勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

青空戻る

2024-08-31 21:55:09 | Weblog

いよいよ8月も今日で終わり、明日から9月になる。迷走状態にある台風10号だが、もうしばらく国内に留まりそうだ。勝福寺の周辺はお蔭で無事だったが、各地で被害に遭われる方々には心からお見舞い申し上げたい。しかし、次回の台風は明日は我が身かも分からないので、神仏や自然界への祈りを続けたい。

ところで、勝福寺ではお参りでご来寺された方々の為に、本堂前に献灯献香台を設置させて頂いている。ここで用いるお線香は高野山奥の院の御廟と同じもの。些細なことかも知れないけれど、勝福寺からでも高野山のお大師さまを感じて頂ければ有難い。

 

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台風の接近に伴い天空の雲達を拝む

2024-08-30 14:23:49 | Weblog

台風10号による被害が各地で広範囲に及び発生しているようだ。天候の概念が以前とは随分異なり、災難に見舞われる頻度が増えている。しかし、これから先も更に拍車を掛けて自然環境は変化してくるだろう。それでも私達は生きていかねばならない。

本ブログを書いている現在の時刻は、およそ午後2時20分。空は時折雨が降るものの、ほぼ小康状態。台風の接近に伴い、今夜辺りから勝福寺上空も雨風ともに影響を受けてくるとの予報なのでGikoohも昨朝から天空の雲達に無事を祈っている。Gikoohが若い頃に、聡明な和尚様より「雲への祈りは通ずるから」と学び、弘法大師(お大師様)の秘法に合わせて天空に思いを馳せている。

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地蔵盆前夜

2024-08-23 22:01:47 | Weblog

毎月24日はお地蔵さまの御縁日だが、8月はお盆月ということもあり8月の御縁日にあたる24日は「地蔵盆」と称して、懇ろに供養する日だ。

その前夜となる今日23日、提灯を吊るして供物の前で御経をお唱えした。地蔵盆のことは2020年のGikoohの日替わりブログで述べたことがあるので、良ければ是非。

 

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毎月21日はお大師さまのご聖日

2024-08-21 18:58:57 | Weblog

今週は檀務続きの1週間になっている。8日の宮崎県での地震発生以降、ほぼ予測通り地震が何度か続いたけれど、現在は少し落ち着いている感がある。しかし油断は禁物なので、次回の地震に備えたい。

今日21日は弘法大師(お大師さま)のご聖日。自然界のこともそうだけど、気掛かる世相の波動が修正されるように拝んだ。お膳(料理)の内容は恥ずかしいので載せないけれど、勝福寺では毎月21日のご聖日、御影供にはお膳をこしらえて御供している。一応、高野豆腐の煮物や胡瓜の酢のモノなどの精進料理だ。お大師さまが御入定されている高野山奥ノ院の御廟では、毎日朝と昼の2回、お膳が御供されているのだから本当に有難い。

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静寂

2024-08-17 21:54:29 | Weblog

夜明けの本堂。静寂な境内には蜩や鳥の声が木霊して何とも幽玄的だ。夏の終わりが近づいていることを知らせるテッポウ百合も清楚で美しい。Gikoohは美しいものや美しい音楽に触れると心が感化され、豊かで落ち着いた気持ちになる。ところが近年は時間さえあれば、スマホやゲームの画面ばかり操作している人も少なくないと思うけれど、Gikoohから言わせれば実にもったいないと思う。世の中は美しいもので溢れている。限られたこの世での時間を無駄に費やしてはもったいない。

さて、先月の勝福寺音楽祭に始まり、お盆の一連の行事がひと段落し、今日は畑仕事が出来た。実に1か月以上草を取れていなかったので、凄いことになっていたけれど4時間ほどで元通りになった。草林の中でも、トマトやオクラに茄子の生命力は強くて沢山収穫出来た。

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万燈会を開催

2024-08-15 23:26:32 | Weblog

「虚空尽き 衆生尽き 涅槃尽きなば 我が願いも尽きなん」

『弘法大師物語』(新居祐政著)を参照して述べれば、天長9年(832)8月22日、59歳になられたお大師さまは高野山において初の万燈万華会(まんどうまんげえ)を修された。その会の趣旨を述べられた願文に、この有名な文句が出てくる。

万燈万華会といえば、仏や菩薩に多くの燈明と花を供えて祈念する法会。加えて、滅罪生善や所願成就を祈願する行事だ。お大師さまは、宇宙全体がある限り、衆生済度の行が無用になりすべての生命が幸福な悟りの世界に及ぶまで、私の願いも永遠に尽きることはない、という壮大な意味で実に身の引き締まる思いがする。

勝福寺では、万燈会の開催をお檀家よりご提案頂き、平成22年より行っている。お大師さまの威徳に肖りたい、多くのご先祖や無縁仏を供養したい、そして何より、地域の人々を繋ぐお盆の風物詩として定着させたいという思いから開いているけれど、今年は多くの人に参拝頂いた。有難い。

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迎盆

2024-08-13 21:51:17 | Weblog

棚経は全工程を無事に終えた。お檀家の皆々様には、ご丁寧なご対応を頂き感謝申し上げたい。昨日までに本堂や墓所の掃除も終え、お盆を迎えることが出来た。有難い。

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無事を祈りたい

2024-08-12 21:14:55 | Weblog

8日に宮崎県で発生した大地震を機に、気象庁は南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表している。何も起こらないことを祈りたい。

Gikoohは気学開運学会所属の運命鑑定士でもあるのだが、気学的の線路で鑑れば、物事は4日目、7日目、10日目、13日目、或いは4か月目、10か月目、13か月目の周期で動いており、この度の地震発生日を起点として近々の日でいえば8月14日、8月17日、8月20日の周辺は留意しておいた方が良いように思う。月でいえば、12月、翌2月、翌5月、年でいえば4年後、7年後…と考えれば良いだろう。しかし、地震も大地の鼓動なのだ。憂いてばかりでは心身にも良くないだろう。南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を受けて何か落ち着かないお盆になっているけれども、正しく恐れて多すぎる情報に惑わされないようにすることが肝要だろう。とにかく何も起こらないことを祈りたい。

ところで、勝福寺の棚経は初盆をお迎えになるお宅以外へはすべて回り終えることが出来た。残すところあと1日頑張りたい。

そして今年の棚経は、丸亀団扇を1本ずつお配りさせて頂いている。これは先月開催した阿部海太郎さんの「夏の夕暮れ演奏会」の際に制作頂いたもので、図柄が素敵なのでお檀家にも是非、と思った次第だ。これが、思わぬ多くの反響があって有難かった。

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先人の智恵と技

2024-08-10 21:41:36 | Weblog

写真は烏梅(うばい)を煎じているところ。烏梅のことは過去の日替わりブログでも、寺だより「徹林」でも述べたことがあるので割愛するけれど、これを服用すると身体の疲労が軽減しているのを実感する。いつも煎じているわけではないけれど、棚経の期間は朝晩の服用が日課だ。量は1回にお猪口一杯くらいだろうか。烏梅という食品。昔の先人の智恵と技は本当に高遠だと思う。

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あと一息

2024-08-09 20:29:56 | Weblog

震度6弱以上の地震は今年、2024年になってから4回、震度5強以上では13回。近年の地震発生率の頻度の高さが私達に問いかけているものを考えたい。Gikoohも備えを再確認したい。

さて、今日も棚経の1日。久代の田舎道を駆けり、山中を駆けり、土手を駆けりながら様々なお檀家のお宅へお邪魔している。お盆まであと一息だ。

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