勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

毎月28日はお不動様のご縁日

2017-02-28 22:18:47 | Weblog
午前中は護摩供、午後からは如常の1日。

さて、先日(2/6)に県道と市道の境で、市道側に立てた案内看板のことを書いたが、昨日周辺の整備が少し進んでアスファルトが舗装された。更に整備が進んで完工すれば、安全性も高まり、近隣住民の方々も利便性が良くなるので有難い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

28日は護摩供の日

2017-02-27 22:19:23 | Weblog
5日ぶりの日替わりになった。瞬く間に2月も過ぎ去ろうとしている。毎日用事は多いけれど、風邪を引くこともなく元気に活動出来るので有難い。明日28日は月例行事の護摩供の日だ。祈願者様の所願成就の為に、和平の為に祈りの誠を捧げようと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝福寺寳燈展の話

2017-02-22 22:04:31 | Weblog
6日ぶりの日替わりになった。檀務、結集寺院様の助法、世話人方の山掃除等々、仏教会関係の仕事など行事続きの毎日だったが、ようやく落ち着いて1日在寺することが出来た。

さて、この写真は明治期に作陶された備前焼の苫舟香炉。(長25cm、幅9,5cm、高7cm)。金重陶陽氏の御親族か或いは御尊父、楳陽氏作と伝わる。苫とは和舟や家屋を覆って雨露をしのぐ為の屋根のことで、苫の下に灰があり、香を焚くと香煙がくゆり古雅な雰囲気を味わうことが出来る。

今年の第8回勝福寺寳燈展は「備前焼の粋」と題して、勝福寺蔵の備前焼を中心に観覧頂こうと思っている。Gikoohは工芸品全般の数寄者だが、郷土岡山の伝統工芸であり、かつて豊臣秀吉公の厚い庇護も受けていた備前焼に心惹かれている。

備前焼の魅力をGikoohなりに考えてみた。部屋の中を見回すと、床の間、違い棚、茶卓、文机のどれにも備前の花入、香合、水滴など何かしら置いてある。心が気忙しい時に、道具というものに触れていると、どういうわけか心癒されている。Gikoohは、いつも作品の向こう側にある職人の仕事ぶりや人間性を感じるわけだが、職人が性根を入れて作り上げた物は不思議な力を秘めているように思う。お道具というものは本当に良いし、文化を愛する者たちには不可欠だ。

寳燈展では桃山期から江戸初期に作られていた農具「種浸壺」から、備前焼中興の祖、金重陶陽氏の細工物まで、古い道具を中心に約30点展示させて頂く予定だ。とはいえGikoohは一地方寺院の住職で浅才無力故に、十分な展覧会は提供出来ないと思う。でも、本展に備前焼が持つ様々な魅力を込めたいと思っているで、関心のある方は是非。会期は今春4月22日(土)の1日限。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月15日は涅槃会

2017-02-16 07:02:10 | Weblog
2月15日は仏教の開祖・お釈迦さまがご入滅された特別な日。全国の寺院では「涅槃会」或いは「常楽会」などお釈迦さまの偉大な遺徳を偲ぶ法会が執り行われている。

この勝福寺の涅槃図は天明7年というから、今から約230年前に描かれたものでお釈迦さま臨終の場面がよく伝わってくる。涅槃図の解説は割愛するけれど、お釈迦さまは生・老・病・死の四苦、そして愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦の四苦、所謂「四苦八苦」をお説きになられた。誰しも避けることの出来ない苦しみに遭遇した時、それをいかに乗り越えて行くかが人生のテーマとなるわけだが、お釈迦さまはその道標として「四諦八正道」を掲げられている。八正道のことは是非お調べを。

さて、近々のGikoohは相変わらずの多用な日々になっている。健康に気を配りつつ、今日も1つ1つ行事をこなしていかねば。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

建国記念日

2017-02-11 22:25:38 | Weblog
今日は建国記念の日。満月。旧小正月。画は林鶴山氏。

午前中は法事があり、午後からは来客の続く1日となった。法事の読経後、Gikoohは5分から10分程度の法話をさせて頂いているが、感想や質問を受けることも少なくない。今日は若奥様から「身に沁みた」との感想を頂き、とても有難かったので今夜はその小話を。

「年々歳々、花相似たり 歳々年々、人同じからず」

これは中国唐代の、劉廷之が自然界の悠久さと、人生の無常を詠んだ有名な文句だが、Gikoohは心の師、林鶴山さんから度々この文句の真意を味わってきた。

「花は毎年同じように美しく咲くが、去年共に相見た人はもはやこの世にいない」という大意になろう。 

親、パートナー、子や孫、家族の大切な人を失えば、その後、良い思い出も、辛い思い出もずっと様々なことが頭を過ることになる。大切なのは今を生きる瞬間で、「明日がある」と楽観的な生き方も必要だが、その時その時はかけがえのない瞬間なので、悔いの無いように過ごされたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒気強し

2017-02-10 22:22:26 | Weblog
4日ぶりの日替わりになった。昨晩からの強い寒気の影響か、今朝は久代でも薄らと雪景色が広がった。

Gikoohは本来ならば、昨日9日~10日まで総社市仏教会の研修視察で山陰を訪ねる予定だったが、昨日は葬儀のために参加することが出来ず、1日予定が空いた時間を、寳燈展の準備に費やした。原稿はほぼ書き上がり、展示予定作品の写真撮影も終わり、来週には印刷業者の方と第1回目の打ち合わせが出来ると思う。

さて、葬儀は、身内を亡くした人でないと分からない複雑で、不安で、寂しい思いに駆られるが、臨終の瞬間と出棺の際にはその気持ちは一層高まる。Gikoohは菩提寺の住職として1人1人のその瞬間の気持ちに寄り添い、少しでも早く元気になられることを念じている。

今週末から来週始めにかけて、寒気がより強くなるらしいので、健康管理に重々ご用心を。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

案内看板の復帰

2017-02-06 22:31:37 | Weblog
如常の1日。時間の合間を見つけては、今春開催予定の第8回勝福寺寳燈展の案内文を考えていた。今回は備前焼を取り上げる予定で、これから少しずつ準備を進めていきたいと思っている。備前焼は「日本六古窯」の一つにも数えられる古い歴史を持つが、Gikoohは素朴な焼成や姿に惹かれて久しい。

さて、この案内看板。以前は檀家様のご厚意で、私有地に立てさせて頂いていたのだが、ご覧のように周辺の道路整備で県道にかかる影響のため移動を余儀なくされていた。余程の観光地でもなければ、国道や県道用地に勝福寺のような山寺が看板を立てることは許可されないのが常だ。この度は地元の土木委員さんのご尽力で、県道と市道の境である市道側に立てることが許可された。場所はご覧のように県道から10mほど中へ入っているのだけれど、とても見やすいので有難かった。もう少しして、周辺工事が完工すると一層引き立つと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

精進 精進

2017-02-05 22:16:09 | Weblog
今日は午前、午後共に法事があり多用な1日になった。どこのご家庭も故人様の供養を丁寧にされている様子に接すると、菩提寺の住職として本当に有難く思う。

2月になり、昨日4日は暦の上では春。3日には星供と厄除の節分祭を行い、大勢のお申し込みを頂いた。一方、1日~3日までシルバー人材センターさんによる寺山の手入れが行われた。寺山は里山だが、手入れがされると見違えるように魅力的な山になっている。昨日4日は子供茶道があるなど、とにかく行事が多いのだけれど1つ1つのことを大切にしていきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする