ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

「廃棄物利用」の大義名分で汚染土壌の再生利用が利権化。実証実験は人体実験。核のゴミ捨て場への道。

2015-12-30 | 除染廃棄物

 

  

積み上がる除染廃棄物

毎日新聞2015年12月10日 11時24分(最終更新 12月10日 13時14分)

東日本大震災から11日で4年9カ月。東京電力福島第1原発事故に伴う除染で取り除いた表土や草木を入れた黒い袋が、福島県内の広い範囲で山積みされ、増え続けている。ポリエチレンなどを素材にした「フレコンバッグ」と呼ばれる袋の容量は1立方メートル。環境省と福島県によると、9月末時点で約915万5000袋が約11万4700カ所の仮置き場や除染現場の保管場所に置かれている。

  全域が避難指示区域となっている同県富岡町の沿岸部の仮置き場では、フレコンバッグをつり上げるショベルカーが埋もれて見えるほど、無数の黒い塊が地表を覆う。除染廃棄物を詰め込んだフレコンバッグは4段に積み上げ、放射線を遮るため5段目と側面には汚染されていない土を入れた袋を積む。更に上から雨水を防ぐ防水シートをかける。

 除染廃棄物の搬入先となるはずの中間貯蔵施設(同県大熊、双葉両町)は地権者交渉が難航し、建設のめどが立っていない。【土江洋範、森田剛史】

 

汚染土壌の再利用、環境省が安全基準を設定へ

福島民友新聞 12月22日(火)11時23分配信

東京電力福島第1原発事故で出た汚染土壌などをめぐり、環境省は土壌の放射性物質濃度を減らした上で再利用するための安全基準を設定する方針を固めた。汚染土壌などが発生する見込みの総量約2200万立方メートル(東京ドーム18個分)に対し、基準値に基づき土壌の再利用などを最も進めた場合、最終処分量を約4万立方メートル(0.18%)まで減らせると推定。今後、専門家による検討を進める。21日に東京都で開かれた汚染土壌などの減容・再生利用技術開発戦略検討会で示した。

 同省は中間貯蔵施設での安定的な一時保管や法制化した県外での最終処分に向け年度内に土壌などの質量を減らしたり、再利用する戦略を策定する方針だが、再利用の基準が決まっておらず、課題となっている。

 今後、専門家による検討会で自然減衰の効果や放射線防護についての考え方などをまとめ、土壌を再利用する場合の放射性物質濃度の基準値を決める。再利用した資材を使う際の施工上の注意点などを記載した手引も作る。

 資材を住民や自治体などに受け入れてもらうことが前提となるため、技術的な知見や必要性についての情報発信なども強化する。




原発汚染土、最大で99・8%再利用可能 環境省が試算

朝日新聞 2015年12月22日12時27分

 環境省は21日、福島県内の除染で出る2千万立方メートル超の汚染土のうち、最大で約99・8%は再利用できるとの試算を明らかにした。公共事業の資材に活用する方針で、来年度以降、技術開発や再利用のモデル事業を進める。

 汚染土の活用を議論する同省の検討会で示した。試算では、土に含まれる放射性セシウムの濃度を、災害廃棄物の再利用基準「1キロあたり3千ベクレル以下」と、国が処分する指定廃棄物の基準「同8千ベクレル超」を下回る場合を仮定。自然減衰で基準を下回るまで待つ場合や、化学的な処理、土の粒の大きさでより分けるなどの手を加えた場合の利用可能量と最終処分量を算出した。

 その結果、いずれの基準でも、手を加えた場合、ほとんどが再利用できるとなった。最終処分する量は最も少ない場合、3千ベクレルを基準にすると約10万立方メートル、8千ベクレルだと約4万立方メートルで済むという結果になった。

 再利用が進めば、福島県外での最終処分が必要な廃棄物が減り、処分場の受け入れ先を探しやすくなる。ただ、一度放射性物質に汚染された土への不安が残ったり、処理費用がかさんだりする懸念もある。

 検討会の委員からは「使い先がなければ、再利用は絵に描いた餅だ」「処理にかかるコストと得られる利益を示してほしい」などの意見が出た。

 

追記 

<仮設焼却施設>来月12日にも稼働開始

2015年12月26日土曜日 河北新報

 東京電力福島第1原発事故で全村避難する福島県飯舘村の蕨平地区に国が設置した仮設焼却施設が、来月12日にも廃棄物の焼却を開始することが25日、分かった。
 環境省によると、今月15日に県による使用前検査を済ませ、21日に稼働の認可を受けた。すでに村内の除染廃棄物や周辺市町の指定廃棄物など500トン以上を施設に搬入。年内に焼却を始めると、年末年始の休業を挟んで作業効率が悪くなるため、年明けに開始することで調整している。
 施設は村内の除染廃棄物や家屋解体で出た廃材などに加え、近隣の福島市や伊達市、南相馬市、川俣町、国見町の5市町の稲わらや堆肥などの農林業系廃棄物と下水汚泥も受け入れる。処理量は1日約240トンを見込んでいる。稼働は5年を予定し、約36万トンを焼却する計画。
 周辺自治体の指定廃棄物も処理する初めての施設で、宮城県加美町の猪股洋文町長が今月13日、同県内の指定廃棄物も集約し処理することを提案した。飯舘村の菅野典雄村長は拒否する考えを示している。

 

(管理人より)

福島県内の膨大な数の汚染土のフレコンバッグに驚かされます。フレコンバッグの寿命は3年で、環境省は「袋の詰め替えなどの抜本対策は当面必要ない。問題があれば現場で対応していく」という姿勢。

とりあえずフレコンバッグの山の上から緑色の防水シートをかけているようです。

汚染土の不法投棄や、使用済みタイベックやマスクなどの放射性廃棄物がコンビニのゴミ箱に投棄されるなど、福島県全体に放射性廃棄物のあらゆる問題が噴出しています。

参考☟

耐用年数超えた除染袋「直ちに問題は起きない」 環境省

いわきで初、汚染土壌を不法投棄 市道沿いに4袋

5市町でも除染ごみ投棄を確認 環境省、再発防止呼び掛け


そもそも、除染不可能の場所を無理やり除染して人を住まわせていることが問題なのであり、そのことがメディアでは一切語られていません。

除染せずに、住民を避難させ、無人エリアを作り、そこに放射性廃棄物を集中管理しなければならないはずなのに、やってることが全部真逆です。

高濃度汚染地域に住民を縛り付け、わざわざ、表面の汚染された土を引っぱがして、それを袋に詰め山積みにし、世論を「フレコンバッグの汚染土をどうにかしなければ」という方向に誘導し、それを「廃棄物利用」という大義名分で全国に拡散する。

この事業は放射性廃棄物の再利用という名の、「放射能全国拡散」なのです。

そこには廃棄物再利用の技術を持っている企業の利権が存在します。原子力ムラ=廃棄物ムラ。

厄介者の放射能汚染されたゴミを再利用して、莫大な税金を懐に入れていこうという原子力ムラ企業の思惑通りに進められています。

まさに、生き血を吸われているのです。

除染廃棄物処理事業の予算に群がる企業。 中間貯蔵施設を作る土木利権、廃棄物を再利用する廃棄物利権、それを国民に周知・広報するメディアの利権など・・・。 

環境省のHPをみると露骨です。 こちら⇒  原子力発電所事故による放射性物質対策  

この中に根拠法など様々な内容が、リンクだけでぶち込まれています。実に不親切なページです。

資料のタイトルしか書いていないため探しようがありません。国民に突っ込まれたくない、知られたくない事柄というのは、こうやってPDF資料の山に隠すのです。 

私はこのブログでずっとこの放射性廃棄物の再利用の問題を書き続けてきました。

震災がれき広域処理、JESCO法改正問題、再生可能エネルギーなど、気づいていない人や無視する人もいますが、これらは全てつながっています。

市民運動の中で、利害関係者が入り込んでいるため全てバラバラに論議されてしまい、方向性を見失わされている状態に見えます。

放射性廃棄物の焼却は危険であるという認識が広まらないかぎりは、まあ、どうしようもありません。

むしろどんどん燃やしている有様☟

<仮設焼却施設>除染廃棄物の減容加速へ期待

ぜひこの二つの記事をご覧下さい。

 

2014/11/6  除染技術実証事業の中身に驚愕!すでに福島県以外の企業でも除染土壌処理実験が行われていたという事実。 

2015/7/22  除染廃棄物の再生利用。汚染バイオマスで作るバイオコークスは焼却炉の燃料として燃やされる可能性!


福島民友の報道記事にも 「資材を住民や自治体などに受け入れてもらうことが前提となるため、技術的な知見や必要性についての情報発信なども強化する」 とありますが、

これは震災がれきの時と同じようなPAが行われるということです。市民の反対運動が起きないように、起きても潰せるように、新聞全面広告、特設サイトなどでゴリ押ししてくることでしょう。

バイオコークスやセメントに再利用されて、日本中どこでも放射性PMが漂うといった近未来になりつつあるのです。

このようにすでにテレビのワイドショー?でも広報されています☟

バイオコークスについてエンジニアの方にお聞きしました。以下青文字。

 

製造されたバイオコークスがどのように使われるかも気になるところですが、汚染物を蒸し焼きにする工程で放射性セシウムを大気中に放出してしまうと考えます。 近畿大学にしても、中外炉工業にしても、そのようなことがわかる人はいないし、減容化の経済性には関心があっても、そのことに関心は持っていないでしょう。

 

こんな最悪な事業がどうやって進められているか、どうかパターンを知ってください。  

 

省の事務局が方針決めて資料を作成(事務局は専門知識なしの素人) 

委員会には、大学教授や公的な研究機関の人達、いわゆる象牙の塔に住む、権威はあるが現実の問題に対応した経験のない人間が選出され、お墨付きを与える。 

☟  

ワーキンググループが設けられ、メーカーなど企業の人間がやってきて非公開で話し合う

政府の方針とメーカーの利益は一致して事業が進められる


このパターンを押さえたうえで、以下のサイトを見ていきます。 

中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会(第1回) 

資料1 出席者名簿   象牙の塔の人々がズラリ

資料4 検討会の進め方(案)について  ワーキンググループは非公開と書いてあります。

 

除染・減容等技術実証事業の取組について 資料 5-1 中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会(第1回) 平成27年7月21日 環境省

三菱マテリアル、日立パワーソリューションズ、鹿島建設、大林組・・・= 原子力ムラ!  

これを見ると、ほぼすべての放射性廃棄物を燃やそうとしていることがわかります。(減容化、熱処理、昇華装置などと書いてごまかしています) 

実証実験は事業を正当化するためのものです。福島で実証実験をやって、次は全国に広げるというわけです。

 

 

 再生利用に関する技術的課題について 資料 6 中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会(第1回) 平成27年7月21日 環境省

 こういった用途で全国にばらまかれるということです。セメント、地盤改良材、路盤材・・・
 


毒物などの汚染物は再利用してはいけないはずなのに、もはや日本という国は、そういう常識も通用しない国に成り果てているということです。

日本全体が、核のゴミ捨て場に向かっていっている現状に絶望します。

企業が何をしているかということをまず知ることだと思います。

どの企業が生き血を吸っているのかという利権構造です。




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2013年にJESCOが除染廃棄物の中間貯蔵施設建設をすることが決まってた?英の核廃棄物企業のサイトから

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福島のヒラメにセシウム移行せずというニュースについて調べた。どうしてこんな実験をやって報道するのか?

2015-12-25 | 放射能汚染

ヒラメの体内にセシウム移行せず 原発5キロ圏で実験

2015年12月22日 10時13分 福島民友

横浜市の水産総合研究センターは21日、東京電力福島第1原発の近海でヒラメの体内に放射性物質が移行するかどうかに関する実験の結果を公表した。原発から約5キロの海域で、放射性物質に汚染されていないヒラメをかごに入れて最長で3日間置いても、放射性セシウムが魚の体内に移行しないと結論づけた。

いわき市で21日に開かれた県漁連組合長会議で示された。実験は8月に行い、原発から北東、南東それぞれ約5キロの、水深約21メートルの海域で実施。体長約50センチの富山県産ヒラメ4匹を入れたカゴ4個を海底に設置し、12、24、36、72時間後と段階的に1個ずつのカゴを回収、放射性物質の濃度を測った。72時間後に回収したヒラメからは最大で1キロ当たり約0.3ベクレルのセシウムが検出された。

 

     


