勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

長らくお待たせしました。

2011-11-30 21:51:20 | Weblog
この2週間ほど、気象の不安定に伴って気温の上がり下がりも大きいので健康管理にはくれぐれもご留意を。

ところで勝福寺のPCがようやく戻ってきた。ハードディスクの不具合で、メーカーのSONYにて部品交換をしてもらった。お蔭で新品になったものの、ホームページやら何やらのデータ復旧をさせねばならず、しかし多用で今はその時間もなく、PCが安定して使えるようになるのはしばらく先になりそうだ。

いよいよ明日から12月に入る。Gikoohの11月は、檀務と来客があまりにも多かったので月初めは少しだけゆっくりしたいと思っている。茶を点てたり香を聞いたり、想像しただけでも心が和む。

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お知らせ

2011-11-15 21:10:30 | Weblog
Gikoohの日替わり法話をご覧のみなさま、ただいまGikoohのパソコンの調子が悪く修理に出す予定です。しばらく日替わりを更新出来ませんが、よろしくお願い致します。
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郷里の寺である安楽院の行事に参加

2011-11-13 22:22:20 | Weblog
午前中は法事があり、午後からは庭掃除や畑で玉葱を植えるための土作りをした。先日のLiveが終わってGikoohは平素の生活に戻っている。

さて、写真はGikoohの郷里である倉敷・安楽院の本堂内にて。座して修法しているのは兄。同寺は来年4月、10年に一度の大祭「御影供」を開催するに当たり、1年ほど前から様々な準備が行われている。その1つが、御影供までに「光明真言」を奉納する会が月に幾度か開かれ、多くの檀信徒が寺に集って約30分程住職の法話を聞き、その後1時間ひたすらに真言念誦を繰るのだ。光明真言には並々ならぬ仏力があるので、唱えられた方の功徳の深さは勿論のこと、来年4月を迎える頃の境内は、清浄聖域となっている。

この滅多にない善行に参加しようと、昨夜は勝福寺仏教講話の課外講話として、来られている方々約17名とお参りしてきた。50名を超える本堂内はとても良い雰囲気で、気持ちよくお勤めをすることが出来た。大勢で1つのことに集中するというこは、何かしら目には見えない有難さのようなものを感じた。もし、機会あればまた参加をしたいと思う。

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勝福寺ライブレポート(vol.11-結)

2011-11-11 21:38:49 | Weblog
写真はリハーサルの様子。

近年はiTunesやYou Tubeなど様々な媒体が充実し、音楽も気軽にダウンロード出来る時代になった。けれども、Gikoohはどんなに文明が発展しても(例えば)デジタル音源は平面的で、生のLiveは立体的だと思っており、立体的な本物に触れてこそ心は感化され、魂の浄化もそこにあるのではと思う。音楽に限らず、この感覚を知るか知らないかでは大きな差があり、また、人生にも影響があろう。何でも出来るだけ本物に触れて、平面的で閉塞的な人生にならぬよう道を拓いていくことが望ましい。

勝福寺では今後も本物に拘り、世界に通用するような企画を立てていきたいと思っている。次のLiveはまた、機縁が熟した時に開催したいと思う。

最後に、森田真奈美様、ザッククロワサル様、トーマスハートマン様、所属事務所様、勝福寺Liveにご来山になられた皆様、勝福寺Liveを支えて下さる地元の楽器店様、YAMAHA様、カノウプス様、Hibino様、地元の音響サポート店様、様々なことをお手伝い頂いたスタッフの皆様、食事会の料理にご尽力頂いたご婦人方、深く感謝申し上げます。
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本日、テレビ朝日「報道ステーション」に森田真奈美さんが生出演されます。

2011-11-11 08:08:54 | Weblog
本日11月11日(金)夜9時54分~のテレビ朝日「報道ステーション」に先日勝福寺へ来山された森田真奈美さん、Zak Croxallさん、Thomas Hartmanさんが生出演されることになりました。

