blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

福島の意見聴取会で発言された方の内容

2012-08-02 | 共生社会のデザイン

ゼロシナリオ以前に
即刻 原発全基稼動をやめ廃炉にしていただきたい!
今日は この意見を聴いていただくために応募しました。
私は原発から約65キロの須賀川市に住む有馬克子ともうします。

中学一年生から27歳の5人の子どもを持つ農家の嫁です。
14年前に 永続可能ないき方を実践するために 
穀物菜食のちいさなレストランをはじめ 
ようやく我が家の食材のをベースに
ほぼ自給自足がかたちにな
ってきたところでした。
開業以前から仲間たちと食の安全と環境問題に注意を向けてきました。
とくに原発はいつかどこかで、
また大きな事故を起こすと心配していましたが
まさか、こんなに近くで起こってしまうとはおもってもみませんでした。
自分自身どこか遠い他人事のように思っていた部分があると 
今は、とても反省しています。
だからこそ 原発から卒業するため
公官庁への申し入れや、
署名集めデモや集会できるだけのこと
をやってきました。
私達の声を政治を動かしているみなさんの心に届けなければ!
ずっと そう思い続けてきました。
今日のこの機会を 本当に感謝しています。 
ありがたくおも います。

以前、クリーンで安全なイメージで国策としてすすめられてきた原発の
燃料のウランが採掘されるオーストラリアやアメリカで
多くの先住民のかたがたや発掘に従事する人々が
被曝の犠牲にな
っていることを知り私は本当におおきな衝撃を受けました。
仲間が言いました。 
福島まで事故があって最悪の状況ではある
けれど 
これで 原発はすべて止まるね。」って
それなのにもう再稼動ですか?
原発で電気を得るために 
この先も どれほど犠牲になればよいの
でしょうか?
おそらくこのままでは・・・子どもたちも 
私たちも みなさんも
犠牲になっていくでしょう。
もちろん そうならないために 
私たちはなんとかして子どもたちを家族を仲間を守っていきたいと思っています。。
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今も 使用済み核燃料の行き場も処分の方法も先送りで
このまま原発を続ければ危険も費用もかさむのは目に見えていて 
いずれ私たちにさらに重くのしかかってくるでしょう。

昨年 5月23日には、文科省に申し入れにも行きました。
福島からは小さな子どもさんをふくめ7~80人がバスで文科省にのりいれ 
全国からも数千人が文科省を人間の輪で包囲しました。
そのときも、私達は再三文科大臣に面会を申し入れしてきましたが 
高木文科大臣もあらわれず屋根もない石 畳で途中小雨もふるなか 
私達の必死の申し入れにもかかわらず
「学校へ通うこどもたちの年間20ミリシーベルト」を撤回して頂くことさえできませんでした。
なぜ 学校をつかさどる文科省が 
子どもたちの安全を最優先でうごけないのか???
 私には、今もなっとくできません。
文科省の建物内部には、文科大臣室のレプリカとか 
給食の変遷とか 時代ごとの教室のよ
うすとか・・・
展示室がありますがそのなかで一番お金がかかっていそうな展示は、
原発の安全性を強調する展示でした。。。  

福島の事故の終息宣言は 本当ですか?
原因についても 責任についても 
政府も 電力会社も 原子力安全委員会も 
「さらに詳しい調査」といいながら
責任のなすりあいを延々と続けているばかりです。
健康被害がでないように 
せめて定期的な保養や学童疎開など

最優先で国の指導でおこなわれてもよいはずなのに
国会をみていても政党や派閥争いばかりで 
なかなか建設的な進
展がありません。
今 多くの子どもたちが避難や保養ができているのは自力か 
民間のあたたかいお心のある支援者さんのおかげであって
まだまだ ほんの一部にすぎません。

大飯原発が再稼動するときに
野田首相は「私が責任を取る」と
豪語しましたが
東電の原発の事故でダレが責任をとってくれましたか? 
ただやめたぐらいでは責任を取ったことになりません。

潔く原子力発電をやめていくことでしか 
本当の意味で責任を取ったことになりません。
私はそうおもってい
ます。
税金がつぎ込まれるというのに東電の社員に
地方の民間企業ではありえないほどのボーナスが出ていて
本当は私 達にとうに知らされるはずのことがあとからあとからでてきています。
私たちの不信感はさらにつのっています。

何度も繰り返される「直ちに影響はない」ということばが
長期にわたって影響があるという意味であると 
今では、ほとんどの人が気が付いています。
本当に大丈夫かどうかは5年10年もっとたたないと証明されたことになりません。
それまでは 本当の安心は断言してはならないのではないでしょうか?
それでも 原発を推進しようとするなば
この福島に 
 この 世界中にばらまかれた放射性物質を一粒残らず片付けてください。
事故が起きても簡単に後始末できる技術も確立しないまま
決め手となる使用済み核燃料の処理法もないまま
命を最優先させる気持ちもないまま
原発を稼動させるというのは本当にやってはいけないことです
原子力規制委員に事故の責任をとるべきの今まで推進してきた人
なろうとしていることも ゆるせません。
私たちは
原発に『今まで本当にご苦労様』といって
永続可能なエネルギーにすぐにでもシフトし
調和のとれたこころゆたかな暮らしを  
新たに築いていくことができると信じています。
ひとりの福島県民として 
ひとりの日本国民として 
ひとりの母親として 
ひとりの人間として
原発そのものを即刻やめるように心から求めます。
これがわたしからの意見です。     
ありがとうございました。