勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

本日28日は納め不動

2017-12-28 22:02:53 | Weblog
午前中は納め不動の護摩供を修行。その後、夕方まで本堂や鎮守堂の大掃除をした。年内の余白が大分少なくなったので、あと一息頑張らねば。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旗用のポール

2017-12-27 22:25:15 | Weblog
勝福寺では来る餅つきに備え、午前中は御供頂いた餅米の精米、その次は来客、その次は「除夜の鐘」で甘酒をお接待させて頂く予定なので、その生麹を買いに行き、その次はクリーンセンターへ可燃物や不燃物を運び、その次は境内にある竹製の花筒を替え、夜はお正月用の生花を生けるなど、よく動いた1日になった。

写真は旗用のポールを立ち起こすところ。以前から計画していたのだが、つい先日、ようやく叶った。Gikoohの理想は島根・出雲大社のように超BIGな国旗を掲げるべく、天に昇るような旗を掲げたかったのだが、周囲に電線があるので控えめになった。

前にも書いたけれど、最近は、国民の祝祭日でも玄関先に国旗を掲げる風景を殆ど見かけなくなった。Gikoohは日本という美しい国を大切に思い、その気持は形に表したいので旗日には国旗を掲げるように務めている。以前は山門に掲げていたが、この度からポールで一新。

明日28日はお不動さまの納め護摩。ご参拝の方は温かい格好でどうぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜の参道が、少しだけ明るくなります

2017-12-26 20:17:10 | Weblog
時間の過ぎ去る感覚が早く、もう25日、もう26日、お正月まであと5日だ…と、毎朝目が覚めるたびに気忙しくなっている。

さて、勝福寺では参拝者さまや、ご来山の皆さまが少しでも快適にお運びになられればと、境内周辺の整備を進めている。この写真は、防犯灯工事に伴う配線作業だ。

Gikoohが勝福寺へきた当初は、山門に門灯が1つあったのだが、夜の行事もあるので、18年間の間に少しずつ外灯を増設。今年は新たに4灯追加して、駐車場も含めて合計13灯になった。1灯1灯は小さいけれどLEDなので、なかなか明るい。

週間天気によると、今年の大晦日は雨模様になるかも知れないが、13灯の外灯が皆さまをお出迎え。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

檀務の合間に

2017-12-24 18:52:05 | Weblog
3日ぶりの日替わりになった。檀務が多く続いており、Gikoohは風邪だけは引かないように、体調に留意している。その方法は沢山あるけれど、2つだけピックアップしてみると、1つは煎茶を愛飲すること。もう1つは朝食のお粥。お粥は、京都仁和寺内にある修行道場「仁和密教学院」で毎朝食べていたが、これが身体の健康維持にすこぶる功を奏していたので、ふと当時を思い出して、今マイブームになっている。

12月24日。世間ではクリスマスイブだ。今年は雨の影響か気温もマイルド、過ごしやすい夜になっている。皆さまの聖夜が、素敵な一夜になりますように…。

さて、写真は今日の本堂。檀家さんから高野槇と珍菓の御供を頂いた。こんなに立派な立ち姿の高野槇はさすが高野山。寒暖の差が大きくて、厳しい自然環境があればこその恩恵だと、御供頂く度にいつも感動する。本当に有難い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

納めの大師

2017-12-21 21:52:32 | Weblog
12月21日。今日は納めの大師。気温0℃の本堂で御影供養を修行し、世界情勢の安定と、日本や地域社会の安寧を願った。それにしても、今年の余白も残りわずかとなり、団々と多用さが増している。

この日替わりも8日ぶりになったが、檀務、来客などの行事は多い。でも、お茶を楽しむ時間は自身の精神修養でもあるので大切にしているが、PCの前には殆ど座らないので更新はままなっていない。そんな状況ではあるが、先日12日、本堂に障子の建具を入れて頂いた。本堂は建築当初の板戸が入っており、経年に伴う反りや歪みの影響で隙間風が寒さを一層増している。

障子を眺めてると、目の錯覚だろうか、部屋の気温は変わらないのに、何故かしら温かくなったような気がする。有難い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

急な檀務のため

2017-12-12 20:48:42 | Weblog
ここのところ日替わりを連日更新しているが、急な檀務が入って集中したいため、今夜はこの辺で。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日記

2017-12-11 22:29:18 | Weblog
今日は来客と電話の続く1日となった。写真は先週6日に撮影したものだが、これは旗用ポールの土台工事で、予定では今週中にポールが立つ予定だ。

昨今、旗日であっても、家の玄関先に国旗を掲げている光景は殆ど見受けられなくなった。Gikoohは勝福寺入山当初から旗日には国旗を掲げているが、最近になって、自身の加齢も影響してか、この美しい祖国を更に大切にせねばと思うようになり、その象徴の1つである国旗を際立たせたい、とポールを立てることにした。

大分以前から計画していたものの、ようやく実現に至った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご馳走の予感?

