勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

大晦日 除夜の鐘の準備完了

2021-12-31 20:30:15 | Weblog

いよいよ大晦日を迎えた。本年も「WEB勝福寺」へアクセス頂いた皆様には心より感謝の意を申し上げたい。新型コロナウィルス感染症の発生から2年が過ぎ、今尚その影響を受けて大変な思いをされている方も大勢いる。そして、温暖化に伴う自然環境の変化、政治や経済の不透明化など、社会全体の動きを垣間見ると、時代の転換期を感じる落ち着かない一年ではあったけれども、しかしこうして年の瀬を無事に迎えられたことを有難く思う。来年も干支の象意から、時代は更に大きく動くことが示唆されているけれど、人も社会も明るい時代になって欲しい。

さて、今日のGikoohは本堂や境内の鎮守堂、庫裡の神棚や仏壇、寺山の龍王稲荷大明神をお祀りしている稲荷社へ鏡餅を御供えしたり、除夜の鐘の準備をした。夜7時時点で外の温度は2℃。深夜は凍えるほど寒くなるから着込まないと。

写真は本日の夜6時頃撮影したもの。全国各地、除夜の鐘を撞きにお参りされる方は、温かい服装でお出掛けを。

年明けの日替わりブログは、年末が多用だった為、再開が遅くなるかも。

それでは良いお年をお迎えください。

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年内はてんてこまい

2021-12-30 21:16:28 | Weblog

今日は4升の餅つきと、甘酒をこしらえ、境内の鎮守堂、寺山の稲荷堂の掃除や幕替えをした。まだ細々としたことをやりたいけれど、思うように早く動けずなかなか…。明日も頑張ろう。

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今日はあたたか

2021-12-29 22:25:51 | Weblog

今週は月・火・水曜日とも他寺院様のお檀家で満中陰の法要があり、すべて無事に勤めさせて頂くことが出来た。少しでもお役に立ててGikooh自身も有難い。

今日の午後は、境内のお地蔵さまや観音さま、お大師さま、六地蔵さま、そして歴代住職のお墓の花筒と線香筒を作った。全部で60本ほどあるけれど、結構これがきつい。今どき竹でなくても唐津やステンレスなど便利な物があるけれど、あえて20年以上続けている。これで気持ち良く青竹でお正月を迎えて頂けると思う。

明日は餅つきだ。

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納めの不動

2021-12-28 22:19:25 | Weblog

今日28日は納めの不動。都合により時間を昼1時からに変更させて頂いたにも関わらず、檀信徒の皆様にお集まり頂き、今年最後の護摩供を勤修した。50枚を超える祈願札を丁寧に加持しながら炉に投じた。どうか各願が叶えられますように…。

護摩が2時に終わり、その後は本堂の大掃除。夜7時の終了に至るまで、普段は掃除が行き届かない壁や天井付近も、脚立を立てて黙々と雑巾で拭いた。綺麗に見変わるのは良いものだ。

年の瀬を迎え、あれもしたい、これもしたいと気ばかり焦るけれど、マイペースで頑張ろう。

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空気の波動

2021-12-27 21:54:43 | Weblog

総社は今日も、時折小雪の舞う寒い1日になった。Gikoohはお蔭さまで今のところ元気に過ごしているけれど、諸事情でひと月ほど他寺院さまの檀務をお手伝いすることになり、とにかく健康に留意して万全の体調で心を込めて臨みたいと思う。勝福寺のお檀家の時もそうだけど、Gikoohは静と動というか、目に見える波動と目には見えない波動を大切にしている。

例えば…他寺院さまのお手伝いをする場合は他寺院さまの御本尊とGikoohの波動を調和させて、更に御本尊とそのお檀家の御先祖の波動を調和させるようにイメージをしながら、御先祖がお浄土で快適に過ごして頂けるように拝むことが理想だ。

さて、仏具磨きは1日の空いた時間に少しずつ磨くので一遍には進まないけれど、ようやく1セットを磨き終えることが出来た。もう1セット磨かねば。

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総社も寒い1日に

2021-12-26 22:54:52 | Weblog

冬至を過ぎて年末を迎える頃には、いつも寒波がやって来るけれど、総社市の最高気温は4℃と、前日から約10℃も急降下した寒い1日になった。

 

さて、写真は国道180号線沿い「新見市防災公園」と同じ場所にある本日の「大本八幡神社」。午前中は「蝋梅」の買い出しのため、自坊(寺)から車で約1時間北上した新見市方面へ出掛けて来たのだけれど、総社市から高梁市を通過して新見市へ入る頃には、薄らと銀世界が広がり始め、本当に美しかった。

