毎月28日はお不動様のご縁日。今日は39枚の添護摩木(祈願札)を加持させていただいた。お参りの皆様は信仰心厚く、本当に有難い。
来月7月は後半からお盆の棚経が始まるので、護摩供も28日ではなく、15日に変更させていただこうと思う。
境内では、昨日27日より蓮が咲き始めている。でも見頃はもう少し先かな。
毎月28日はお不動様のご縁日。今日は39枚の添護摩木(祈願札)を加持させていただいた。お参りの皆様は信仰心厚く、本当に有難い。
来月7月は後半からお盆の棚経が始まるので、護摩供も28日ではなく、15日に変更させていただこうと思う。
境内では、昨日27日より蓮が咲き始めている。でも見頃はもう少し先かな。
去る6月15日、弘法大師(お大師さま)のご誕生をお祝いする「青葉まつり」という伝統行事を拝観する為、高野山に登嶺してきた。午前9時から大師教会で勤修された降誕会は、約70名の僧侶による声明や読経が心地よく響いていた。Gikoohも高野山高校在学中には、あの中の一人だったんだなと思うと感慨深いものがあった。
大師教会にて
金剛峰寺門前にて
午後からは花御堂渡御という賑やかなパレードがあり、是非見てから下山したかったのだけど時間の都合で今回は断念した。でも、金剛峯寺や奥の院へは何とか参拝することができた。次回訪れる際には、高野山の鎮守である御社(みやしろ)や大塔伽藍にも行きたい。
本堂前の沙羅双樹(夏椿)が咲き始めた。昨年、令和6年は6月18日に開花したので、ほぼ同じ時期の開花となった。植物の世界は暦も時計もないのに、気温など環境が整えば咲くという姿に常々感動する。
前回の更新から色々と取り込んでいたら、随分と間が開いてしまった。各地は広く梅雨空に覆われたが、皆様、いかがお過ごしだろうか?
さて、久々でこんな話題も何だけど、Gikooh家の洗濯機、今は懐かしい「ナショナル」時代の(現在はPanasonic)2003年製の年代物だ。長期にわたり大活躍したけれど、先日遂に経年劣化に伴い役目を終えた。そして今日、新たな洗濯機がやって来た。メーカーは今回もPanasonic。
写真は、運搬トラックに載されて引き取られる古い洗濯機。長い間、感謝。
ここ数日の総社は穏やかな天候で、日中は25℃を超える夏日が増えてきたけれど、サラッと乾いた空気が心地よい。一方で庭の紫陽花は日ごとに色づきを増し、梅雨入りが近づいていることを知らせている。
さて、随分と久々になってしまった。今日は遅ればせながら、先日、5月25日(日)に開催の勝福寺仏教講話、第12回特別法話会「地獄のはなし」の感想を述べたいと思う。
法話会はお蔭様で満席となり、無事に終えることができた。講師の橋本真人校長先生、ご来寺いただいた皆々様、お手伝いをいただいた方々に心より御礼申し上げたい。併せて、本講演にご賛同・ご後援いただいた企業各社様にも心から御礼申し上げたい。当日は天候にも恵まれ、薫風香る5月の爽やかな好季のもと、80名様もの方々にお集りいただいた。
当日は、実に様々な方々がご来寺になり、総社市長様をはじめ、遠路は関西や関東方面から。そして平素から親交のある和尚様方に加え、画家・造形作家、またラジオパーソナリティとしても活躍中の天野高雄僧正や、桂米朝師匠のお弟子で落語家でもある吉田宥禅僧正など、まさしく特別法話会な一会になった。
今回、講師にお迎えしたのは、和歌山県から高野山高等学校校長の橋本真人先生。Gikoohの恩師だ。Gikoohの僧侶としての素地は、師匠の実父から手ほどきを受けたことに原点があるけれど、高校進学後は橋本先生から受けた影響が多く、先生との出逢いがなければ、Gikoohの宗教観は全く違ったものになっていたかも知れない。
お話いただいた内容は、かつて高野山大学の講演伝道部というサークルに伝わっていたという子供向けの訓話「地獄のはなし」を始め、後日改めて紹介予定の「けしの種」という有名な仏教童話、そして、「いのち」の尊さについて学ぶ約1時間の内容だった。地獄のはなしは、昭和60年代ごろ、小学生の林間学校の会場になっていた高野山において、宿泊先の先々で学習の一環として行われていた学生らによる講演が由来しているのだという。一年に100回もの講演を重ねていたというから驚きだ。若き頃の橋本先生も、その伝道サークルの一員として活動していたのだとか。実に工夫を凝らした深い内容になっている。
天野御住職(左)、吉田御住職(右)と。有難いです。
話を戻す。当日は約20名の子供達の参加をいただいたが、その中には、午前中が運動会という小学校もあり、「疲れて眠たくなるのでは?」というGikoohの心配をよそに、最後までよく聞いていた。実に工夫を凝らした深い内容だから興味を抱いてもらえたのだろう。
