勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

蓮の生花を供花頂いて

2014-07-29 21:51:49 | Weblog
6日ぶりの日替わりになった。Gikoohは既に盆の棚経へ出掛ける日々を過ごしており、盆が終わるまでは多用になる。

そんな中、今日出先から帰山するとご覧のような立派な蓮の生花が生けられてあった。7/18にも書いた池坊の先生が再びお見えになり、供花頂いたそうだ。花好きなGikoohは有難くて嬉しくてしばらく観賞…。時間があればもっと色々なことを書きたいけれど、明朝も早いので今夜はこの辺で。
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日記

2014-07-23 22:30:19 | Weblog
如常の1日。Gikoohはお盆の棚経が始まる前にやっておきたい寺務や掃除に追われる毎日だが、ここのところ来客がとても多く日替わりを書く時間が持てないでいる。そのうちに多用でも落ち着ける日がくると思うので、しばらくお待ちを。
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蓮が開花

2014-07-20 23:23:28 | Weblog
報道で、倉敷で発生した女児行方不明事件について女児は昨日19日に無事保護され、容疑者も逮捕されたことを知った。本当に良かったと思う。

Gikoohはここ数日多用になっており、書きたいことは色々あるけれどPCを開いた時間が遅かったので、またの機会に。

写真は一昨日から勝福寺で咲き始めた蓮。物凄く綺麗だ。
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池坊の「たて花」を供花頂く

2014-07-18 20:56:01 | Weblog
朝、池坊の先生がお見えになり、ご覧のような「たて花」を供花頂いた。第3回勝福寺寳燈展「いけばなの美」を催した際に、各流派の先生方にいけばなを提供頂いたのだが、池坊の先生は近隣にお住まいということもあり、本展以来何かと懇意なお付き合いを頂いている。先生は昨夏(7月30日の日替わり)にも「蓮のたて花」を供花頂いており、その時も、またこの度も凛としていて素晴らしい。

たて花は3種の草木を基本に組み、花器の水際から出生した草木が垂直に立ち上がり、各々の定まった場所に自然に佇むように配置される。この調和が実に見事で、自然界の美を凝縮しており、まさに小宇宙を感じることが出来る。Gikoohは御室流の会員に属するから、平素は御室流のいけばなに接する機会が多いが、こうして池坊のいけばなを愛でられることは本当に有難い。いけばなの文化は凄いと思う。

午前中は総社市のサポートのもと一部負担金で受診出来る健康診断に行ってきた。学校や会社であれば、ほぼ自動的に健康診断を受診出来るが、Gikoohや家内は自分達で健康に留意しなければならないから、こうしてある期間ごとに受診するようにしている。

午後からは如常の1日。
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日記

2014-07-16 23:05:45 | Weblog
4日ぶりの日替わりになった。Gikoohは如常の毎日を過ごしているが、世間では大きな出来事で溢れている。倉敷で発生中の女児行方不明事件、かけがえのない尊い生命、どうか無事であって欲しい。そして原発再稼働の是非が問われている今日のニュース。福島のあの事故からどう考えても、原発以外のエネルギーへ転換せねばならないのに何故に政府は再稼働を急ぐのか。国民には公表出来ない重大な問題があるのだろうか。どうか後世の為にも美しい日本を残したい。
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日記

2014-07-12 22:56:08 | Weblog
3日ぶりの日替わりになった。ここ数日は棚経の日程を組んだり、寺務をして過ごしていることが多い。その合い間には来客や雑用も多く、時間の流れをとても早く感じてしまう。

今日は午前中に石塔の開眼供養、夜は仏教講話があった。31歳の若きお大師様が唐へ渡る頃の模様を展開しているが、お大師様の御生涯は凄い。
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勝福寺の道具展(水滴)⑧

2014-07-09 22:16:08 | Weblog
台風8号が広い範囲に影響を及ぼしている様子だ。Gikoohもやがて頭上に到来するであろう自然の圧倒的な勢力に備えて、明朝は最高の沈香を薫じ、天地の神仏に祈りの誠を捧げたいと思う。檀家様、そして有縁の方々の無事を祈ることもまた、菩提寺住職の任務と心得たい。

今日は午前中に草刈りや、園芸用花の植え替えをし、午後からは寺務の1日。それにしても大分と蒸し暑くなってきた。皆様も、お身体のご自愛を。

さて、勝福寺の道具展(水滴)編の8つめは、備前焼の水滴。作者も製作時期も不詳。径は6cm、高さは5,3cm。
この水滴は備前焼の膝元である伊部在住の行商人さんから御寄付頂いたもので、Gikoohはこの水滴を入手したことが水滴コレクターの機縁になった。「お住っつあんは筆を持つことが多いから、これで墨磨ってぇ」と。土味、造形、焼成、どれもとても素晴らしく、また壺中の水が円くなって書き味も滑らかになるような気がする。現在もこの行商人さんとは縁があり、備前焼のことを色々と学ばせて頂いている。

以上、勝福寺の道具展(水滴)編は一応今夜で終わりにしたい。
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勝福寺の道具展(水滴)⑦

2014-07-08 22:37:42 | Weblog
午後から私用で2時間程出掛けた他は如常の1日。その際に御本尊様の供花を求めに花屋さんへ立ち寄った。とても蒸し暑い時節だから生花も傷みが早いけれども、平素花瓶は用いず、水盤と剣山で生け花を生けるようにしている。数日ごとに茎の先端を水切にして新たにすることによって、幾分か持ちも長くなっていると思う。

さて、勝福寺の道具展(水滴)編の7つめは、鍔形(銅製)の水滴。作者は装剣金工師の石黒政美氏で製作時期は江戸時代後期。径は6,5cm、厚さは2cm。表面の小さなツブツブは「なまこ打」という技法らしく、とても手間の掛かる作業と聞いたことがある。愛蔵したのはかなり以前だが、使い込むほどに味わい深く見ていて飽きない。次回最終回は、備前焼の水滴をご覧頂く予定だ。
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勝福寺の道具展(水滴)⑥

2014-07-07 21:28:07 | Weblog
7月7日、「七夕」。仁和寺に伝わる御室流華道教書によれば、「古は庭に机を据え、香華を手向けて供物をなし、竹に「願いの糸」と呼ぶ五色の糸をつけて立てたもので、一つの願いを立てれば三年の内に必ず叶う」という。
天の川に掛かる鵲の橋を渡って、牽星、織姫の二星が年に一度逢うという故事によってこの二星を祭り合わせ、諸芸の技芸が上達することを祈る祭りが七夕だ。

総社は分厚い雲が広がって、天の川を望むことは叶わなかったが、皆様お住いの地域はいかがだっただろうか。

Gikoohの今日は如常の1日。朝から溜まった寺務仕事に集中。このままの調子で進めれれば今月中頃にはひと段落出来そうだ。

さて、勝福寺の道具展(水滴)編の6つめは三田焼の水滴。幅は10,5cm、高さは7cm、厚さは3,7cm。製作時期は江戸時代後期。Gikoohは三田青磁の翡翠のような釉薬が好きだが、文机にこの水滴が一つあるだけで、とても上品な空間と化す。次回は、鍔形(銅製)の水滴をご覧頂く予定だ。
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勝福寺の道具展(水滴)⑤

2014-07-06 21:44:03 | Weblog
法事がない日曜日は久々で、午前中に掃除をした後は生家に行ってきた。用事があってもなくても、Gikoohファミリーは月に2回程訪ねるようにしている。

今日は鹿児島天草地方で猛烈な雨になっている模様で、更に台風8号が沖縄県に接近しているという。各地での被害が心配されているが、どうか大難は小難に、小難は無難であることを切に願っている。海水温度も上り気象が不安定になって久しいが、人類がこのままの生活を営めばもう歯止めはかからないだろう。

津々浦々、人間の利便を向上させるために先祖から守り伝えてきた田畑が次々と売買され、目先の利益に翻弄された大型テナントが軒を並べ、賃貸住宅が建ち、異常なまでのコンビニエンスストアの新設、自販機、人間においては核家族、とにもかくにも生活の周辺で精神の根本が数多く音を立てて崩れるようになった。にも関わらず、国を動かす政治家の感覚さえ目先の利益優先主義故に、大変な時代に入ったと懸念せざるを得ない。

しかし、多くの人々は平和な社会を願っているはずなので、共に手を取る相互扶助の精神で、国が自然が良い方向に転じるように願っている。自然界の現象においては人智を超えた分野であって、災害が迫りそうになれば神仏に手を合わすという祈りの誠を捧げて欲しいと思う。

ところで、勝福寺の道具展(水滴)編の5つめは、河井寛次郎氏の水滴。幅は10cm、高さは4,5cm。製作時期は昭和11年ごろ。この水滴は陶硯と共に勝福寺に入寺したものだが、何とも言えぬ雰囲気がある。次回は三田焼の水滴をご覧頂く予定だ。「
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