勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

毎月28日はお不動様のご縁日

2023-03-28 21:42:48 | Weblog

毎月28日はお不動様のご縁日。午前中は檀信徒の方々と護摩供を勤修。どうか、願いがお不動様に通じますように…。

さて、勝福寺の2本のソメイヨシノは1本は満開に、もう1本も8分咲きになった。今年は3年ぶりに提灯も飾ってご来寺の皆さまに楽しんで頂いている。

3年ぶりといえば、勝福寺の仏教講話も5月から再開したいと思っている。日程等はまだ決まっていないけれど、今年は弘法大師のご誕生1250年なので、内容はお大師さまのお話をさせて頂く予定。

 

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彼岸明け

2023-03-24 22:51:45 | Weblog

写真は、今日24日(金)に撮影した勝福寺のソメイヨシノ。22日には3分咲きくらいだったけれど、この陽気に誘われていよいよ華やいできた。このソメイヨシノ、隣にもソメイヨシノがあるけれど品種が若干違うのか、満開の時期は異なってまだ3分咲きくらいだ。こちらも後日写真をupしよう。

昨日はお檀家のご葬儀があった。ご婦人は常に穏やかで、Gikoohが勝福寺へ入山した当初から温かいお付き合いを頂いた。そして夏のお盆参りでお宅へお伺いすると、短い時間ではあるけれどお抹茶を頂戴しながら世間話をするのが恒例で、話の内容が何かしら心身に染み入るものがあり有難かった。

明日からはまたしばらく多用になりそうなので、早めに休むとしよう。今夜はこの辺で。

 

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WBCで侍ジャパンが世界一に!

2023-03-22 22:55:37 | Weblog

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の決勝で、侍ジャパンが14年ぶり3度目の優勝で世界一になった。Gikoohも本当に感激した。また、現在甲子園で開催中の高校野球もそうだけど、野球は爽やかでやはり最高。

写真は、今日22日(水)に撮影した勝福寺のソメイヨシノ。東京は今日満開になったらしいけれど、総社市久代周辺はこんな様子。鶏のチャボも石の上に上がって花見を楽しみにしているのだろうか。

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3月21日は正御影供

2023-03-21 22:39:01 | Weblog

本日3月21日は、弘法大師空海上人の正御影供。承和2年(835)3月21日に高野山にて御入定された。御年62歳。

毎月21日の御入定の聖日を御影供(みえく)、3月21日の正当日は正御影供(しょうみえく)と称し、いずれもご尊像の前で供養の法要を行う。また今日は彼岸の中日。勝福寺では正御影供のあとに午前中は法事があり、ご当家さまより頂戴した御菓子をお供えさせて頂いた。有難い。

さて、今年は度々アナウンスさせて頂いているようにお大師さの御誕生1250年。写真はお大師さま5,6歳頃のお姿と伝えられる稚児大師像。昨年、彩色師の篁さんに彩色頂いたものだ。Gikoohは法事の席で、お大師さま幼少期のお話をよくさせて頂いているけれど、その時代は政治も経済も不安定で、都の繁栄の影に、一般庶民の暮らしは苦しいものだった。そこへきて、奈良→長岡→京都と都が遷都する暗影の世で幼少期のお大師さまは、社会の平和を願って人々を幸せにしたい…と小さな胸に大きな願いを持たれ、藁や草で建てたお堂に土でこしらえて仏さまを安置して礼拝されていたという。ご両親はそんなお姿に感銘を受け、「真魚」という幼名を呼ばずに貴(とうともの)と号されていたそうだ。

今夜は遅くなってしまったので、また改めたい。

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お彼岸

2023-03-19 22:36:05 | Weblog

昨日18日(土)は春の彼岸入り。その年によって様々だけど、今年の彼岸は法事も多く、先祖様を大切にされるお家を清らかに思う。

さて3月中は、仁和密教学院時代の同期生で住職ご本人の満中陰、同じく学院時代の同期生の御尊父様の中陰、そしてGikoohの父の17回忌、義祖母の17回忌、さらに昨日18日は伯母の檀那が亡くなり、お通夜に行かせて頂いた。義理の伯父夫妻にGikoohの兄弟は大変世話になっていて、幼少期はよく遊びに連れて行ってもらったものだ。またGikoohが勝福寺へ入山して間もない頃には、寺の掃除も度々手伝ってくれたり、弁当もよく御馳走になった。義伯父に寄付してもらった草刈機は十数年活躍した。本当に慈悲深くて良い方だった。

今日は義伯父の葬儀があり出席したかったのだが、勝福寺でも法事や地域のお大師講もあったので、自坊で手を合わせて静かに伯父の頓生菩提を念じた。

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高松・天福寺様へ

2023-03-17 22:12:28 | Weblog

「井の中の蛙大海を知らず」。本来の意味は別として、この諺が好きなGikoohの平素は、檀務や買い物以外は在寺の生活を旨としているけれど、先週と今週は山口県、鳥取県に続いて昨日は香川県へ行って来た。

(時折触れている)京都の仁和寺には僧侶養成の修行道場「仁和密教学院」がある。Gikoohがお世話になったのは平成8年4月~9年3月の一年間。そこで一年間辛苦を共にし、今も大切な同期生の御尊父様が先月に遷化されていたことを最近になって先日知った。Gikoohはお位牌を拝ませて頂ければと願い、高松市の「天福寺」様へ詣でた。お位牌を拝しながら、かつて何度か遊びに行かせて頂いた時に、お元気だった御尊父様に温かく接して頂いたことが思い出された。この度、同期生のご住職には貴重な時間を空けて頂いて本当に有難かった。