一生に一度、できれば子供のころにこの類の話に触れておけば、人生に少なからず良い影響を及ぼすと思う。現代は、人口減少に拍車をかけるように少子化が加速し、さらに核家族、個人主義の蔓延化や治安の悪化、そして将来の食糧事情問題など時代は転機を迎えている。
だからこそ、しっかりとした宗教的な情操心を持った人間味のある真っ当な人が多くなれば地域社会や人との繋がりも活性化し、様々な世相は好転すると思う。世の中が再生し、輝けるかどうかは私達一人ひとりの心得にかかっており、その上で子供時代に受ける情操教育は要になると思う。宗教的な情操とは、平和を心から大切に思う心であり、社会に奉ずるための正しい心であり、他人に対する優しさであり、自らのいのちを生かすことだと思う。決して利己欲に翻弄されてなはならない。
山陽新聞に記事を掲載いただきました。感謝。
今週は気温の上昇と共に湿気が加わる日もあり、屋外で草取りや雨樋の掃除をしていると少し暑いなと感じる頃となった。されど初夏。朝夕は清々しい。
さて、今月25日の勝福寺仏教講話 / 第12回 特別法話会“地獄のはなし”は定員に達し満員となった。本当に有難い。今回は総社市仏教会をはじめ、中原三法堂、岡山トヨタ自動車、法雲堂、エヴァホール、ほうりん、総社花蔓株式会社、倉敷ケーブルテレビ、山陽新聞社など各企業様のご賛同・ご後援いただいたお陰で、幅広い方面からお申し込みがあり、皆々様に衷心より御礼申し上げたい。
今日は会場となる客殿の建具を外して座布団を並べたり、PAを設置した。近年は椅子席が主流になりつつあるけれど、勝福寺はまだ昔ながらの座布団スタイルなので、ご参加者様はどうか少しの間ご辛抱願いたい。ただし、足の不自由な方用に若干椅子席のご用意もある。PAの設備は、20年以上前になるけれど音響会のレジェンド / 大阪ヒビノ様に組んで頂いたもので、勝福寺LIVEの時は勿論、この度の法話会においても心地よい環境でお話をお聞き頂けると思う。
毎月15日は勝福寺御本尊(阿弥陀如来)のご縁日。
昨年、令和6年9月から手掛けてきた木版画で描いた御本尊がこのほど完成した。伝統ある工房と幾たびも打合せを重ねて素晴らしいデザインになったと思う。この版画は阿弥陀如来様の願いをモチーフとして、御仏に込めた平和な世界や希望が具象化されている。
既に存する水墨画バージョンとイラストバージョンの2種の御本尊様のロゴと共に、この木版画バージョンも多くの方々に親しんで頂けたら有難い。
最後に、木版画工房の皆様方に厚く御礼申し上げたい。
5月も半ばとなり、勝福寺境内では芍薬、アヤメ、紫蘭などが見頃を迎えている。
さて、特別法話会(講演会)も開催日が近づいてきた。法話会終了後にカレーのお接待と、閻魔帳ノート(B6サイズ)をプレゼントさせて頂く予定にしている。
カレーは法話会終了後に屋外でのお接待となるため、当日雨天の場合はやむなく中止となるけれど、極楽甘口カレーと、閻魔激辛カレーの2種ある。
閻魔帳ノートは会場限定記念品で、デザインの仕上げをデザイナーさんと進めてきたのだけれど、ようやく決まって今日データを入稿することができた。全体的な色合いや、表紙に参拝記念とか、寺名とかロゴとか入れるか入れないかを随分迷ったけれど、至ってシンプルにまとめた。裏表紙は「十界図」の部分図から何場面か抜き出した構成にしている。どんどん活用して頂ければ有難い。
勝福寺の境内には、四季折々の植栽が訪れる方々を温かく出迎えている。今の時節だと、(株は少ないけれど)芍薬や紫蘭が見頃で、特に朝日に映える姿は実に神々しいものだ。
Gikooh個人もまた植物好きで、美しい草木を見ると心が揺さぶられるような思いがする。これは縁あって育てることになった盆栽仕立てのアヤメ。葉の大きさは9㎝ほど。これから花が咲いてくると思うので、細やかな楽しみだ。
午後から本降りの雨になったけれども、若葉に滴る翠雨の光景が美しい季節になった。軒先から滴り落ちる雨の雫を眺めていると、心がリセットされるようだ。物事は何でも前向きに捉えると明るい気持ちになれるものだ。
さて、ローマ・カトリック教会の新教皇の最高顧問にロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が選出されたという。混迷せる世界に平和をもたらす偉大な指導者となられることをお祈り申し上げたい。
Gikoohは敬虔な仏教徒だけれども、どの宗教であっても素晴らしいことは素直に感動したい。先般、縁あって頂戴した某・聖堂の絵葉書を掲げて、ここから新教皇様に祝意を表したいと思う。
人間は宗教を尊び、宗教的情操心を持たねばならない。宗教とは、CASIOの電子辞書を引くと、「神や仏など人間の力を超える絶対的なものの存在を信じ、それを信仰すること。また、そのための教義や制度の体系」とある。私達は神仏を信じ、自分の存在意義を確かめ、他人への思いやりを育む慈悲の心を持たねばならない。