勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

夏野菜

2010-04-30 23:00:28 | Weblog
今日は寺報の発送、寺務、寳燈展の片付け、畑仕事と多用な1日になった。

農作業は何とかひと段落した。今年は例年のじゃが芋、トマト、プチトマト、ピーマン、おくら、かぼちゃ、西瓜、茄子、胡瓜、トーモロコシに加え、パプリカ(赤)、パプリカ(黄)、しそ、とうがらしを植えた。ちゃんと生育しますように…。

ところで、勝福寺では約1年間分の味噌をまとめて作るのだが、依頼していた味噌の仕込が出来たと総社市内になる麹屋さんから電話があって、夕方お店へ行った。勝福寺の食生活は裕福とは言えないが、Gikoohは毎日食する米、酢、味噌、醤油、塩、砂糖などには拘り厳選している。健康と精神を維持する上において、食生活は毎日の積み重ねに影響を及ぼす。お店の会長さんが新聞の記事を見て、寳燈展のことを聞いて下さった。メディアの力は凄いと改めて感心させられた。
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昭和の日

2010-04-29 23:32:13 | Weblog
4月29日は昭和の日。勝福寺では祝祭日には山門に国旗を掲げている。Gikoohが子供の頃はまだ、祝日になると四方八方で国旗を見てきた。でも、皆様も感じておられると思うが年々少なくなり、最近では珍しくなりつつある。

しばらくは寳燈展を振り返って、様々なことを書ければと思っているが、今日は「幟」について書きたいと思う。Gikoohは寶燈展開催の約2カ月前に規模の大小こそあれ別注の「幟」を作ることを思いついた。当日、ご来山者の多くに好評を頂けた。

「幟」「旗」「幕」等を見ると、私達は心がふあふあと明るくなった経験がないだろうか。久代では10月のお祭の季節になると、あちらこちらに大きな「幟」が立ち、それを見るたびに心は躍る。

今の世において「幟」等は平和の象徴ではないかと思う。多くの家で国旗を掲げたバブルの時代は細かいことを抜きにして日本は平和だった。今も勿論そうだと思いたいが、世の傾向と共に国旗の数も減少傾向にあることに一抹の寂しさを感じずにはおられない。

国旗は、ホームセンター等でセットで売られているので、是非GWにはGikoohと共に国旗を掲げましょう。
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毎月28日は不動明王のご縁日

2010-04-28 23:13:52 | Weblog
午前中は護摩を修した。いつにも増して参拝者多く、活気に満ちた。立ち昇る浄炎と向き合い、1つ1つの祈願札を懇ろに加持した。願主の願いが聞いて頂けますように…。

午後からは本堂の掃除と、寳燈展の片付けをした。大方済んだが、もう少し掛かりそうだ。

今回の展覧会では、各方面からお花やメッセージ、御祝など沢山の贈り物を戴いた。京都の香木店様からは、極上の伽羅と沈香を、同じく京都のお茶屋様からは約200人ものお抹茶を、地元のライオンズクラブ様や石材店様からは花篭を、お饅頭も老舗の名菓子を沢山戴いた。皆様の温かなお心遣いで、予想を遥かに上回る人出と上品な空間になった。非常に有難かった。

写真は寳燈展とは直接の関係はないものの、本堂でGikoohが毎朝修法をする際に座る「礼盤」という半畳台を地元の畳屋さんよりご恵贈戴いた。とても安定して座りやすく、拝むことに集中出来る。このことについては、以前のブログで書いている。皆様のお心遣いに恐縮している。
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寶燈展を振り返って

2010-04-27 23:07:15 | Weblog
思えば、本年の1月中頃に寳燈展の開催を思いついてから約3ヶ月の間、多用ではあったけれども、構想を思いつくたびに楽しくて充実した期間となった。

寳燈展は日本が長年培ってきた伝統文化に光を燈してその素晴らしさを再確認し、美意識を高め、更に心が清浄になることを願って提唱するものだが、それは茶道、華道、香道をはじめ、仏画や工芸品に到るまで対象となるものは広い。今回は勝福寺と深い関わりのある木工芸家(刳り物)、林鶴山さんの作品を取り上げ、第1回目の旗揚げとなった。

準備を進めていくうちに、Gikooh自身が思い描いていることが次々と実現化し、不思議さを感じると同時に眼に見えぬ偉大な存在の後押しを受けているような感がずっとあった。
お寺の役員さん達や檀家さんにも沢山お手伝い頂き、更にお茶席は表千家・裏千家の諸先生方のご協力を頂き、正式な一会にすることが出来た。
「伝統を今に生かし時代の一歩先へ」というキャッチコピーの精神を旨に、寺の住職として世の中や地域に何が出来るのかを考えていき、このたびの寳燈展は1つの試みでもあった。地元のメディア、山陽新聞で事前に紹介されたことが大きく影響し、わずか1日限りの展示で約300名もの来山を頂く盛況となった。

多くのご来山者があったことは非常に有難く、名刹でも古刹でもない一寺院の取り組みに倉敷市と総社市の両市長に来臨の栄を賜ったことは、これから取り組んでいこうとするGikoohの大きな自信にもなった。既にGikoohの頭のなかには沢山の構想が湧いているけれど、またその時期になれば具現化させていきたいと思っている。

明日28日は不動明王のご縁日。午前10時から護摩を修する予定なので、良ければ是非。
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寶燈展無事に閉幕

2010-04-24 23:41:07 | Weblog
勝福寺寳燈展~林鶴山さん木工芸の美~は約300名ものご来山を頂き、無事に閉幕した。ここまで盛況になったことを感謝し、大変に有難かった。林鶴山さんご夫妻をはじめ、総社市長、倉敷市長、檀家の方々にも大勢ご覧頂き、また新聞に事前掲載されたお陰で、広いエリアから多数お見えになった。

