勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

智辯学園野球部のエピソード

2021-08-29 21:31:55 | Weblog

8月29日(日)、午後2時から「第103回全国高校野球選手権大会」の決勝戦が阪神甲子園球場で開催され、Gikoohもテレビとラジオの二刀流で観戦した。かつて(奈良)智辯、そして(和歌山)智辯の両野球部で名指揮を執られた元・高嶋仁監督は、今日のABCラジオ放送のなかで、同校の野球部の創設者である故、藤田照清先生との談話を紹介された。「両校で甲子園の決勝戦するのが夢」と語られていたそうだが、遂にその夢は実現した。

結果は、智辯学園(奈良) 2×9 智辯和歌山

智辯和歌山が、今回の参加数3603校の頂点に立ち甲子園は閉幕した。Gikoohは勝負云々よりも、心から両校の選手と関係者様に拍手を送りたい。

今夜は、昨日の日替わりブログで予告させて頂いたように、智辯学園の御大である辯天宗宗祖の「智辯尊女さま」の野球への想い、更に同校の偉大な功労者である故・藤田照清先生のエピソードを、辯天宗の教書から一部抜粋して紹介したい。

このエピソードは野球のみならず、人生の様々な場面で応用できる訓戒でもあるので生活の参考にして頂ければ有難い。それでは、昭和の世界へタイムスリップ…。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

学園の野球部が昭和43年夏、(奈良の智辯学園)創立3年目にして、全国の野球ファン注目の、全国高校野球大会に地元代表として出場し、私たちの血を沸かしてくれたことは皆さんの記憶にまだ生々しいだろう。

毎年、夏になると、全国の野球ファンの関心はいっせいに甲子園に移る。学校だけでなく、家族や職場でも、甲子園出場校の顔ぶれやその成績が話題になる。それだけ人気のある大会だけに出場することは、きわめて栄誉なこととされる。

だが、その出場の栄誉をかちとめるまでは大変である。県大会や地区大会を勝ち抜かなければならない。全国に何千とある高校がみなそれを目指している。しかし、甲子園出場の栄誉をかちとる学校はわずかに(当時)30校前後である。野球部創立何十年にもなるのに、まだ1度も出場していない高校もある。それをわが智辯学園はわず3年にして、その栄誉をかちえたのだ。

 最初、智辯学園の甲子園出場のニュースがマスコミによって全国に報道された時、地元の奈良県や近隣府県はともかく、関東や東北の人たちは、ずいぶん幸運に恵まれたチームと思ったらしい。しかし、学園の教育方針とチームの戦績を知るに及んで、心から学園とチームの努力と栄誉をたたえてくれたことを、私は忘れない。

 かつて、宗祖さまは、智辯学園に野球部ができた年の夏、全国高校野球大会の実況中継をご覧になりながら、「智辯学園も3,4年すれば甲子園に行けるようになる」とおっしゃった。その時の模様を(当時)藤田照清智辯学園専務理事)は、雑誌『ききょう』(昭和44年1号)に次のように書いている。

「夏の日の午後だった。宗祖さまは、御神示を終えられてご休息の時間に汗を拭き拭き、テレビにうつる高校野球の熱戦をご覧になっておられました。ちょうど私が学園の用事でお部屋にまいりますと、宗祖さまは『藤田さん、まぁ座って野球みてみ』といわれ、『私はプロ野球やプロレスなんかは嫌いやし、野球もわからんけど、高校野球だけは大好きや。あの若い純真な高校生が一生懸命になって試合してる姿を見ていると、勝負は別にして、よいものや。智辯学園かて、がんばったら、3,4年のうちに甲子園に行けるようになる。甲子園へうちの子供が出るようになったら、お盆は管長さんや総長にまかせて、私は信者さんにお願いしてみんなで大応援団を作って甲子園に行くのや…』と嬉しそうに話されました。

私は、まさか設立3年や4年で甲子園出場の夢が実現するとは思えませんでしたが、宗祖さまの、このおことばは大変な光明となりました。それから、全く不運な事件により、野球部は1年間公式試合出場停止となりましたが、宗祖さまの励ましを受けて、選手たちは、その後2年間、甲子園を目指して、夏休みはもとより、正月も返上して、ただひたすら練習に練習を重ね、ついに甲子園出場の夢を果たしたのであります」

この文章には、宗祖さまの期待に応えて、野球部の諸君たちが、いかに黙々と練習したかがはっきりと述べられている。どんなことでもそうだが、いざという時、力を発揮するのは日ごろの修練である。毎日毎日の積み重ねが大きな成果を生むのである。

練習というのは試合と違ってあまりおもしろいものではない。毎日毎日が同じことの繰り返しである。それも、体力の限界に挑戦するような毎日であってみれば、強い克己心と強い忍耐力も必要とするだろう。だが、選手たちは、お互いを励まし合いながら、それにじっと耐えたのだ。それでこそ、御本尊さま、宗祖さまのご加護があったのだと思うのである。

この智辯学園野球部のひたむきな練習と甲子園出場という栄光の記録は、そのまま信仰を志す者にとって大きな教訓となる。智辯学園の場合、とぎれぬ練習、たゆまぬ修練が大きなご加護を読んだのである。

「とぎれぬ信心とたゆまぬ積徳がおかげとなる」

この宗祖さまのおことばを、もう一度、深く胸に刻みつけようではないか。

昭和51年3月1日発行 / 大森慈祥著書『信者訓戒理解』下巻より

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

人生や山あり谷あり、嬉しいこと悲しいこと、良いこと悪いこと色々ある。何でも目的が出来た以上は、途中で切れず、怠らず、努力を続けなければ物事は達成しない。更にGikoohの心に響いたのは、「だめだ、いけないと自分で決めつけてしまうから、ますますみじめになるんです。そんな時は御本尊さまを信じて気持ちの持ち方を変えなさい」とよくおっしゃられていたそうだが、今の時代は何でも科学的、自己中心的な考えをする人が溢れ、信仰の生活を重んじる人は減少したように感じている。

毎年、智辯学園の野球が安定して強豪なのは、選手たちの不断の努力は勿論のこと、辯天宗の御本尊さまである大辯才天女尊さまのお蔭を感じ、御宗祖さまや管長さま、そして学園の磐石な基礎を築かれたの藤田照清先生に感謝の気持ちを忘れてはならない。

とにかく、今日は貴重な1日だった。

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毎月28日は不動明王のご縁日

2021-08-28 22:43:17 | Weblog

毎月28日はお不動さまのご縁日。朝9時から護摩供を修行し、過去最多となる56枚の祈願札を加持し、祈りが届くことを念じて炉に投じた。一方で、本堂の一角にある小さな護摩壇なので遠慮しながら修せざるを得ず、需要の高まりに伴って専用の護摩堂が建立されるのを願ってやまない。

 

さて、日替わりブログでも度々述べているけれど、Gikoohが勝福寺に入山する前は奈良と和歌山の智辯学園で2年間務めさせて頂いた。週の前半は本校の奈良校へ、後半は兄弟校の和歌山校で、それぞれ宗教の授業を担当させて頂いた。その思い出は20年以上経った今でも鮮明に蘇る。両校とも魅力的で本当に素晴らしい学び舎だった。感謝でしかない。

 

その両校が、明日29日の「第103回全国高校野球選手権大会」決勝で対戦することになった。勝負は別にして、野球は楽しい。

 

ここで先ず、両校の校歌を一番だけだけど紹介したい。

 

◎智辯学園中学校・高等学校校歌

             作詞:大森智祥 

             作曲:古賀政男

 宇智の丘にはわたる陽の 

 あまねきめぐみ 塔高く

 桔梗かがやく 学び舎に

 宗祖の徳を仰ぎつつ 

 励むわれらに光あれ

 われら誠実 われらは明朗

 ほめよわれらが

 われらが誇りは智辯学園

 

