勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

美しい仏前花

2019-10-30 22:48:09 | Weblog
平日ながら午前中は法事があり、午後からは大切な来客が続き、夕方は寺山の草刈りをした。写真は法事の際にお供え頂いた仏前花。勝福寺では各家にお花をご用意頂いているので、生花店も予算も様々。先日とは別の花屋さんだが、今回もまた美しかった。

さて、WEB勝福寺の方では、来る11月6日(水)に予定している「両部曼荼羅」「真言八祖」の開眼法会についてのご案内をUPさせて頂いた。

多くの仏様をお祀りして、世の為、自然の為に真剣に祈りたいと思う。
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溢れる仏の光

2019-10-27 22:23:00 | Weblog
昨年の西日本豪雨以降も各地で大雨や台風などの影響による被害が相次ぎ、犠牲になられた方々、被災されて不自由な生活を余儀なくされている方々に心からお見舞い申し上げたい。気候が目に見えて急変動している現状が気になる。

近年、自然界の威力が凄まじく、今後更に強大になるのではと危惧されている。Gikoohは朝夕欠くことなく神仏に安寧を願っているけれど、心配の種がなくならない。勝福寺は檀家寺であり、檀信徒の総菩提所であるから、住職の奉職は、檀信徒の先祖供養と勝福寺にご縁のある方々の教化活動になるだろうか。そして、久代という土地にある寺の住職として、広域に周辺の土地や人々を護らなければならないと思っている。

勝福寺では前々より仏様を図絵化した仏画と不思議な縁が立て続いている。まるで多くの諸尊が集結しているのではと感じることさえある。来月早々に、両部曼荼羅と真言八祖の開眼法会も控えている。その後も、繍仏の理趣経曼荼羅、繍仏の千手千眼観自在菩薩十三尊曼荼羅などお迎えする予定になっているが、勿論勝福寺のような小さな山寺にそれらを買い求める財産的な余裕などあろうはずもなく、不思議な導きとしか言いようがない。

以前にも書いたことがあるけれど、拝むことはパフォーマンスではない。仏様に魂をお迎えすれば、仏の光が溢れ生きた仏様となる。地方寺院の一住職の枠を超えて、広い意味で国の為に拝むことを促されているようにさえ思う。

恐らく、全国でこんな経験をしている僧侶はGikoohだけでなく、津々浦々にもおられよう。拝むことは一方通行では芳しくなく、仏様と通う心を感じることが大切なことだ。その術を身に付ける為には、日々の鍛錬を繰り返す以外に方法はない。

「広まれば薄まる…」という。Gikoohは総社市の僧侶だから、まずは地元と、檀信徒の為に拝ませて頂くが、来年には東京オリンピックなども控えているので視野を広げて拝まなければとも思う。しかし、広まれば薄まるので、関東は関東の僧侶、宗教家が一生懸命拝まれることを願っている。

「抜苦の術は正行にあらざれば得ず。」これはお大師様のお言葉だが、何事も辛い時こそ、横着することなく、正しい道を行く精神が大切だ。

床に就く前に書いているので、何を伝えたいのかまとまらないが、正しい道を歩む姿勢が環境を変えるということを書いてみた。
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お大師さまのご聖日に

2019-10-21 22:37:02 | Weblog
Gikoohが勝福寺へ入山以来思い描き続けてきた真言寺院に欠かせない「両部曼荼羅」と、密教を伝えた8人の祖師「真言八祖」像を、本年5月にお迎えすることが出来た。

両部曼荼羅は絵画にて、真言八祖像は繍仏で誂えた。この真言八祖像は、匿名の御寄進を頂き、曼荼羅と共に勝福寺の寺宝として伝えられていくことを願っている。
近年、頻発している自然災害は、各地に甚大な爪痕を残し、我々の周辺でもいつ発生するか分からない。Gikoohはお大師さまの一弟子として、愚弟ではあるけれども安寧の世を祈る日々だ。

昨年執行した秘鍵大師像の開眼同様に、両部曼荼羅、真言八祖においても鎮護国家、護持仏法、檀信徒守護や地域発展の一助として活用してまいりたい。

少々急なお知らせで申し訳ないのだが、来月11月6日(水)午後2時から本堂において開眼法会を修行致す予定だ。尚、法会中は外からのみの拝観となるが、法会終了後午後4時半まで、堂内において拝観頂こうと思う。(但し風雨の強い場合は、仏画保護のため堂内の建具を閉じさせて頂くがご理解を)

ご都合がよろしければどうぞ、ご参拝下さい。
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平穏な世になりますように