(管理人より) 福島のヒラメの実験に関して、ツイッターやブログ、2ちゃんねるでも話題になっているようですが、11/20にもNHKがおかしな報道をしてましたので合わせてみていきます。

11月のNHKは、「吸収ほとんどなし」というタイトルでセシウム以外のストロンチウムなどの核種についていっさい言わず、「ほとんど」「ごくわずかの」といった言葉で誤魔化す報道になっていました。曖昧な表現に終始。しかもニュース動画を見ると、検査する人が福島の海にシュノーケルで潜っていました。  

 

次に一ヶ月後の12月に、3日間の実験データで「セシウム移行せずと結論づけた」とまで言い切る福島民友新聞。

これが今回の実験データですが  平成26年度 東京電力福島第一原子力発電所事故 対応の調査研究における主要成果 平成27年3月 (独) 水産総合研究センター 

10、11、12P に出ています。 

 

 

資料を見ると、海底堆積物が450~650Bq/kgとあります。そのような海に実験のために水着とシュノーケルで入っていったということです。放射性物質は安全だと思っている人が研究をしているという証明でもあります。しかもこれらのデータにはセシウム137しか計測されていませんので、セシウム134と合算すると放射能濃度の値はもっと高くなると思われます。

放射性物質の生物濃縮は、食物連鎖で汚染された餌を食べ続けて起こるということは、誰でもわかります。

どの程度汚染された餌を、ヒラメがどこでどう食べるかわからないので、このような実験自体が意味がないと思われます。

そして実際に水揚げされたヒラメが、何年もので、原発事故時の汚染をうけているかどうかなどわかりません。大きければ、より汚染の可能性は高いでしょう。

稚魚が汚染されていなかったとしても、食べたものが高濃度に汚染されているかもしれないわけですから。

それに汚染の程度が「ごくわずか」かどうかを、判断するのは消費者。

http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food/servlet/food.do?pageSID=590_FF85A60365550E2193FD9C9D6670BF5D   より

原発事故前のヒラメのセシウム137の濃度は 全国平均で 0.31Bq/kg、仮に実験後のヒラメが 2.5Bq/kgとしても 8.3倍です。

「ごくわずか」ではありません。

放射性核種は海の底に溜まります。底にいる魚の代表であるヒラメがまるで問題ないように、印象操作するのは、メディアが良心を失っているとしか私には思えません。

これは私の推測ですが、どうしても福島のヒラメを販売したいのだと思われます。特にお正月に、ヒラメのお造りなど大量に売りさばきたいわけです。

なので研究センターに、安心材料になる研究結果を提出させ、メディアをつかって報道し、消費者に安心感を与えたいという意図があるのではないかと思うのです。

今年のヒラメの放射能濃度を省庁のデータで調べてみました。NDとなっているものもありますが検出下限値の高さに驚きます。

厚生労働省 放射能検査 データ http://www.radioactivity-db.info/detail.aspx?no=1512077444

 

水産庁の最新エクセルデータから、ヒラメを抽出しました。 最高で 74 Bq/kg  

 

水産総合研究センターのHP   より ヒラメ  

 


ヒラメの漁獲量は東北が全国の20%。やはり20%が無駄になるわけですから、なんとしても売るためにこのような報道が出ているとしか思えません。

福島県沿岸でヒラメの稚魚10万匹放流というNHKニュースが2012年に流されています。

その中で「2年後の漁獲を期待」と言っているのです


そもそも体制側の「実験」というのは、体制側に都合のいいデータを導くためのものなのだという証拠でもあります。

10万匹も稚魚を放流したのですから、絶対にヒラメが売れなきゃまずいわけです。

公害事業をゴリ押しするときのアセスメントや、迷惑事業をゴリ押しするときの実証実験なども、今回の福島のヒラメ実験と似ています。

国策事業のお墨付きを与えるためにやっているということ。

有害物質が漏洩した時なども、検査をして毎度「問題なし」と報道されていますが、実際のところ、その検査や実験が正しく行われたかどうかの調査までは存在していません。

震災がれき試験焼却などもそうでした。



2013年のグリーンコープのデータでは、宮城産のヒラメでも出ています。

三陸産天然ひらめ刺身用 宮城県石巻港 宮城県牡鹿郡 2013/6/17水揚 セシウム合計 5.35 Bq/kg

三陸産天然ひらめ刺身用 宮城県石巻市 宮城県牡鹿郡 2013年3月初旬水揚 セシウム合計 4.37 Bq/kg 

 


京都・三重県境の森林伐採し、毒物のカドミウムテルル型パネルのメガソーラー計画。周囲に水田。

2015-12-25 | メガソーラー自然破壊

道路右側中央付近の低い山一帯がメガソーラー建設予定地(京都府南山城村北大河原・南山城小から撮影)

森林伐採、100haメガソーラー 京都・三重県境

2015年12月19日 09時20分 京都新聞

京都府南山城村と三重県伊賀市にまたがる一帯で、森林を伐採し、大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設する計画が進んでいることが、18日までに分かった。敷地面積は約100ヘクタールで、甲子園球場26個分に相当する。

 開発業者が住民に配布した資料によると、事業者は「ファースト・ソーラー・ジャパン プロジェクト6合同会社」(東京都)。敷地のうち、約65ヘクタールに太陽光パネルを置く。発電出力は3万7500キロワットで、中部電力に売電する。敷地のうち、村側は約80ヘクタールで2区画。個人所有地や自治会区有林で、借地するという。

 村によると、事業者は、太陽光パネルを設置するため、谷を埋めたり山の斜面を削ったりして地形を階段状に変える。保水力や景観への影響を抑えるため、段ごとに調整池を設け、周囲を樹木で囲う案を示しているという。予定地は小高い山で、コナラやクヌギ、マツなどが生えている。国道163号沿いにあり、周辺には水田や住宅地、小中学校がある。事業者は来年1月16日に住民全体を対象に説明会を開く予定。

 府内でこれまで明らかになっている計画では、京都市伏見区のゴルフ場跡地で2017年秋の稼働を目指すメガソーラー(全敷地面積75ヘクタール)が出力2万3千キロワットで府内最大。

 


(管理人より) 恐れていた事が起きました。化合物系のパネルを使ったメガソーラーが山を造成して作られたら危険だと懸念していたのに・・・ファースト・ソーラー・ジャパンにとうとうやられています。

ファーストソーラーの太陽電池は化合物系で、カドミウム・テルルといった毒性元素を使っています。カドミウムはイタイイタイ病の公害原因物質。

CdTe薄膜太陽電池モジュール

 

 

去年、北九州市にファーストソーラー社製のメガソーラーができて、これから化合物系が増えるんじゃないかと恐れていました。

2014年3月19日 米ファーストソーラー、北九州市にメガソーラー カドミウムテルル型パネル採用 

本発電所ではファーストソーラー製のカドミウムテルル(CdTe)型を14,000枚以上設置


山を造成し木を伐採して植生をいためつけ、生き物の住処を奪い、水脈をぶった切って自然を破壊するだけでなく、わざわざ公害原因物質を使ったソーラーパネルを設置するなんて呆れることです。

常総市のメガソーラーは、水害で水没倒壊し、その際、ソーラーパネルのガラスなどの破片が田んぼに散乱したのです。

そのガラスの破片を、ボランティアが拾っていました。埋もれたソーラーパネルの撤去などもボランティアの仕事にされていました。感電などの危険もあるのに・・・・

http://hatagaya-saisei-univ.jp/rebirth/support/index.html#20151217

常総市の水没したメガソーラー☟


もしも三重県の山の中に化合物系のメガソーラーを作って、それが土砂崩れで上のような状態になったら、その場所はどうなるのでしょうか?

公害原因物質のカドミウムがソーラーパネルから漏洩することになるのではないでしょうか?

周辺には、水田、住宅地、小中学校もあるそうです。

山を造成するために、どんぐりの木を切りまくって、何がグリーンエネルギーだ! と思います。

住民説明会があるそうです。

周辺住民の皆さん、おかしな人物に、反対運動を乗っ取られないように、まともな人が白紙撤回させてください。

これは、自然を破壊する迷惑事業です。 国策だからといって、そこにつくる必要はありません。

原発に反対する人もそうでない人も、その場所の自然を壊す権利はありません。

常総市も自然堤防を造成したために川が越水決壊したのですから。

 

<追記> 

 

京都新聞  取材ノートから  メガソーラー計画 村が将来見据え対応を  京田辺・学研総局 住吉哲志

を読むと メガソーラー事業者は住民にこういう説明をしています。

 

●開発業者は、水路や調整池を設けて流量調整をするとした上で「現状よりも安心安全になります」と強調する。

●景観に関しては周囲が樹木で覆われ、ほとんど変わらない

 

あれだけの造成をして自然を破壊したら、景観も生態系も保水力も元には戻りません。

自然破壊は不可逆的。

このような説明をするのですね。


フランスはフラマンヴィル原子力発電所の原子炉を停止。ラ・アーグ再処理工場に近い原発。

2015-12-25 | 他国の原発事故

 

La France arrête un réacteur de la centrale nucléaire de Flamanville

24 déc. 2015, 05:48

France stopped the reactor from the Flamanville nuclear power plant

Due to a technical failure, one of the two reactors at the Flamanville nuclear power plant was arrested, probably for several weeks. The communication service of the central states that there is no leakage of radiation.
The largest producer and supplier of electricity in France, EDF said the second reactor of the plant was "broke down in the night of Monday to Tuesday." A backup transformer then took over, but it was impossible to repair the main reactor quickly. For this reason, the authorities decided to stop at 18:15 (local time).
"It is highly likely that the transformer must be changed," said the communication service, adding that it could take weeks.

For now, no exact date of restarting of the second reactor were announced.

EDF states, in the communiqué issued last night that this failure has "no impact on plant safety, or the environment" because the first reactor of the Flamanville plant operates in the usual diet and "contributes to supply the national grid. "

The reactors of the Flamanville nuclear power plant produced 300 MWe each what 1 which represents 4.5% of the French nuclear output and 80% of the electricity consumption of Normandy.

フランスは、フラマンビル原子力発電所の原子炉を停止しました

技術的な問題によって、同原子力発電所 2 基の原子炉のうちの一つがおそらく数週間、停止されました。本部の通信サービスは、放射能の漏出はないと述べています。

フランスにおける最大の電力生産者と供給元であるEDFは、発電所2号機が「月曜日の夜から火曜日にかけて故障した」と述べました。

その際バックアップ変圧器が引き継ぎましたが、主要な反応炉を迅速に修理することは不可能でした。

このため、当局は午後06時15分(現地時間)に停止することを決めました。

通信サービスは、「変圧器を交換しなければならない可能性が高い」と述べ、「数週間かかる」と付け加えました。

今のところ、2号機の原子炉再開の正確な日付は発表されていません。

フラマンビル発電所の1号機の原子炉は通常制限で動作しているため、この障害は「プラントの安全性への影響や環境への影響」はないということ、さらに「国の送電網に供給するため寄与してること」を、昨夜出された宣言の中でEDFは述べています。

同原子力発電所の原子炉は、フランスの核出力300万kWのうちの4.5% と、ノルマンディーの消費電力の80%に相当する300 MWe を生産しています。

 (管理人より) 12月に原発のトラブルがヨーロッパで頻発しています。

レニングラード原子力発電所2号機の緊急停止 (1) 配管から放射性水蒸気が排出?

それなのに、高浜原発再稼働とか狂ってます。正直もう嫌になります。NHKの国際ニュースのところにも出ません。 

フラマンヴィル原子力発電所 より

フラマンヴィル原子力発電所(フランス語:Centrale nucléaire de Flamanville)は、フランス共和国マンシュ県フラマンヴィルに所在する原子力発電所。施設はコタンタン半島の西岸、高さ70mの花崗岩できた崖の麓にあり、シェルブールから南西に10km、県都サン=ローから北西へ40kmに位置している。同じコタンタン半島にはラ・アーグ再処理工場も所在している。

2004年10月に新たな3号機の建設が決定され、2007年12月4日に3号機の建設が始まった。この3号機は最新型である165万kW級の欧州加圧水型原子炉(ERP)



畑がずっと続いていますね。ストリートビューで近くに行ってみたら 配管?建設資材でしょうか ☟


地図 フラマンヴィル原子力発電所はラアーグ再処理工場と近いですね。

 

しかしこの位置で事故が起きたらヨーロッパは本当に終わりだなと思います。

原発の技術を持ってる企業、原発を国策とする国、それを良しとする市民を、私は軽蔑します。


 