◎智辯学園和歌山中学校・高等学校校歌

                 作詞:藤田照清 

                 作曲:末古保雄

 ここ南海の 神撫台 

 古代人の 跡清く

 尊女の遺志 継承ぎて

 創建し 真理の 法の城

 茜いろ映え 揺るぎなく

 聳えたるこそ 誇りなれ

 永に栄光あれ 智辯学園

 おお吾らが和歌山高校

 

ここで注目して頂きたいのが、本校の校歌には「宗祖の徳を仰ぎつつ」という歌詞が、和歌山校の校歌には「尊女の遺志継承ぎて」と、いずれも辯天宗の御宗祖・智辯尊女さまのことが詠われている。次回は、その智辯尊女さまと野球部のエピソードに触れてみたいと思う。

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法を敬えば四天の加護あり

2021-08-26 21:26:54 | Weblog

お大師さまの著作『金勝王経秘密伽陀』という仏教経典のなかに、

「人を敬い、法を敬えば四天護り、法を遺れ、人を遺るれば身国亡ぶ」

という一文がある。空海名言辞典の解釈には、

【大意】 人を敬い、信仰の道を尊ぶ程のことであれば、自然に生活は安穏になるが、宗教を忘れ、人を無視するようであれば、身を亡ぼし、やがて国も亡ぶのである。

とある。新型コロナの拡散がいよいよ深刻になってきた。政府や自治体の新型コロナの対応と、お大師さまのこのお言葉と照らし合わせてみると、暗澹たる気持ちになってしまう。やがて国全体が学級崩壊しないように人知を超えた御仏を頼って国難を乗り越えなければならない。

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8月24日は地蔵盆

2021-08-24 17:52:38 | Weblog

今日8月24日は地蔵盆。写真は勝福寺山門前におられるお地蔵さま。地蔵盆はおもに児童の祭りとして、町々の人々が町々の地蔵尊に供物や燈明を掲げて子ども達の無病息災を祈る日。最近では地蔵祭りをあまり見かけなくなって寂しいけれど、死後の利益のみならず、疫病除けの意味合いもあるので、是非共伝えていきたい行事だ。

この赤い頭巾や前掛けは、近所のご婦人が長年いつのまにかそっと付け替えて下さっている。先日のMBS放送の『情熱大陸』もそうだけど、眼に見えないところでスポンサーや支援者あってこそ成立することも多く、寺にとっても檀信徒皆さまの支援は法燈を護る上においても本当に有難い。

 

さて、今日は下泉全暁先生著の『仏さまの功徳を説くお話』(青山社)からお地蔵さまの功徳を抜粋して紹介させて頂こうと思う。

お地蔵さまの功徳を説いた『地蔵菩薩本願経』の「見聞利益品」には、この世の衆生であれ、あの世の者であれ、地蔵菩薩の名前を聞き、姿を見、功徳を願い、礼拝供養する者は、決して苦しみの世界に赴くことはなく、天人や人間の世界に生まれ変わることが出来ると説かれる。

また、衆生が臨終を迎えた時、地蔵菩薩の名前を耳にし、姿を拝見出来れば、苦しみの世界に生まれるはずであった者でさえも、自らの罪障が消え去り、安楽な世界に行くことが出来ると説かれる。

「至心に地蔵菩薩の身に帰依せば、寿命がいよいよ増して、罪障を除く」『地蔵菩薩本願経』

「至心に地蔵の像を瞻礼せば、一切の悪事みな生滅せん」『地蔵菩薩本願経』

 

勝福寺のお地蔵さま。皆さまはスマホやパソコンからご覧になられていると思うけれど、画面を通してでもお地蔵さまの霊験が何かしら届けられればと願っている。そして、新型コロナで療養されておられる方々、豪雨等で被災されておられる方々、間もなく新学期を迎えるに当たり不安な気持ちで過ごされているお子さん達、皆さまでお地蔵さまを拝まれたい。

御真言は「オン カカカビ サンマエイ ソワカ」

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仏師・加藤巍山さんの釈迦如来坐像

2021-08-23 21:47:26 | Weblog

先ず、今日の画像は仏師・加藤巍山さんの制作された釈迦如来坐像。(掲載画像は御本人の了承済)こんなお釈迦さまがいらっしゃると、大きな慈悲に包まれたような感覚になり、思わず手を合わさずにはいられない。

昨晩22日(日)に放送されたMBS『情熱大陸』で仏師・加藤巍山さんはご覧になられただろうか。見逃された方は、MBSの動画イズム(無料見逃し配信)で、9月5日(日)22時59分迄まで無料で視聴出来るので是非。

Gikoohは放送の時間帯はほぼ就寝しているけれど、この番組はリアルタイムで観たいとテレビの前で食い入るように見入った。途中、感動したり当時を思い出して思わず胸がジ~ンとすることもあるなど、とても奥深い内容だった。

番組を視聴して、勝福寺の稚児大師像を加藤仏師に依頼させて頂いたことを本当に良かったと改めて実感している。仏像は多くの人に祈られながら、長い年月をかけて本物の仏さまになっていくわけだが、しかしそれ以前に、仏像を通して仏師の資質も透けて見えるものだ。だからこそ、新調の場合は尚更、修繕の場合も仏師の資質の浅深により、信仰の対象としての意味合いがまるで異なってしまうのだ。

千差万別、十人十色で人の好みも様々だけど、僧侶は拝むことが生活の主軸でなければならないと考えるGikoohは、加藤仏師に衷心から感謝の意を表したいと思う。

令和5年は弘法大師御誕生1250年。勝福寺は小さな山寺なので派手な祭りは出来ないけれど、この稚児大師像を中心として皆さまにお参り頂けたらと思う。そして、まだ他にも現在進行形の計画もあり、順次に紹介していければと思う。

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仏師・加藤巍山さん 8月22日放送の『情熱大陸』に出演のお知らせ 

2021-08-22 18:45:26 | Weblog

先ず、今日の画像は本日22日の情熱大陸に出演される彫刻家で仏師の加藤巍山さん。(御本人様の了解を得て掲載しています)

 

昨日21日は弘法大師御影供。お大師さまの御尊像の前で供養の法会を行い、ご遺徳を偲ぶ日。Gikoohは今、お大師さまが般若心経を密教の観点から解釈された『般若心経秘鍵』を毎朝お唱えしているけれど、この日も常の如く世の安寧を拝んだ。

さて、(放送後にこの日替わりブログをご覧になられた方には申し訳ない)本日22日(日)は午後11時からMBS放送の『情熱大陸』で、仏師で彫刻家の加藤巍山さんが出演される。約5か月にも及んだ撮影期間というから、とても楽しみだ。

「勝福寺に稚児大師の御尊像をお迎えしたい」と発願したのは平成27年のこと。文明社会の昨今、私たちの日常生活は本当に豊かになった半面、精神文化や人間社会は至る分野で音を立てるように崩れている。この時代において、寺は如何なる場であるべきか、またGikooh自身は如何に向き合っていけば良いのかを日々模索するその一つとして、人々の心の拠り所の一助として、稚児大師さまをお迎えしたいと思った。

それから3年後の平成30年2月、ある朝の行法中に、「勝福寺の稚児大師像を制作するのにこの御方をおいて他にはいない」と直感した。そうと決まれば物事は早い。Gikoohは加藤仏師にメールを差し上げ快諾頂き、仏縁を賜ることが出来た。

