勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

訪寺

2013-03-30 22:51:31 | Weblog
昨日は兵庫県神戸市の鏑射寺様を訪ねてきた。Gikoohが勝福寺へ入山(平成11年)して間もない頃、本山での研修会に参加、その時の講師が同寺のご住職、中村公隆先生だった。先生の講演内容に心を鷲掴みにされ、宗教家として歩む道の要点を多く学ばせて頂いたが、まずは自身の資質を見つめ直すために帰山後翌朝から毎朝の水行を開始した。以来今日まで1日たりとも欠かしていない。継続は力なりというが、このことは何をする上においても少なからずの自信に繋がっている。

この度の訪寺は、来週新たな門出を控えているGikoohの身内に、先生の著された書籍を書店やネットからではなく、直接お寺から求めたいと思った。直感で思い立ち、連絡もせずに訪ねてしまったので、もしやご不在かも知れないし在庫がなくても致し方ない、それはそれでご縁だと思っていたのだが皆様在寺で、書籍も無事に求めることが出来、更にはお茶とお菓子のお接待まで頂戴することになり、大変に有難い体験となった。

この日の様子は見聞記で近日up出来ればと思っている。

今日は午後から娘が通うYAMAHA音楽教室の発表会があり、聴衆として楽しんできた。参加者は保育園児や幼稚園児から大人まで年齢層も幅広く、皆とても日頃の稽古の成果がよく出ていた。
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毎月28日はお不動様のご縁日

2013-03-28 23:01:33 | Weblog
3日ぶりの日替わりになった。檀務に加え、来客等の所用も多い毎日となっている。

今日は午前中に護摩供を修し、午後からは如常の1日。
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勝福寺の桜が開花

2013-03-25 23:05:02 | Weblog
25日(月)、勝福寺のソメイヨシノが開花した。昨日までは暖かい気候だったが、今日は肌寒くなり、1日でも長く楽しむことが出来ればと願っている。

今日、明日と急な檀務のため今夜はこの辺で。
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勝福寺の新設駐車場が完工

2013-03-22 22:16:21 | Weblog
先週12日から始まった新設駐車場の工事は、本日無事に完工を迎えた。土地の御寄進を頂いた篤信者様、工事を受け持って下さった土木業者様、工事の期間騒音等でご迷惑を掛けしつつ深いご理解を頂いた近隣の方々に改めて感謝をしたい。勝福寺の門前に立派な駐車場が整備されたことで、一層活動の幅を広げることが出来るので有難い。

彼岸明けの明日23日(土)は今年度最後の仏教講話がある。4月から1年間は般若心経を取り上げ人生のテーマを考えてみたいと思っている。先月、今月と総社地域を中心とした「総社・暮らしのニュース」という折り込み広告で受講生の募集を行ったところ、各方面から問い合わせがあり、お申し込みも頂いている。まだお席に余裕があるので、ご希望者は今月末までにお問い合わせ頂きたい。
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3月21日は正御影供(お大師様がご入定なされた日)

2013-03-21 23:05:23 | Weblog
真言宗をお開きになられたお大師様(弘法大師空海)は、承和2年(835)3月21日に高野山にてご入定された。真言宗では毎月21日の聖日を御影供(みえく)といい、3月21日の正当日を正御影供(しょうみえく)といって、御掛や御尊像の御前で有難さを思い、報恩の誠を捧げる供養の法要を行う。

この日、全国各地にある真言宗寺院の多くでは法要が営まれており、勝福寺においても厳粛に正御影供を修した。お大師様の御影を拝せば、右手に五鈷杵という法具、左手に念珠をお持ちになられている。五鈷杵は五智という大日如来の5つの智慧を表し、それは法界体性智(大日如来の智慧は法界の根本)大円鏡智(大きな丸い鏡に一切がありのままに映し出されるようにすべてを明らかにする曇り1つない清浄な仏智)、平等性智(平等に照らし見る智慧)、妙観察智(衆生をよく観察して誤らない智慧)、成所作智(仏が自他のなすべきことを成就させる智慧)をいう。念珠は慈悲を表しいる。

お大師様がご入定なされてから1178年、今なお高野山の奥の院にて私達が何をしている時も五鈷杵と念珠をこちらに向けられ加持し、守護して頂いている。

真言宗の僧侶、真言宗の信徒、更に志のある人々はこのことを常に忘れてはならない。

明日は、勝福寺の新駐車場の写真をupしたい。
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勝福寺の白モクレンが開花

2013-03-19 22:04:43 | Weblog
春の彼岸を迎え、行く先々の至る所で生命の息吹を感じる頃となった。勝福寺の境内では本日19日に白モクレンが咲いた。純白で高貴な感じがする。

ここ数日のGikoohは来客も所用も多く、同時に寳燈展の準備も進めているので少々多用になっている。気分が落ち着けば同展の話も書きたい。今夜はこの辺で。
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じゃが芋を植える

2013-03-16 22:01:37 | Weblog
午前中は法事があり、午後からは如常の1日。12日(火)に着工した駐車場の工事は日毎に目に見えて進み、既に7割ほどは完成している。ダンプやショベルにローラー、とても騒音が激しいからご近所には多大に申し訳なく、早く竣工して静かな日常に戻ればと思う。勝福寺のある久代地区にお住まいの方々は理解が深く、本当に良い土地に住ませてもらっているなとつくづく思う。

