勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

Gikoohが惹かれている仏教賛歌混声合唱団『コール・スガンディ』

2015-11-28 22:51:36 | Weblog
勝福寺のある久代周辺は、「北方」に標高381mの正木山、「東方」に高梁川、「西方」に県道54号線、「南方」に田園という四神相応の地形でもある。だからこそ、Gikoohは日々自然崇拝の念を心得とし、この土地を誇りに思う。と、ふと思う。

さて、今回の話はGikoohが今、JAZZと共によく聴いている仏教讃歌混声合唱団『コール・スガンディ』という素敵な合唱団をご紹介しようと思う。スガンディとは古代インドの言葉で「良い香りの」という意味だそうだ。

同団は、数々の仏教讃歌がより多くの人に親まれ、流布することを願って平成9年に結成。メンバーは龍谷大学、京都女子大学、広島音楽高校など、学生時代に仏教讃歌を歌って来られた方達で、CDを聴けばその歌唱力のレベルの高さは特筆ものだ。

Gikoohがこの合唱団を知るきっかけとなったのは、ある日我が子に聴かせようとyoutubeで検索した「ほとけさま」という歌だった。Gikoohは保育園の頃に園歌と共に毎日歌っていたので、とても耳馴染で40年経っても未だに歌詞を覚えているほどだ。

ほとけさま(山田静作詞 / 小松耕輔作曲)

のんのののさまほとけさま
わたしのすきなかあさまの
おむねのようにやんわりと
だかれてみたいほとけさま

のんのののさまほとけさま
わたしのすきなとおさまの
おててのようにしっかりと
すがってみたいほとけさま

のんのののさまほとけさま
みあかしあげておがむとき
おすがたみえてきらきらと
ごこうのひかるほとけさま

コール・スガンディによるこの合唱はハーモニーがあまりに美しく、鳥肌が立つほどだった。それからどれ程の月日が流れただろうか…。ある日、ふと思った。総社市仏教会の花祭りという一大行事で、総社にお招きしたいと思った。

それから順を追って段取りを進め、来春、総社においての公演が決定した。先日、総社で合唱団の代表の方とお会いし、打ち合わせをさせて頂いた。代表の方は浄土真宗のお寺様で、とても人柄が穏やかで、情感深く素晴らしい方だった。CDを聴いていると凄く良い気持ちになるのだが、コール・スガンディの最大の魅力は抜群の歌唱力もさることながら、メンバー各人様の情熱が、人の琴線に響かせる力を持っておられるのだと思う。

会場や、日程はまだ公表しないけれど、また書きたいと思う。

写真は、コール・スガンディ2ndアルバム『二つの情景』(2枚組)。先ほどの、ほとけさまという曲は、2枚目に収録されている。
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顔ハメ看板来る

2015-11-26 22:05:59 | Weblog
午前中は護摩供を修した。月並みでは毎月28日なのだが、今月は檀務の都合で日程を変更させて頂いた。

さて、勝福寺では観光地などでよく見かける顔ハメ看板を設置した。7年程前から「いつか勝福寺にも」と思い描きつつ、製作の縁もなかったのだが、今月に入って急浮上。Gikoohは思い付きで行動することはなく、この顔ハメ看板もこの日を迎えるために何年もミニ貯金をしていたことも手伝って遂に目的叶った。

勝福寺は観光地でもなければ、名刹でも古刹でもないけれど、男女年齢問わずに何かしら参拝者の思い出になればと思う。当面は風の少ない穏やかな天気の日に限って境内に出すので、お楽しみに。
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倉敷ケーブルテレビのロケ

2015-11-25 22:13:56 | Weblog
朝、車検のためカローラ店へ。家内が嫁いで来る3か月に新車で求めたカローラ・ランクスは今回で6回目の点検となり、13年目を迎えた。カローラという車はとても乗りやすくて丈夫に製造されているので、13年経過した今でもトラブルなく快適に走行出来る。日本の物づくりは、改めて凄いと思う。

午後からは、倉敷ケーブルテレビ(KCT)の番組「学区探訪あっぱれ♪」の収録で、番組クルー6名様が勝福寺に来山された。この番組は、住みます芸人の江西あきよしさんと、即興ピアニストの朝田恵利さんがエリア内の各小学校を廻って子供達の特技を紹介し、その他は地域のあっぱれな魅力や人物を捜し歩くというユニークな内容。Gikoohはあっぱれではないけれども、今回は勝福寺が取り込んでいる「LIVE」のことをお話させて頂いた。朝田さんがピアニストということもあり、勝福寺のピアノで即興という珍場面もあり、見応えがった。

