勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

今日も星供の準備を

2020-01-31 19:21:46 | Weblog
勝福寺では2月4日の立春の前日、2月3日の節分に、恒例の「星供」(星祭り)を行う予定にさせて頂いている。

節分も星供も、邪気を祓い幸福を増進させるための行事に他ならない。節分は文字通り「節が分れる」ことだが、冬が去って春来る節目なので何かしら特別な意味を感じている。私達の生活の上においても、二十四節気が節分を初めとして起算されていることから見ても、1年の大切な日であることに違いない。

写真は、星供用の御札や御守。星供を始めた平成19年当初は数人だった申し込みも、今は随分増えて有難い。準備の都合上、完全予約申込制にさせて頂いている。新規の受付けは終了しているが、厄除は多くの神社仏閣において行われているので、気になる方は縁のある場所で是非。

今夜から仏具を磨かねば。
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今日は初不動

2020-01-28 18:27:53 | Weblog
6日ぶりの日替わりに。Gikoohのこの時期は毎年、星供の準備を進めるにあたり、各人様の祭祀星を割り出したり、御札や御守の内札を書いたり、その間には来客や所用も多いので、就寝は深夜になっている。

今日は朝9時より護摩供を修し、その後は本堂掃除。後ろで一緒に拝まれていた方から「祈願札が39枚」と聞いた。祈願札の数量についてGikoohは詳細を把握していないけれど、随分多くなったなと有難かった。護摩の霊験については、各人様のプライバシーを考慮して控えるけれど、何らかのお蔭を受けられている方が多く、信念を持って護摩を修しているGikoohにとっては行者冥利に尽きると思う。一方で課題もあり、現在は換気設備もない本堂での修法であることと、護摩壇もかなりミニサイズなことから不自由を工夫しながらの修法であることなど、願いが叶えられるものなら「護摩堂を建てたい」と特に最近感じる。

護摩堂があれば、色々な意味で自身の気も高められるので、更に威力も増してくるだろう。Gikoohの不徳さ故に、護摩堂建築の兆しはないけれど、Gikoohの生涯には今後もないかも知れないけれど、お大師様の一弟子として、人々の幸せの為に精進してきたいと思う。
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午後から雨模様

2020-01-22 22:26:37 | Weblog
午前中は、近隣寺院様の有志の勉強会へ。本堂で拝むことを中心に、様々なことを話し合う貴重なひと時。

さて、勝福寺では例年の「星供」を控え、明日くらいから節分過ぎまでは相当気忙しい毎日になると思う。この行事は主に檀信徒様向けで、申込も既に終了しているが、人数が初の40人を超えて有難い。その一方で、今も下準備をしているところだが、御札が手書きであることや細かな手仕事も多いので計画的に進めねば。、
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初大師

2020-01-21 21:52:00 | Weblog
今日は初大師。新たな年になって初めてのお大師様の日。朝7時から本堂で御影供を厳修。

今日は何について書こうかと思いを巡らしながら、1日多用だったからか思考力が…。早めに休むとするかな。
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大寒

2020-01-20 21:47:53 | Weblog
如常の1日。暦の上では今日は「大寒」。1年で最も寒い時期といういけれど、日中の気温が12℃付近と過ごしやすかった。こんな気候が続いていれば、地中の微生物達や厳寒ではあり得ない虫達も越冬し、この先農作物の被害にも繋がりそうな気がするので心配だ。

この1年「無事」であることを念じているけれど、何かそここそで既に予兆が出ているような気もする。しかし、そんなことを考えていても何にもならないので、今まで通りに普通に過ごそう。明日は明るい話題が書けるかな。
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今日は世話人総会

2020-01-19 22:49:42 | Weblog
1週間ぶりの日替わりになった。先週のGikoohは関西方面での檀務もあり、週末には法事、仏教講話(初講話)など多用な日々になっていた。

そして今日は寺の役員総会があったのだが、それに向けての印刷物、そして寺だより『徹林』の編集などバタバタしていたけれど、ようやくひと段落出来た。役員会も順調に終わり、皆様の理解と協力が本当に有難い。そして今回の徹林は、時間の都合上3日ほどで仕上げてしまったので文字抜けや、内容が煮詰まっていない部分もあるけれど、Gikoohの想いの大筋は書けたと思う。

「墓じまい」「家族葬」「通夜式」「お別れ会」など、情感深い時代には存在しなかった造語が世に溢れ、翻弄され、この次にはどんな新語が流行するのか気掛かりだ。

通夜式など、よくよく考えてみて欲しいが、疑問を持たないだろうか?通夜なら意味は通るが、それに式がついてどうするのか。そんなことを徹林で深く掘り下げたかったが、制作時間不足で少しだけ触れている。

