勝福寺 Gikoohの日替わり法話

山寺の住職、Gikoohが日々感じたことを綴っております。
(プロフィール用の落款は天野こうゆう僧正さま彫刻)

Gikoohの園芸

2021-04-27 21:41:33 | Weblog

5日ぶりの日替わりになった。新型コロナウイルス感染症の蔓延が、社会を危機的な状況に陥れる日も遠くないのではないかと、少なからず感じるようになっている。Gikoohも用心せねば。

今日は午前中に茶道のお稽古があった。床の掛物や時季の花、一服のお抹茶が、魂と美意識を活性化してくれる茶道の文化に触れられることは有難い。花に興味がない、これだけ美しい山々の新緑に気づかない…という感性では、人生もったいない。毎日忙しく、時間に追われているのであれば尚更、あえて文化に触れてみる生活を推奨したい。きっと日々の景色が輝いて映るから。(今回はあえて忙しいという言葉を用いたけれど、忙しいという字は心を亡くした状態なので、使わない方が良いと思う。)

夕方、夏野菜の苗や種を植えた。茄子、きゅうり、トマト、プチトマト、オクラ、ピーマン、シシトウ、青紫蘇、南京、西瓜、トーモロコシなど色々植えた。苺はいい感じになってきた。

 

最後の1枚は、(食用)春菊の花。春先に採れきれなかった春菊が大きくなり、こんなに綺麗に花を咲かせている。

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眼に見えない魔を収束させるには

2021-04-22 21:13:41 | Weblog

社会はコロナ禍だけど、今の季節の朝は実に心地良い。漢詩の春眠暁を覚えず…というが、春うららかな好季が続いている。

さて、昨年令和2年はお大師さまが醍醐天皇より「弘法大師」の諡号を下賜されてから1100年という記念の年であったことは、以前の日替わりブログで述べた通りだ。Gikoohはこの慶事に、『般若心経秘鍵』の上梓を発願した。般若心経秘鍵はお大師さまが般若心経を密教の観点から解釈された和文の一大御文章だが、そこには、苦難を乗り越える方法が明解に説かれるなど、高遠な密教の世界が鏤められている。

勝福寺は地方の小さな山寺で、コロナ禍においてGikoohに何か出来ることはないかと模索した結果、1つの方策として先ずは有縁の方々へ『般若心経秘鍵』を謹呈させて頂くに至った。お手元へお届けする前に、本堂において「御守り」「魔除け」「健康と無事」等々を御祈願させて頂いているので、コロナ禍を生き抜く心の支えにして頂ければ有難い。仏壇、居間、寝室、車、鞄など身近な環境に安置する、或いは読誦出来るならば声に出してお唱えすれば、御守りとして何らかの霊験が得られるのではないかと考えている。

 

眼に見えない魔を収束させるには、眼に見えない霊験に肖りたいと願う。(政府や自治体がここに着目しないのは寂しい気もする。政教分離という決まり事があるから仕方ないけれど、今のやり方のままでは一層右往左往し、感染の勢いはやがて爆発的に増加するだろう。)

本来ならば、諡号下賜に合わせて昨年10月の発行を目指していたけれど、世の動向が若干影響して半年遅れで発行することが叶った。

尚、この『般若心経秘鍵』は、勝福寺のそれは別注仕立てにしていて数に限りがあるけれど、原本は既製品なので欲しいお方はネットで検索をかけていただければ容易にお求め頂けると思う。    

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毎月21日はお大師さまの日

2021-04-21 22:12:06 | Weblog

毎月21日はお大師さまの御影供。ここ数日は、総社市においても新型コロナウイルス感染症の発生が相次いでおり、再び緊張感が高まっている感がある。Gikoohはお大師さまに終息を願うも、人々の意識が改められて、それが行動に伴わないと元の社会に戻るのは難しいと思った。

1月の日替わりブログでも書いたけど、令和3年の干支は「辛丑」(かのとうし)。Gikoohの手鑑に、十干の辛(かのと)は、万物成長変化して実が新たに成るを意味する一方で、辛痛困難も示唆していている。十二支の丑(うし)は、紐(むすぶ)の意味がある。季節的には寒さ厳しい冬の頃(1月)で陽気はまだ進まず、万物は陰気に押えられて十分に伸び得ないありさまをいう。

干支の象意から想像すると、新型コロナウイルス感染症の猛威は、今年は更に厳しくなることを予想している。自然災害もどうなるか分からない。そんなことを案じてばかりではけないけれど、気にし過ぎるのも良くない。でも、何かあった時のことを常々頭の隅において生活したいと思う。昔の穏やかに凪いだ社会が懐かしい。

