勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

先祖から受け継いだものは次世代に繋げる姿勢が大切

2019-08-27 22:26:38 | Weblog
朝から☁|☂の1日になった。さて、昨日の日替わりで書いていた勝福寺の畑。近年、田や畑がいつの間にか宅地にされたかたと思えば、数か月後には家が建ち、団地になる光景をよく見かけるになった。

核家族社会が齎したもの…。親と子が同居していないと、実家があり、田や畑があっても離れて暮らす子の世帯は関心を示さないケースも少なくない。と書き始めてみたけれど、Gikoohの考えは古典的なので今はやめておこう。でも日本は本来、農耕民族であり、農業を礎にした社会を形成する姿勢を持して、食糧難など将来行き詰まった時に備えて、出来るだけ、田や畑は守って欲しいと思う。高度な文明社会はいつまで続くか分からないから。

明日28日は予定通り護摩供を修行。
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除草作業

2019-08-26 22:14:59 | Weblog
如常の1日。午前中は畑に行き、夏の間に伸び放題となっていた草を抜き、耕運機で引いた。明日はその写真をupしようかな。
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幼稚園での奉仕清掃に参加

2019-08-25 21:49:56 | Weblog
朝7時から9時まで、末子の通う幼稚園で奉仕の清掃作業があり参加。住まいの地区別で持ち場を分担し、Gikoohの担当は溝掃除、剪定、草取りなどで、役に立てたかどうかは分からないけれど、少しでも快適な環境で新学期を迎えてもらえればと思う。

その後、今日は法事もなかったので、寺に帰山してからほぼ1日中草刈りをした。
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地蔵盆

2019-08-24 22:00:35 | Weblog
8月24日。今日は「地蔵盆」。『仏教語大辞典』によれば、おもに児童の祭りとして町々に地蔵尊を安置し、供物・燈明をかかげて祭ったものらしい。地蔵菩薩を講讃する法会(地蔵講)・祭り(地蔵祭)をいい、中世以降疫病を除き、死後の利益を願って、毎月24日、斎(食事)を設けて講が行わていた。

地蔵盆…、皆さまがお住いの地域はいかがだろうか?勝福寺では特に地蔵盆の行事は行っていないものの、お盆明けにご縁を頂いたこの地蔵尊の尊像を拝しながら、今年は何かGikoohの心中が動くものを感じた。

まだどうなるか分からないけれど、来年は地蔵盆のお祭りが何か出来ればと思う。
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処暑

2019-08-23 22:13:55 | Weblog
8月23日。今日は二十四節気の「処暑」。『大師御法暦』によれば、「二十四節気」とは、地球から見て、太陽の通る黄道を24等分して、気候の変化を観測して名付けたものだ。「処暑」は老陽日々に衰えて秋陰の気増大する、即ち暑さが退く意味で処暑という。

総社の天候は(☁☂)、ようやく暑さもひと段落した。

さて、勝福寺は、備中国下道結集(昔からの呼称)14ヶ寺の一寺院で、今日はその一寺院の先代御住職の七七日忌の満中陰法要が営まれた。夏の暑さが落ち着いた静寂な本堂で、先住様の菩提をお祈りさせて頂いた。

この辺りの寺院では、行事があれば結集が集う慣習がある。皆で力を合わせることは本当に良い事だと思う。

少し話を転ずる。近年は、個々社会の風潮が浸透しているから、例えば全国各地で新たな住宅地が分譲されれば様々な人々が入り混ざり、1つの町が生まれる。しかし、個の考えが根本にあると、そこに協力体制が芽生えることは難しい。今は核家族、子供会や婦人会の解散、町内会の解散、寄り合いの解散、家族葬、墓じまい等も珍しくなくなった。

時代は便利を極め、物質文明の影で精神文化は音を立てて崩壊し始めている。今の人は、多くが幼い頃からゲームに没頭しつつ、塾に通い、やがてスマホ依存症の影響で知識のある人は随分増えたように思う。けれども「知識」と、人間として大切な「智慧」とでは雲泥の差があるのではなかろうか。

智慧というのは、個の考え方からは育まれない。家の中での自分の役目、家や社会の中にあって、いかに周辺に奉ずる心があるか、他人を思う慈悲の心はどうか、この「智慧」と「慈悲」が両立してこそ世の中は循環するものなのだ。

まず、自分が置かれた環境や自身の心を深く知ろう。必ず、大切なことが見えてくるだろう。
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毎月21日はお大師さまの日

2019-08-21 21:37:15 | Weblog
毎月21日はお大師さま(弘法大師)の「御影供」。お大師さまを拝しながら恩恵に感謝しつつ、自然界も人間社会も平和であることをご祈念。

さて、Gikoohはお盆が明けて平素の生活に戻りつつも、急な檀務等で多用で日々になっている。不安定な気候なので、皆さまもご自愛を。
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ようやく

2019-08-16 22:04:06 | Weblog
お盆の行事がすべてひと段落し、これからは次第に平素の生活に戻れると思う。Gikoohが棚経でお伺いさせて頂いたすべての皆様方には、温かくお出迎え頂いたことを感謝申し上げたい。

今夜はこの辺で。
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8月15日、「萬燈会」中止のお知らせ

2019-08-15 10:49:04 | Weblog
本日予定しておりました「萬燈会」は、台風10号に伴う様々な影響を考慮して、境内屋外での催しを中止することとさせて頂きました。但し、天候の回復具合にもよりますが、本堂において経木塔婆の供養並びに「おかんき」は、様子を見ながら行いたいと思います。

ご参詣の皆様には申し訳なく思いますが、何卒ご理解を頂けますように…。
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表と裏

2019-08-08 20:45:26 | Weblog
お盆の棚経の1日。お盆参りのことは少し落ち着いたら書きたいと思う。

さて、写真は今日のGikooh。何をしているところかと言うと、境内のお地蔵様や勝福寺先代住職の墓地で使う寺山の山中で花筒をこしらえているところ。お参り後の作務だから、身体的にはキツイけれど、この地味な作務があってこそ、法衣を着衣して拝む時は五感が研ぎ澄まされていることが多い。

表裏一体と言うけれど、最初から楽なことを求めてはならなず、ある程度は地味な辛いことを経験してから楽を得る方が人生は充実するのではなかろうか。
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立秋に

2019-08-07 22:09:50 | Weblog
8月7日。「立秋」。日中の残暑は厳しいが、朝夕は八極(八方)の何処からか清々しいと感じる風が吹き始めた。「盆風」である。まだ当分暑さは続くけれど、時折吹く清風を感じられたい。

さて、棚経のことも書きたいと思いつつ、今日は護摩用の天蓋を施工頂いた。勝福寺で護摩を修行し始めたのが平成21年2月。この日替わりでも何度か書いたけれど、勝福寺に念願の護摩堂はなく、本堂の片隅に仮設の護摩壇を設えて、毎月欠かすことなく護摩を焚いている。しかし専用の護摩堂ではないので、天井や建屋に火焔の影響が及ぶことがいつも気になっていたけれど、檀信徒さんからの添護摩(祈願札)の浄財をコツコツと貯めて、十分な天蓋を求めることは叶わなかったけれど、10年越しでやっと天井に吊ることが出来た。

この度の件でお世話になったすべての方々に感謝申し上げたい。

明日も棚経なので、この辺で。
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