さて、勝福寺では節分まで御影供(初大師)、子ども茶道、護摩供(初不動)、星供(厄除け祈願祭)と行事が続く。特に星供は、申込を既に締め切らせて頂いているが、とても多いので明日から空いた時間に準備に入ろうと思う。

風邪を引かないように過ごさねば。
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1月13日は成人の日

2020-01-12 23:24:46 | Weblog
『話の大事典』によると、成人式は一人前の大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年男女の前途を祝福し、且つこれを励ます儀式のことをいい、古来の元服式を新しくしたもの。昭和23年の春から各地において行われ始めたが、7月20日に国民の祝日法が公布され、24年の春から国民の祝日として毎年1月15日にこれを行うように定められた。

その後、成人の日は改定され、平成12年より正月第二月曜日となって現在に至る。従って令和2年は1月13日が「成人の日」だが、多くの市町村では本日成人式が行われたことだろう。

勝福寺では、旗日には、「日の丸」を掲げているから思うのだが、「成人の日」に「成人式」を行ってくれれば、町のそここに国旗が掲げられる風景が見られるのに、1日前だと旗なしで調子が狂う…という感じになってしまう。

冒頭で書いたように、「成人式は一人前の大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年男女の前途を祝福し、且つこれを励ます儀式」なので、本来の意味を重要視するならば旗日に行って欲しい。日本人であることに誇りと自覚を持って欲しい。と、50歳前のGikoohは思う。

とはいえ、新成人の皆様方には、心からお祝いを申し上げたい。これからの日本は、自然災害、外交問題、人口減少、治安の悪化、自分本位等々、恐らく多難な時代になってくるだろう。成人を迎えるに当たり先祖や親、周辺の人々への懺悔と反省と感謝は勿論のことだが、「智恵」と「慈悲」のバランスを考えてみて欲しいと思う。

智恵の方だが、Gikoohの1つの案として、活字を読む。つまり新聞や読書をして様々な世界に対する見識を広めて欲しいと思う。スマホ、ゲーム、ライン等に翻弄されて大切な10代を過ごした世代だと思う。振り返ってみて、どうだったろうか。スマホの検索で上面の知識は増えたが、智恵は身についただろうか。世の中の浅深は少し見えただろうか。

慈悲の方、つまりハートはどうだろうか。家族や他人を思いやる心、物を大切にする心、礼儀はどうだろうか。学校の先生は人生で大切な処世術を説いてくれただろうか。

今後の世の中は、良くも悪くも現代人が背負っていかなければならない。今はとにかく知識ばかりが先行する風潮だが、慈悲の欠落した社会に明るい未来はない。「智恵」と「慈悲」のバランスは本当に大切なのだ。

Gikoohの文章に何か感じてもらえる人が1人でもいて下さると良いが…。
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鏡開き

2020-01-11 22:38:43 | Weblog
年始参りの1日。暖冬。どこのご家庭も快く、そして温かく出迎えて頂き本当に有難い。

さて、今日11日は「鏡開き」。正月、歳神様にお供えした餅を下げて戴く日。歳神様の恵みを感じて無病息災を願った。
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今日は「人日の節句」。七草。

2020-01-07 22:28:53 | Weblog
七草のことは、昨年のブログで書いたことがあるので、関心のある方はこちらを。

昨日は寒の入り「小寒」。暦通りの寒い1日になったが、今日は過ごしやすい1日だったように思う。

今朝、七草粥を頂いた後は近隣の寺院で行われた正月の「修正会」(しゅしょうえ)に出仕させて頂いた。修正とは辞書によれば、なおし、正す、身が修まって正しい、正しい道を修めるなどの意味があり、修正会は「一年間の無事」、元旦のブログでも書いたように「国や地域の安寧を祈る宗教行事」といって良いだろう。

今年は平穏な一年であって欲しいと祈る一方で、何かしらの予感もしている。Gikoohはお大師様の教えに則り、日々無事を祈りたいと思う。
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我が家の御節料理

2020-01-05 22:52:45 | Weblog
勝福寺では、4日から年始参りが始まっている。いつもならこの時期の総社は手が悴むほど寒いのだが、今年は妙に温かい。温かいのは有難いけれど、でも気候変動が心配。

さて、今日の写真はGikooh家の「御節料理」。戴く前にまず歳神様にお供えする御供物だから、市販品もあるけれど基本的には家内が手作りでこしらえるようにしている。なかでも、Gikoohのお気に入りは、高野山の「笹まきあんぷ(右下の器)」。生麩の食感と優しい餡の風味に舌鼓。以前は、漆塗りの御重で大きかったので何日も戴いていたけれど、近年はこんな小さめの磁器に盛りつけている。これだと、冷蔵庫で保存出来、レンジでチン出来るから便利なのだ。
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