勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

重陽の節句

2024-09-09 22:30:04 | Weblog

9月9日。今日は重陽の節句。所用多く、丁寧には生けられなかったけれど、菊を生けて無病息災を祈った。一年の節目に思いを致せば何故か充実した気持ちになる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残暑続く

2024-09-05 22:01:59 | Weblog

朝晩は秋の気配を感じられるようになった。日中の残暑もあと少しの辛抱だ。今日は義兄のお寺で3回忌(大祥忌)の先師忌(先代住職)があり出仕、懇ろに供養・読経させて頂いた。博学だった先代は僧侶として模範のようなご生涯を送られ、一日の殆どを掃除の時間に充てておられたお姿は印象深い。法務の時は凛としておられたけれども、平素は温厚で、かつてGikoohは夕飯やお酒をご馳走になったことも幾度かあり、懐かしい思い出になっている。

明日は寺務と草刈りをする予定。そして週末は新学期を迎えて子ども茶道の再開、檀務と多用になってくるので健康に留意したい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

防災の日

2024-09-01 21:48:19 | Weblog

今日は防災の日なので、発電機の試運転をしたりかまど等のチェックをした。そして、暑さも少し和らいできたので、久々に草刈りを再開した。

実際大きな地震に襲われると何も思うようにはならないかも知れないけれど、例えば、浄化槽を数日間は稼働させる電源と、冷蔵庫や照明、ラジオの電源は必要かなと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青空戻る

2024-08-31 21:55:09 | Weblog

いよいよ8月も今日で終わり、明日から9月になる。迷走状態にある台風10号だが、もうしばらく国内に留まりそうだ。勝福寺の周辺はお蔭で無事だったが、各地で被害に遭われる方々には心からお見舞い申し上げたい。しかし、次回の台風は明日は我が身かも分からないので、神仏や自然界への祈りを続けたい。

ところで、勝福寺ではお参りでご来寺された方々の為に、本堂前に献灯献香台を設置させて頂いている。ここで用いるお線香は高野山奥の院の御廟と同じもの。些細なことかも知れないけれど、勝福寺からでも高野山のお大師さまを感じて頂ければ有難い。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風の接近に伴い天空の雲達を拝む

2024-08-30 14:23:49 | Weblog

台風10号による被害が各地で広範囲に及び発生しているようだ。天候の概念が以前とは随分異なり、災難に見舞われる頻度が増えている。しかし、これから先も更に拍車を掛けて自然環境は変化してくるだろう。それでも私達は生きていかねばならない。

本ブログを書いている現在の時刻は、およそ午後2時20分。空は時折雨が降るものの、ほぼ小康状態。台風の接近に伴い、今夜辺りから勝福寺上空も雨風ともに影響を受けてくるとの予報なのでGikoohも昨朝から天空の雲達に無事を祈っている。Gikoohが若い頃に、聡明な和尚様より「雲への祈りは通ずるから」と学び、弘法大師(お大師様)の秘法に合わせて天空に思いを馳せている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地蔵盆前夜

2024-08-23 22:01:47 | Weblog

毎月24日はお地蔵さまの御縁日だが、8月はお盆月ということもあり8月の御縁日にあたる24日は「地蔵盆」と称して、懇ろに供養する日だ。

その前夜となる今日23日、提灯を吊るして供物の前で御経をお唱えした。地蔵盆のことは2020年のGikoohの日替わりブログで述べたことがあるので、良ければ是非。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毎月21日はお大師さまのご聖日

2024-08-21 18:58:57 | Weblog

今週は檀務続きの1週間になっている。8日の宮崎県での地震発生以降、ほぼ予測通り地震が何度か続いたけれど、現在は少し落ち着いている感がある。しかし油断は禁物なので、次回の地震に備えたい。

今日21日は弘法大師(お大師さま)のご聖日。自然界のこともそうだけど、気掛かる世相の波動が修正されるように拝んだ。お膳(料理)の内容は恥ずかしいので載せないけれど、勝福寺では毎月21日のご聖日、御影供にはお膳をこしらえて御供している。一応、高野豆腐の煮物や胡瓜の酢のモノなどの精進料理だ。お大師さまが御入定されている高野山奥ノ院の御廟では、毎日朝と昼の2回、お膳が御供されているのだから本当に有難い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

静寂

2024-08-17 21:54:29 | Weblog

夜明けの本堂。静寂な境内には蜩や鳥の声が木霊して何とも幽玄的だ。夏の終わりが近づいていることを知らせるテッポウ百合も清楚で美しい。Gikoohは美しいものや美しい音楽に触れると心が感化され、豊かで落ち着いた気持ちになる。ところが近年は時間さえあれば、スマホやゲームの画面ばかり操作している人も少なくないと思うけれど、Gikoohから言わせれば実にもったいないと思う。世の中は美しいもので溢れている。限られたこの世での時間を無駄に費やしてはもったいない。

さて、先月の勝福寺音楽祭に始まり、お盆の一連の行事がひと段落し、今日は畑仕事が出来た。実に1か月以上草を取れていなかったので、凄いことになっていたけれど4時間ほどで元通りになった。草林の中でも、トマトやオクラに茄子の生命力は強くて沢山収穫出来た。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

万燈会を開催

2024-08-15 23:26:32 | Weblog

「虚空尽き 衆生尽き 涅槃尽きなば 我が願いも尽きなん」

『弘法大師物語』(新居祐政著)を参照して述べれば、天長9年(832)8月22日、59歳になられたお大師さまは高野山において初の万燈万華会(まんどうまんげえ)を修された。その会の趣旨を述べられた願文に、この有名な文句が出てくる。

万燈万華会といえば、仏や菩薩に多くの燈明と花を供えて祈念する法会。加えて、滅罪生善や所願成就を祈願する行事だ。お大師さまは、宇宙全体がある限り、衆生済度の行が無用になりすべての生命が幸福な悟りの世界に及ぶまで、私の願いも永遠に尽きることはない、という壮大な意味で実に身の引き締まる思いがする。

勝福寺では、万燈会の開催をお檀家よりご提案頂き、平成22年より行っている。お大師さまの威徳に肖りたい、多くのご先祖や無縁仏を供養したい、そして何より、地域の人々を繋ぐお盆の風物詩として定着させたいという思いから開いているけれど、今年は多くの人に参拝頂いた。有難い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

迎盆

2024-08-13 21:51:17 | Weblog

棚経は全工程を無事に終えた。お檀家の皆々様には、ご丁寧なご対応を頂き感謝申し上げたい。昨日までに本堂や墓所の掃除も終え、お盆を迎えることが出来た。有難い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする