勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

山門の修繕工事(13)袖門に垂木を流す

2022-07-20 22:06:03 | Weblog

午前中は護摩供があった。平素はお不動さまの縁日である28日に勤修するのだけれど、今月はGikoohの都合で今日に変更させて頂いた。それでも、いつもお参り頂いている信仰深い方々にお集まり頂き有難かった。

山門の修繕工事は、袖門に垂木を流すところ。少しずつ形が見えてきた。

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山門の修繕工事(12)袖門の接合

2022-07-19 22:58:54 | Weblog

午前中は(大人)茶道のお稽古があった。今週末には小学生の子ども茶道教室があるけれど、Gikoohは来週からお盆の棚経が始まるので、間もなくお稽古はしばらくお休みになる。

山門の工事だが、今回の写真は18日の分で、袖門を接合するところ。

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お大師さまの御誕生所、善通寺さまを訪ねる

2022-07-18 22:20:30 | Weblog

今日18日は旗日「海の日」。小2の息子や信心深い実家の母を誘い、計4名で香川県の善通寺さまへ出掛けて来た。

来年、令和5年は弘法大師(お大師さま)の御誕生1250年という慶賀年を迎えるにあたり、勝福寺においても細やかな御誕生会(ごたんじょうえ)を勤修する計画を立てている。そこで、御誕生所として有名な善通寺さまにて、約1年前の境内の雰囲気をまず実感しておきたいと思った。実物を見て参考にしたい物もあってとても良かった。何より境内が清浄で、有難い気持ちになった。

 

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山門の修繕工事(11)

2022-07-17 22:12:51 | Weblog

今日は午前中に法事があった。ご家族や内々の親族の少人数であっても、平服ではなく礼服を着衣されて臨まれる義に感動し、清浄な空間で気持ちよく読経をすることが出来た。

さて山門の工事だが、今回の写真は13日の分で、屋根を覆うための屋根をつけた。

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山門の修繕工事(10)

2022-07-16 22:29:16 | Weblog

山門の工事関連の日替わりブログを整理するのに番号を振りたいと思っていたところ、案外あっさりと作業終了。写真は12日(水)の様子。屋根の上部を覆うための上を増やそうとしている場面。

今日は夜に中高生の茶道教室があった。皆楽しく通ってくれているみたいで有難い。

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山門の修繕工事(9)垂木を並べる

2022-07-14 22:24:12 | Weblog

山門の工事はそのうちに番号を付けてまとめたいと思うのだけれど、いずれまた。たぶん…。

写真は11日(火)の様子。垂木を並べた。建物らしくなってきた。

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山門の修繕工事(8)

2022-07-13 23:09:21 | Weblog

朝勤でみ仏に手を合わせて今日1日の安全を祈り、夕勤では今日1日の無事を感謝する。些細なことだけれど、心を込めてこれを習慣にするだけで毎日は活気に満ちてくる。

さて、山門の修繕工事は今日も着々と進んでいる。写真は7月10日(日)の様子だ。

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山門の修繕工事(7)構造材の立ち上げ

2022-07-11 21:43:37 | Weblog

~お大師さまの御教えに学ぶ~

「道(い)ふこと莫(なか)れこの華(はな)  

今年発(ひら)くと まさに 知るべし

往歳種因(おうさいしゅいん)を

下すことを 因縁相関して

枝幹聳(そび)ゆ 何(いか)にいわんや    

近日早春に遇(あ)ふをや

『拾遺雑集』(七)

【大意】この花は今年にわかに咲いたのだと思ってはならない。往年に種が撒かれたからこそ、今、花をつけていることを知らねばならない。過去の因縁がととのって枝幹が伸び、この春に咲いているのである。

現代社会が抱えた闇は、広く警鐘を鳴らしている。日本全土で闇の世界が次々と表面化されてきたけれど、現実と向き合って行かねばならない。昨日は参院選があった。特に政治家は重要な事柄を左右する舵を握っているわけだから、初心を忘れることなく賢者であって欲しい。Gikoohは住職という職業柄、字の如く寺やその周辺で人生の大半を過ごす日々を送っているけれど、この立場を生かして地域のために出来ることを模索している。

人生、どの地点からも良い種、良い魂を持つことによって必ず、それぞれの立場の花を咲かせることが出来ると思うので、Gikoohは良い種を撒けるような活動を心掛けたいと思う。

Gikoohの年齢は49歳。寺の法要に出仕しても坐る席はほぼ真ん中になった。中間的な年齢の立場から年上の考えも年下の流行も、光と闇のどちらの世界も中立的に観ることが出来るようになった。