今夏の6月に行う予定の「弘法大師空海上人さま御誕生1250年記念法会」で、期間中の行事の内容はまだ詰めていないけれど、現在ご参拝の方へのお接待について考えている。お大師さまは香川県の御方なので、讃岐を感じられるものをと思い巡らせていたところ、お檀家で、とある大学の教授の先生から讃岐三白(砂糖・塩・小麦)についてお話を伺う機会があった。

そしてこの度の訪寺。讃岐三白について更に見識を深めたいと天福寺のご住職にもお話を伺うことが出来た。そして、この機会に関連のお店を訪ねてみることにした。

今回は時間の都合もあり、老舗のお茶屋さんと、お茶屋さんから紹介頂いた御菓子屋さんへ向かった。

1件目は、高松市内にある茶舗「原ヲビヤ」さん。お店の雰囲気がとても良くて圧巻された。Gikoohはそこで少しだけお煎茶を求め、今も戴いているのだけれど、ここのお店のお茶は品質が高くてとても美味しい。

また、店主さんに三盆糖についてお尋ねしたところ、「三友堂」という御菓子屋さんをご紹介いただいた。三盆糖のお干菓子や内容については、恐らくまた触れる機会があるかも知れないけれど、実に実り多い旅になった。

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本尊縁日

2023-03-15 21:40:22 | Weblog

毎月15日は本尊様(阿弥陀如来)のご縁日。春の彼岸が間近ということもあり、いつも何かと温かい心遣いをいただいている篤信なお檀家に立派な高野槇の御供えがあった。本当に有難い。

今日は、お釈迦様のご誕生を祝う花まつりのチラシを作成したり、掃除をしたり、前々から気掛かりだった細々したことを色々と前に進めることができた。

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自然薯

2023-03-14 21:51:41 | Weblog

早朝は境内の蹲に薄氷が張っていた。でも日中は、15℃前後と過ごしやすい1日に。午前中は大人の茶道の稽古があり、午後は常の如しの生活だけど、雑用多し。

さて、写真は戴いた自然薯。ご自宅で栽培育てられたという自然薯。ユーモアな形の自然薯。明日の朝は、ご飯の上にとろとろ自然薯を、さらにその上から納豆と醤油を掛けて戴こう。有難い。

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昨日(12日)はじゃが芋を植えた

2023-03-13 21:33:25 | Weblog

荘子の「井の中の蛙大海を知らず」という諺。Gikoohはこの諺が好きで、自分と重ねることがある。新明解『故事ことわざ』辞典によると、本来の意味は知識や見聞の狭いことのたとえ、また自分の狭い知識や見解にとらわれて、他に広い世界があることを知らないたとえ、と記載されている。

小さな井戸に住む蛙は、大きな海のあることを知らないという意から、世間を知らず、一人よがりを戒めるときに用いられることが多い。略して「井の中の蛙」「井蛙」ともいう。

しかし見方によれば、たとえ海のことは知らなくても、井戸の中にもお日様の温かな光は降りそそぎ、月見だってすることができる。大切なのは本人が物事をどう捉えるかが肝要なのではと、勝手な解釈をしている。

そんなGikoohだけど、近々は井戸ならぬ寺から外出する機会がしばしばあり、昨日、12日(日)は所用で朝3時前に起床して本堂で行法の後、鳥取市内まで車で往復(往復400km)してきて、それから家内の実家の法事に参加するなど多用になっている。

その家内の実家に菩提寺のご住職をお招きして、義祖母の17回忌の追善法要が営まれた。Gikoohも親族として参加させていただいたけど、命の繋がりを想い、先祖への感謝の気落ちが法事という形で表れるのは本当に素晴らしいことだと再認識した。

法事が終わって夕方からは、畑でじゃが芋の種芋を植えた。今年はメークインや男爵など、約4kgを植えた。

無事に収穫できますように…。

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東日本大震災から12年

2023-03-11 18:55:05 | Weblog

平成23年(2011年)3月11日。14時46分、東日本大震災発生。あれから今日で12年、Gikoohの心にはあの日の出来事が今も蘇る。犠牲になられた方々へ祈りを捧げた。それからも日本は、毎年のように各地で大地震や風水害が立て続き、これからもいつ容赦なく私たちを襲ってくるか分からない。大難は小難に、小難は無難であることが望ましいけれど、お互いに日頃から防災意識を忘れないようにしなければ。

お大師さまの漢詩文集である『性霊集』に、

「三網弦(ゆる)び紊(みだ)れて五常廃れ絶ゆるときは 

すなわち旱澇飢饉(かんろうききん)し邦国荒涼せり」

※三網=君臣・父子・夫婦の道 ※五常=仁・義・礼・智・信 ※旱澇=日照りと長雨

 

人々の道徳が乱れ、社会の礼節が荒廃すれば、天変地異が起こり国内も荒れてくると述べられている。近年の様子を垣間見ながら、無事を祈らずにはいられない。

Gikoohは真言僧侶なので鎮護国家のために、地域発展のために、衆生救済のために、祈祷の要ともいうべき護摩供を現在の月一よりも増大して厳修したいと願っている。けれども、現状は物理的に難しいので護摩以外の方法で念じるより道はない。Gikoohの気力はまだ当分は持続しそうなので、護摩堂建立の願いを持ち続けながら千載一遇のチャンスを待ちたい。

さて、今日は子ども茶道教室のお稽古があった。みんな楽しく通ってくれている様子なので有難い。所作を覚えることも大切だけど、もっと大切なのは心の温かい人間として成長することだと思っている。

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