2019-10-19 22:36:43 | Weblog
午前中は小学生の子供茶道があり、今回は全員揃って賑わった。午後からは寺の総代会(役員会)があるなど、多用な1日になった。会議の内容はネットなどでは上げられないけれど、勝福寺は檀信徒の理解と協力体制が厚く、多くの方々に護り支えられていることを深く実感するものだった。

寺のあり方も、時代と共に刻々と変化していく。住職の考え方も十色だけれど、自身の姿勢を客観的に見た上で、少し先のことを考えて活動しておくことは必要欠くべからざる責務だと思う。

Gikoohは拝むことを先ず第一の姿勢としている。心静かに神仏と対峙している時に湧き出た想いを実生活の行動に移し、言葉にするよう心掛けている。心の根本が不浄ならば、例えば慈善活動も偽善活動となりえるし、心の根本をどのような方法で調えておくかは、すべての人にとっても大切なことではなかろうか。

心の根本を見つめる方法、あなたは如何に…
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和歌山の種なし柿

2019-10-18 22:35:44 | Weblog
今日は、高野山の友人より和歌山県の「種なし柿」が届けられた。Gikoohは高校・大学時代を全国から学生の集う高野山で生活していたこともあり、今なお、恩師、友人たちと親交深いお付き合いがある。この度は、高校時代の大切な友で、こうして気に掛けてもらえることを本当に有難く思う。

早速本堂に御供えして御本尊さまに報告し、友人のご家族の健康をご祈念させて頂いた。そして1つ食べてみた。和歌山の種なし柿の中でもこの柿は四角い形をし、つるんとした食感と上品な甘さはまさしく高貴なスイーツといった感じ。

因みに奥側にある菓子箱は、先日鹿児島からお見えになられたお客様より頂戴したお饅頭。もったいなくて簡単には封を切れないけれど、賞味期限が近づいてきたのでそろそろ…。

と、今夜は食べ物の話ばかりになった。

ところで、勝福寺では11月上旬に新たに本年新調した「両部曼荼羅」と「真言八祖」像の開眼法会を予定しているが、この行事については当日まであまり時間がないので早めにお知らせしたい。
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秋深まる

2019-10-17 22:22:07 | Weblog
11日ぶりの日替わりになった。近年頻発する自然災害は毎年威力を増し、何かが起こり得る可能性は全国同じで、用心に越したことはない。

以前に、今秋は閑かに過ごせればと理想を描いていたけれど、なかなか…。檀務も多く、私用でも人と会う機会が多いが、有難いことだと思う。

台風19号が去った後は一気に朝晩肌寒くなり、今夜は例年より2週間ほど早く火鉢の炭を熾した。煎茶の特に美味しい季節が深まってゆく。
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花は鮮度が一番

2019-10-07 22:45:07 | Weblog
週末に近づく台風19号の動きが心配だが、ここ数日は秋らしい爽やかな気候になっている。

今日は建具を夏の「葦戸」から「障子」に入れ替えたり、草刈りをしたり如常の1日。

先日、寺で上げ法事があり、施主様がお持ちになられた供花の鮮度がとても良かったので思わずシャッターを押した。活きの良い生花はその場の空気を凛とさせ、堂内の荘厳が一気に高まる。

Gikoohは私生活でも花が好きなので、部屋には四季を通して花を生けたり挿したりしている。また華道に携わっていることから、華道展に足を運び愛でることもある。

そこで感じること…。華道展の規模は様々だけど、一般的に数多くの花が展示され、それは見応えのあるものだ。でも、花の生命を感じるような鮮度の高い花もあれば、そうでない花もある。Gikoohはどんなに手の込んだ生け花よりも、鮮度の高さに心を寄せることが多いから。

生け花は、技術もさることながら、先ず生ける人の「花を思いやる姿勢」が一番で、その次は鮮度だと思っている。平素は倹約することは大切だけど、展覧会や、法事など一大事の時には可能な限りの背伸びは必要だと思う。

今夜は訳の分からい話題になってしまったが、つまり、鮮度の良い花は心を浄化させる魅力があることを書きたかった。
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10月になって

2019-10-02 22:31:41 | Weblog
昨日まで続いた残暑も何処へやら、今日はようやく過ごしやすい気候になった。

10月に入り、若干落ち着いたような感じもするけれど、11月にはまた大きな行事を控えているので、平素の空いた時間はチラシの原稿などを考えている。(詳細が決まり次第お知らせ予定)

その他は如常の1日。
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