勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

久々に

2011-03-29 21:32:23 | Weblog
12日ぶりの日替わりになった。皆様、いかがお過ごしだろうか。

Gikoohは地震の発生以来、平素の檀務や雑用を務めつつも、朝夕は本堂に籠って福島原発の収束や犠牲者の鎮魂、そして被災地の復興をただただ祈っている。

今日、テレビのニュースを見ていたら、この度の復興支援の為には日本のみならず世界中の140近くもの国々が多大な救援をして下さっていることを知った。そして更に増えているという現状に本当に有難くて胸が熱くなった。

この日替わりも、震災で抱えている様々な問題が落ち着くまで当分の間不規則になると思うけれど、なるべく書きたいと思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

希望

2011-03-17 21:11:58 | Weblog
Gikoohは真言宗の僧侶として、出来るだけ多くの時間を見つけて拝んでいる。心配なニュースもあるけれど、被災者の救援体制も徐々に整いつつあるし、必ず事態は好転すると信じている。

皆さん、気持ちを明るく前へ前へ進めましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心の在り方

2011-03-15 22:35:50 | Weblog
東北地方太平洋沖地震の発生から4日が過ぎた。震災の爪痕は凄まじく、とても他人事とは思えない。仕事をしていても、家事をしていても、何をしていても常に気にかかる人は多いと思う。福島の原発は大丈夫だろうか。あっけなく壊れた原子力発電に自然界は何を物語っているのだろう。そして人間に何を物語ってるのだろう。

勝福寺では4月23日に寳燈展の開催を予定しているが、今後の様子によっては延期・もしくは中止も検討せざるを得ないだろう。しかし、今はやろうと思っている。今回の震災で自分に出来ることを探している人は多い。Gikoohもその1人だが、Gikoohは寳燈展の茶席代や浄財を全額被災地へ寄付することにした。そのことによって、1人でも多くの生命が助かり、少しでも災害復興の足しになればいい。

そしてGikoohは僧侶だから、朝・夕・夜と犠牲者の鎮魂を祈っている。でもそれだけでは口先にしか過ぎす、色々な思いは具現化されないと意味はない。

寳燈展が単なるお祭りであれば迷うことなく自粛を決めたと思う。しかし、昨今は社会構造が不安定化し、人の心のあり方が問われ続けるようになっている。寳燈展にはたくさんのメッセージを込めているが、自分をよく知り、心を洗う空間を提供したいと思っている。心が健康だと、考えも行動も清くなる。これからの日本を支えるのは、まず健康な心を取り戻すことだと思っている。時代を昔に戻さないと、もっと大変なことになるから。

今、こうしている間にも時間は刻々と過ぎていく。悪い方へ進まず、良い方へ進んでいくように祈ってやまない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北地方太平洋沖地震

2011-03-13 22:11:28 | Weblog
自然界の圧倒的な力の前に、非常に多くの生命が犠牲になりました。時間を追うごとに甚大な被害の凄まじさは明らかとなり、本当に複雑で心が痛んでいます。

このブログをご覧頂いている人の中で、もし被災地で不自由な生活をされている人、ご家族やご親族、知人等が犠牲になられた人、衝撃が大きくお掛けする言葉も見つかりませんが、心からお見舞い申し上げます。勝福寺でも微力ながら何かしらの支えになれればと検討しております。

Gikoohは遠く離れた岡山の地からではありますが、突如として犠牲となられた非常に多くの生命の鎮魂と浄化を祈ってしばらくの期間拝ませて頂きます。そして、1人でも多くの生存者があることを切に切に願ってやみません。

被災地で避難生活を送られている方々、そして寒空の下で救援を待たれている方々、どうか希望の光が届くことを念じています。今はまだ、身の回りで起きることに戸惑われることの連続だと想像されますが、日にち薬というように時間が経過すれば必ず希望の光がさします。何とか辛抱されて窮地を乗り越えて欲しいと願っています。諸行無常…、良いことも悪いことも常に変化するものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日記

2011-03-10 23:01:17 | Weblog
如常の1日。今夜はいつも以上に夜が更けてしまったのでこの辺で。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

盛器

2011-03-09 21:59:54 | Weblog
6日ぶりの日替わりになった。3日以降、連日の檀務と来客続きに並行して寳燈展のチラシ制作に励んでいたが、今日ようやくひと段落した。あとは内容を見直して印刷するのみとなった。

今春4月23日(土)に第2回勝福寺寳燈展「林鶴山さん~木工芸の美」を行う。昨年の寳燈展は予想を大きく上回る盛況となり、今一度、林鶴山さんの作品展をというお声を多数頂戴したことから、第1回目に続きこの度も昨年同様の内容となった。昨年とは飾り方の雰囲気を少し変えようと思っているが、作品を少し減らしてすっきりさせたい。

伝統文化の多くが時代の変遷期に迷い、伝承者の人口も減少傾向にある。

伝統を重んじた本物の道具、茶葉を厳選した抹茶、その場の雰囲気を壊さぬ気品のある和菓子、自然が創りだす時花、言葉で表現出来ない心の安らぎを誘う御香など、日常なかなか味わえぬ空間を寳燈展では提供したいと思っている。チラシが出来たら、勝福寺WEBでupしたい。

写真はチラシの表紙に掲載する「欅拭漆 盛器」というお道具だ。日本伝統工芸展の木竹工部門を見ても似たような作品はなく、林さんの群を抜いた技術が感じ取れる逸品に仕上がっている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上巳の節句 ひな祭り

2011-03-03 21:35:27 | Weblog
如常の1日ながら、昨日からようやく寳燈展のチラシ制作に集中している。今は取り込んでいるので、日替わりは落ち着くまでしばらくお待ちを。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする