勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

大晦日は除夜の鐘

2016-12-30 23:20:16 | Weblog
年内もいよいよ押し迫り、新年を迎える準備でとても多用になっている。

大晦日31日は、深夜11時10分頃から午前0時前後まで除夜の鐘を撞きます。どうぞご参拝下さい。
この写真は2015年大晦日の撮影です。

日替わりはまた改めて。

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深い1日

2016-12-24 23:20:33 | Weblog
今日は葬儀があった。御年百四歳という1世紀以上にも及ぶ長寿を全うされ、静かに息を引き取られた。大正、昭和、平成と力強く人生を歩んで来られたおばあちゃんの人生に思いを馳せ、祭壇に向かった。

仏様の供養に香は欠かせないが、Gikoohは供物のなかでも最も重要な意味を持つ香は特に吟味をしている。目前の火舎に沈香を乗せると、滲み出る樹脂と共に香煙がまっすぐ垂直に昇っていく。そしてしばらくすると、幽玄な香りが辺り一面に広がり、葬儀会場が何処であれ、神聖な道場と化す。葬儀の導師作法というのは、故人様を黄泉の国へお送りする重要儀式だから、導師は毎回真剣である。そして所作も去ることながら空間の雰囲気というのはとても大切だ。

さて、本日は電気屋さんに山門の提灯用にと配線工事を施工頂き、とても良い雰囲気になった。
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天皇誕生日

2016-12-23 22:36:48 | Weblog
12月23日。天皇誕生日。勝福寺では早朝より国旗を掲げ、天皇陛下のご健康を真摯に御祈願させて頂いた。

お勤めのあとは如常の1日。
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提灯完成

2016-12-22 21:41:42 | Weblog
昨日12月21日は納めの大師(本年最後の報恩日)。そして、冬至。この頃は中昼の最も短い日であり、本来ならば寒気厳しい頃であるが、昨日から今日にかけては朝の気温も13℃前後と温かく、気候の異常変化を実感させられる。

さて、11月24日の日替わりで「山門の提灯」のことを書いていたが、昨日、完成したての提灯を吊るした。配線工事はこれからだが、灯が燈ると良い雰囲気が醸し出せるのではと思っている。
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2016-12-20 22:32:37 | Weblog
午前中は茶道の納め稽古があった。正月の初釜からあっという間に1年が経過したが、先生、Gikoohと家内、そして大切な方達と貴重なひと時を共有させて頂いた。更に子供茶道会も含めて無事に1年の稽古が終えられることを有難く思う。

午後からは新年の年始参り案内の発送を終え、今夜はとりあえずひと段落している。明日は納めの大師、法事、開眼、来客と1日中多用になりそうだがら、今夜はこの辺で。
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高野槇の御供

2016-12-18 23:07:03 | Weblog
午前中は法事があり、午後からは年始参りの案内文の作成と発送準備を始めている。火曜日までには終わらさねば。

写真は、数日前に御供え頂いた「高野槇」。平素は樒や菊を入れていることが常だが、高野山の高野槇はとても立派で、本堂の空気感が有難くなるような気がしている。
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日記

2016-12-17 23:03:41 | Weblog
3日ぶりの日替わりになった。師走は用事がとても多く、起床から就寝までの1日という時間は比較的長いと感じるのだけれど、1週間過ぎてみれば「光陰矢のごとし」で、12月も第四週に入る。

さて、先日から書きたかったホッと一息Timeのことを少々。Gikoohは久代に居住して17年。実に各方面の方々とご縁を頂き、出逢いを機縁に長い交友関係に繋がっている場合が多い。

12月になると御歳暮などの戴き物も多く、平素、質素倹約の生活を心掛けているGikoohファミリーにおいては、珍味が届けられると至福の食卓と化し、ホッと一息。平素はなかなか手を出すことが出来ない人気洋菓子店の焼き菓子、本場広島の牡蠣、金時人参、そして写真の岩国蓮根などなど本当に有難いことだと思う。岩国蓮根の送り主様は高校時代からの親友で、長年にわたり頂戴している。

戴き物は内容にもよるが、Gikoohはその殆どを先ず本堂のご本尊様に御供えし、送り主様とそのファミリーの健康を御祈願させて頂いている。

まだ色々書きたいが、急ぎの寺務があるので今夜はこの辺で。
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急な檀務につき

2016-12-14 22:24:13 | Weblog
今週は掃除を中心に平素の生活を過ごせるかなと思っていたけれど、急な檀務が入り昨日より多用になっている。檀務に万全の体調で臨むためにも、今夜は早く就寝しよう。ホッと一息のことは少々延期也。
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師走の声を聞く度に

2016-12-12 22:04:48 | Weblog
4日ぶりの日替わりになった。先週1週間はほぼ毎日檀務続きとなり、週が明けて平素の日常に戻っている。しかし、用事は多く、師走の声を聞くたび気持ちも少し競り気味になっている。そんな中で、先週は檀務の合間にホッと一息つく出来事もあり、また次回の日替わりで書こうと思う。
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12月8日はお釈迦さまが仏陀になられたことを記念する「成道会」(じょうどうえ)

2016-12-08 22:28:10 | Weblog
12月8日はお釈迦さまが悟りをお開きになられて仏陀と成られた日。この日、「成道会」(じょうどうえ)という仏教行事が全国各地の寺院で開かれ、勝福寺でも厳かに法会を行った。

この画は、鈴木出版の紙芝居『おしゃかさま❸おさとり』(脚本・絵―諸橋精光氏)の一場面。お釈迦さまが仏陀になられる以前の青年時代、様々な迷いや悩みと対峙し、6年もの間苦行に没頭されたが解決に至ることはなかった。(以下、百華苑の仏陀参照)それどころか苦行は、苦悩の解決を人間の主観的な心の満足へ逃げ込むことによって果たそうとするものであり、現実逃避の道であることに気づいたお釈迦さまは苦行を捨て去ることを決意。

しかし、苦行は決してすべてが無駄なことではなく、極限の精神状態を経験されたお釈迦さまは誰も及ぶことのできない強固な意志をきたえという。苦行を離れ、瞑想すること49日。すべての心の魔を降し、次第に心を統一され、12月8日の早朝、御年35歳で「目覚めたる人」「悟った人」という意味を指す仏陀となられた。

12月8日は仏教徒にとって特別な意味を持つ聖日だ。

お釈迦さまはそれから更に21日間瞑想された結果、人間の幸福実現のために悟りの内容を説くことが仏陀の使命だと考えられた。その後、仏教という偉大な宗教が開花することとなる。
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