 0599-43-7211
帰りに再び伊賀に寄る。今度は「モクモクファーム」という場所。
木酢酸の餌で育てた伊賀豚を広めようと、ハムソーセージを作る施設を一般にも公開。それがどんどん大きくなって、団体客まで来るようになった。バーベキューに温泉に豚のショーがあったり、地物市場があったり、ほどを心得た施設である。何にもないところで、観光客の誘致によく健闘しているといえる。
さっそく昼はバーベキュー。河原かなんかでやるのかと思ってたら、入れ込みの席だった。まぁいいや、で地ビールをグイッ。
ガキどもに混じって、ソーセージ作りに参加。
ガキには負けられない。こっちはおまえらの何倍もソーセージは食って来てんだ。
伊賀豚のミンチ肉をこねる。こねて粘りが出たら、白い脂の方を入れてさらに練る。白く脂が全体にまわった辺りが頃合い。
ボクは報道班と称し、手を出さないでいた。ホントはぐじゅぐじゅの手になるのが気色悪いので。いくつも手があるのだから、わざわざオッサン、やるこたぁねぇ。
そいつを羊の腸でできたケーシングに詰め込んでゆく。ピストル型の充填機みたいなのがあって、簡単に押し込んでいける。さすがにここは二人一組の作業なのでお手伝いした。いかに空気を入れないで詰め込んで行くのかが問題だ。口を結わえ、熱湯で20分程度茹でれば完成だ。
出来上がり!湯掻きたてのを粒辛子をつけて食う。「旨い!」
だが、今になって顧みるとそんなに旨かったのだろうか…。ま、雰囲気である。それに無添加なのは保証済み。でもパンチはない。
これを鉄板で即座に炒めて、ドイツ風の硬めのパンに挟んで食うとどれだけ旨いか。この施設でビールが飲めなきゃなぁ。
伊賀 手作りの里モクモクファーム
三重県伊賀市西湯舟3609