<2022,10,22>
先回の『仁田峠』の想い出に続いて『田代原』のことについて綴って見ます。
寒い仁田峠では、落ち着かず『そさくさ』と帰路につきました。
帰り道は往き路と反対側の『有明海』沿いにと車を走らせました。
途中、時間があったので、若い時(こちらは20代)に、時々訪れ遊んだ『田代原』の様子を見ようと立ち寄りました。
ここは、名前の通り盆地状の草原地帯でして、道すがら数匹の牛の放牧と相変わらず?、流れている小川を眼にすることができました。
20代に遊んだというキャンプ地としては、この草原の中を流れている小川の近くだったと記憶してますが、ここにテントを張り、飯盒炊飯をして、夜は広場でキャンプファイヤーという、想い出深いレクレーションだったですね。
今眺めるに、60年くらい前と比べてば大きく変わってたようで、草原はには木々が生い茂っていましたし、キャンプ場は別の場所に併設して作られているようでした。
変わっていることの、もうひとつは、この草原の入り口付近に大きな建物(トレイルセンター)があり、展示館にはこの田代原の生い立ち(何十万年前からの変遷など)を掲示してあったり、ジオパーク的なところの学習もできるような設備がありましたね。
この建物の中の掲示物を見てびっくりしたことことがありました。
それは今いるそして若い時にキャンプで楽しんだ、この『田代原』が、云万年前の地殻変動による、そばにそびえる山の頂上との数百mくらいの断層(山が陥没?)で出来ている場所という内容でした。
周囲を山で囲まれた盆地的な緑の平原、放牧もできるし小川も流れており、キャンプも出来、すぐ登山もできるというこの風光明媚な場所も、歴史をたどれば壮絶な地球の歴史の営みの結果だったわけの様です。
もちろん近くには、爆発した火山『平成新山』もあり、また海では『千々石(チジワ)湾』の周囲には崖がそそり立つ『千々石断層』もある故に、さもあらんかなの掲示ではありました。
この原ッパでの『想い出』と『太古のロマン』を感じながら、帰路のドライブに着いたことでした。
<放牧の牛・・・・ゆったりと寛ぐ>
<『田代原』から観た『平成新山』>