勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

4日ぶりに

2011-07-27 21:42:29 | Weblog
4日ぶりの日替わりになった。Gikoohは今週始めから盆の棚経を助法するために郷の寺へ出向いている。勝福寺の棚経は8月からだ。実家の父が遷化してから5回目の夏を迎え、棚経も5年目になった。何処のお宅も快く迎えて下さるので有難い。1年先は遠く感じるけれど、1年経つのは早い。

8月のお盆が終わるまでは、朝夕が特に早いので日替わりもなかなか書けないけれど、時間に余裕のある時はなるべくupしたいと思っている。
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5日ぶりなれど

2011-07-23 22:25:56 | Weblog
今日は暦の上で「大暑」。気温も本格的に高くなってきている。熱中症にご用心を。

さて、ここ最近のGikoohは盆参りに向けての用事の他にご祈祷もあり、なかなか日替わりが書けないでいる。落ちつくまでしばらくお待ちを。
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心の軸

2011-07-18 23:00:15 | Weblog
現在、部屋の時計は22時30分。台風6号の接近に伴い、総社でも時折遠くから風の唸る音がするようになった。自然界の息吹に身を任せるしかないのだけれど、無事を祈っている。

さて、3連休が終わった。Gikoohは土・日・月と法事があり、その間には実家の母親も泊まりに来ていたので何かと多用だった。勝福寺では(先日も書いたが)今の時期には夕方と明け方に蜩の神秘的な鳴き声が境内の山全体に響き合っている。その音は澄んで美しく、この山と環境をずっと護っていかねばと思っている。母親も生まれて初めて蜩の音を聞いたらしく、嬉しそうにしていた。風鈴のこともなかなか書けないが、蜩の響きに相まって風鈴の音を聞いていると、心が一気に楽になるのが自分でもよく分かる。やはり自然が創りだす美の世界は偉大だ。

法事では最近、年回忌主本尊のこと、そして六波羅蜜や十善戒のお話をさせて頂く機会が多い。法事に参列されている親族の宗旨は様々だけれども、とても聞き入って下さるので有難い。六波羅蜜も十善戒も容易な内容ながら心の在り方を深く説いているから、話し手の生活態度の軸が定まっていないと簡単には触れられない内容でもある。そしてその場の空気で、故人様と接してきた思い出をお話しすることも多い。以心伝心という四字熟語があるが、故人様の思いを巡らすことも深い供養に繋がると感じている。

では今夜はこの辺で。
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また大分と暑くなってきた

2011-07-15 22:21:27 | Weblog
勝福寺では8月に入るとお盆の棚経が始まる。その日程表や寺の行事や案内文を作成し、各地区の世話人さんへ届けたり、地区外の方へは郵送でお送りするので郵便局へ出掛けたりと、1日中準備をしていた。

明日からの3連休は法事で詰んでいるが、週明けからは境内の清掃を頑張ろうと思う。
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虚空蔵菩薩のご縁日に

2011-07-13 23:11:01 | Weblog
如常の1日。間もなく迎える棚経の日程表を作らなければならないので、日替わりは少し休むかも知れない。

今日のニュースで菅首相、孫社長による脱原発への思いが真っ直ぐに伝わってきた。Gikoohも基本的に同感だ。原発に依存しなくとも、日本人のライフスタイルを見直せば電気の問題は乗り越えられると思う。というか、東京電力の新社長の話によれば現時点で電気は十分余り、他の地域に回せるほどだという。一体、原発の存在って何だったのだろう。

原発だけではないが、広い視野から物事を垣間見る時、その裏側では人間の貪欲劇場が繰り広げられている。でもどうか、目先の問題ではなく、この美しい日本を、輝く地球を護って欲しい。
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移ろい

2011-07-12 21:48:41 | Weblog
久代では昨日から蝉が鳴きはじめ、今日は蜩が鳴き始めた。蝉の力強さには夏本番の「動」を感じ、哀愁漂う蜩には「静」を想う。暦では7日の小暑、23日の大暑と日毎に暑さも加わってくるのだけれど、着実に季節は移り変わっている。

被災地では昨日11日に震災4か月を迎えたが、Gikoohは1日のうち何度も復旧復興の進行状態や、避難所のことなどが気になっている。諸行無常というように、辛いことに遭遇しても様々なことは時間と共に好転していくものだからどうかお元気でと祈る毎日だ。

今日は午前中に茶道の稽古があった他は如常の1日。総社は夕方から乾いた清々しい空気が流れ湿度は低く、部屋の気温も今は26℃まで下がっているから扇風機も何もいらない。「清風八極より生ず」という禅語があるが、何処からともなく爽やかな風が流れ別世界にいるようだ。

Gikoohは風鈴好きで何個もあるのだけれど、風がふくたびに「チーン、チチーン」と澄んだ音色が暑さを一瞬でも忘れさせてくれる。風鈴は生活の場面で必ずしも必要なものではないけれど、あれば精神的に豊かになれる。また、そのうちにGikoohがコレクションしている風鈴を紹介出来ればと思う。
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2011-07-11 22:03:34 | Weblog
写真は先週の法事で戴いた桃。本堂にお供えした後は食べ頃を迎えるまで飾って楽しんでいる。飾り様は様々で、これは提盤という道具だが、お皿でも構わない。自然が創りだす美の姿は本当に見事で、それを飾るとお花等と同様に部屋の空気は一変する。

現代人は何かと忙しい人が多く、心を鎮めるという時間が極端に少ないような気がする。心が落ち着いていればそこから生まれる考え方や行動も違ってくると思う。Gikoohも今は多用だけれども、上に書いたような空間を設けるだけでも生活感は増す。

皆さんも、自然が創りだす果物や野菜を飾ってみませんか?
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Gikoohの夏バテ予防策(その1)

2011-07-08 22:01:43 | Weblog
如常の1日。今日、中国地方が梅雨明けをした。近年の猛暑から今年も暑いことが予想されるので、体調管理にくれぐれもご留意を。

さて、写真は自家製「甘酒のもと」。Gikoohは甘酒好きで、5年ほど前から甘酒を作っているが、ただ美味しいだけではなく夏バテなどにも優れた効果があるらしい。作り方は炊き立てのご飯に生米麹を入れ混ぜて、約8時間55℃~60℃の一定温度を保つだけだ。ちゃんとすればもっと手間が掛るのかも知れないが、「和尚さん、そがぁに甘酒が好きなら自分で作ってみられぇ」と麹屋の主人から教わった簡単な方法で行っている。

出来た甘酒のもとは、甘酒の他に色々な食べ方がある。牛乳と割っても美味しいし、そのまま食べても美味しい。食パンに塗ってトーストしても香ばしい。夏場はかき氷のシロップ代わりにもなる。

体調を崩し発熱した時には、甘酒のもとをそのまま食べると点滴と同じような効果もあるらしい。実際、一昨日に娘が熱を出したので食べさせてみたら翌朝には熱が下がった。麹の力は凄いと思う。

昔の先人達はとんでもなく素晴らしい智恵を持っているなと感慨深いものがある。
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七夕

2011-07-07 20:57:14 | Weblog
今日は七夕。七夕は奈良朝時代に支那より伝わり、江戸時代は殊に盛んに行われたらしい。華道御室流の教書によれば、古は庭に机を据え、香や花を(天空に)供え、竹に「願いの糸」と呼ぶ五色の糸を付けて立てて、1つの願を立てれば3年のうちに必ず叶うという。現在は五色の紙を短冊に切り、竹の枝に吊るすのが一般的だ。

7月7日は天の川を渡す「鵲の橋」を渡って牽牛、織女の二星が年に一度出逢うという故事から2つの星を祭ることになっている。とてもロマンがあって、深い話だと思う。

今夜の総社は雨から曇りになったけれど、天の川は見られそうにない。と書きながら、天体望遠鏡の準備はバッチシだ。

ところで、Gikoohは昨日学生時代からの先輩宅を訪ねた。先輩は現在古刹のご住職で、高校時代からとてもお世話になっている。人情深く、お大師様の教学については研鑽が深く、また修行体験も多く、真言宗全体として或いは仏教界としても近い将来の重鎮になられると思っている。

朝10時~午後4時まで約6時間にわたり、貴重なひと時を過ごさせて頂き帰路についた。
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Gikoohの精神修養

2011-07-05 21:52:39 | Weblog
午前中は茶道の稽古があった。最近は毎日何かと用事が多くて時の経つのが早いけれど、茶道の時間はとても充実した精神修養になっている。

午後からは草刈りや雑用をした。
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