お大師さまのお生まれになった時代は奈良時代の末期。栄枯盛衰の無常のなかで、当時の奈良の都は社会情勢が非常に不安定になっていた。それでも尚、貴族は生活の変化を恐れて贅沢に執着したが、一般庶民の生活は貧しさに喘いでいた。

お大師さまの父君は佐伯直田公(またの御名を善通卿)といい、讃岐の国造(知事のような役職)をされていた。母君は玉依御前といってとても慈悲深く信仰深い人柄だったという。

幼少のお大師さま(幼名:真魚)は遊びのなかで、誰に教えられるでもなくお堂をこしらえて、泥をこねて作った仏さまを拝まれていたというから、この時はもう小さな胸に菩提心が芽生えておられたのだろう。拝むということは、多くは誰かの為に祈るものだが、真魚さまは当時の社会情勢を幾分かご存知だったことは想像に難くないから、きっと世の安寧を拝まれていたのではとGikoohは拝察している。でもその背景には、恐らく母君からの影響も大きかったに違いない。

お大師さまは晩年の御遺告に、「夫れ以れば、吾れ昔生を得て父母の家に在りし時、生年五六の間、夢に常に八葉蓮華の中に居坐して諸仏と共に語ると見き…」。

「昔私が生まれて両親の家に住んでいた時、5,6歳の頃、いつも八葉の蓮華の中に坐って諸々の御仏たちと言葉を交わしている夢を見た」と書かれている。この時分から諸仏に包まれて談話をされる夢を何度もご覧になるとは、何という貴いことだろうか。稚児大師さまの御尊像は、この時の清らかな御姿を表現したものだ。

稚児大師さまの御尊像は無垢な心と、初々しさが伝わってこなければならない。御尊像を拝した人が自ら覚るような貴いお姿…。

そして本年令和3年6月、遂に稚児大師像が完成し、同11日にお納め頂いた。5,6歳の初々しさと、あどけなさのなかに聡明さも表現されていて、見事な稚児大師像が完成していた。御尊像の寸法は、胴体の高さが20cm。台座と後背を加えると約50cm。基本的に白木造りながら、要所要所で淡い彩色が施されている。

この御尊像を拝した人が、自身の幼少期を回顧することにより生来の清浄心を見つめる機縁となって、やがて覚りへと繋がることを願っている。子どもさんには、幼少期から手を合わせる習慣を大切にして欲しいと願っている。子どもは習い事をさせれば当然それなりに伸びるものだけど、手を合わせて誰かの幸福を拝んだり、感謝するという清らかな心は営業空間で得ることはない。

平成30年から完成する令和3年までの間に、「せっかくこのタイミングで完成したので、令和5年の「弘法大師御誕生1250年」の慶讃事業の一環にさせて頂くことにした。

今のところ令和5年の「弘法大師御誕生1250年祭」の際にお披露目させて頂こうと考えているけれど、都合により早めさせて頂くかも知れない。お楽しみに。

勝福寺の稚児大師像を手掛けて下さった加藤仏師が今夜、いよいよ登場される。是非、御視聴を。

加藤仏師に関する情報を幾つか紹介したい。

◎加藤巍山さんの公式ホームページはこちらから。

◎情熱大陸の番組ホームページはこちらから。

◎毎日新聞の記事はこちらから。

◎Yahooニュースはこちらから。

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寺便り『徹林』をお配りしました勝福寺檀家の皆様 内容の一部訂正のお知らせ

2021-08-20 20:56:51 | Weblog

◇勝福寺檀家の皆様へ。

先日お届けしました寺便り『徹林』の内容について一部訂正があります。本紙で近々放送予定の「情熱大陸」(Mbs)に出演される仏師・加藤巍山さんを紹介させて頂いておりますが、日程の訂正があります。放送日は29日(日)でなく、22日(日)でした。悪しからずご了承頂きますようお願い致します。

