日々随想

日常の生活環境で活動したことや、感じたことを日記風に書いてみましょう

生涯学習(Ⅰ)

2008-09-28 21:57:03 | Weblog
<2008.9.28>

定年になって頻繁に「生涯学習」という言葉を聞くようになった。
今自分が講師をしているIT関係の講座ももちろんこの学習の一環である。

私は極端な話、社会人になってしばらくは生涯学習という言葉は知らなかったし、なかんずく高校時代に社会に出てからも勉強(学習)することなど考えてみたこともなかった。

社会に出てから70歳までのこの50年間に、私の中にこの「学習」ということが、どのように位置付けられ、どのように変化してきてギャップが埋まって来たのか少し振り返って見ようと思う。

私は工業高校の電気科で3年間学んで、卒業後すぐ電機メーカに就職した。
半年間の見習期間を経て設計に配属となったわけであるが、右も左も良く分からず只ひたすら先輩の教えてくれたとおりに、見よう見まねで図面を引くことから仕事は始まった訳である。

それから4~5年経って少し製品設計を任されようになってきた。
高校時代に習得した知識は当然のことながら基礎中の基礎であり、この間の実務では高校3年間で学習した内容の数十倍は新しいことを、いろいろ学びながら設計図を引いていったことになる。

ところが今思いおこして見るに、このとき高校生の時に思っていた社会に出てからの学習が、知らず知らずの中にこの段階から始まっているとは、ほとんど意識がなかったようである。
(仕事を覚えることに無我夢中であったのかもしれないが・・・。)



         <庭の小葱芽を出す>

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする