勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

今日も果物の写真を

2010-06-30 21:34:52 | Weblog
午前中は法事、午後からは石塔供養、夕方は外出と多用な1日になった。多用な時というのは次々に用事が入り、来客や電話も多くなる。不思議だけど、自然の成り行きに身を委ねている。明日は仏壇のなかに安置するご本尊さまの開眼供養がある。

写真は、先週土曜日に智辯の在任中お世話になった同期の先生からお土産に戴いた「マスカット」と「山形さくらんぼ」。有難い。こんな風のパッケージは初めて見たけれど、容れ物もお洒落で感心した。それぞれに1粒ずつ味わいながら、先生の気遣いのお気持ちを感じた。
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2010-06-29 22:57:36 | Weblog
午後から茶道の稽古があった。稽古は日常生活とは異なり、作法をはじめ精神面の鍛錬にもなっているから有難い。Gikoohと家内が指導を仰いでいる先生に習い始めてから約8カ月…、家内は幼少期とか、若い時分に諸先生から手ほどきを受けた経験があるのだが、Gikoohは仁和密教学院の授業以来のことなので経験が浅く、毎回が真新しいことを学んでいるような感覚だ。しかし、先生の親切なご指導のお陰で少しずつ所作に慣れてきた。1人でお点前が出来るようになるまでは、まだまだ当分先のようだが。

ところで、今日の写真は先日ご近所から戴いた「苺」。もぎ立ての苺は葉の緑まで新鮮で、口当たりや風味共にとても美味しかった。勝福寺では、戴き物はまずご本尊様にお供えしてから皆で戴くのだが、先週1週間の本堂は連日のように供物が変わり、甘酢っぱい良い香りを楽しむことが出来た。
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毎月28日は不動明王のご縁日

2010-06-28 22:36:18 | Weblog
朝、不動明王のご縁日に護摩を修した。今回、ある人の病気平癒の祈祷をしていたのだが、護摩は祈願の内容によって炎の高さや勢いに差異があるように感じている。今日は低い位置でじわじわと悪因を焼き切るような、そんな感じだった。

さて、1月に修繕に出していた「大般若経」200巻が見事に直って勝福寺へ帰山した。1月19日のブログに関連記事を書いているからそちらもご覧頂きたい。勝福寺の大般若経は江戸時代の幕末頃の製作と推察されているが、経年に伴い全体的に老朽化していた。新たに買い替えもても良かったのだが、勝福寺檀家の祖先達が寄贈されていたので、Gikoohは直そうと思った。

約5ヶ月掛かって復元された大般若経を見ると本当に有難かった。業者の方、職人の方にも感謝の念で一杯だ。
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多用な1日

2010-06-27 12:14:41 | Weblog
昨日26日(土)は瓦からの雨音を聴きながら、勝福寺先住職の13回忌法要が静かに厳修されて中本寺を含む結集寺院2ヵ寺のご住職と約20名の檀信徒の方々にご参拝、ご焼香頂いた。本当に有難かった。

法要後、休む間もなく夜の仏教講話に備えて準備をしたり、内容の確認や下調べをした。昨晩は十三仏・第6番目の弥勒菩薩を学んだ。釈迦如来(お釈迦様)のご入滅後、56億7千万年後に弥勒菩薩がこの世に下生して衆生救済に当たられるといわれている。お釈迦様と弥勒菩薩の中間を、高野山奥の院で即身成仏(この身このまま仏になる)されている弘法大師がお護りされ、今日なお人々をお救いになる活動を行なわれていることから(中間の菩薩)とも称されている。事実、お大師様が奥の院でご入定されて1175年が経過しているが、参拝者数は非常に多い。

十三仏信仰は真言宗に限らず多くの宗派でお祭りされているが、各尊の大まかなことだけでも知っていると、拝む際に気持ちの入れようは深くなろう。

仏教講話後、かつてGikoohが智辯学園で勤めていた際に何かとお世話になっていた同期採用の先生が来山された。先生は現在、京都の進学校で教諭をされており、昨日は研修のため来岡。講話が始まる少し前に「今、岡山。Gikoohさんどうしてはるかな?」とお電話を頂き、「先生、勝福寺へ泊まって下さい」とお誘いしたところ快諾。その後2時頃まで色々と貴重な話を聞くことが出来て良かった。現場の様子も目に浮かび、非常に勉強になった。