「総社西小学校区」の放送日は
12月9日(水)①12:00~ ②13:00~ ③16:30~(1時間毎再放送)
再放送日は、12月12日(土)9:00~、12月13日(日)9:00~

エリア内のKCT契約者の皆様、是非ご覧を。
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久々に更新

2015-11-24 22:24:32 | Weblog
久々の日替わり更新になった。修理・点検のため預けていたパコソンは先週末には無事戻ってきた。今回はハードディスクのトラブルではなく、ブルーレイ内部の部品交換で済んだ。

近頃のGikoohは、平素の来客等に加え、檀務と所用で繁多な日々を過ごしている。本来はどちらかと言えば孤独を好み、畑仕事をし、作務に汗を流し、花を愛で、閑かに茶を飲む生活が性に合っている。しかし、微力でも他人様のお役に立てているのならば有難い。

書きたいことは沢山ありつつも、今日は久々なのでこの辺で。写真は、高校時代の恩師から頂戴した和歌山県の富有柿、そして大学時代の友人から頂戴した山形の林檎。Gikoohにとっては贅沢でもったいない贈り物に恐縮しながらも、有難い。
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人参の紅色にうっとり

2015-11-08 21:30:58 | Weblog
先週は勝福寺LIVEの準備と後片付け、週末は仏教講話と檀務と多用だったけれど、1週間
ぶりに一息ついている。どの行事もGikoohにとって大切なので、一つ一つ丁寧に務めることを常の心得としている。明日からまた来客に加え、山積した寺務をせねばと思っている。

ところで、数日前に金時人参を沢山頂戴した。ご本尊様にお供えをして、お持ち頂いたお方や、生産者様の健康を祈念させて頂いた。金時人参の風味は豊かで栄養価もとても高いので、様々な料理法で食べるのが楽しみだ。Gikoohは酢の物が好きなので、今の時期ならば大根と柿と人参を合わせた「紅白なます」を肴に般若酒を一杯…、もう極楽だ。

明日からPCを点検・修理に出すためしばしお休みを。
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勝福寺LIVE「中村健吾さん/秋田慎治さん」を終えて

2015-11-06 21:59:08 | Weblog
11月3日の(文化の日)に開催した勝福寺LIVEは無事に閉幕した。今回は勝福寺に4回目のご来山となったジャズベーシストの中村健吾さんと、ジャズピアニストの秋田慎治さんをお迎えしてドラムレスのDUO編成。

LIVEにご来山の皆様には感謝申しげたい。勝福寺LIVE14年目で14回目を数えたが、これは偏にアーティストの方々に加え、お客様、そしてLIVEを支えて下さるお手伝いあればこそなので本当に有難い。

さて、今回のナンバーは伝統のスタンダードからオリジナルまで豊富だったが、感動というレベルを超えた素晴らしい内容だったのではと振り返る。Gikoohは生音を身近に聴きながら、次のようなことを感じた。

中村健吾さんと秋田慎治さんがお互いに慕う姿、中村健吾さんとベースその物が互いに慕い、勝福寺のG・PIANO(S6)は秋田慎治さんを迎え入れ、秋田さんは見事に弾きこなされ、それぞれの楽器は音空間を包み込み、その結果、アーティストとお客様が一つになった生LIVEの素晴らしさが身に染みた。「琴線に響く」という表現は、こんな時に使うのだろうと思う。

それぞれが慕い合う空間というのは、あるようで中々なく、色々な意味からも今回の勝福寺LIVEは世界のどこへ紹介してもレベルの高い本物空間だったように思う。

中村健吾さんとは14年来のお付き合いを頂いているので、情感深い人柄は既に承知しているが、初対面の秋田慎治さんの人柄も穏やかでオーラも凄く、さすがテレビCM「やっちゃえNISSAN」の矢沢永吉さんと共演されるほどのプレーヤーだと思った。

勝福寺LIVE…、自分でいうのも何だが、あまりに素敵な音空間だ。次回第15回も実は内定しつつあるが、ちゃんと決まるまで発表は控えようと思う。

ところで、勝福寺のPCは少し調子が良くないので週明けから検に出すことになっている。約2週間ほど日替わりも書けないと思うが、了承を。
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