勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

日記

2013-08-31 22:10:57 | Weblog
午前中は法事があり、午後からは如常の1日。明朝は早くから始動するので今夜はこの辺で。
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番組のお勧め

2013-08-30 22:02:36 | Weblog
昨日に続き、今日も雨模様のなか境内にあるモミや杉などの大木の選定作業が行われた。Gikoohは幼少から、何でも仕事現場を見るのが好きなので暇さえあれば屋外にいるのだが、職人達のエキスパートぶりが伝わってきて手に汗を握ることもある。夕方には大部分の作業がひと段落し、あとは週明けに仕上げをする予定だ。

ところで、8月18日の日替わりで竹炭枕のことを紹介したが、この優れ物を作ったのは高知県須崎市にある創業117年の竹材業「竹虎」(山岸竹材店)。以前と同じような内容だがGikoohは背負籠、箒、棕櫚、草履、石鹸に至るまで竹を材料にして作られた物を愛用している。天然素材ならではの風合い、手作りならではの人の温もりが好きで、ここのお店から求めたものはどれも長年のお気に入りアイテムとなっている。

その「竹虎」さんが全国ネットのテレビで取り上げられることになったらしい。日本テレビの「ザ!鉄腕!DASH!!」という人気番組で、9月1日(日)夜7時~放送予定だ。竹材という題材も、高知という土地も、四代目の人柄もおそらく見応えのある内容となると思う。TOKIOとどう接せられるのか見どころの多い1時間となりそうだ。
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炊飯鍋と庭木の剪定

2013-08-29 23:28:44 | Weblog
本日29日付の勝福寺webでupしたが、勝福寺には境内にモミや杉などの大木が何本かある。堂々とした樹木だが、倒木や建物への被害などの懸念から寺の役員内には「伐採と保存」の意見が分かれている。Gikoohはお寺やお宮には大木は必要と思っており、お寺の風格にも影響を及ぼす。しかし近年は海水温度の上昇も相まって自然のエネルギーが増しており、これからシーズンを迎える台風も進路によっては被害が心配されるところだ。

岡山県において近年は、台風の被害が甚大でなかったものの、いつ来てもおかしくないとGikoohは思っていて、大木の剪定を決めた。大げさに受け取れるかも知れないが、大木を扱える庭師は意外に少なく、この度も恩人のお蔭で腕利きの庭師に仕事を依頼することが叶った。まだ今日1日の作業が終わったばかりなので何とも言えないが、明日にはほぼ終了すると思う。

さて、写真はリンナイの炊飯鍋。勝福寺ではもともと電気炊飯器でご飯を炊いていたのだが、ガスで焚く炊飯鍋を勧められて使ってみたところ、その美味しさに驚きそれ以降はずっと虜になっている。1台目は経年劣化、これは2台目。2台目は蓋がガラス製になり「始めチョロチョロなかパッパ…」を見ることが出来る。ご飯ってこうやって焚かれるんだ~と子供のような顔で見入ってしまう。
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護摩供養

2013-08-27 22:32:52 | Weblog
近隣寺院の檀家さんに葬儀があり、伴僧で出仕させて頂いた。今夏は格別な猛暑が続いた影響か葬儀が多い。

明日28日はお不動様のご縁日だ。勝福寺では急な檀務が入らない限り縁日に護摩を修しているが、お蔭をお受けになられた方がおられると嬉しく有難い。またもすれば国境を越えて病気平癒の御祈祷をすることもあり、Gikoohはいかなる人であっても願いが叶ったり、現状が改善してよい方向へ転ずるように拝んでいる。今は本堂の片隅にある小さな護摩壇で修法しているが、早く護摩堂を建立してもっと大勢の人の役に立ちたいと願ってやまない。
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中国観音霊場巡りへ

2013-08-26 23:04:23 | Weblog
今日は全国的に猛暑から解放されて、総社でも過ごしやすい1日となった。明日からまた暑さが戻ってくるらしいけれど、朝夕は大分と涼しくなり、境内の寺山では秋虫達の音が数日前から心地良く響くようになった。秋はもうすぐそこまで来ている。

さて、この写真は広島県尾道にある千光寺さん参道からの1枚。Gikoohファミリーは今夏から中国33観音霊場を巡り始めており、時間のある時に少しずつ歩(車だが)を進めている。今夜はもう遅くなったのでこの辺で。
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安心

2013-08-25 22:25:09 | Weblog
午前中は法事があり、午後からは檀家さんの葬儀があった。常々、引導の所作を修しながらお大師様の御次第がよく組み立てられていることに畏敬の念が湧く。真言と印で地獄など悪い世界を悉く封じ、弥勒菩薩の兜率浄土(極楽)に導くために種々の「戒」をお授けして行くわけだが、Gikoohは枕経や葬儀中にお不動様の気配を感じることがよくある。自身の信仰の表れを心の鏡が映し出しているのかも知れないが、緊張される故人様に安心して頂くことは大切な務めだ。

お亡くなりになられたお方は、夏の棚経の際にはいつもGikoohの後ろで読経を聞いて下さり、いつも優しい言葉を掛けて頂いた上品なご婦人だった。住職歴が長くなればなるほど、檀家さんとのお付き合いも深くなり、その分、お別れしなければならない時には寂しさを感じずにはおられない。諸行無常…、時は前へ前と進んでいる。

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あるNHKの番組を見て

2013-08-24 21:36:26 | Weblog
昨晩10時からNHK総合で「東日本大震災(亡き人との“再会”~被災地 三度目の夏に~)」という番組を偶然に見た。最近のGikoohはこの時間帯にテレビを見ることはなかったのだが、昨晩は偶然に導かれるようにリモコンのボタンを押していた。内容は震災の犠牲者となられた故人が夢枕に立たれたり、気配を感じたり、亡き人との再会をされる人が後を絶たないというものだった。あの日以来、心に深い傷を負ったまま生活をされている人々がいかに多いか、改めて思い知らされた。