この感激を書きたいのだが、連日の準備で夜が遅く朝は早かったので、また頭も身体も平素の状態に戻ってから思いを書きたいと思う。
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毎月21日はお大師様のご縁日

2010-04-21 23:54:41 | Weblog
弘法大師のご縁日。朝、多用ながらも、じっくりと拝むことが出来た。

総社市内にある和菓子店のご協力のもと、お茶席で使う「ねりきり」の試作を五品提供して頂いた。有難い。こうして綺麗なお菓子を喰籠に置いてみると、大変上品になる。お茶の世界は奥ゆかしくて楽しい。
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寶燈展 御香のご協賛を賜る

2010-04-20 21:58:54 | Weblog
連日、寳燈展の準備を進めている。初めての試みは、わくわくしながらも手探りの繰り返しなので自分自身の深い勉強にもなっている。この日替わりも、もうしばらくは不定期になりそうだ。昨日は地元「山陽新聞」の取材もあり、寳燈展の前に1回、開催後に1回と計2回掲載して頂けることになった。非常に有難い。

ところで、写真は寳燈展の御祝にと「御香」を戴いた。勝福寺の寳燈展では日本の伝統文化全般を取り上げていければと考えていて、この度は林鶴山さんの作品展を中心にしながら、茶・花・香の奥ゆかしさも感じて頂ければと思っている。

作品を見て、煎茶や抹茶を飲む。床の間に眼をやれば、掛け軸、四季の生花、そして香炉には上品な香がくゆる光景。そんな環境に身をおけば、きっと心が洗われるだろう。

京都にある「山田松香木店」という老舗と勝福寺は、不思議なご縁で懇意なお付き合いをさせて頂いている。今回、御香をお贈り頂き、数日は本堂に御供えしていた。昨晩、包みを開封して感動で驚いた。当日、その御香を焚かせて頂こうと思っている。

寳燈展について、何分不慣れなため失礼なことがあるかも知れないけれど、内容は濃いので是非ご覧を。
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多用

2010-04-18 22:09:43 | Weblog
昨日は子供が通う保育園の参観日に行って来た。子供達の活き活きとした姿や先生達に接していると、何だかこちらまで元気を分けてもらえるような気がした。子供の成長を見ることは親としてこの上ない喜びだ。

夜は仏教講話がった。今回は地蔵菩薩のことを学んでいたのだけれど、何故これほどまでに民間信仰が広まったのか、お地蔵さまがお持ちになっている右手の錫杖や左手の如意宝珠のこと、六地蔵さまのことなどお地蔵さまのことを知れば知るほど奥深く感じられたのではなかろうか。少しの知識があるだけで、道端にお祭りされてあるお地蔵さまへの感じ方も違ってくる。

今日は午前中に法事、夕方は役員会、その合間には掃除や準備など多用な1日になった。
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有難い

2010-04-16 22:40:48 | Weblog
今日も早朝に草刈りをした。小雨が舞っていたが、少しずつでも作業を続けて24日を迎えたいと思っている。勝福寺の寳燈展では林鶴山さんの作品展に併設して、抹茶席(表千家・裏千家)、煎茶席、本堂では写経体験、床の間には伝統の生花(御室流)、香炉にはかなり高品質な沈香を燻らせる予定にしている。

今回の企画には、選りすぐりの企業やメディア、多くの方達のご協力を頂き開催への運びとなっている。

今日はお茶席の準備をした。大変有難いことに、勝福寺のお茶席やゲストを迎える際には常々お世話になっているお茶屋の老舗からお電話を頂き、お茶席で用うる約150名様分のお抹茶をご恵贈頂けることになった。その上、グレードの高い銘柄で、本物志向のお茶席に発展しそうな予感がしている。勝福寺のお茶席は、ご本尊様への供茶から幕を開ける。利休の「茶は仏事に通ず」という思いの原点に立ち、勝福寺ならではの茶事にしたい。

お饅頭は地元・総社で生産されたもの用いる予定だ。Gikoohとほぼ同世代の菓子職人が作るその和菓子は、素朴ながら味は奥深い。温かな人柄もさることながら、繊細な舌をお持ちだからこそなせる技なのだろう。来週早々にお菓子の試作を作って下さり、そこで決定したいと思う。

お抹茶やお香については、Gikooh自身が品質のグレードをおおそよ直感で分かってしまうので、京都の、しかも限られた店舗に頼っているが、地元主義のGikoohはお菓子や道具類はなるべく地元を利用したいと思っている。

第1回目の寳燈展なので到らぬ点、行き届かぬ点も多々あるかも知れないが、一見の価値はあるだろう。
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太陽光発電システムパネルを増設

2010-04-15 21:56:31 | Weblog
朝から草刈り、寳燈展の準備、世話人会用の資料作成等々、多用な1日となった。そして石畳修繕のために石屋さんも来られ、日毎に活気が増している。

ところで、昨日は太陽光発電システムのパネル追加工事が行われた。2005年に設置以来5年が経過し、6年目を迎えている。追加といっても設置場所と兼ね合いで4枚のみの増設だが、3,8kw(20枚)→4,56kw(24枚)になった。現在はパネルの性能が向上し、24枚もつければ大きな効果を生むけれど、勝福寺は5年前のモデルなので致し方ない。でも、環境保全には少なからず貢献出来ているとわけで思うと気持ちは明るい。

明日もまた寳燈展の準備を楽しみながら頑張ろう。
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