どんな環境で生活していても、どんなに悶々としていても、人を妬むようなことが決してあってはならない。良い種に接することさえ出来れば、あとは太陽と水のように周囲の環境が支えてくれるというものだ。逆にどんなに幸せそうに見える人でも、その人の心奥には誰にも言えない闇を抱えていたりすることもある。いずれの人も、良い種に接すること、良い縁に巡り合うことを心掛けられたい。

今日は山門の工事の続きを。先日7日から、構造材の立ち上げが始まった。新築ならば容易なことも、古材の再利用があるので結構難しいらしい。完成に向かって進んでいる。

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仏法の再生を願って

2022-07-09 22:54:32 | Weblog

弘法大師(お大師さま)の『秘蔵宝鑰』第四に、(現代語訳)「釈尊の涅槃から千年間は戒を守る者が多く、次の千年間は戒を守り、徳を積む者が少なくなり、現今に至っては世の中が濁り、人々の信仰は愚劣である」と書かれている。

お釈迦さまの涅槃から二千五百年以上が過ぎ去った今はどうだろうか。令和の時代は天変地異が頻発し、疫病が流行り、人の情も薄らいできた感がある。

昨日、元首相で安倍晋三氏が銃撃により逝去されるという痛ましく悲しい事件が発生してしまった。Gikoohも心から、頓生菩提をお祈り申し上げたい。以前からそうだけど、近年の日本は道徳が乱れ、社会の礼節も廃りつつある。あぁ、何と悲しいことか。

話題を変えるけれど今夜は、地域のコミュニティについて考察したいと思う。現代社会が抱える問題の一背景でもあるような気がするので、何かしら感じて頂ければ有難い。これは前にも述べたことがあるけれど、Gikoohが住まいをする地区には地域の伝統行事「お大師講」といって、お大師さまを拝む慣習がある。

この地区は住宅団地も含めて、現在の世帯数は千件を超えていると思う。団地が出来る以前の世帯数は約五百件ほどで、勝福寺の周辺に限っていうと20の講組合が結成されている。地域柄、真言宗徒が多いけれど、宗旨の垣根を超えて参加されているのは、日本人らしいというか素晴らしいと思う。

古来は、毎月21日の弘法大師(お大師さま)の日、御影供に合わせて、各講は前夜祭である20日にお大師講を行っていた。しかし、時代の流れと共に20日に限定されないようになり、毎月から隔月へ、半年に一度、そして年に一度など、随分様子が変わるようになった。

Gikoohが所属する講組合は、近年のコロナ禍の煽りを受けて、月一から三か月毎の開催になっている。だがそれでも、活動が続けられているので有難いと思わなければならない。

お講の日には、掛軸のお大師さまを祀り、お茶湯と簡単な御供をして拝み、その後はお大師さまが見守る中、地区の連絡事項や談話が行われる。三か月に一度しか顔を合わせない人もあるから、お互いの様子が分かる機会があることは何かと良いものだ。コミュニティーの中でのお講は、人々の和の大切さが物語られている。

しかし、組合によっては組合そのものは存続していても、お大師さまを拝む行為が消滅している地区もある。それには諸事情があるのだけれど、Gikoohはお大師講をなくすのではなく、時代は波があるのだから将来事情が好転した時に備えて「一旦休止」などの対応策で凌いで欲しいと願っていた。これは地区の子ども会などでも同じことが言えると思う。一旦なくしてしまうと、復活は難しいのだ。

お大師講もそうだけど、先祖から継いできた山林や田地も身勝手な理由で簡単に売買し、自然破壊をする時代、明るさに慣れてしまい闇の世界を知らない時代、足ることを知らず贅沢を貪る時代、子どもが成長すれば親世代と別居するのが当たり前のような風潮、自分の頭で考えてしっかり身体を動かして遊んでおかなければならない時期に、遊べなかった人達…、書きだせばきりがない。

目先の欲望に翻弄されてはならない。智恵と慈悲のバランスのとれた人間でなければならない。

人生も社会も環境で大きく変化する。Gikoohはお釈迦さまや、お大師さまの御教えである「仏法」に寄り添って、国や人の情が再生されることを願っている。

今夜は、色々なことに想いを巡らせていたら、文章がまとまらなくなってしまった。どうか、社会全体が正常になって明るくなって欲しい。

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大賀蓮

2022-07-06 22:05:09 | Weblog

何かと所用が多く、暑さに身体もまだ完全には馴染んでおらず、日替わりも6日ぶりになった。

ところで、大賀蓮が次々と開花を始めている。Gikoohは栽培が不器用なのと、甕や鉢が小さいので大きな花は咲かせないけれど、それでも境内のあちこちで蓮を愛でることが出来る。蓮って本当に美しい。

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