勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

1週間ぶりに

2011-08-29 21:57:35 | Weblog
1週間ぶりの日替わりになった。檀務や雑用、そして私用で出掛けることも多く、あっという間に毎日が過ぎている。

私用というのは、家族で始めた四国八十八か所巡礼の旅、高梁市のとある古刹で開催された夏祭りへの参加等々で、どれもGikoohの心を刺激する内容だったが、特に古刹の夏祭りは、現代人の私達が忘れかけている大切なことを呼び起こさせるものだと感じた。改めて紹介したいと思う。今夜はその写真を1枚。
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処暑

2011-08-23 21:27:17 | Weblog
暦の上では暑さがひと段落する頃。年々天候不順の傾向にあるから、二十四節季もその通りにならないことが多くなったけれど、今日は処暑を実感できる1日になった。

午前中に茶道の稽古があった他は如常の1日。夕方、お茶の先生から赤飯を頂いた。今年、Gikoohは調理器具の1つに蒸篭を加えたいと思っていて先生に色々と尋ねていたら、赤飯を作って頂けることに。蒸篭で蒸したもち米は焚いたものとは違い、本当に美味しかった。畑で作られた牛蒡も柔らかくて風味が良かった。

ちょうど夕方、ご近所さんから南京を頂いたこともあり、思わぬご馳走日になった。勝福寺では野菜食が中心なので、新鮮な野菜は有難い。
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茄子の美味しい季節

2011-08-22 21:59:32 | Weblog
午前中、林鶴山さんのお宅へ伺ってきた。先月、満の84歳を迎えられた。林さんとお話が出来ることはGikoohにとっては本当にかけがえのないひと時で、沢山のことを学ばせて頂いている。

夕方、畑で茄子と胡瓜を収穫した。茄子はこれからがシーズンに入るけれど、胡瓜はお盆の頃には終わる。勝福寺では時期をずらして植えている為にもうしばらく収穫出来そうだ。その茄子を天麩羅にしてもらった。焼き茄子にしても、何にしても美味しい。
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拝む設計図

2011-08-18 21:52:36 | Weblog
午前中はとある山小屋をお浄めする為、出掛けてきた。Gikoohは現地に入る前に、諸々の様子を伺って如何なる拝み方をすれば良いのかを組み立てを瞑想している。これは医師が処方箋を書くように、その場その場で状況はすべて違うので拝む設計図のようなものは大切なのだ。

午後からは別件での檀務があった。その他来客も多く、多用な1日だった。

昨夜辺りから、勝福寺の裏山では秋の訪れを知らせる虫達の音色が響き始めている。まだまだ日中の残暑は厳しいけれど、季節は移り変わろうとしている。
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徐々に日常の生活に戻りつつも

2011-08-17 21:30:10 | Weblog
お盆の行事はひと段落した。棚経も萬燈会も無事に終えたので少し休息をと思いつつも、諸祈願や檀務が多く、もうしばらく多用な日が続きそうだ。

それから、勝福寺では晩秋の11月、久々にThe superlive seriesを開催する予定だ。今年3月の大震災以降、滅入ったGikoohの心を鷲掴みにしたN.Y在住のピアニストとの出逢いがあり、liveの機縁に恵まれる運びとなった。その心奥に届く旋律をお寺という聖地で行い、1人でも多くの人に聴いてもらえればと思う。準備が整い次第、お知らせしたい。
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残暑厳しき折

2011-08-10 21:49:19 | Weblog
立秋とは名ばかりの残暑厳しき折、皆様はいかがお過ごしだろうか?ここ数日、総社でもかなりの炎暑になっているが、境内では蜩から夏の終わりを知らせるツクツクボウシに変わって鳴き始めている。Gikoohは棚経の全行程を無事に終え、お盆に向けての掃除をしている。今日は遠路から素敵なご家族のご来山もあり、Gikoohも和やかな心境になった。またお会い出来る日を待ち望みたい。

さて、お盆を迎えると菩提寺の僧侶を家に招いて祖先の精霊を祀るお宅も多いと察する。それに加え、餓鬼仏の供養のために水棚を作って施しをする信仰が津々浦々にある。お盆に迎える精霊は祖先と餓鬼仏(無縁仏等)に分けられよう。

これらの精霊を供養する為に、家には精霊棚を設け、家に入れない餓鬼仏の為に戸外に水棚を設ける。(真言宗ではこの餓鬼供養も重要視している)いずれかの棚を1件1件拝むから棚経という。棚の祀り方は各地方の風習を参考にされたい。近年は何かと簡素化の風潮があるけれど、昔は仏前に精霊棚、戸外には水棚を祀っていたと思う。先祖が言い伝えて来たことを子孫が引き継ぐことは大切なことではなかろうか。

Gikoohは毎朝4時半に起床して本堂で拝み、身支度を整えて7時前には寺を出発するという生活を行っていた。伺ったお宅の殆どで温かく迎えて下さり、気持ちよくお勤めをすることが出来た。Gikoohの場合、漠然と読経している訳ではないから仏前の雰囲気が良いと凄く有難い。

明日は、結集寺院の助法を始め、お盆の準備をする予定だ。お盆が終われば、風鈴の特集をしたいとも考えている。写真はその中から1点。Gikoohは今夏、とあることが機縁となり風鈴の魅力を初めて自分の美意識に取り入れることが出来た。日本人の季節感、蒸し暑さの中で涼を感じるための様々な工夫は、後世に伝えていかねばとつくづく思う。
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夏バテ予防策

2011-08-05 21:50:32 | Weblog
今日で勝福寺の棚経は5日目になった。生家の助法も加えると10日目になる。Gikoohはお蔭で体調も良く、集中力も持続出来ている。年配の檀家さんから土用稽古、寒稽古の話を伺ったことがあって、暑さ寒さの厳しい時に身体を鍛えておくと、夏には夏バテをせず、冬には風邪を引かないと教わった。

Gikoohはその言葉を実践すべく、この夏はお盆参りまでに身体を整えておこうと屋外での作務を多くしたが、お蔭で心身ともに調子が良く有難い。

写真は今朝、勝福寺を出発する時の様子。このバイクも12年目で、あちらこちら手が掛るようになったがメンテナンスを増やして大切にしている。
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夜空が美しい

2011-08-04 22:10:33 | Weblog
8月に入り、日毎に猛暑になっている。それでも昨年の同時期に比べれば幾分か過ごしやすく、そして8日は立秋になる。暑さはまだ当分の間続くだろうけれど、秋という響きに何処なしか心が和むようになっている。

Gikoohは今週から勝福寺の棚経を始めている。棚経のことは、また道中の様子を書ければと思う。1日の檀務、夕勤や食事、そして入浴後に夜空を眺めることが好きで、先ほども夜涼みをしていたのだが、三日月のお月様がとても良くて、しばらく見入っていた。吹く風は涼しく、少しずつ秋の気配を感じさせてくれる。

さて、写真の花は4歳の娘が今夜活けてくれた。生け花で残った小さな花を活け、トコトコ歩いて持って来た。「お父さんお花好きじゃろ?」という言葉が可愛かったが、それよりも平素の親の姿をよく見ているんだなと感心した。
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