6月18日(日)快晴。厳かに、和やかに、清らかに、弘法大師ご誕生1250年記念法会が本日無事閉幕した。期間中にご参拝いただいた皆様、また参拝は叶わなかったものの、心を寄せてくださった皆様には厚く御礼申し上げたい。
最終日の18日は、稚児大師様への献茶とご法楽、そして記念の慶讃茶会を開催したところ多くのご参加があり有難かった。献茶の儀で高校生の女生徒さんが稚児大師様にお抹茶を献ずると、関係者全員で般若心経一巻をご法楽、法会期間の最後に改めてお大師様のご誕生をお祝いさせていただいた。
この日のお茶席は1席から5席まであり、お菓子は巴堂の武道餅(香川県三本松市)、お茶は辻利一本店の新茶の抹茶を用意させていただいた。お大師様は讃岐のご出身だから、武道餅から郷土を感じてもらえればと思い、お客様からは和三盆の上品な甘さと、新茶特有の若々しい香りが好評だったようだ。
総社市長の片岡そういち様にもご多用のなかご来寺賜り、インスタにもupいただいているので是非ご覧を。
更に今回は、県立総社高等学校から吹奏楽部2年生団をゲストに迎え、お茶席3席目のあと11時過ぎに第1部、5席目のあとの12時過ぎに第2部という構成で、アンサンブル演奏が疲労された。
(イラスト提供 Y.Yさん)
1部は木管3重奏「三つの情景」、2部はピアノも加わり「イパネマの娘」、そして「ツバメ」の全3曲を披露いただいた。生徒さんが奏でる純真な音色は聴衆の心に響き、勝福寺の会場内は優雅な雰囲気に包まれた。お寺で高校の吹奏楽が生で聴けるなんて、Gikooh自身とてもとても貴重な思い出になった。また生徒さん達は、近々修学旅行に出発されるとお聞きしたけれど、その前の貴重な日曜日を勝福寺のために時間を空けていただいて本当に有難かった。人情溢れる顧問の先生、生徒さん達の親御さんにもご協力いただいたことを、全勝福寺を代表して心から感謝申し上げたい。
そして、その美しい見事な様子をご覧いただきたいところではあるけれど、画像upは配慮をさせていただいた。
さて、境内では冷やしうどんと、ポップコーンのお接待もあり大いに賑わって有難かった。
最後に、この大祭がなぜ50年に一度なのか。勿論、毎年6月15日或いはその周辺でご誕生祭はあるけれども、50年に一度行われる法会期間は、境内全域も含めてお大師様から放たれるオーラのような光が半端なかったような気がしている。Gikoohの気持ちが高揚していたからかも知れないが、実際にご誕生祭を一週間体験してみて感じた感想の一つだ。
法会期間1週間を通して無事に全行事を終えられたことは皆々様のお陰だと本当に感謝している。法会にご参加いただいたご寺院方、行事を影から支えてくださった役員様方、有志の方々、総社高校吹奏楽部2年生団の皆様と顧問の先生、立派な高野槇をお供えくださった檀家様、御祝をお供えいただいた皆様方、仏具「華鬘」一対や「献灯献花台」をご寄進いただいた篤信者様、テント3張りと多くの長机とパイプ椅子を一週間もご提供いただいた中原三法堂様総社店様、本当に多くのご協力をいただき、弘法大師空海さまご誕生1250年記念法会は盛会のうちに幕を閉じることが出来たと思う。なお、Gikoohの至らない部分も多々あり、不快な思いをされた方もおられると思う。どうかご寛容に願いたい。
以上、結願の挨拶としたい。皆様、本当に有難うございました。