◇Gikoohの日替わりブログをご覧のすべての皆様へ。

22日(日)夜11時からの情熱大陸をご鑑賞下さい。

本件については、次回の日替わりブログでもう少し触れたいと思います。

 

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コロナ禍の闇から早く抜けて、夜明けが訪れますように…

2021-08-18 21:47:26 | Weblog

前線の影響で総社市の上空も一面を分厚い雲が覆い、晴れ間が待ち遠しい今日この頃。境内ではツクツクボウシが夏の終わりを知らせており、夜には秋虫たちの音が心地良く響くようになった。

今日は新型コロナの新規感染者が全国24府県で過去最多を更新したようだ。岡山県においても300人を超すなど過去最多になった。各方面のリーダー達には、どうか的を射た施策を講じて欲しい。孟子の「為さざるなり、能わざるに非ず」という諺があって、新明解の故事ことわざ辞典によると、物事を実現出来ないのは、不可能だからではなく、やろうとしないからである。能力はあっても実行力や意志が足りないことをいったものとある。

誠に心に沁みる訓示だ。これを書きながらGikoohの戒めにもなった。

しかしGikoohとて生身の人間だだから、いつどうなるか分からないけれど、意図せずに感染してしまった方々には心よりお見舞いを申し上げ、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りしたい。

現在、病院で、或いはホテルや宿泊施設で、或いは自宅等で療養中の方々には、何とか苦難を乗り越えられて1日も早く元気になられることを強く願いたい。

今夜は、久々に音楽を愛するGikoohが不定期で更新している「Gikooh's Music select series」をお送りしようと思う。第回はGikoohの好きなピアニストの1人、ウォン・ウィンツァンさんの動画を1本紹介したいと思う。NHK番組「目撃!にっぽん」のテーマ曲「夜明けのまなざし」をどうぞ。

新型コロナが少しでも早く収束して、世界の夜明けが訪れますように…。

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般若心経秘鍵を読誦して無事を祈る。

2021-08-15 21:16:06 | Weblog

例年ならば、全国の人々の多くは何らかの計画を立てて、有意義なお盆を過ごしていたのではなかろうか。しかし、今年のお盆は新型コロナウイルスに加え秋雨前線の影響まで受けて、日常が奪われた方も大勢いらっしゃる。もう何とも心苦しいが、衷心よりお見舞い申し上げたい。

わが町総社市久代地域においても、昨日は前線に伴う避難指示が発令された。勝福寺も土砂災害の危険区域だけれども、届出避難所になっているので昨夕は受け入れの準備をした。お蔭で大きな被害は出ず、避難してこられる人はいなかった。現在は静かな境内になっている。

しかし、昨日の夜9時過ぎは、大気が不安定になってくるのを体感していたので、法衣に着替えて本堂に籠った。御祈祷の際にGikoohは内容を組み立てて臨むのだが、今回の主軸はお大師さまの一大御文章である「般若心経秘鍵」を読誦しながら、分厚い雨雲に語りかけるように、上空に線状降水帯が発生せぬように祈った。恐らく全国の真言宗の寺院においても祈りの誠が捧げられていることを信じたい。加持と祈祷は真言行者の根幹だから。

間もなく波乱だったお盆が過ぎようとしている。勝福寺のことを言えば、お盆の棚経を無事に終えることが出来、檀家の皆様方には感謝の意を表したい。

明日からお盆が明けるけれど、新型コロナに十分注意して慎重に過ごしたい。皆様におかれましても、「一寸先は闇」であることを心に留め置き生活されたい。Gikoohは次の天変地異に備えて、また拝みたいと思う。

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お盆

2021-08-13 22:18:02 | Weblog

午前中は今夏最後となるお盆の棚経で、久代地区の初盆をお迎えになる方々の御宅へ伺った。

さて、勝福寺でもお盆が始まった。本堂においてのお盆の3日間は全檀家様の総廻向をさせて頂き、永代供養でお預かりしている並べて、常とは異なる荘厳になっている。

 

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