勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

貴重な経験

2010-11-30 23:08:58 | Weblog
午後から茶道の稽古があった他は如常の1日。

さて、今夜はこんな話を。先日23日、倉敷・安楽院で「瀬戸内の会」主催による御室流華道展が開催され、活け込みの際には本山から華務長がご来山になられた。華務長はGikoohの修行時代に指導を仰いだ先生でもあり、現在もなお深く尊敬の念を抱いている。Gikoohは所用と集い、先生とお会いすることは出来なかったのだが、兄から「先生からのお土産」を頂戴した。

先生からのお土産にとても恐縮したGikoohは、すぐに御礼状を送付。その翌々日、鳥肌が立つほどの感動に包まれることとなる。

多くの場合、目上の先生に対して教え子がお世話になった御礼状を書くことは珍しいことではないが、それでその場はひと段落することが常ではなかろうか。

ところが今回の場合は御礼状に対してのお返事だったので、そのお心遣いの深さにただならぬ感動を覚え、貴重なことを経験したと思った。しかも華務長という偉大な役職にお就きになられている先生ということもあり、更に感慨深いものがあった。今回の出来事は、人によって感じ方は様々だと思うけれども、Gikoohにとっては一大事だったのだ。

写真は、そのお手紙。巻紙に筆という世界にも心を揺さぶられた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日記

2010-11-29 22:37:26 | Weblog
如常の1日。少々多用になっているので、また改めて。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本棚

2010-11-27 22:53:01 | Weblog
午前中は法事があり、夜に仏教講話があるため昼からは勉強をした。

さて、先日より子供部屋の改築を少しずつ進めているが、今日は本棚の中板をつけて頂いた。1部屋の広さが4畳半なので空間を有効活用しなければと考え、押入の5分の1ほどの厚さは作り付けの本棚にしている。板は建築現場の足場などで使われている材木と同じだからか、低価格で施工することが出来る。

明日は早朝6時半から護摩の修法、午前中は法事があり多用な1日となりそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世情

2010-11-25 22:15:19 | Weblog
新聞を読んでいると内外の世情がよく分かるけれど、心憂うことが多い。Gikoohは修法で好転を願い、その念が神仏に届くよう日々祈っている。

さて、今日も如常の1日。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日記

2010-11-24 22:13:50 | Weblog
昨日は法事と、実家で行われた法要出仕に出掛けるなど多用になった。今日は如常の1日。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蜜蝋蝋燭のお話を

2010-11-22 22:01:35 | Weblog
如常の1日。今夜の話は蜜蝋蝋燭。勝福寺WEBのトップページでも同じ写真を掲載中だが、現在勝福寺では約9割の灯明に蜜蝋蝋燭を使用している。

勝福寺が取引をさせて頂いている百七十年余の老舗によると、蜜蝋は蜂の巣から蝋分を採り出して精製したもので、日本には奈良時代に仏教伝来と共に伝えられたようだ。当時は宮廷や貴族、そして一部の寺院でしか使うことの出来ない大変貴重なものだった。現在でも一般的な蝋燭の何倍も高価な為、平素に用いられることは少ない。

Gikoohが同店の蜜蝋と出合ったのは平成13年。50日ほど修行で山へ籠る際に仏具や供物を調達したのだが、その1つが蜜蝋だった。道場は外部の光が殆ど届かない2畳ほどの空間で、仏様の真言を1日に2万遍(15~16時間)繰り、それを50日間続けるという行だが、閉ざされた部屋でのお香や蝋燭を厳選する必要があった。それらに関するGikoohの感性はここで培ったといっても過言ではない。

50日間を無事に終えて、蜜蝋の素晴らしさを実感することとなったのだが、現在でも貴重だから普通の蝋燭を勝福寺へ入山以来使っていた。普通の蝋燭は原料が安価な為、誰でも容易に入手出来るが、昔は祈りの儀式とか特別なことでもない限り使えない贅沢品だった。

Gikoohは昨冬に生涯付き合いたいと思える沈香や白檀と運命の縁を頂いたが、今年に入って仏様に供灯する灯明も出来る範囲内で精一杯の真心を捧げたいと思い、蜜蝋を用いることにした。1回の修法で10本の蝋燭に点灯するうち、1割はまだ普通の蝋燭ながら、9割は蜜蝋になっている。やがては全ての蝋燭を蜜蝋にしたい。力尽きれば普通の蝋燭に戻して、また時期を見て蜜蝋にすれば良いと思っている。

蜜蝋が放つ優しい光とほのかに甘い香りは独特なものだから、日替わり読者の方で機会があれば是非体験されてみてはいかがだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毎月21日は弘法大師のご縁日

2010-11-21 22:50:33 | Weblog
毎月21日は弘法大師のご縁日。定例の如くお膳をお供えして、沈香を焚き、お大師様に思いを馳せた。

午前中は法事があった。近年、法事後のお斎は自宅から料理店に席替えされることが増えつつあるのだけれど、今日はお家だったので移動の時間もなくゆっくりさせて頂いた。生前中に故人が生活をされていた土地で、故人を思い出しながら食事やお酒を戴くこと、日頃疎遠がちな親族や縁者が語り合うことは意味の深いことではなかろうか。家の広さとか、人数のことなど諸事情で叶わぬこともあるけれど、Gikoohは昔ながらの形式が好きだったりする。

午後からは如常。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子供の手伝い

2010-11-20 22:33:44 | Weblog
午前中は法事あり、午後からは如常。昨日からの押入の工事は昼前には無事終わった。

写真は去る14日(日)に子供達と玉ねぎの苗を植えた時の様子。掃除、仏具磨き、クッキングなど、身近なことをよく手伝ってもらっている。Gikoohも幼少から何かと手伝わされていたが、その時分に培ったことは大人になって役立っていることが多い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

押入れの工事

2010-11-19 21:57:28 | Weblog
午前中は今年最後となる参道の草刈りをした。初冬を迎えて、草に夏場の勢いは感じられない。

ところで、長男は来年4月からピカピカの1年生になる。そろそろ、入学式に備えて準備を始めた。写真は子供部屋で、押入に中棚と枕棚をつける工事が行われている。この機に、他の子供部屋も同じ工事をお願いしていて、明日の夕方に完成予定だ。

明日と明後日は法事が続くので、今夜はこの辺で。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

段取り

2010-11-18 23:20:40 | Weblog
午前中は法事があり、午後からは雑務をした。1日が瞬く間に過ぎて行く。

火鉢で餅を焼きながら、昨日に日替わりで書いた「シネマのお接待」について色々と考えた。家庭で見るならば、レンタル屋でDVDを借りれば良いことだが、映画の上映会となると規模の関係なく著作権の問題がGikoohの頭をよぎった。

第1回目は「おくりびと」の上映会をしたいと思い、その著作権を持している会社へ問い合わせをした。そこから映像関連を専門に扱う他社を紹介頂き、上映会までの経緯を教えて頂いた。Gikoohの想像通り、いくつかの手続きがあったけれども、これで不安を抱えることなく道を開くことが出来た。

「シネマのお接待」に関しては、話が具現化しそうであればまたupしたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする