勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

岡山・表具美術展へ

2010-06-07 22:40:57 | Weblog
午前中は、岡山後楽園(日本三名園の1つ)の庭園内にある「鶴鳴館」という昭和25年に山口県岩国市の吉川邸を移築した由緒ある建物で開催された岡山・表具美術展(6月5日~7日)を観覧してきた。表具師の技術を存分に味わうことが出来る他、勉強になることも多い。

お寺はお道具類や掛軸等に接することが何かと多く、美の感覚を養っておく必要がある。眼を肥やすにはその時代の最高峰に接することが望ましく、Gikoohにとっては貴重な時間となるのだ。

表具は書画、淡墨画、南画など幅広く展示されていた。Gikoohが平素お世話になっている僧正様や林鶴山さんの画在で仕立てられた軸装や屏風もあり、鶴鳴館という舞台も手伝って凄く良い雰囲気に包まれていた。そして併設されていたお茶席にも参加。今日は岡山・就実大学茶道部の学生さんによるおもてなしを受け、初々しくて微笑ましかった。

今日は子供達も連れて行ったが、幼少の彼らの感性に何かしら響いてくれていたらと願う。

観覧の後、行楽園内を散歩。お弁当を食べたり、鯉に餌をあげたり、花菖蒲を満喫したり、茶畑を見たり、岡山の街中とは思えない程ゆったりとした時間が流れており、さすが名勝・後楽園だと感心させられた。
コメント
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