勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

野菜中心食

2009-10-31 21:52:16 | Weblog
朝から掃除中心の1日となった。五右衛門風呂「義空閑」の薪集め、草刈り、仏具磨きとよく動いた。今日は汗ばむような陽気だったが、気持ちよかった。

11月中旬になると玉葱の苗を植える。それに併せて畑の土づくりもしなければならない。昨年は200本で余裕を感じたので、今年は300本注文した。畑があるお陰で、食費面でも随分と助けられている。そしてご近所からもよく野菜を頂き、健康面でも有難い。

明日は法事や所用で多用になりそうだ。
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七五三の着物が完成

2009-10-30 22:19:07 | Weblog
11月に七五三を迎える娘の着物が出来た。(10月8日のブログに関連記事)

有難いことに家内の母から着物を贈られることになり、10月8日に生地選びを行った。10種類以上ある生地はどれも綺麗で目移りしたが、七五三の「魔除けと無事成長祈願」という本来の意味合いから、赤色に決定、裁縫を得意とされる檀家さんに仕立てを依頼させて頂いた。余談だが仏壇に供える饅頭、この原料は小豆の場合が多い。小豆は美味しいばかりではなく、小豆の赤色は魔除けという意味も持している。

そして昨日29日に完成、持ってきて下さった。今の時代に手縫いの縫製はとても貴重で、生地本来の持つ風合いが一層醸し出され、とても素晴らしい仕上がりだった。娘も大喜びで、祭りごとの当日を楽しみにしているようだ。七五三だけでなく、お正月や雛祭りなど、折に触れて着させてやろうと思っている。

さて、今日は午前中は外掃除をした。庭が綺麗になっていくと、心身まで活性化されるから不思議と思った。午後からは来客や掃除と、如常。
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特別法話会

2009-10-30 11:07:21 | Weblog
「第6回」勝福寺仏教講話特別法話会のお知らせとご案内

Gikoohの日替わり法話をご覧の皆様こんにちは。勝福寺の義空です。自然の山々が段々と色づいていく景色に、晩秋を感じる今日この頃ですが、お元気でお過ごしですか?

さて、ホームページでは既にお知らせしてあります通り、近々に特別法話会を開催致します。こちらのブログの方は携帯電話からもご覧頂けるため、毎日多くのアクセスを戴いております。有難いです。今回は法話会のお知らせとご案内です。皆様は、日頃それぞれの環境のなかで、それぞれの生活を営まれておられることと存じます。本当にお疲れさまです。

そのお心を癒す為に和尚さんの法話を聞きに来られませんか?麻生さんのお人柄を少なからず知るGikoohは、今回のお話も楽しみにしております。機転が利き、情感深く、社会経験豊富、そんな麻生さんのお話はきっと私達の心へ響くものと想像しております。

週末の土曜日はそれぞれにご予定もおありかと思いますが、ご都合のつかれる方は是非勝福寺へお運び下さい。檀家の有無、宗教、宗派を問いません。どなたでもご参加ください。中・高・大等々学生の方々、社会人の方々、余生を過ごされている方々、職探しをしておられる方々、理想の生き方を求められている方々、悩みを抱えておられる方々等々、もしかしたら生きる道しるべが、この法話会にあるかも知れません。

                  記

●日 時  平成21年11月14日(土)夜7時~9時まで
●場 所  勝福寺客殿
●会 費  200円
●持ち物 特にありませんが、数珠や輪袈裟をお持ちの方はご持参ください。
●駐車場はお寺に約20台駐車出来ます。遠方からお越しになられるお方は確実に駐車出来るよう手配を致したいと思いますので、当日の2日前までに☏(0866)96-0615までご連絡頂ければ幸いです。
●JR総社駅からタクシーで来られるお方へ…。総社駅西口からご乗車頂くと、運賃が多少お安くなります。運転手さんには、総社市消防署西出張所(総社市久代)の周辺とご指示ください。運賃は約3000円前後です。法話会の開催時間帯に公共バスの運行はありません。
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日記

2009-10-29 21:50:46 | Weblog
午後から華道の稽古があった他は如常の1日。日替わりを書こうとするものの、眠気で文章出てこず…。こんな日は早く休もう。
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日記

2009-10-28 22:15:02 | Weblog
午前中は護摩供、午後からは来客続きの1日になった。
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白木の密壇

2009-10-27 21:59:48 | Weblog
写真は、密教修法の際に用いる「密壇」。先月末から他寺院へ、お貸ししていたGikoohの密壇が先週末に帰ってきた。そこのお寺の副住職が華燭の式典(仏前結婚式)を挙げるに際し、「密壇」をと借用依頼があった。良く知る信用出来る方だったので、快くお受けした。

この密壇は、Gikoohの教員時代(平成9年の4月から、11年の3月まで)に住まいをして和歌山県橋本市の借家で毎日使っていたものだ。借家住まいとはいえ、真言行者である以上は密教修法の感覚を忘れてはならないと恩師の指導を受けた。その言葉に感銘を受けたGikoohは、高野山の建具店を紹介して頂き、檜で密壇を制作した。月給では仏具店の漆塗なんてとても買えなかったから、建具職人でもある社長に白木で密壇を作って頂いたのだ。密壇が納品された日の嬉しい気持ちは今でも鮮明に覚えている。Gikoohの修法の原点というか、基礎部分を育ててくれた大切な道具だ。

あれから10年、今では本堂の大檀で修法しているから現役からは退いているものの、今なお大切に使っている。

質素だけど、細部まで丁寧に作り込まれたこの密壇は縁あって、かつての御室仁和寺の門跡猊下に諸伝授で使って頂いたり、この度の華燭の式典という人生において極めて重要な節目で使って頂いたりと、有難いことになっている。

この密壇を作って頂いた建具店の社長に、今年2月、新たに檜で護摩壇を作って頂いている。こちらも質素ながら、丁寧に作り込まれた技法に参拝者からの評価は高い。

密教修法や加持祈祷、護摩とGikoohの僧侶としての根幹部分を支える上において、建具店社長に対する恩は大きい。いつかは勝福寺に護摩堂を建立させたいと願っているけれど、それまで、この白木の護摩壇を使い込みたいと思っている。
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秋空

2009-10-26 21:32:14 | Weblog
Gikoohは毎夜9時頃に、施餓鬼という餓鬼仏を供養するため屋外で拝んでいる。先ほど外へ出てきたのだが、曇っていた空が綺麗に晴れ、月が輝いていた。空気が澄んでいて気持ち良い。

今日は落ち着いた穏やかな1日になった。
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Gikoohは古来型

2009-10-25 22:00:25 | Weblog
午前中は法事があった。天候にも恵まれ、良い追善供養だった。

午後からは結集寺院へ葬儀の伴僧を務めさせて頂くために出掛けた。つい先日も書いたが、人生最後の重要な儀式に関われることに感謝し、今日も懇ろに拝ませて頂いた。ちょうど、葬儀の終わる午後2時過ぎからぽつりぽつりと雨が降り始めたのを見て、何故か人生の無常を深く考えさせられた。

ところで、勝福寺はこの辺り一帯の14ヵ寺からなる結集寺院の一つで、事ある時にはお互いに務め合うという風習がある。80代の名誉住職や住職から20代の副住職までおられ、法要などの際には互いの年齢と役割が調和仕合い、何とも言えぬ厳かな雰囲気となる。

例えば岡山県ならば、各地区の寺院では結集と呼ばれる教団の統一をはかり、散逸を防ぐために組織されていることが多い。Gikoohが今よりも更に未熟な時は、葬儀や法要で他寺院の協力を得たい時は、結集寺院ではなくとも気の合う僧侶とでもと思っていた。今でもそれはそれで良いと思うし、気の合う法友とでしか出来ない法要もあるだろう。しかし、地域の法要で本来の意味合いから察すれば、結集寺院が集まらねば恐らく各寺院のご本尊も、各家のご先祖も寂しい思いをしておられるかも知れないと感じることがある。一考だが、結集寺院が1つの目標に向かって互いに信じ合い、支え合うからこそ教団の礎も確立され、仏教は再生され自然と広まるのだと思う。

夕方は、来客が続き多用な1日だった。
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ご本尊さまのお引き合わせ

2009-10-24 21:27:00 | Weblog
画は林鶴山氏。

今日は檀家さんの葬儀のため、多用な1日になった。地域に広く貢献されているお方のご母堂様で、多くの親族、国会議員、市長、県会議員、市議会議員等々大勢の関係参列者に見送られ、故人も安らかに旅立たれることだろう。厳粛ながらも温かさを感じる葬儀だった。

葬儀が終わって斎場から寺へ戻ると、県外ナンバーの車が駐車場から出られるところだった。少々お引き留めして、お茶でもと思っていたら、ある名刹寺院の僧正様だった。それも全国的に著名な僧正様の突然のご来山に物凄く驚いてしまった。そのオーラというか雰囲気そのものが有難かった。所用で来岡された便に、勝福寺にお立ち寄り頂いたとのことで、大変有難かった。

今日は檀務で予定が一杯になっていたことから、失礼なことになってしまったのだが、次回のご来山を心待ちに致しております。お土産まで頂戴し、恐縮しています。

しかし、Gikoohの帰山が信号待ちなどの関係でもう数十秒遅れていたならば、僧正様とお会いすることは叶わず、ご本尊様がお引き合わせ下さったのかなとも感じた。

勝福寺はこのところ、常々の来客のなかにビッグゲストのご来山に与るようになった。Gikooh自身には何の徳も力もないのだけれど、予期せぬ事象にも対応出来るよう平素からの精進が大切だと改めて思った。

明日も檀務で多用となるが、夕方からは平素の日常に戻れそうだ。
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蓼食う虫も好き好き

2009-10-23 22:08:02 | Weblog
10月23日は暦上の「霜降」。晩秋になって霜が降りる頃とあり、朝夕は寒さを感じるようになった。

如常の1日。最近のGikoohは朝のお勤めや食事前後に、花を摘んできて生けることがよくある。秋の花は清楚で色彩豊か、とても味わいがある。Gikoohがこうして花器に花を生けていると、子供達が寄ってきて興味深そうに「お花可愛いね」とか言っている。花のある生活は和やかで落ち着く。そしてその気持ちは歳を重ねる毎に深くなっている。

写真でお分かり頂けるだろうか、桃色の稲のような花がある。「タデ」というが、「蓼食う虫も好き好き」という諺がある。タデは苦くて不味いらしいのだけど、中には好む虫もいる。人の好みも色々という意味だ。草花1つとっても、話題は広がる。
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