Gikoohは本堂の御本尊と対峙しながら、拝んで世の安寧を願うことしか出来ないけれどどうしたものか。よく、僧侶でも地方から被災地を訪ねて犠牲者の鎮魂供養を行っていることを聞くことがあり、善意に感心すると共に祈りは持続性がなければ一時的な過信ともなりかねない。本物の仏教者、そして宗教界全体の大きな力が結集して、国家を挙げて、東日本のみならず、全国の被災者の鎮魂を行うのが理想だ。宗旨問わず、全体をまとめる偉大なリーダーの出現が待たれてならない。

そして、番組にはなかったけれど原発問題。事故から2年半が過ぎても新たな問題が次々と起こり、解決には程遠い感を受けずにはおられない。日本を原発国にした先達のリーダーは、日本の原風景や子孫を思う気持ちを欠き、目先の欲望に踊らされてしまった。現在の政治家も、過去の政治家も日本の発展にとって多大な貢献をされているけれども、しかし一方で、後世が被る影響を知りながらも偽善行為を繰り返す実態は今も昔も変わっていないのかも知れない。

Gikoohの地元、岡山県でも産業の水島コンビナート、瀬戸大橋の開通等々、ビッグプロジェクトが立て続けに行われて便利にはなったけれど、現況、或いは未来のことを考えると不安材料も多く、決して先達の英断とは言いづらい面がある。その時は良くても、後で困ることが予想されるならば、手を打ってはならぬことが多々あるのではないか。

少子高齢化にも歯止めがかからない。Gikoohはこれも、高度経済成長期に文明の発展の陰で精神面が独善的な考えに翻弄された一つの結果であって、今を生きる中心世代は軌道修正を急がねばならない。

話を戻すが、Gikoohは自坊において、全国の被災者の鎮魂、そして勝福寺檀信徒の総菩提所の住職としての職責を全うすべく、祈りの誠を継続させたいと思う。何でも一過性とか一時的にというのは良くないと思っているから。
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Gikoohフアミリー、キャンプへ行く

2013-08-22 21:55:45 | Weblog
Gikoohの子供達の夏休みも残りわずかとなっている。お盆の一連行事が終わるまではなかなか一緒に遊ぶ時間がなかったけれど、昨日-今日と1泊2日で県北にある大佐山オートキャンプ場へ出掛けてきた。大佐山は3度目だが、デイキャンだったり、ピクニックだったりで、テントを張っての本格的なキャンプは今回が初になった。

大佐山は周辺の施設や川遊びなど環境にとても恵まれているから、初心者にもお勧めだ。テントを張り→食事→入浴(すぐ周辺に大浴場がある)→カルタなどのゲーム→就寝というシンプルなものだが、虫達の音を聞きながらゆったりした時間を過ごせるので心地良い。食事は職柄、バーベキューはなるべく慎むようにしているからカレーなど質素なメニューが多いが、昨日は隣サイトの初めてお会いするご家族から焼きたてのカスタードアンパンを戴くなど賑やかな食卓になった。

キャンプは他サイトのご家族達とも何かと交流する機会が増え、子供達もとにかく色々なサイトの子供達と仲よくなって遊んでいる光景に、キャンプの面白さの一場面を垣間見たような気がした。

大佐山で朝を迎えたGikoohファミリーは、その後カナディアンカヌー体験に参加させてもらい、昼過ぎには帰途についた。
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高野山の檜オイルで安眠

2013-08-20 22:38:18 | Weblog
如常の1日。日中の残暑は厳しいけれど、朝夕は幾分か過ごしやすくなった。Gikoohの机上にある温度計は28℃。冷房はいらず、網戸越しに入ってくる北風が心地良く感じている。

さて、お盆気分もようやく過ぎて平素の生活に戻りつつある。以前から気がかりだった様々な雑務も少しずつ進むようになり、様々なことをゆったりと考えられる時間が出来るようになった。Gikoohは寝室に(も)アロマディフューザーというエッセンシャルオイルを超音波で部屋に広げる器具を愛用している。今夜は高野山で求めてきた檜オイルで休もうと思う。
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竹炭枕

2013-08-18 22:55:13 | Weblog
久々に檀務もなく、出掛けることもなく、甲子園をテレビ観戦しながら静養の1日となった。選手達は幼少から野球漬けの日々を過ごし、憧れの高校に入学してからは夢の舞台(甲子園)を目指して厳しい稽古を重ねてきたことだろう。Gikoohは勝福寺に入山する以前は野球の強豪校(奈良と和歌山両校の智辯学園)に勤務していた経験があり、甲子園出場を決めた選手達と握手を交わした瞬間に平素の努力が分厚い手に全部表れていたことに感動したことをよく覚えている。周囲と同じ稽古をしていたのでは全国区ではなかなか通用せず、例えば他の人が遊んでいる時に如何に時間を有効利用し素振りをしているのか等、月日を経るなかでは大小の差を生むのかもしれない。

さて、写真は能天気な1枚。昨日の日替わりで書いた、レビュー投稿で当選してご恵送頂いた竹炭枕だ。竹炭が沢山入ってずっしりと重いから安定感があり、何だか不思議だが物凄く心地良い。因みにこの枕、高知にある「竹虎」さんという竹材品の製造会社で、使ってみたいと思う魅力的な商品を色々と作られている。技と物づくりの日本ここにあり!と自慢したいお店の1つだ。
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