今日の昼過ぎに京都で用事のある先生は、今朝7時半には勝福寺を出発された。朝食は烏骨鶏の卵かけご飯とみそ汁也。

ところで、この1週間は本当に有難いことに果物を連日のように戴いている。写真は昨日さくらんぼの本場・山形県の「さくらんぼ」。毎年この季節になると、生産者でもある山形の友人から届けられる立派なさくらんぼにはいつも驚かされるのだけれど、こちらのことを想ってくれるその気持ちは本当に有難い。
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琵琶とすももの贈り物

2010-06-25 23:11:51 | Weblog
明日は午前10時より、勝福寺先住職の13回忌法要、午後7時からは仏教講話がある。

午後から法事の供物を買いに出掛けた。生花やお饅頭、野菜、果物、お餅、一通り揃えたら祭壇が厳かになった。先代が遷化されてから、1周忌、3回忌、7回忌、13回忌、17回忌…、寺だから当然のことだが、その後もずっと法事は懇ろに勤めようと思う。

買い出しから戻ると、沢山の立派な琵琶とスモモが届けられていた。林鶴山さんのお知り合いで、Gikoohも何かとお付き合いをさせて頂いているご婦人からだった。車で約40分の道のりを遥々届けて下さり、とても恐縮し、そしてとても有難かった。早々に、ご本尊様にお供えし、寺中の飾棚等に飾って眺めて楽しませて頂いている。明日から少しずつ戴こう。
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日記

2010-06-24 22:29:48 | Weblog
如常の1日。草刈り、本堂掃除と1連日のように身体を動かしているからか、疲労しつつも調子は上々だ。ただ夜になると眠気が寄せて思考力も鈍るので、この辺で。
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密教の法具

2010-06-23 21:46:07 | Weblog
1日中、縁側に座って仏具を磨いた。密教の法具は、修法で毎日使用するから手入れは欠かせない。1つ1つを磨くのに結構な時間を要するため、音楽や落語、そして今日は女優・市原悦子さんの「弘法大師の御生涯」という物語をじっくりと聴き入った。市原さんの柔らかな口調は当時の情景を連想させ、1200年も前に活躍されたお大師様が身近に感じられ
た。

明日は朝夕の草刈り、日中の本堂掃除と多用になりそうだ。
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日記

2010-06-22 22:40:04 | Weblog
2日続けて夜に雨が降っている。昼間は曇ったり晴れたりと降らないお陰で、屋外での作務がはかどり有難い。Gikoohの今日は、お茶の稽古や掃除など如常の1日になった。
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毎月21日はお大師様の日

2010-06-21 23:25:37 | Weblog
毎月21日は弘法大師のご縁日。承和2年3月21日、高野山奥の院において62歳にてご入定。真言宗ではお大師様は衆生救済のために、今なお禅定しておられると解している。だからこそ、お大師様を慕う人々は僧侶・在家を問わず、奥の院への参拝者が途絶えることはない。非常に有難い。画のお大師様は、毎月勝福寺のホームページでも紹介しているが「入定大師」という。このお姿については、また話したいと思う。

今日は、林鶴山さんのお宅へ伺ったり、車の整備をしてもらったり、眼鏡屋へ行ったりと、前々から気になっていた事が出来た。Gikoohは大学時代から眼鏡を掛けている。今掛けているものが経年に伴って傷んできたので、7年ぶりくらいに新調することにした。好きなフレームは白山眼鏡とか色々あるけれど、現行と同じ「谷口眼鏡」にした。眼鏡も少し昔は、縁なしとかすっきりとしたものが流行っていたような気がするけれど、今は「メガネ」を主張するデザインが多いように感じた。一応、Gikoohも今どきのデザインにするので顔の印象が少し変わると思う。
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父の日

2010-06-20 22:33:07 | Weblog
午前中は法事があった。午後からは如常の1日。

今週は出掛けることもあるけれど、先代の法事に備えて仏具磨きや墓所の清掃、草刈り等々することが多い。そして法事と同日に仏教講話もある。最近では、地区外のお方からの問い合わせもあるなど有難い。
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