日々随想

日常の生活環境で活動したことや、感じたことを日記風に書いてみましょう

10月の香り

2012-10-01 13:59:59 | Weblog

<2012.10.01> 

 

10月となり『きんもくせい』の香りが漂う季節が来た。

春夏秋冬、季節にはそれぞれ匂いを感じるわけであるが、秋のこの『きんもくせい』の香りは、自分にとって格別に感じられる。

 

もともと夏のあのギラギラした暑さから、温度も湿度もちょうど良い、快適な環境となってくる中での、『甘酸っぱいような』この匂いが、何とも言えない季節の味わいを感じさせてくれるからである。

 もう少し遡って『きんもくせい』の想い出を綴って見ると、高校時代だったと思うが、夕方家に帰ってくると、庭先に植えてあった『きんもくせい』が、プーンと匂って来ていた。

さらには、この時期は稲刈りの季節で、帰ってからは『ふかし芋』のおやつを食べて、それから田んぼを日暮れまで手伝っていたわけであるが、帰り路すがら家に近づくと、また薄暮の中から『プーン』匂ってきて、少しうら淋しいような、『ホッと』するように感じたあの多感な時代を、『きんもくせい』の匂いで思い出すわけである。

 

『きんもくせい』は、1週間くらいで花びらとともに匂いも、なくなってしまう。

出来るだけ永くこの秋の香りを味わいたいものである。

 

      <きんもくせい・・・・ぷーんと>

 

        

              <さつまいも・・・・間もなく収穫>

 

<秋の風景(ズ-ム8倍)・・・・ススキ?・彼岸花・柿>


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