勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

特別法話会、無事閉幕

2019-03-26 22:10:52 | Weblog
久々の更新。Gikoohはお陰様で毎日元気に過ごしているが、少々多用でPCの前に腰かける時間もまままらない。

さて、先日24日開催の勝福寺仏教講話「第10回特別法話会」は無事に終えることが出来た。はるばるシアトル高野山よりご来寺頂いた開教師・今中太定僧正様family、そしてご参加頂いた皆様に感謝申し上げたい。

今回の演題「仏教はアメリカ人の心を打つか」という内容で1時間30分の法話を拝聴したが、キリスト教が岩盤の国で活躍される今中僧正様の日々の活動体験は鮮烈だった。同時に、弘法大師(お大師様)の真言密教がいかに世界の人々の心を打つほどの魅力があるのかをGikooh自身も再確認させて頂いた。

実はGikooh、今回拝聴した内容を今後の勝福寺に生かせないかと既に模索を始めている。勝福寺がシアトル高野山にはとてもとても及ばないのだけれど、Gikoohなりに動いてみようと思う。

法話会の後は、前回同様、手づくりの「おぜんさい」をお接待させて頂いた、檀家さんから「小豆」と「もち米」を御供頂いていたので、それを丁寧に仕込んだ。夜は、今中僧正様familyと食卓を囲み、貴重な一期一会になった。

これから当分の間多用ながら、余裕が出来たら見聞記で様子をupしたい。
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用事多し

2019-03-06 21:36:51 | Weblog
ここのところ檀務を含めて所用頗る多く、1日が瞬く間に過ぎて行く。今日は午前中に檀務で出掛け、その後は来客や、昨日完成したばかりの3月・4月の行事案内を発送する前の下準備や、合間には寳燈展の出品目録を考えたり、模擬展示をしたり、チラシの掲示を快く受けて下さった近所のスーパーへ出掛けたり、1日の間には本当に多くの用事があるものだなと実感する。

ちょっとこれから煎茶で一息入れて、何通か手紙を書いて床に就こう。
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今日は雛祭りの由来を

2019-03-04 19:53:52 | Weblog
今日は3月3日の「上巳の節句」雛祭りについて書こうと思う。Gikoohの手引書『話の大辞典』によれば、上巳の節句は人形を飾って遊ぶことをいい、源氏亥物語の若菜の巻に「この若君幼き心地にめでたき人かな見給ひて云々、その後は雛遊びにも、ゑかい給ふにも、源氏の君とつくり出て、清らかなるきぬ着せ、かしづかせ給ふ」とあり、平安時代に行われた雛遊びは別に季節を定めずに、上流社会において婦女の心慰みにされたものらしい。

また常時の雛も、紙にて作った頗るあっさりとしたものに過ぎなかった。上巳の節句に雛祭りをするようになった起源は明らかではないが、飛鳥井雅世の歌に「都には弥生の長閑けく雛の遊びも思ひやるかな」とあり、これによっても後土御門天皇も室町時代、8代将軍足利義政の頃にはすでに行われていたことが分かる。

もっとも古代の上巳の節句は、祓いの人型として悪魔を祓い、災厄を除くために人形を用いたのが雛と混同したものともいわれている。従って雛祭りという名称が起こり、さらに転じて女子の節句として江戸時代より盛大な「上巳の節句」を行うようになったのである。

写真は我が家の雛人形。娘が誕生した折に、家内の里から贈られたもの。当時、「自由に選んでいいよ」と一緒に高梁市の老舗(勝福寺から30分ほどの距離)に出掛け、Gikkoohが一目ぼれしたこのお雛様の一体一体は、掌に乗るコンパクトサイズ。小さいけれど表情が和やかなのと、着物の風合いが気に入ったのでこれにさせて頂いた。以来、毎年欠かさず飾っている。

そんな娘も来月から中学生。早いものだな。
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音楽の力

2019-03-03 22:39:09 | Weblog
3月3日は「上巳の節句」雛祭りなので、由来などを書こうと思いつつ、Gikooh家の雛人形の写真を撮る時間がなかったので、明日でもupしようと思う。

さて、4月20日(土)に、第16回勝福寺ライヴでご来寺予定の「作曲家・阿部海太郎さん」のofficial websiteに勝福寺ライヴのご案内を頂いた。

平成13年春に「ジャズピアニスト・小曽根真さん」と、「ジャズベーシスト・中村健吾さん」で幕上げした勝福寺ザ・スーパーライブ・スリーズも18年目に入り、本当に素敵な音楽家の方達にご来寺頂いている。

この度の阿部海太郎さんも、Gikoohがご来寺を願っていたので、貴重なご縁を頂けたことはとても有難い。そして、勝福寺のグランドピアノ「S6」は第1回目勝福寺ライヴの折に、篤信者の方にご寄付頂いたもので、更にYAMAHAの特注品だ。側面にはYAMAHAの文字と真鍮製のロゴが輝き、音色も繊細。

現在、音楽界の第一線でご活躍されている阿部海太郎さんが、お寺という特徴ある空間での生演奏されることは貴重なので、是非お勧めしたいと思う。

人間は本来、清らかな環境を好む生き物だ。阿部海太郎さんの奏でる音響が、私達の身体を支える60億ともいわれる細胞に共鳴し、その1つの1つの細胞が活性化して、元気の源へ繋がっていくと思っている。Gikoohはこのような観点から、音楽の力を信じている。
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お茶道具を持って

2019-03-01 22:17:40 | Weblog
Gikoohはつい最近まで、空きの時間をみては今春第10回目となる「勝福寺寳燈展」のチラシ作りと、案内文作成に取り組んでいたのだけれど、昨日原稿を入稿して、来週始めには刷り上がる予定だ。寳燈展のこともクローズアップして書きたいと思っているけれど、今回は、木工芸家・林鶴山さんの追想展を予定している。会期は4月27日と28日に2日間。

さて、先週20日(水)、Gikoohは移動用の茶道具一式をまとめて、ある大切な場所で30名様ほどにお茶(お抹茶)とお饅頭のお接待をさせて頂いてきた。どのような精神状態であってもお茶というのは心を和ませ、一瞬でも幸せの時間をもたらしてくれる妙薬だと思う。

また、機会を見て訪ねようと思う。
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