勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

初不動

2022-01-28 19:17:33 | Weblog

1月28日。初不動。朝9時から今年初めての護摩供を勤修した。ここのところ「願い事」を書いた祈願札は毎月50枚超と上調子で有難く、特に今月は新型コロナのオミクロン株のことや、入学受験シーズンとも重なって計63枚を御加持させて頂いた。如何なる願い事も、「勝福寺」という寺の名の通り、福が勝ってお蔭を受けて頂けますように…。

さて、この写真は昨年末12月28日の納め不動で撮影した火焔。こんな火焔が目前に現れ出すとGikoohもいつも以上に緊張するけれど、Gikoohは真言宗の僧侶なので頑張りたいと思う。しかし、本堂内の荘厳具に遠慮しながら片隅での修法…。本当は護摩を焚けるような環境ではないから早く護摩堂を建立して、お不動様をご供養させて頂きたい。

1月も間もなく過ぎ去ろうとしている。次々と行事があり、初護摩も無事に終わり、今度の大きな行事は2月3日の星供(厄除け祈願祭)だ。勝福寺の星供は一人一人の生年月日に合わせてカルテのようなものを作成し、木札も御守の内札も手書きなので準備に要する手間が少し掛かる。掛かるけれど、効能を実感して頂きたいので、こちらも頑張りたい。星供も今年は過去最高の56名様よりご依頼頂き有難い。

体調管理に留意して、疲れがたまらぬように、夜は早く寝なければ。

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寺の役員会終了

2022-01-23 22:16:19 | Weblog

今日は寺の世話人会(役員会)があった。世話人会では会計報告に加え、現在は山門の修繕工事も行われているので進行状況などの説明が行われた。

写真はいつもの本堂。本来は世話人さんとおかんき(在家勤行)をお唱えするのだけれど、コロナ禍において、さすがに本堂は密集することを避けられないため致し方なく割愛の判断とした。恐らく御本尊様やお大師さまも状況をお察し下さると思う。

会議は必要事項のみで、今回は早々に解散した。岡山県も近日中にマンボウが発令されることになるだろう。色々工夫と注意をしながら行事を進めたい。

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田の字の間取り

2022-01-22 22:57:47 | Weblog

寺の世話人会の会場となる客殿。和風建築の伝統的な田の字の間取り。平素は8畳×4=32畳の空間で襖で仕切っている。これに床の間や縁側が加わるので、面積的にはもう少し広い。いつもは16畳に20名程集うのだが、これだと少し密になるので今回は襖を外して32畳に20名とした。

そして床の間には秘鍵大師(お大師さま)を掛け、世話人の皆様をお見守り頂こうと思う。

今日は勝福寺便り『徹林』第38号の編集がようやく終わり、寺のコピー機で印刷した。

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初大師

2022-01-21 18:42:22 | Weblog

1月21日。今日は初大師。朝7時、気温1℃の本堂において、今年初となる御影供を勤修した。弘法大師(お大師様)の御尊像の宝前で、令和四年が明るい年になるように念じ、干支(壬寅年)の象意が「転禍為福」となることをひたすら念じた。

壬寅(みずのえとら)の象意は、今月発行の勝福寺の寺便り『徹林』第38号で少し触れているので、檀徒の方々のお手元には今月中か、来月初旬にはお届けできると思うので生活の参考にして頂ければ有難い。

6日ぶりの日替わりになった。世間ではこの1週間の内に新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」が急拡大している。皆様はいかがお過ごしだろうか?GikoohとそのFamilyは、今のところお陰様で日々健在で有難く思っている。基本的な予防を疎かにせず、何とか無事で第六波のハードルも乗り越えたい。

さて、勝福寺では近々行われる世話人会(俗にいう役員会)を控えている。大切な議題もあるので恐らく中止にはならないだろう。例年は少しギュウギュウ詰めで和気藹々と行っているのだけれど、時世柄、密にならぬように工夫しなければならず、今回は初の試みの会場づくりをしてみた。次回の日替わりブログでupしたい。

Gikoohのこの1週間は、役員会までに関係資料の印刷や、勝福寺の寺便り『徹林』の作成、そして同時並行で、節分に予定している星供の準備もあり、今は少々多用になっている。頑張らねば。

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小正月

2022-01-15 23:28:15 | Weblog

1月15日は小正月。勝福寺では今朝、とんど焼きをした。写真はバーベキューコンロのように見えるかも知れないけれど、除夜の鐘の時の暖炉や、お焚き上げ専用のコンロにしている。

今日は比較的温かくて、過ごしやすい1日だった。

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世にも不思議

2022-01-14 21:57:45 | Weblog

今朝の本堂にて。この2年程で、3回ほど蝋燭の蝋が不思議な姿を見させてくれる。

一昨日から行われているシルバー人材センターさんによる山掃除は、今日で無事に終わった。有難い。

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寺山の清掃作業

2022-01-13 21:49:48 | Weblog

昨日12日より、総社市のシルバー人材センターさんにより寺山の清掃作業が行われている。Gikoohの幼少期の昭和時代には手入れの行き届いた山林が多かったが、およそ40年の間には荒れ放題の山林が随分多くなった。それは人の生活が文明化して、山の恩恵に与らざるとも利便を極めたことが要因の一つだろう。

Gikoohが勝福寺に入山した平成11年も、寺山は著しい竹藪と化していて山中を歩けるような状況ではなかった。その後、お檀家の手を借りながら、或いはGikooh一人で、そして伐採を伴う大きな作業はシルバーさんに依頼するなど、元の山に戻すべく少しずつ一歩ずつ手入れを進めている。

とはいっても、シルバーさんを依頼すれば当然費用も掛かるので毎年でなはく、今回はおよそ3年ぶりの作業になっている。樹も小さい時に手入れをしておけば作業も楽なのだけど、巨木になってしまった樫の木などの伐採は重労働になってしまう。作業は大変だけど、その後は日が射し込む美しい光景を映し出すので、この先も続けたい。

どこの山にも神々がおられるもの。勝福寺の寺山も微力だけど綺麗にして、檀信徒の皆様が神々の恩恵に与れるよう祈りたい。

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昨日upしたいと思っていた記事が今日に

2022-01-12 09:16:54 | Weblog

昨日は鏡開き。鏡開きのことを書きながらupする前に寝てしまったので、今日は投稿の出直しを。

1月11日は鏡開き。正月に神仏に供えた鏡餅を下げて戴く日。鏡開きの歴史は古く、室町時代より始まり江戸時代に年中行事の一つになったという。また、鏡餅の歴史は更に遡り、平安時代には既に行われていたのだとか。

『話の大事典』によれば、鏡餅が円いのは、その名の通り鏡を象り、円満にして清浄潔白の心を現わし、二つ重ねるのは日月を象徴し、また福徳の重なることを願う為とされる。裏白は漢名で歯朶(しだ)という。歯は齢のことであり、朶は枝のことで齢が枝の如く長く伸び栄えて目出度いという縁起を祝う。橙は親子代々の意味を持ち、両者を合わせて子孫尊重、子孫繁昌を祈る為のもの。昆布は「子生婦」で子宝の恵まれることなど、いずれも縁起を担ぐものが用いられるのが鏡餅だ。

昨日は勝福寺でも鏡開きを行い、御供え頂いた小豆を焚き、ぜんざいを戴いた。神仏の御加護を受けて、無病息災で一年間生活出来ることを祈った。

 

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成人の日

2022-01-10 22:15:03 | Weblog

今日は成人の日。かつて成人の日は1月15日で、成人式も15日に定着していた感があるのだけれど、現在は市町村によって成人式の開催日が様々なので、一般人は居住地の成人式がいつ行われたのか知らない人も多いのでは。そして今春からは18歳が成人年齢となる。ということは高校3年生で成人式?どうなることやら。

それはさておき、新成人の皆さまは先ずお祝い申し上げたい。今何を思っておられるだろうか。式典での祝辞は身に沁みただろうか。大事なことは「神仏」、我が国の象徴である「天皇様」、「代々の先祖様から脈々と受け継がれてきたあなたの命」、「父母」、「社会」、「自然」等への報恩と感謝の心と、社会に奉じて行く気持ちを忘れてならない。これが根本だと思う。20歳という年齢は学生の人、短大生の人、専門学生の人、社会人の人等それぞれだけど、自分の立場を考えて、GIkoohはこの機会にあなたの身近な生活場面で三つほど目標を立てたら良いと思う。

さて、年始参りがひと段落した今日は、Gikoohファミリー一同で地元の氏神様に初詣に行った。明日は鏡開き。ぜんざいを戴かねば。

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燈明は智慧の光

2022-01-09 22:32:26 | Weblog

正月も9日が過ぎた。年明け早々に新型コロナの新たな変異株が猛威を振るい始めているが、皆さまいかがお過ごしだろうか?Gikoohはお蔭で元気にしており、4日から本日9日まで年始参りに出掛ける日々を過ごしていた。移動手段は原チャリで、時に車でお檀家の御宅へ御札と勝福寺御宝暦を配布させて頂いた。

さて、写真は今朝6時半頃の本堂。毎朝こうして多くの燈明を灯して拝むのだけど、燈明の明かりというのは心の闇を照らす智慧も象徴するだけに、暗い堂内が光輝く光景にこれから歩む人生の足元さえも照らされているような感覚になる。あなたさまにもお陰がありますように…

一方でGikoohは、庫裡の生活空間の場ではキャンドルをよく用いる。小さな炎がゆらゆらと揺らぐ姿は、心が和むのだ。生活は清貧に、でも心は豊かにをモットーに今年も楽しみたい。

もう1枚の写真は、今朝8時頃の年始参りに出掛ける前のGikooh。外気温1℃。原チャリは1999年式のYAMAHA BINO。1st.オーナーは数カ月しか所有しておらず、2nd.オーナーとなるGikoohはがレッドバロンというバイクの専門ショップにて中古車で縁を頂いた。あれから今年で23年。長年の愛車になった。

明日は成人式だ。新成人の方々には心より御祝い申し上げたい。

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