夕方、畑仕事をした。土壌づくりをして肥を入れたら何日か落ち着かせるのが良いけれど、今回はすぐにその後でじゃが芋を植えた。メークイン、男爵、キタアカリ、デジマの4品種を1kづつ。野菜作りは気象の影響を受けやすいので、平穏であって欲しいと願う。
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点の連続は1本の線

2013-03-15 22:03:39 | Weblog
3日ぶりの日替わりになった。急激に暖かくなったり寒くなったり寒暖の差が大きいが、皆さまいかがお過ごしだろうか?それぞれに置かれた生活環境でくれぐれもご留意を。

一昨日は幼馴染の友達が来山し、3時間ほど雑談をして楽しいひと時になった。人生には幾つもの岐路があり、そのうち何回かは大きな決断を迫られる時がある。かつて智辯学園で勤めさせて頂いている折に、とても尊敬していた当時の理事長が「点の連続は一本の線」という話を生徒達に何度も話されていた。岐路に立たされた時、「今」を築いた過去の経験や下積み、そして人間関係が多分に作用し未来に影響するから、今という時間をいかに過ごしておくかが大事だと思う。そしてチャンスというものは度々巡らないものだが、しかしすべての人に平等に与えられているような気がする。ただそれを見極められるか、見逃してしまうかも、やはり今という時間をいかに過ごしておくかが鍵になるので大事だと思う。

昨日は寳燈展の案内を檀家さんや関係者様に送るための発送寺務を行った。彼岸頃までには全ての発送を終えたい。

そして今日は、午前中は満中陰の法事があり、午後からは石塔の開眼供養が2件あり、多用な1日となった。
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駐車場新設工事が着工

2013-03-12 22:40:47 | Weblog
勝福寺では本日から駐車場の新設工事が始まった。昨夏に篤信者様から土地の御寄進を頂き、各種の手続きを経ていよいよ着工の運びとなった。近年の勝福寺は、行事によっては現在の駐車場(約20台)では手狭となっていたが、今回新たに14~15台程分確保出来そうなので有難い。

Gikoohが勝福寺へ入山した時には、1~2台がやっとの状況で、その当時、上記とは別の篤信者様による土地の御寄進が機縁となって次々に工事が行われ現在の姿になっている。

心温かい檀信徒方の力強い支えのお蔭があり、寺本来の機能が発揮出来る現実を大変有難く思っている。
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実父の7回忌法要を終えて

2013-03-11 22:40:10 | Weblog
写真は勝福寺の紅梅。ほぼ満開を迎えている。

東日本大震災から今日で2年。改めてあの日の非現実な映像が滲み出るように思い返される。今なお仮設住宅や避難所で不自由な生活を余儀なくされておられる人も大勢おられ、そして原発が起こした無間地獄のような深刻な事故の影響はまったく色褪せることなく、それでもなお「再稼働」と慈悲の微塵も感じがたい公言をされる首相や政治家の面々に不信感を抱かざるを得ない。

震災後2年、先行きは依然として不透明な部分が多いのではないか。首相が日本という国の舵をどのように切るのかは存じないが、今が何とかなればそれで良いではなく、国を大事にしてきた先人達の精神を後世に伝えてもらいたいと切に願う。

さて、先週9日(土)はGikoohの実父の7回忌法要が生家の安楽院で勤められた。7回忌を迎え周囲の環境も大分変わったが、父の残した物事に対する考え方や自然美を愛する風流さ、そして情感的な人柄はGikoohが年を重ねるごとに身に染みるようになり、身内のことながら「九牛の一毛」に値する父だったと実感する。
そしてこの度は、兄から「茶席を開いてほしい」という話を聞き、勝福寺から釜や水指、棚などの茶道具類を色々持参して、寺院様、檀徒総代様や関係者様に茶道歴4年の未熟なお点前を披露させて頂いた。
茶室の会場となった客間からは岩坊亭が望めるが、この部屋は父の思い入れが深かった。「岩坊亭」というのは、林鶴山さんにより作庭されたもので、慈照寺のように山の傾斜を生かした自然美の庭だ。これはNHK岡山放送局や山陽新聞にも紹介されたことがある。

Gikoohがこの日のために勝福寺から汲んだ井戸水、京都から取り寄せたお抹茶、お菓子等の上品さと、水屋を手伝ってもらった家内の母や家内に助けられ、何とか無事に務めることが出来た。
ある寺院様の幾人様が帰り際に、時花に季節の移ろいを感じられたこと、練香のこと、釜の湯が沸く音、点前の風景等々、身に余る数々の言葉を頂戴したが、これはGikoohと家内がお世話になっている茶道の先生がいればこその感性なので有難いなと感じた。

昨日10日(日)は檀家さんの法事があった。約40名様ほども参席者様がおられ、Gikoohが実父を思うように、ご親族はそれぞれに故人様への思いがあり、遺族の思いが故人様へも供養として届くわけだから法事という会は本当に大事だと思う。

勝福寺WEBの表紙では、第4回勝福寺寳燈展のご案内をupしている。是非ご覧を。
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