震災8か月の今日、Gikooh自身もそうですが、平素とは何かしら違う心境で1日を過ごすことになりそうです。森田真奈美さんは天真爛漫な明るい女性です。その温かな人柄がきっと躍動感溢れる演奏に表現されると思います。

皆さま、どうぞご覧下さい。Gikoohも森田さん達3人の演奏から勇気と力を頂きたいと思っています。(11月11日朝8時)
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勝福寺ライブレポート(vol.11-転-2)

2011-11-10 21:34:40 | Weblog
今回のLiveはご来山頂いた方々に躍動感溢れ、尚且つメロディアスな音楽を聴いて頂くことと、音の響きが勝福寺のご本尊を通して東日本大震災や全国の被災地で犠牲になった方々の魂を供養すること、そして日本を勇気づけ元気にしたいという3つの願いがあった。

伽羅の香煙がゆっくりと空間をくゆる中、経文に音階をつけた「声明(しょうみょう)」という仏教音楽をGikoohの兄に独唱してもらった。会場全体は清浄さを増し、まさしく聖域ならではの空間になった。Gikoohは心が感化されるには環境も極めて大切と常に感じており、寺は絶好地の1つだと思っている。

声明が終わり、Manamiさん、ザック・クロワサルさん、トーマス・ハートマンさんが登場しLiveは開演。演奏技術は相当高く、しかも分かりやすくて新しい感じのjazzに聴衆は魅了された。報道ステーションのオープニング曲「I am」を生で聴いている時は、物凄く贅沢な空間にいることに高揚した。と同時に、このメロディーを受けたご本尊の身体から光明が発し、希望の光となって全国に届くように願った。Manamiさんはオリジナル曲のを中心にjazzのスタンダードまで幅広く披露され、あっという間に終わった。Manamiさん達の楽しそうに演奏される姿を見ているとこちらまで明るい気持ちになり、この度のLiveの成功を実感した。
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勝福寺ライブレポート(vol.11転ー1)

2011-11-09 21:41:37 | Weblog
さて、11月4日(金)、「I am japan tour」全5公演の3公演目としてメンバーが来山。ピアニストのManami Moritaさん、ベースのZak Croxallさん、ドラムのThomas Hartmanさん、そしてラブリングレコーズのマネージャーさんが、遠路はるばる総社市久代の勝福寺へ来山された。

Gikoohは岡山駅周辺のホテルまで迎えに行き、メンバーを勝福寺へお連れした。皆さんとても温厚で機転の利く素晴らしい人達だった。

到着後、恒例となった本堂にて般若心経とご真言を唱和、本尊様にメンバーのお姿をご覧頂き、Liveの成功を祈念した。その後、茶室にて一服のお抹茶を点てさせて頂いた。お抹茶、お菓子共にGikooh厳選のものだ。一服頂かれた後「もう一服いかがですか」とお尋ねすると、四名様共に頷かれ「美味しい」と絶賛して下さった。とても有難かった。それと、Gikoohはこの瞬間に彼女は大物になるなと直感した。心の落ち着きは、正しい考えを養い、そして正しい行動へ繋がる場合が多い。

その後お茶が終わり、いよいよリハーサルが始まった。演奏は凄いのに空気がとても円満で、心がとても緩む。そして午後7時開演。

転部分の続きは次回に。
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勝福寺ライブレポート(vol.11ー承)

2011-11-08 21:29:07 | Weblog
毎月8日は瑠璃光薬師如来のご縁日。東の方角におられる薬師如来は医王仏ともいわれ、名の通り医者の役目を担われている。健康祈願、或いは病気平癒など、ご縁日は瑠璃の光明を享受しやすいとGikoohは感じている。

今日は午前中に茶道の稽古があり、午後からは夕方まで来客の続く1日となった。

さて、今夜も昨日の続きで、起承転結の【承】を…。

今年3月11日、あの東日本大震災の日。Gikoohは凄まじい自然の力に恐怖を強く感じ、犠牲になられた方々、そこで生活をされる方々のことを思うと心配でたまらなく、ただ本尊様に祈る毎日だった。更にいつかは必ず起こるであろうと危惧していた原発の大事故も具現化してしまった。

Gikoohは大好きな音楽でさえも聴けないようになった。新聞を広げることも、テレビを付けることさえも億劫になった。しかし刻々と変化する状況を知るために、当時はニュース番組の中から何故かテレビ朝日の「報道ステーション」を見るようになった。

4月から報道ステーションのオープニングテーマ曲が変わり、毎夜聴くたびにGikoohの魂が揺さぶられた。震災関連の出来事ばかりで憂鬱だったけれど、オープニングテーマ曲の「I am」には大きな慈悲深さと包容力があり、この曲を作った作者を知りたくなった。

このブログを読まれた人がどう感じるかは分からないけれど、報道ステーションは現在のテーマ曲になって番組全体が脱皮したというか、各段に良くなった。

この「I am」の作者は、ニューヨーク在住のManami Moritaさんというjazzピアニストで、Manamiさんに1通のメールを送った。震災の不安な気持ちがManamiさんの音楽で救われていることを伝えた上で、スタジオでもないホールでもない、お寺という聖域で追悼の意も兼ねて演奏して頂くことを相談した。演奏を通してお寺に来山されたお客様が感化されることは勿論、音が本尊様の光明で震災で犠牲になられた方を供養し、被災地で生活される方々と復旧復興支援に当たられる方々の魂が活性化に通じることを願った。Manamiさんは快諾され、所属事務所の温かなサポートもあって実現することとなった。

勝福寺には「ザ・スーパーライブ・シリーズ」という企画がある。今回は10周年で、当初よりゲスト、音響、空間等々、世界のどこに出しても通用する高品質なライブを提供したいと2001年に立ち上げた。田舎の山寺ながら本物には拘りたかった。本物でないと、人の心は感化されないものだと思うから…。
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勝福寺ライブレポート(vol.11-起)

2011-11-07 22:12:49 | Weblog
今夜から4回に分けて、「Manami Morita Trio / I am ジャパンツアー」Live@勝福寺をupしていこうと思う。まずは起承転結の【起】から。

(第11回)勝福寺・ザ・スーパーライブシリーズが11月4日(金)に開催された。天候にも恵まれ、朝から夜まで快晴の1日となった。ピアニストの森田真奈美さんはGikoohの直感通り名実共に素晴らしいミュージシャンだった。早速、Manamiさんをゲストにお招きすることになった経緯やliveの感想を書きたいと思う。
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香合シリーズ(3)

2011-11-06 19:41:32 | Weblog
午前中は法事があった。法事を営まれるお宅はどこも大分と前から様々な準備をされ当日を迎えられる。Gikoohは毎々そのことを感じながら清浄になった仏前に座し、懇ろに故人を供養し、施主や親族の福徳が増すように念じている。最近は般若心経に説く彼岸に到る為の六つの修行方法「六波羅蜜」のお話をさせて頂く機会が多いが、それまで反仏教的な立場におられ、お寺や僧侶に不信を抱いていた人に感動して頂けた場合などは有難いと思う。

さて、明日から4回程に分けて勝福寺Live「Manami Morita I am japan Tour」を終えた感想をupしていきたいと思っている。4回なので「起承転結」の雰囲気で展開しようと思う。

先日から始まっている香合シリーズのこともなかなか書けないので、今夜は1つ紹介しておこう。今回の香合は「薬壺形」で素材は欅製だ。蓋の部分はネジでもなく、ゆるくもなく、絶妙な感覚で開け閉めの出来る不思議な香合だ。まさしく妙薬の出来てきそうな雰囲気である。お香好きな人でも見る機会の少ない形の1つだろう。
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