話題は変わり、次の写真は普通に急須で淹れた抹茶入りの玄米茶。そういえば、近年は急須を使わない人が多いのだとか。Gikoohは珈琲や紅茶もよく飲むけれど、でもやはり急須に茶葉を入れて白湯を注ぎ、お茶を飲むというのは日本人の心だと思うので、この感覚が若い世代にも広まって欲しいと願う。

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納め茶道教室

2021-12-25 22:02:51 | Weblog

クリスマスの25日、本年最後の子ども茶道教室(小学生)があった。1年間、無事にお稽古が出来たことに感謝。午後からは、大掃除や仏具磨きをして過ごした。

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晩白柚をジャムに

2021-12-23 22:45:52 | Weblog

昨日22日は冬至。冬始めとされる冬至にかぼちゃを食べて、柚子風呂にも入って無病息災を祈った。今日23日は大掃除の1日。年の瀬が近づくにつれ多用になってきた。可燃、不燃、資源、粗大ゴミを軽バンに詰め込んで、クリーンセンターに運んで気分すっきり。

さて、先日熊本県八代の特産「晩白柚」という柑橘を頂戴した。ドッヂボールくらい大きくて立派で、Gikoohファミリーにとっては初めての晩白柚。昨日まで御供していたけれど、冬至を機に戴くことにした。

晩白柚の歴史は、JAやつしろ果実選果場パンフレットによればこうだ。

「時は大正9年、品質の勝れた新しい果実品質、晩白柚」が原産地マレーシア半島から、冬至台湾総監府に勤務してい た熊本県出身の植物学者、島田弥市氏によって台湾に輸入されました。そして、15年後の昭和10年、島田氏の好意により、熊本県果実試験場において試作した結果、熊本の風土、特に八代地方に好適していることあが判りました。現在では、熊本県の柑橘奨励品種の一つとして、八代地方のみにその奨励を行っている程商品価値の高い果実となり、地方農業の発展に寄与しています」と。

晩白柚の食べ方は、種子をそのまま食べる、砂糖漬にするなどの方法が紹介されていて、Gikooh家では、晩白柚の果実を食べるのは勿論のこと、ジャムも作ってみた。凄く美味しい。珍しい晩白柚。有難い。

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和敬清寂

2021-12-18 22:30:02 | Weblog

午前中は法事があり、午後は近隣寺院さま御身内の満中陰があり、夕方は来客が続いて夜は中学生の子ども茶道教室があるなど、とても多用な1日になった。

さて、茶道の世界は「和」「敬」「清」「寂」の四つの精神を重んじている。意味する所は、漢字からおおよそ伝わると思うけれど、子どもさん達には、お稽古を通して様々なことを感じてもらい、社会人になってからも活躍されることを願っている。画像は刺繍の千利休像。

明日も朝が早いので、今夜はこの辺で。

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特別展『渋沢栄一と井原』 ~栄達の道は井原から~ を観覧

2021-12-17 22:41:10 | Weblog

今週は年始参りの配布物の発送、法事に来客と多用になった。年末が近づくにつれ、今度は大掃除も加わってくるので体調管理に留意したいと思っている。

さて、弘法大師(お大師さま)が24歳の時に書かれた『三教指帰』に、「これ人の勝れたる行はこれ孝なり これ忠なり 余の行は万差なれども この二つはその要なり」という一節があり、大意は人のもっとも勝れた行いは孝と忠である。その他色々な行為があるけれども、その基礎は忠孝である」と。

Gikoohの実父と岳父は10年以上前に既に他界しているけれども、二人の母はそれなりに歳を重ねつつも健在なので有難く思っている。先日、そんな二人の母を昼食に誘い、その足で井原市文化財センター(古代まほろば館)で開催中の特別展「渋沢栄一と井原」~栄達の道は井原から~を観覧してきた。NHKの大河ドラマ『青天を衝け』の主人公が渋沢栄一ということもあり、とても興味深く学ばせて頂いた。

なかなか深掘りして紹介出来ないけれど、彼の好んでいたという格言を1つ2つ紹介したいと思う。

 

◎理に順えば即ち裕なり … 道理に順い生きることが、即ち繁栄に繋がるという意味。

◎信を万事の事と為す … 信頼を得ることが全ての基本となるという意味。

 

この特別展は、2022年1月30日まで開催されているので、是非お勧めしたい。小規模の展示ではあるけれども、興譲館初代館長(現在の興譲館高等学校)阪谷朗盧と渋沢栄一の関係や、渋沢の名を全国に轟かせる機縁となった井原市のことがよく分かると思う。

お大師さまの説かれた「孝と忠」。Gikoohも少しは孝が出来たかな。。。

今夜から気温が急降下しているので、くれぐれも自愛を。

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