勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

「チャンネル桜北海道」番組 名物市長カレーおじさんがやって来た!

2021-02-25 22:06:23 | Weblog

午前中は年忌の法要があり、午後からは如常の1日。境内では椿が次々と開花して、深緑と真紅のコントラストが綺麗だ。

今夜は、2019年12月にyoutubeで公開された「インターネット放送局チャンネル桜北海道」のテレビ番組を1本紹介したいと思う。主人公は元総社市長様。

現在は本格的な自然農園の農業家として活躍されており、特に完全無農薬で栽培された「きぬむすめ」の人気度は高い。Gikoohは檀家様を通して、「きぬむすめ」を御供頂いたことがあるけれど、ガス釜での炊飯中から美味しさがあ伝わり、炊き立ては勿論、冷や飯になっても一層旨味が際立つ感じを受けている。また、農業の一方で全国各地で災害が起こればお仲間と共に災害現場へ入り、何度も炊き出しの経験を重ねられるなど、人を思う慈悲の心と行動力は特筆すべきものがある。

元総社市長様。通称:カレーおじさん。この番組は、北海道へ炊き出しに行かれた時の様子や、総社市長時代の様々なエピソードが込められている。もちろん賛否両論あると思うけれど、Gikoohは人として深い魅力を感じている。

インターネット放送局「チャンネル桜北海道」番組。名物市長カレーおじさんがやって来た!はこちら。

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天皇誕生日

2021-02-23 22:16:14 | Weblog

2月23日。「天皇誕生日」。朝、国旗を掲げて、本堂での行法の際には、天皇陛下の御生誕を心からお祝い致し、併せて天皇皇后両陛下と皇族御一家の安寧と御健康を心からお祈りさせて頂いた。

今夜の日替わりブログでは、その他に今日あった出来事を書きたかったのだけど、遅い時間になったので、またの機会に。

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護摩供を勤修

2021-02-22 22:20:22 | Weblog

午前中は護摩供を勤修。毎月はお不動さまの縁日(28日)に護摩を焚くのだけど、今月と来月は檀務等の都合で、日程を変更している。護摩供養を始めた頃は数枚の祈願札から始まり、今は50枚前後の祈願札をお加持させて頂くようになった。一方、Gikoohはお不動さまの写真を今までに何十回も撮っているけれど、こんなにリアルな表情のお不動さまが撮影出来たのは今回初めて。

午後からは護摩供の片付けと本堂の掃除。ご参拝のご朱印あり、来客ありの多用な1日になった。

夕方、飼育している魚の水槽を掃除をした。この画像は、水替えの間だけ魚をバケツに移した状態。確か昨年12月には小魚が2尾と、海老が3尾くらいだったように思うが、末っ子がいつの間にか何回かに分けて川からすくってきたようだ。

穏やかな天候に感謝。サンシュユが見頃になった。

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毎月21日は御影供

2021-02-21 21:55:31 | Weblog

お大師さま(弘法大師)が高野山において、御年62歳で御入定されたのは承和2年(835)3月21日。真言宗の寺院では毎月21日の聖日を御影供と称し、お大師さまの御尊像をお祀りして供養の法会を勤修することになっている。

何度も同じようなことを書いているけれど、勝福寺においても朝7時より御影供を勤修してお大師さまに報恩の誠を捧げた。21日という日は昔も今も特別な日なのだ。

Gikoohの母校、高野山高等学校では毎月21日の御影供に授業はなく、全校生徒で廟参といって、お大師さまの御廟がある奥の院へ参拝するのが恒例行事となっていた。まず学舎から約520m(徒歩6分)離れた大師教会本部という施設へ行って、そこで本山布教師の講話を聞く。そこから約3,5km(徒歩40分位)離れた御廟へ行くのだ。御廟でのお勤めが終わり、学舎へ帰校するのは確か昼前後だったように記憶している。衣に白袈裟を着けて、下駄を履き行儀良く歩いたことが懐かしく思い出される。

さて、今日は午前中に法事があった。穏やかな天候にも恵まれて、有難い1日となった。午後からは予定がなかったので、久々に末っ子とキャッチボールやサッカーをして遊んだ。

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寄り道

2021-02-19 22:34:01 | Weblog

午前中は総社市幼稚園・こども園PTA連絡協議会の総会が備中・国分寺周辺の施設で開催され、参加してきた。昨年4月から地元の公立幼稚園でPTA会長を務めさせて頂き、間もなく1年間の任期を終えようとしている。今、全国公立の幼・小・中・高の「PTA」活動について、様々な話題が沸き起こっていることをご存知の方もおられると思う。総社市は「子育て大国そうじゃ」と名を打っていることもあって、PTA活動に支持と理解を示される親御さんが多いと見受けられる。素晴らしいことだと思う。

1年間を通して、PTA活動の大体の様子を垣間見ることが出来たことは有難い。Gikoohが今後再び役員等で携わるようなことがあれば、更に協力させて頂こうと思う。子ども達の学び、遊び、生活、成長等を支える為のPTAだから。

総会が予定より早く終わったので、会場からすぐ近くにある備中国分寺へ立ち寄った。国分寺の五重塔と菜の花畑が見事だった。日常生活で美しいものに触れるのは楽しい。

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雨水

2021-02-18 21:22:22 | Weblog

今日は二十四節気の第二番目「雨水」。Gikoohの手鑑「大師御宝暦」によれば、陽気のため溶けた氷水が天に昇り雨水となって下るの意味で、草木が芽を出し始める頃とされる。

明日からは日差しに温かさが感じられそうだけど、今日の総社市は、最低気温が-3℃、最高気温が+4℃と寒さ厳しい1日になった。

写真は境内に咲き始めたサンシュユ。春はすぐそこまで来ている。

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2月15日は涅槃会(お釈迦さまがお亡くなりになられた日)

2021-02-15 21:36:07 | Weblog

2月15日は仏教の開祖、仏陀釈尊(お釈迦さま)がお涅槃なされた仏教徒にとって特別な日。勝福寺でも、涅槃図を掲げて供養の法会を勤修した。

以下は毎年ほぼ同じ内容になると思うけれども、仏教聖典から、お釈迦さま最期の臨終の場面に触れようと思う。そのことが、それぞれの人達に生きる意味と指針を考える機縁になれば有難い。

最期の教え

一、釈尊はクシナガラの校外、シャーラ(沙羅)樹の林の下で最期の教えを説かれた。

弟子たちよ、お前たちは各々、自らを灯火とし、自らをよりどころとせよ。他の教えをたよりとしてはならない。

二、弟子たちよ、お前たちのために私の説いた教えは、常に聞き、常に考え、常に修めて捨ててはならない。もし、教えの通りに行うなら常に幸いに満たされるであろう。

教えの要は心を修めることにある。だから、欲を抑えて己に克(か)つことに努めなければならない。身を正し、心を正し、言葉を誠あるものにしなければならない。貪(むさぼ)ることをやめ、怒りをなくし、悪を遠ざけ、常に無常を忘れてはならない。もし、心が邪悪に引かれ、欲にとらわれようとするなら、これをおさえなければならない。心に従わず、心の主となれ。心は人を仏にし、また、畜生にする。迷って鬼となり、悟って仏となるのもみな、この心のしわざである。だから、よく心を正しくし、道に外れないよう努めるがよい。

三、弟子たちよ、お前たちはこの教えのもとに、相い和し、相い敬い、争いを起こしてはならない。水と乳とのように和合せよ。水と油のようにはじきあってはならない。共に私の教えを守り、共に学び、共に修め、励まし合って、道の楽しみを共にせよ。つまらないことに心をつかい、無駄なことに時を費やさず、悟りの花を摘み、道の果実を取るがよい。

四、弟子たちよ、私の終わりはすでに近い。別離も遠いことではない。しかし、いたずらに悲しんではならない。世は無常であり、生まれて死なない者はない。今、私の身が朽ちた車のように壊れるのも、この無常の道理を身を持って示すのである。いたずらに悲しむことをやめて、この無常の道理に気がつき、人の真実の姿に眼を覚まさなければならない。変わるものを変わらせまいとするのは無理な願いである。

煩悩の賊は常にお前たちの隙をうかがって倒そうとしている。もし、お前たちの部屋に毒蛇が住んでいるのなら、その毒蛇を追い出さない限り、落ち着いてその部屋で眠ることは出来ないであろう。煩悩の賊は追わなければならない。お前たちは謹んでその心を守るがよい。

五、弟子たちよ、今は私の最期の時である。しかし、この死は肉体の死であることを忘れてはならない。肉体は父母より生まれ、食によって保たれるものであるから、病み、傷つき、壊れることはやむを得ない。仏の本質は肉体ではない、悟りである。肉体はここに滅びても、悟りは永遠に法と道とに生きている。だから、私の肉体を見る者が私を見るのではなく、私の教えを知る者こそ私を見る。

私の亡き後は、私の説き遺した法がお前たちの師である。この法を保ち続けて私に仕えるようにするが良い。

弟子たちよ、私はこの人生の後半四十五年間において、説くべきものはすべて説き終わり、為すべきことはすべて為し終わった。私にはもはや秘密はない。内もなく、外もなく、すべてみな完全に説き明かし終わった。

弟子たちよ、今や私の最期である。私は今より涅槃に入るであろう。これが私の最期の教戒である。(仏教聖典より引用)

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稲荷社の参道清掃

2021-02-14 21:53:37 | Weblog

2月15日はお釈迦さまの涅槃会もあるけれど、新暦の二の午でもあるので午前中は寺山の稲荷社と参道の掃除をした。かなり急な坂を上がったり下がったり…何回か繰り返していると呼吸が荒くなるけれど、気持ちは清々しい。人は最初から楽なことを求めてはならない。辛いことを経験してこそ頂に登った時に感動が味わえる。Gikoohの心の師、林鶴山氏から学んだ精神だ。

午後からは少し私用で出掛けて来たけれど、夕方から日没まで農作業をした。じゃが芋を植える為の土づくり。収穫は6月頃だけど、今頃から段取りが始まる。

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チック・コリアさんと小曽根真さん共演の貴重な動画

2021-02-13 22:25:36 | Weblog

午前中は小学生の子ども茶道、夜は中学生の子ども茶道があった。小中合わせて15名のお子さん達が通ってくれているけれど、本当に有難いと思う。お稽古を通して、人や物を大切にする思いやりの心や、自然美を愛する大人へ成長されることを願っている。そして勝福寺子ども茶道、大人茶道の指導を仰いでいる大先生に感謝の念が絶えない。

お稽古のあと、日中は15日の勝福寺涅槃会のため本堂掃除をした。このお涅槃についてはまた書きたいと思う。

昨日、NHKのAMラジオで米国Jazz界の巨匠、チック・コリア氏が今月9日に他界されたことを知った。チック・コリアさんは、かつて勝福寺LIVEに4度お見えになられたピアニスト・小曽根真さんと深いご親交があられたこともあり、小曽根さんのアナウンスされる情報を介してGikoohもチック・コリアさんのピアノに随分魅了された。ここに謹んで哀悼の意を表すと共に、人情味溢れた温かい音楽は多くの人々を元気にし、後世に長く語り継がれるだろう。

今夜はこんな貴重な動画があったので、是非ご覧を。タイトルは、モーツァルト/2台のピアノのための協奏曲 小曽根真 チック・コリアpf 尾高忠明指揮 N響

2人のJazzピアニストが奏でる至極のモーツァルト。Gikoohは紫雲に乗っかった気分。

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今日の鶏

2021-02-10 21:56:44 | Weblog

如常の1日。気候が穏やかに温かいことも手伝って、以前から気になっていた部屋の整理や雑用を行うことが出来た。

写真は今日の鶏たち。冬の間は産卵を休んでいたけれど、小春日和の陽気に誘われてくると、また生み始めてくれるだろう。

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