勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

バードウォッチング

2012-03-31 22:18:38 | Weblog
午前中は法事があり、午後からは如常の1日。一昨日、勝福寺の近くを流れる小川で「カワセミ」に遭遇して感動したというお話を聞いた。更にその前にも他の人から聞いていたのでGikoohも見てみたいと思っていた。そこで今日の夕方、子供達と共にバードウォッチングに出掛けることに。残念ながら、カワセミには出会えなかったけれど、感激とは程遠いヌートリアを見ることが出来たので子供達は喜んでいた。

これから季節も良くなるし、つくしやわらび採り、そしてバードウォッチングを時折楽しみたいと思っている。
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白木蓮が開花

2012-03-30 22:54:36 | Weblog
3日ぶりの日替わりになった。ここ数日の温かさで、日中は屋外で作業していると汗ばむほどの陽気になった。勝福寺境内にある白木蓮も、平年より約2週間遅く今日開花した。何とも言えない柔らかなシルク色が高潔で、心が洗われる思いがする。

昨日は葬儀があった。枕経(布団で寝ている状態)では遺体を護る所作をし、葬儀では引導の所作をするわけだが、気を高めて拝んでいると必ずといっていいほど多くの仏・菩薩を感じることが出来る。この世と次の世の橋渡し役を担うGikoohにとって、こちらの祈願に対して頷く仏様達を感じられるようになったのは有難く思う。一遍も欠くことなく毎朝水をかぶって間もなく13年になるが、継続は力なりということは、その言葉以上に重い意味があるのかも知れない。
孔子の「吾、十五にして学を志し、三十にして立ち、四十にして迷わず…」というが、どんな世界に身を置く人も孔子の生き方は学ぶことが多いと思う。また、各々の職に就いている以上は感受性の感度を高めておかなければならない。感度が磨かれていれば、自分の職以外の分野であっても応用させることが出来るのではなかろうか。

話をもとに戻すが、近年の葬儀は自宅葬から会館葬にほぼ100%変わった。これは時代の変遷のなかで致し方ないことかも知れないが、人口密度の高い街中の会館へ行くと、どうも平素とは異なる空気を感じることが多い。これは恐らく、近年流行のお別れ会で送られた故人達が多分に影響しているのではと感じていて、気になっている。葬儀を行ってもらえない故人の魂はどこへ行けば良いのか、僧侶や聖職者が関わらないお別れ会はある意味気になる。無宗教という考えはあってはならないと思う。
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生家で予定される大きな法会に備えて

2012-03-27 23:21:06 | Weblog
午前中は茶道の稽古があった。Gikoohはどちらかといえば、腰を据えて何事にも取り組みたいタイプなのだが、最近は様々な諸行事が集中しているために多用になっている。でも、茶道の稽古をしていると時間がゆっくり流れ、心が解放される。この感覚は大切だと思う。

午後からは、(10年に一度の大きな法会を控えた生家のお寺で)法要の打ち合わせがあり生家へ行き、夕方は寳燈展関連のことで市内の公民館へ行った。

そして夜、急な檀務が入り明日、明後日と多用になるから日替わりは落ち着いてから書きたいと思う。
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日記

2012-03-26 22:08:10 | Weblog
3日ぶりの日替わりになった。先週末から少々多用になっている。今日は如常の1日。
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日記

2012-03-23 22:06:33 | Weblog
総社は朝から夜まで雨模様の1日になった。空気が潤い、大地の息吹も活性させるような清々しい雨だった。

如常の1日。
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ジャガイモを植える

2012-03-22 22:33:17 | Weblog
如常の1日。昨日21日は弘法大師のご縁日。そして昨夕は小学校や保育園から帰ってきた子供達とジャガイモを植えた。遊び半分ながら共に作業をした。Gikoohも子供の頃は、親の畑仕事をよく手伝ったものだ。子供が大人に成長するまでの期間は限られているが、その時の環境はその子の将来に大きく影響するであろうから大切に育てておこうと思っている。家や家族、ご近所さん、生まれ育った土地や町…、その子が大きくなった時にそのすべてに愛着を持てるようにするには親は何を心得るべきなのか、考えることは大切だと思う。

今日は、寳燈展の準備をした。今回は華道文化から「いけばなの美」を特集させて頂く。ご縁を頂いた諸流派約10人の先生方が伝統の生花を生けて下さる予定で、今から楽しみでならない。また、華道御室流(総本山仁和寺)から華務長ご来山という有難いご縁を賜り、約1時間「いけばな」の講演を頂ける予定になっている。Gikoohは寳燈展のあいさつ文(WEB参照)で、いけばなの起源は「供花」と書いたが、先生は「花の向こうに仏様」という演題でお話下さるので、貴重な一会となるだろう。

是非、当日は勝福寺へ足を運んでほしい。
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彼岸の中日

2012-03-20 23:15:37 | Weblog
午前中は法事があり、午後からは家内方、伯父方、実家のお墓参りに出掛けた。余程の急用でもない限り、Gikoohは墓参を大事に考えている。

夜には、大学進学のため間もなく上京する甥の卒業・入学祝いの食事会をした。Gikooh自身が人に何かを教えられるより、体験を通して何かを掴んでいきたいタイプだから甥にも特にアドバイスも何もしていない。地震のこととか、富士山のこととか、原発のこととか心配は絶えないけれど、大学生活を通して様々な体験をしてきて欲しいと願っている。

毎朝、Gikoohは虚空蔵菩薩の念誦を最低千遍繰るのが日課だが、その中で自身を宇宙に遍満させて彼方上空から地球という星を照見するという観想がある。人間も動物も植物も自然界の一つに過ぎない。人間は訓練によってある一定レベルまでは伸びてゆくけれど、そこから先は人智を超えた分野になってくるから決して過剰になってはならない。例えば原発の根本にある発想は、人間が自然を操るなどという化学者の過剰この上ない考えがあるものだから行く先には必ず躓きがある。化学は自然の一部分に過ぎないということを熟知しておかねばならないし、自然の法則は非常に神秘的なものである。人間が人間がという人間本位の考えにGikoohは警鐘を鳴らしたい。

話がそれたが、甥が大学から戻ってきて、そんな話が出来る日が来ることを願っている。

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日記

2012-03-19 22:28:48 | Weblog
午前中は林鶴山さんのお宅へ伺った。午後からは勝福寺便り「徹林」の発送作業等の寺務をしたり、如常の1日。
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彼岸の入り

2012-03-17 22:54:51 | Weblog
3日ぶりの日替わりになった。そして、今日3月17日は彼岸の入り。20日の春分の日は中日、23日が彼岸明けとなる。

彼岸とは「彼の岸」のことで、浄土の世界を表す場合と、この世界にあって私たちが目指すべき理想の境地を表す場合をいう。この図のように、お釈迦様は修行を重ねて此岸(迷いの世界)から彼岸(悟りの世界)に到ること、即ち到彼岸を説かれている。

彼岸に到るための修行は六波羅蜜といい、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧をいう。
六波羅蜜とは…
1、布施…施しをする。
2、持戒…戒律を守る。
3、忍辱…辛抱する。
4、精進…努力する。
5、禅定…心を鎮める。
6、智慧…正しい智慧を持つ。

彼岸の1週間は六波羅蜜の実践を心掛け、そしてお墓参りやお寺参りをして先祖供養をねんごろに勤められたい。亡き人と心の交信をしあい、自身の心を見つめる期間にしたいものだ。

ところで、勝福寺WEBのTOPページに第3回寳燈展の案内を掲載させて頂いた。近々にこの表紙について触れたいと思う。
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多用につき

2012-03-14 23:07:47 | Weblog
昨日に続いて壇務が更に重なり、2~3日多用になりそうだ。

勝福寺では来月4月に第3回目となる寳燈展を予定している。寳燈展は「日本の伝統を燈す展覧会」で、今回は華道文化から「いけばなの美」を取り上げさせて頂く。また時間が出来次第、詳細を書きたいと思う。
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