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牡丹や都忘れが開花

2021-04-18 22:31:11 | Weblog

境内では「牡丹」や「都忘れ」が咲き始めた。とても清楚で好きな花。

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空気が清らか

2021-04-17 21:47:22 | Weblog

午前中は法事があり、午後からは明日の役員会の準備をした。昨晩から降っていた雨も夕方には上がり、空気がしっとりと落ち着いた感じ。今夜はもう少し寺務をせねば。

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新見美術館開館30周年記念特別展ファイナル「假屋崎省吾の世界展」~美来麗明~を観覧

2021-04-16 19:03:46 | Weblog

久々に予定が空き、午前中は私事で出掛けてみた。Gikoohは毎年3月が結婚記念月で、毎年は特に何をするでもないのだけれど、今日は新見美術館を訪ね、新見美術館開館30周年記念特別展ファイナル「假屋崎省吾の世界展」~美来麗明~と題して本日4月16日(金)―6月27日まで開催されている造花の華道展を観覧してきた。

Gikooh達は9時半にOPENして間もない頃に会場入りしたので、人出は控えめだった。それでも時勢柄、密にならないように、お口にチャックと留意しながら、30分未満の短い時間だったけれど假屋崎さんの美の世界を楽しませて頂いた。会場から外を望むと、ちょうどご本人が報道陣の取材を受けておられる様子だった。貴重な場面を拝見出来て、有難い。

帰り際、「假屋崎省吾の世界展」の観覧記念に、「花鋏」を求めてきた。

  

昼過ぎには帰山し、常の檀務に戻った。

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Gikoohの見聞記で「花まつり」をup

2021-04-15 22:01:09 | Weblog

世界中でコロナウィルス感染症が蔓延し、我が国においても、日々の暮らしに影を落とそうとしている地域が増加傾向にある。Gikoohは最近、度重なる地震活動も懸念しており、もし富士山の火山活動が活発になってしまった場合…、そんなことも視野に入れて心の準備をして、生活に及ぼすであろう影響をふと思うことがしばしばある。

さて、web勝福寺の「Gikoohの見聞記」で先日4月8日開催の「花まつり」をupした。気分転換に是非。

 

 

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春や秋は花の種類が豊か

2021-04-14 21:30:48 | Weblog

5日ぶりの日替わりになった。新型コロナウィルス感染症の再拡大に歯止めがかからないけれど、皆さまはお元気でお過ごしだろうか?Gikoohはお蔭さまで、体調も良く有難いことだと思う。この5日間の間に、子ども茶道、檀務、次男の小学校の入学式に至るまで多用だったけれど、今は落ち着いている。

先日の花まつりのreportは、近々web勝福寺のGikoohの見聞記でup出来ると思う。

さて、今日は勝福寺の寺務所兼応接室から、4畳半の空間に生けた花を見て頂こう。Gikoohは花が好きなので、主に境内で摘んできた花を小さな花器は生けては煎茶を飲みながら愉しんでいる。愉しみは生活空間の身近に、がモットーだ。

   

 

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穏やかな1日

2021-04-09 22:32:37 | Weblog

朝から快晴。鯉のぼりも気持ち良さそうに泳いでいる。

今日は、昨日の「花まつり」の片づけや掃除など、落ち着いた1日になった。

昨日、皆さまから御供え頂いた生花は、1日でも長く大切にしたいので、水揚げをして花瓶に活け直した。特に、沢山頂いたスイートピーは堂外から堂内に移すと何とも言えない甘い香りが漂い、荘厳さが増している。まるで、お釈迦さまがお生まれになられた時の疑似空間を思わせるほど、華やかで良い香り。

 

さて、先日生まれた矮鶏の雛は、羽根が黄色から白色になってきた。烏やサギ、そして狸や猫など外敵は少なくないけれど、無事に大きくなって欲しい。

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4月8日はお釈迦さまのご生誕日

2021-04-08 21:53:23 | Weblog

4月8日は「灌仏」「花まつり」。仏教をお開きになられたお釈迦さまの御生誕をお祝いするご聖日だ。

勝福寺においても、新型コロナウイルス感染症防止のため、ご参詣の方々にマスクご着用のご協力を仰いだり、何かとご不便をお掛けしての開催となったが、約50名の皆さまと共に、「花まつり」を朗らかに無事行うことが出来た。

また、先日の利休忌のようにGikoohの見聞記で後日、様子をupしたいと思う。

 

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