2017-12-10 21:15:02 | Weblog
午前中は法事があり、午後からも仏壇とご本尊様の新旧に伴う入れ替え、またお位牌の供養などで多用な1日になった。法事では都度お釈迦様や、お大師様の御教えをお話させて頂くように務めているが、このたびは仏様の「三密」と私達の「三業」について触れた。

三密の密とは、仏様の生命は高尚遠大であり、私達には容易に見聞することが出来ない。それ故に「密」と称している。三密とは、仏様の身(身体)・口密(言語)・意密(心)をいい、私達の身体・言語・心は三業と呼んで区別する。

日々生活のなかで、もしも自分が仏様のように清らかなだったら、この場面では如何に行動するか…。

ところが三業は、人間の三毒とされる(貪り)・(瞋り)・(愚かな心)から生じるとされるが、私達はこれを反省し、三業の欲望が少しでも三密に近づけるよう精進しなければならない。

今一度。自分が仏様のように清らかなだったら、この場面では如何に行動するか…。生活のなかで少し考えながら行動すると、心の在り方は向上するだろう。

さて、今日は「金時人参」と「岩国れんこん」をそれぞれ頂戴した。人参は、日頃からお世話になっている檀家さんからで、甘くて美味しくとても重宝している。写真以外に20本以上あってボリューム感が凄い。また、れんこんは、先日のブログ(11月21日付)でも紹介させて頂いた高校時代の友人から恵贈頂いた。

平素は、質素な生活を心掛けているGikoohファミリーだが、人参もれんこんも贅沢な食材なので本当に有難い。御供の後は、久しぶりのご馳走の日になりそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は年内最後の納め茶道稽古(小学生)に、納め仏教講話

2017-12-09 22:19:13 | Weblog
午前中は子供茶道(小学生)のお稽古がった。11月は檀務と集うことが多く、参加が叶わなかったけれど、今日は法事もなく、久々に子供達と会えて楽しかった。

年内は、納め稽古だったから、お稽古の後、細やかなプチPatyを開いた。Gikoohも好物のロールケーキにミルクティーをみんなで囲み、そして大先生からクリスマスプレゼントを受け取ると子供達はニコニコと笑み、何とも穏やかな空間になった。

夜は年内最後の仏教講話。ご参加頂いている皆さまのお蔭。有難い。次回は来年1月20日に再開。

写真はGikoohの文机。細かい物を飾るのが好きなので、時々道具を入れ替えては一人小宇宙を感じている、宇宙といえば、来週は13日の宵~14日の朝、14日の宵から15日の朝にかけて双子座流星群が観られるそうだ。冬空の天体ショー。着込んで観てみようかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月8日は成道会。

2017-12-08 22:10:12 | Weblog
12月8日はお釈迦さまがお悟りをお開きになられ、仏と成られた日。全国の仏教寺院の多くでは成道会(じょうどうえ)といって、お釈迦さまのご遺徳を讃える法会が修行される。

お釈迦さまが、まだシッダールタ太子と呼ばれていた頃、自身の抱えた問題を解決するために6年間にも及ぶ苦行を体験したが、求めるものを得ることは出来なかった。以下、仏教聖典からその周辺のお話を引用しようと思う。

それは誠に激しい苦行であった。釈尊自ら「過去のどのような修行者も、現在のどのような苦行者も、また未来のどのような出家者も、これ以上の苦行をした者はなく、また、これからもないであろう。」と。後に言われたほど、世にもまれな苦行であった。

しかし、この苦行も太子の求めるものを与えなかった。そこで太子は、6年の長きにわたったこの苦行を未練なく投げ捨てた。ナイランジャナー河に沐浴して身の汚れを洗い流し、スジャータ―という娘の手から乳粥を受けて健康を回復した。

このとき、それまで太子と一緒に同じ林の中で苦行していた五人の出家者たちは、太子が堕落したと考え、太子を見捨てて他の地へ去って行った。

いまや、天地の間に太子はただひとりとなった。太子は静かに木の下に坐って、命をかけて最後の瞑想に入った。「血も涸れよ、肉も爛れよ、骨も腐れよ、さとりを得るまでは、わたしはこの座を立たないであろう」これがその時の太子の決心であった。

その日の太子の心は、誠にたとえるものがないほどの悪戦苦闘であった。乱れ散る心、騒ぎ立つ思い、黒い心の影、醜い想いの姿、すべてそれは悪魔の襲来というべきものであった。太子の心はすみずみまでそれらを追及して散々に裂き破った。誠に血は流れ、肉は飛び、骨は砕けるほどの苦闘であった。

しかし、その戦いも終わり、夜明けを迎えて明けの明星を仰いだ時、太子の心は光り輝き、さとりは開け、仏と成った。それは太子35歳の年の12月8日の朝のことであった。

これより太子は仏陀、無上覚者、如来、釈迦牟尼、釈尊、世尊などの種々の名で知られるようになった。・・・・・・・ここまで引用・・・・・・・・

このお話は、お釈迦さまが成道されて仏陀となられた時の様子だが、この前後の様子が気になる人は、『仏教聖典』を手にとって、読まれたい。

12月8日は全世界の仏教徒にとって、特別な1日なのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする