勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

仲秋の名月

2012-09-30 22:12:41 | Weblog
今夜台風が通過する地域の方々はくれぐれもご用心を。

本日9月30日(旧暦8月15日)は十五夜、仲秋の名月だ。仲秋とは旧暦の7月、8月、9月の真んなか8月をいい、十五夜とか月見という。秋の七草、団子、酒などを供えて満月を楽しむ文化は本当に素晴らしいと思う。台風の影響で月見が出来ない地域の方々には申し訳ない気もするが、ひっそりと静かに月を愛でた。Gikoohは年中施餓鬼供養をするために夜な夜な屋外へ出ているので、月や星を眺めることには慣れているけれど、やはり十五夜は格別美しい。

写真は昨日の法事で頂いた月見団子と饅頭。とても上品で、贅沢なひと時になった。
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台風の接近に伴い

2012-09-29 21:54:27 | Weblog
台風が接近しているというが、夜9時半を回った現在はいつもと変わらぬ静かな夜を迎えている。風も雨も天地の息遣いと思えば諦めるしかないのだが、各地が無事であることに越したことはない。勝福寺のある久代は田地が多いこともあり、特に稲刈り間近の台風は心配せざるをえない。Gikoohは真言宗の僧侶、天神を拝み、なるべくなら雨雲の道筋をずらし、大難は小難に、小難は無難に転じるよう祈っている。

今日は午前中に法事があり、午後からは如常の1日。
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秋草

2012-09-27 22:38:40 | Weblog
秋草が豊かに摘めるこの時期は、玄関や寺務所、居間、そして手洗いなどあちらこちらに活けている。来客者様にも喜ばれ、何より自然の美を身近に楽しむことは本当に心が落ち着く。

さて、この心を鎮めるための精神修養が現代人には最も大事なことだと思っている。多忙を理由に本質から離れつつあるのが現状かも知れないが、何事においても物事の本質が見えておらねばならない。この続きを書きたいと思いつつ、またその気分になった時に。
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過ごしやすい気候

2012-09-25 21:16:20 | Weblog
午前中に茶道の稽古があった他は、草刈をしたり如常の1日。

彼岸も終わり、総社は清々しい気候になっている。朝夕の気温が20℃前後になると境内周辺の草花も彩り良く、その花を部屋に活けてお茶を飲めば格別美味しく感じられるようになる。お香を焚いても、本を読んでも何をするのにも過ごしやすい季節になった。
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彼岸花の開花までもう少し

2012-09-24 21:54:33 | Weblog
如常の1日。勝福寺の参道ではようやく彼岸花の茎が伸びているが、開花までにはもう1日~2日かかりそうだ。例年よりは1週間ほど遅めだと思うが、しかし自分の出番がくれば毎年同じように土中から顔を覗かせるわけで、自然の力にはいつも感心させられる。

夕方、その彼岸花達を傷つけないように草刈をした。
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午後から墓参へ

2012-09-23 21:36:55 | Weblog
午前中は法事があり、午後からは当山歴代住職石塔の供養、そして家内の郷やGikoohの郷、伯父宅の墓参へ行くなど、先祖を敬い故人を偲ぶ日となった。
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彼岸の1週間は仏道実践週間

2012-09-22 22:18:39 | Weblog
今日9月22日は秋分の日で、彼岸の中日。1948年に制定された「国民の祝日に関する法律」による彼岸の考え方では、秋分の日は先祖を敬い亡くなった人々を偲ぶ日をいい、春分の日は自然をたたえ、生物を慈しむ日とされている。皆様の秋分の日はいかがお過ごしだろうか。

さて、「彼岸」とは向こう岸という意味で、悟り、涅槃など静寂な世界をいう。一方、煩悩、迷いなど不安定な世界は「此岸」という。
 仏教ではすべての人々が此岸の世界から彼岸の世界に到ることを願いとしているが、その方法として「六波羅蜜(ろくはらみつ)」を説いている。六波羅蜜の波羅蜜は梵語でパーラミタ―といい、訳せば「彼岸」となる。
○六波羅蜜
一、布施(ふせ)    … 施しをすること。
二、持戒(じかい)   … 戒律を保つこと。
三、忍辱(にんにく)  … 耐え忍ぶこと。
四、精進(しょうじん) … 仏道の成就を求め、たゆまず修行すること。
五、禅定(ぜんじょう) … 身と心を静寂に保ち、精神を統一させること。
六、智慧(ちえ)    … 真理を見極めること。
    
彼岸の一週間は仏道実践週間として、善根功徳の修行を積むきっかけにしたいものだ。23日・24日・25日の残り3日の彼岸期間、どうか自身を見つめる時間を持って欲しいと願う。(*善根功徳…現世・未来に幸福をもたらす善い根を養うこと)
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お彼岸

2012-09-20 21:31:09 | Weblog
9月19日-25日まで秋のお彼岸。彼岸の話は彼岸明けまでには書きたいと思っているが、今回はこのカラフルな旗のお話を。全日本仏教会のホームページを参照しながら進めたい。この仏旗も同会のHPより転載させて頂いた。

これは「仏旗」といって仏陀の教えを象徴するものだ。『小部経典』の中に書いてあるというが、仏陀(お釈迦様)が説法をされる時、お釈迦様のお体からは青・黄・赤・白・樺及び輝きの六色の光が放っていたという。そのお釈迦様の御姿と御教えを表しているのが仏旗だが、どこかで見る時にお釈迦様の威光を感じて頂ければ有難い。早速見てみよう。

○青色は「定根(じょうこん)」。仏陀の頭髪の色を表すという。定根は禅定ともいうが、平素から心を鎮める習慣を持し、その落ち着いた心で物事を考え、正しい行動をせねばならない。
○黄色は「金剛(こんごう)」。仏陀の輝く身体の色を表すという。仏陀の身体は豊かで金剛石のように揺るぎない。強い精神の大切さを説く。
○赤色は「精進(しょうじん)」。仏陀の血液の色を表すという。仏陀の慈悲心は止むことがないように、私達は両極端に偏ることなく、中道を歩んで努力をせねばならない。
○白色は「清浄(しょうじょう)」。仏陀の歯の色を表すという。白は清浄潔白で、社会がどのように淀んでいるとしても、清純でいなければならない。
○樺色は「忍辱(にんにく)」。仏陀の身体を包む袈裟の色を表すという。忍辱は、如何なる中傷や迫害にも耐え忍ぶという意味がある。

勝福寺ではお彼岸の1週間は山門に仏旗を掲げ、仏教の教えが1人でも多くの人に届くことを願っている。
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秋の風情

2012-09-18 21:44:56 | Weblog
Gikoohは昨年の6月から四国遍路を初め、「区切り打ち」という方法で時間のある時に巡ってきたが、昨日9月17日に無事結願した。Gikooh Familyと母の5人で1番から88番まで全員揃って目的を達成したことは本当に有難く、充実した旅となった。遍路については折に触れて感想などを書きたいと思っている。

さて、先日戴いた黄金桃や梨、そして昨日土産店から買ってきたいが栗。花もそうだが、こうした秋の味覚を部屋に飾ってもいっぺんに秋がくる。
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美星町の青空市場

2012-09-15 22:37:47 | Weblog
今日は法事もなく、朝8時前に寺を出発して美星町の青空市場(勝福寺から車で30分ほど)に行ってきた。美星のここは年間を通して何度も訪ねており、旬の新鮮な野菜や花等を買っている。全体的に安価で買えるとあって、いつ来ても人は多い。

Gikoohは家庭菜園で茄子、胡瓜、トマト、ピーマン、シシトウ、南京、シソなどは育てられるのだけれど、キャベツ、レタス、ごぼうなど素人には栽培が難しく、そんな野菜を求めている。美星は町の名の通り空気が綺麗なので、野菜の味も本当に良い。

市場から戻ってからは、勝福寺だより『徹林』の配達に出掛けたり、畑仕事をしたりゆっくり出来た1日となった。畑ではキャベツやブロッコリー、カリフラワーといったGikoohにとっては難しい野菜作りに挑戦しておる。ご近所の畑の見よう見まねでキャベツに青虫がつかぬように「おおい」をしたり、今のところそれらしく見える。
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