福井県あわら市の風力発電の羽根落下事故。原因は制御機能の異常。4年しかたってないのに2回も落下事故。

2015-12-25 | 風力発電は危険

 

風力発電の羽根 折れて落下

NHK福井 12月18日 18時58分

あわら市にある県内最大級の風力発電所で、重さ6.8トンの風車の羽根が、根元から折れて落下する事故がありました。
けが人はなく、発電所を管理する会社は、17日の落雷が原因と見て詳しく調べています。
風車の羽根が落下する事故が起きたのは、あわら市北潟にある風力発電所で、東京に本社のあるジェイウインドが運営しています。
管理する会社などによりますと、羽根が折れたのは10基ある風車のうちの1基で、3枚の羽根のうち1枚が折れて落下しているのを18日朝、点検を委託されている近くの人が見つけました。
風車は、高さ75メートルで、グラスファイバー製の羽根は、長さ40メートル、重さ6.8トンあり、羽根は根元から折れて落下しています。
また、折れた羽根以外にも、もう1枚の羽根も根元から折れてぶら下がっている状態です。
風車の周辺は畑ですが、警察によりますと、この事故によるけが人はないということです。
発電所を管理する「ジェイウインドサービス」は、17日、落雷によって羽根が折れたとみて詳しい原因を調べるとともに、折れた羽根の回収を急いでいます。
この風力発電所は、年間の発生電力量が約3840万キロワットアワーと、約1万世帯の電力を賄うことが出来る、県内最大級の風力発電所で、発電した電力は北陸電力に販売しているため、停電などの影響はないということです。

12月18日 18時58分

 

落雷?で羽根折れる、風力発電機すべてストップ

読売新聞 2015年12月19日 07時49分

風力電源事業会社「ジェイウインド」(本社・東京)は18日、福井県あわら市北潟の「あわら北潟風力発電所」4号機(高さ75メートル)で、風車の羽根3枚のうち2枚が折れて1枚が落下、もう1枚が垂れ下がっている状態だと発表した。

 けが人はいなかった。この影響で配電線が切れ、同発電所の風力発電機全10基が停止。運転再開のめどは立っていない。

 同社によると、18日午前8時頃、地元の住民が通報。羽根は長さ40メートル、重さ6・8トンで、根元から5メートル程度の部分から折れていたという。垂れ下がっている1枚が落下する危険があることから、同社は4号機周辺を通行止めとしている。

 17日には付近で落雷があったといい、同社は落雷が原因の可能性があるとみて調査を進めている。

 

 風力発電所の羽根が落下、宙づり 福井・あわら、破損原因は不明 

福井新聞(2015年12月19日午前7時00分) 

福井県あわら市北潟にある電源開発の子会社ジェイウインド(本社東京)の風力発電所1基で18日、3枚ある羽根のうち2枚が根元から折れているのが見つかった。1枚はほぼ真下に落下し1枚は宙づり状態になっている。破損の原因は不明。けが人はなかった。

 羽根が折れたのは全10基のうち北潟地区の富津区に建つ4号機。支柱は高さ約75メートル、羽根の長さは各40メートルで重さは約6・8トン。1枚は根元部分約5メートルを残し、北側の道に落下した。南側にはプラスチック繊維素材などの細かな部品が最大約300メートルまで飛散していた。

 4号機周辺の畑では特産サツマイモ「とみつ金時」が栽培されているが、すでに収穫を終えており、この日農作業をしている人は見られなかった。同社は宙づりの1枚が落下する危険があるため、周辺に警備員を配置する対応をとった。羽根の撤去時期は未定。

 電源開発などによると17日は4号機を含む7基を運転していたが、同日午後9時ごろに設備異常を感知し、全基の運転が自動で止まった。地元への説明は、原因を探り対策をまとめた上で行う。対策がまとまるまで全10基の運転は取りやめる。

 同発電所では2013年12月にも6号機で羽根の先端部品が落下する事故があった。その後も4基で羽根の角度調整を滑らかにする部品「ピッチベアリング」に亀裂が見つかり、全基の部品を12月上旬までに交換した。4号機は10月に部品交換を終えている。

 北潟地区区長会の丸岡栄一会長(65)は「住民は不安を感じている。原因究明とその対応をしっかりして説明をしてほしい」としている。

 

 

あわら・風力発電所 羽根2枚が破損

中日新聞 2015年12月19日 

1枚は道路に落下 

 あわら市北潟の風力発電所「あわら夢ぐるま」で風車の一機の羽根三枚うち一枚が落下、一枚が根元から折れ、ぶら下がった状態になっていることが十八日、分かった。羽根の重さは一枚約七トン。十七日夜の発生とみられ人や建物に被害はなかったが、地元の住民は「畑にいる時間だったら…」と不安な表情を浮かべていた。 (本田優子) 

羽根が破損したのは十機ある風車のうち海沿いの4号機で、十八日午前八時ごろ、地元の人から市に通報があった。風車の高さは約七十五メートルで、羽根の長さは約四十メートル。羽根は風車の下の道路に沿って横たわって落下していた。周辺の畑には素材とみられるグラスファイバーや発泡スチロールの破片が散乱し、約二百メートル離れたところでも確認された。もう一枚は羽根の先を真下にしてぶら下がっている。 

 同発電所を設置している風力発電事業者のジェイウインド(東京)ではすべての風車を停止させた上で、担当者を市などに出向かせ謝罪した。同社は電源開発(Jパワー)の100%子会社で、二〇〇五年五月に岩手県内の風力発電所で羽根が一枚折れる事故が発生しているが、二枚同時に破損したのは初めて。同社では「早急に原因を調査する」としている。 

 地元富津区の福島政男区長(67)は十七日の夜間に、地震のような振動を感じたという。「雷も聞こえなかったし強い風もなかったと思う。住民の不安を取り除くためにも、できるだけ早く原因を突き止めてほしい」と話していた。 

 橋本達也市長は「今回は地元の信頼を損ねる重大事故で強い憤りを感じている。今後、地元の理解を得るための最大限の努力と抜本的な改善策を講じるように強く求める」とのコメントを発表した。 

 同発電所では、二〇一三年十二月に6号機で羽根の先に付いている「レセプター」と呼ばれる部品が落下する事故があった。また、昨年六月からは羽根の根元のピッチベアリングの不具合による交換が順次行われており、4号機は今月初めに工事が完了したばかりだった。 

住民安全確保など事業者に県が要請 

 県安全環境部の桜本宏部長は電源開発風力事業室の総括マネジャーを県庁に呼び、再生エネルギーへの期待が高まる中で再び落下事故を起こしたことに対し「極めて遺憾」と指摘。地域住民の安全確保の徹底と、事故の原因究明、再発防止を要請した。

羽根が落下したり、折れたりした風力発電所「あわら夢ぐるま」4号機。折れた羽根の一部が付近の畑に散乱している=いずれも18日、あわら市北潟で


風車近くの道路に落下した羽根(ジェイウインド提供)

 


(管理人より) 福井県あわら市の風力発電の事故について時系列に、報道された記事をまとめておきます。

時系列に記事を読んでいくとわかりますが、記事には、微妙に正確とは言えないタイトルがつけられています。

「羽根破損」というよりも、明らかに「風力発電落下事故」です。巨大な風力発電の設備が落下してきて、落下した地点に、もし人がいたら死んでいたわけですから。

報道内容に違いがあり、ひとつの記事しか見てないと判断を間違うことになります。

地元民でも、全部チェックしてる人はいませんから 前半の報道だけみて「雷で破損した」と勘違いする人は多いのではないでしょうか?

NHK福井や福井テレビは破損原因を報じたのでしょうか。見つかりません。福井新聞を見てる人以外は知らないままということになるのではないでしょうか?

 

 

12/18 羽根が根元から折れて落下。すべて風車を止めたという第一報(福井テレビ)

12/18 落雷が原因ではないかと報道。停電なし強調。(NHK)

12/19 配電線が切れ、風力発電機全10基が停止と報道(読売)

12/19 全機が自動で止まった、300mまで破片散乱と報道 (福井新聞)

12/19 宙吊り一枚撤去(福井テレビ)

12/19 「雷も聞こえなかったし強い風もなかった」 破片が200mまで散乱と報道(中日)

12/22落雷の記録なし。制御機能の異常で過回転が事故の原因。(福井新聞)



風力発電設備の制御機能そのものに問題があったなら、今後のあわら北潟風力発電所の営業に大きな支障が出ることになります。

さらに風力発電全体、国策の再生可能エネルギーへの影響も出てくるため、「雷が原因」の第一報をNHKが流したように思えてなりません。

 

この落下事故について 電源開発のHPのニュースにも出ていません。

 

電源開発株式会社のHP より  あわら北潟風力発電所

福井県における初の大規模ウィンドファーム(愛称:あわら夢ぐるま)です。
周囲にはあわら市の特産物である甘藷畑(富津金時)が広がっており、農業との共生を図っています。

所在地: 福井県あわら市
発電所出力: 20,000kW
風車発電機: 2,000kW×10基
年間発生電力量: 約3,840万kWh(一般家庭約11,000世帯分の年間消費電力量に相当)
営業運転開始: 2011年2月

 

NEDO 福井県の風力発電  資料より

 

(株)グリーンパワーとなっていますが、平成23年4月1日に合併して電源開発の子会社ジェイウインド(本社東京)となっています。(http://www.jpower.co.jp/news_release/news110401_2.html


2011年に稼働を始めてから、4年しか経っていないというのに、

すでにこの風力発電所では2回の落下事故が起きているということです。

前回  http://matome.naver.jp/odai/2138753758661347401?&page=3  より

周辺にはさつまいもの畑もあって農作業をする人もいるのに、本当に恐ろしい話です。

300m先から飛んでくる風車の破片をよけられる人はいません。

 

 

 

海外でも日本でも落下事故が相次いでいます。 日本風力発電協会 トラブルレポート

経産省が風力発電検査を義務化というニュースもありましたが意味ないですね。むしろ審査など簡単にしてどんどん風力発電をつくろうとしています。

大義名分は「温暖化防止」「クリーンエネルギー」。

反原発市民は「原発に代わる」という嘘に騙されて、自然エネルギー推進の方向に誘導され、原発を再稼働されたのです。

風力発電の事故の様子を見て、原発と同じように、安全神話で騙されているということがどうしてわからないのでしょうか?

 

高浜原発 再稼働認める判断

高浜3号 核燃料入れる作業へ

 


レニングラード原子力発電所2号機の緊急停止 (1) 配管から放射性水蒸気が排出?

2015-12-22 | 他国の原発事故

December 18, 2015 accident at Russia's Leningradskoe power station 

英語字幕

The conditions inside the power plant nuclear block and outside  nuclear power station are normal

There is no reason to evacuate the nuclear power station personnel or neaby residents

Ecologists from Green Peace stated that the escaped steam was radioactive

However,the background radiation is normal

Head of Sosnovy Bor city administration Mr. Sodovsky said nuclear power station personnel  not actively engaged with the shut down of the reactor had been released to go home

 

発電所の核ブロック内と原子力発電所の外の状態は正常です

原子力発電所の職員や近隣住民の避難する理由はありません

グリーンピースの環境運動家は、漏れた蒸気は放射性であると述べましたが、バックグラウンド放射線は正常です

ソスノヴイ・ボール市の首長Sodovsky氏は、「原子炉の停止と原子力発電所の職員が避難するように解放されていたことはあまり関係がない」と述べました。

 



Accident occurred at Leningrad Nuclear Power Plant (PHOTO)

Eyewitnesses of the accident and the inhabitants of the Russia's northern capital are scared. The second unit was stopped at the station.

19 December 2015 09:00 

 MOSCOW (QHA) -

The accident occurred at the second power unit when a pipe with steam cracked in turbine hall yesterday. The steam filled the room, and leaked beyond the power plant. The employees of the Leningrad Nuclear Power Plant (LNPP) had to go home. The second unit was stopped manually, Ekho Moskvy reports.

According to specialists, the release was radioactive, because the waste steam entered the so-called loop reactor coolant. However, the population was encouraged not to panic.

East wind carried a cloud in the direction of Estonia and Finland.

The LNPP is located 80 kilometers from St. Petersburg, on the Gulf of Finland. It is considered one of the largest producers of electricity in the north-west Russia.

 

レニングラード原子力発電所(写真)で事故が発生しました

事故の目撃者とロシアの首都北部の住民は怖がっています。発電所2号機は停止しました。

2号機の事故は、昨日タービンホールで蒸気により配管が割れた際に発生しました。 蒸気は部屋に充満し、発電所を超えて漏れました。

レニングラード原子力発電所(LNPP)の従業員は避難しなければなりませんでした。2号機を手動で停止したEkho Moskvyが報告しています。

専門家によると、廃棄された蒸気はループと呼ばれる原子炉冷却材を注入したため、放出は放射性でした。しかし住民はパニックにならないように促されました。

東の風でエストニア、フィンランドの方向に雲は流れました。

LNPPはフィンランド湾に面し、サンクトペテルブルクから80kmのところに位置しており、ロシア北西部における電力の最大の生産国の一つと考えられています。

(管理人より)

※ロシア語記事は、英語にGoogle自動翻訳したものをそのまま私のブログ記事に貼っておきます。その日本語訳は管理人です。誤訳が気になる方は元の英文記事をご確認ください。

※現在、誤訳や2015年1月の事故と混同した記事などがあるようですが、ご注意ください。

 

今年2015年の1月にもレニングラード原子力発電所でトラブルが起きていましたね。そのときは1号機の変圧器のトラブルでした。☟

2015/1/7 今度はレニングラード原子力発電所で事故か?チェルノブイリ原発と同型の老朽原発。

今回の事故について、日本ではテレビやネットでも報道されていません。 SNSで個人が調べたものが流れている程度でしょうか・・・あいかわらず、「大丈夫みたい」と安心させるような当局の発表があります。

 

http://www.rosenergoatom.ru/   より プレスリリース

2015年12月18日 レニングラード原子力発電所の所長:心配する理由はありません

2015年12月18日 レニングラード原子力発電所:停止の原因は2号機と明らかにされ、制限されました

 

ソスノヴイ・ボール市のWikipediaより

町の主な雇用主であるレニングラード原子力発電所は黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉(RBMK)4基からなる発電所で、1970年から1975年にかけて順次原子炉の建設が始まり、1974年から1981年にかけて商業運転を開始した。しかし大きな事故も度々起こしており、2020年頃には最初の2基の運転を停止する予定で、その代わりとなるロシア型加圧水型原子炉(VVER)2基からなる「レニングラード第2原子力発電所」の建設が2008年より始まっている。

レニングラード原子力発電所のWikipediaより

事故 

1975年、1号機で部分的な炉心融解が発生し、1.5メガキュリーの放射線が放出された。 

1992年、放射性のガスとヨウ素を破裂した燃料管から空気中に放出した。これは最初に報道されたレニングラード原発の事故であった。 

2005年12月、この発電所の金属くずを再処理する民間企業が非核金属精錬を行っていたところ予定を超えて加熱され、広い範囲に溶融金属を噴出し火災の原因となった。爆発で3人が亡くなり、2人が体の90%近くをやけどした。 

2009年8月27日、3号機がポンプの吐出ヘッダーに穴が見つかったため停止した。 

自動化された放射線管理システムによってモニタリングされた発電所内部含む30km範囲では放射線の値に変化はなかった 。この発電所の管理者は事故のうわさに反論し、3号機は「短期的な予定外のメンテナンス」で止められ、2009年の8月31日に再稼動を行うと発表した。スウェーデンの新聞紙ダーゲンス・ニュヘテルは8月29日に冷却水漏れが起きたとする短い通知を発行した。この問題は重大とされたが、即時の環境への放射線漏洩のリスクはなかった。この記事はフィンランドの放射能・原子力安全機関であるSäteilyturvakeskus(英語版)の声明を参照していた 

 


かなり事故を起こしています。

ソスノヴイ・ボールはレニングラード原発の従業員の町として飛躍的に大きくなったと書いてありますので、原子力ムラの企業城下町ですね。
プリピャチとか東海村とか六ケ所村みたいなところでしょう。 
 
 
 
1号機も2号機も老朽化しています。原子力発電所は新しくても事故の危険がありますので「老朽化してるから」ということではなく、そもそもが危険です。
近くに新設しているようですがとんでもないことです。

Аварийная остановка 2-го энергоблока Ленинградской АЭС

Emergency stop of the 2nd unit of Leningrad NPP

19.12.2015レニングラード原子力発電所の2号機の緊急停止

Emergency stop of the second power unit of Leningrad NPP took place on Friday, 18

December 13 hours and 50 minutes. The reason for stopping and cooling down the reactor was a sudden intake of radioactive steam from a faulty pipe in one of the rooms of the turbine shop.

Both the turbine to operate the reactor were stopped.
During cooldown steam produced in the reactor is discharged through the pipe into the
environment. South southeast wind around 5 meters per second (not typical for this area) refers radioactive steam toward the Gulf of Finland, in the direction of Vyborg - Zelenogorsk. The radiation background in the middle of pine trees, 5 km from the emergency unit at 17 hours was based on the results of measurement "Green World" was 20 mR / hr.

Thus, the five millionth city of St. Petersburg, located 40 km east of SELA were lucky this time. According to some sources was increasing background radiation only a few times in the station area.

12月18日金曜日13時50分 レニングラード原子力発電所の2号機の緊急停止は起こりました。
停止と原子炉冷却の理由は、タービン建屋のうちのひとつの部屋の中で、欠陥のある配管から放射性蒸気を急激に摂取するためでした。

原子炉を操作するため両方のタービンが停止されました。

冷却の間、原子炉で生み出された蒸気は、配管を通じて環境中に排出されます。

ヴィボルグ―ゼレノゴルスクの方向へ、南南東の5m/S(この地域の一般的ではない)の風が、フィンランド湾に向かって放射性蒸気を運んでいます。

「Green World」の17時における計測の結果に基づいた、緊急事態の装置から5kmの松の木の中央のバックグラウンド放射線は、20mR/hです。

このようにSELAの40km東に位置するサンクト・ペテルブルクの500万都市は、今回幸運でした。いくつかの情報源によりますと施設エリアでのバックグラウンド放射線は少ししか増加していません。 

The photo radioactive steam dampen unit moves in the direction of Vyborg

写真  施設からの放射性蒸気の動きは、ヴィボルグの方向へ減衰していきます。

Reference:
The second power unit of Leningrad NPP operates 40 years, with 30 years of project resources. Life extension has been made without the legally required public hearings and state environmental expertise.

To date, all 4 LNPP operate in a prolonged life.
The oldest of the Chernobyl reactor series in Sosnovy Bor plans to stop only in 2018 after 45 years of operation.

The eastern part of the Gulf of Finland enters into a ten-year streak of increased risks of accidents at nuclear facilities. In the period up to 2026 on the one hand will produce an extended service life and have a higher probability of accidents of RBMK-1000 reactors of Leningrad NPP. In the same period, planned for commissioning new power units of Leningrad NPP-2 (VVER-1200), will also have an increased risk of accidents due to errors of designers, builders, and even inexperienced personnel.

So ahead of "resonance" increase the probability of accidents in the Sosnovy Bor nuclear cluster.

参照:
レニングラード原子力発電所の2号機は、資源計画は30年で、40年間稼働してます。寿命の延長が、法律上必要とされる公聴会と州の環境の専門知識なしで行われています。

現在までに、レニングラード原子力発電所の4機は全て、寿命延長で稼働しています。
ソスノヴイ・ボールのチェルノブイリ原子炉シリーズで最も古いものは、45年間稼働後の2018年に停止する予定です。

フィンランド湾の東部では、10年間で、原子力施設事故のリスク増加の傾向があります。

一方、2026年までの期間で寿命を延長すれば、レニングラード原子力発電所のRBMK-1000原子炉の事故の確率は高くなるでしょう。

同じ期間に、レニングラードNPP-2(VVER-1200)の新しい電源装置の試運転を予定し、また設計士、建築業者、さらには経験の浅い職員の過失のために事故のリスクは増加するでしょう。

そういった「共振」の先には、ソスノヴイ・ボールにおける原子力の集合体の事故の可能性が増加することになります。

(管理人より)

12月18日金曜日13時50分 2号機で事故発生 配管から放射性水蒸気が排出される

12月18日金曜日17時 原発から5kmの地点で 20мкР/час

мкР/часは英語で翻訳するとmR/hrなので、20мкР/час=20mR/hr=200μSv/h


 チェルノブイリ事故の後も、原発をやめなかったロシアでは、今回のレニングラード原発のように、何度も原発事故を起こしているということです。

日本はどうでしょうか? 福島第一原発事故がおき、すぐに日本中の原発をやめる機会だったのに、結局、再生可能エネルギーを推進するという方向に誘導され、原発は温存、再稼働されています。

ロシアと同じようにこのままだと今後も何度も原発事故を起こす可能性があります。先進工業国だから事故が起きないという保証はどこにもありません。

日本の企業がどんなに優れた技術を持っていようとも、どんなにノーベル賞受賞者がいようとも、核の制御は無理なことです。

事故対応出来ると考えるのは幻想で、実際には自然環境が汚れたらおしまいなのです。

日本の国土の面積を考えてください。再度事故が起きたらどうなるか・・・・

 

 

http://eurdepweb.jrc.ec.europa.eu/EurdepMap/Default.aspx   より空間線量

 

 世界のモニタリング・ステーションの一覧 http://sccc.org.au/international-radiation-monitoring-stations

Global Radiation Monitoring Networkによる放射能モニタリング 

エストニアの空間線量も見てみましたが、なぜか12/18が欠測?になっていてわかりません。

 

 

EUropean Radiological Data Exchange Platform  の 24h Gamma Dose Rate 地図 ⇒ https://remap.jrc.ec.europa.eu/GammaDoseRates.aspx

単位は nSv/h です。  1μSv=1000nSv


 

風向き  ⇒ http://earth.nullschool.net/jp/#current/wind/surface/level/orthographic=100.99,8.53,296

結局、どの程度放射能漏れがあったのかよくわかりません。あとあと、あの時、レベル~でしたといった発表があるのかもしれませんし、ないかもしれません。

日本にも流れてくる可能性もゼロではありません。風に扉はないのですから。空はつながっています。

こんなにロシアにも原発があります。 

どこが事故を起こしても、”道連れ”ですね・・・・ 

 

 

 

 


船橋の金属スクラップ火災(4)たったこれだけ?NHK記事のPM2.5に関する部分はわずか1行。数値なし。

2015-12-19 | 金属スクラップ火災

 

スクラップ火災 30時間余でほぼ消し止められる

12月19日 15時14分 NHK
千葉県船橋市のスクラップ業者の敷地で鉄くずなどの山が燃えた火災は発生から30時間余りたってほぼ消し止められました。警察と消防は完全に鎮火するのを待って現場検証を行い、詳しい原因を調べることにしています。
船橋市潮見町にあるスクラップ業者の敷地では18日の朝、野積みされていた高さ4メートルほどの鉄くずやアルミなどの廃棄物の山から火が出ました。警察などによりますと、敷地にあるおよそ2万5000トンの廃棄物のうち、およそ3500トンが積み上げられた山から火が出たということです。
18日夜から19日朝にかけて一時、激しく燃え上がって大量の煙が上がり、千葉県内や東京都内の各地で住民から「煙の臭いがする」とか「煙が目に入った」といった消防や自治体への通報が相次ぎました。また、市川市や市原市など一部の地域では18日夜にかけて大気汚染物質のPM2.5が一時的に高い濃度で観測されました。
消防によりますと、鉄くずなどの内部に熱がこもって高温になったことから消火作業は難航しましたが、重機を使って鉄くずの山を崩しながら放水を続けた結果、およそ32時間後の午後0時40分すぎ、ほぼ消し止められたということです。
警察と消防は、完全に鎮火するのを待って現場検証を行い、詳しい原因を調べることにしています。
 

 

(管理人より)ようやく鎮火されました。

「市川市や市原市など一部の地域では18日夜にかけて大気汚染物質のPM2.5が一時的に高い濃度で観測されました。」

という一文が、煙が流れている時でなく、ほぼ消し止めた段階でニュースになることの無意味さ。

しかも、「一時的」という言葉で過小評価。

東京の地名も出ていません。千葉だけで収まったかのような印象操作。

 

実際は 市原に流れたものよりも、市川行徳経由で東京に流れたPM2.5の方が数値が高い。☟

これが中国有来だったら大騒ぎするのに、自国の産廃業者の火事由来のPM2.5ならたったこれしか報じないNHKの姿勢をご覧下さい。

 

 

 

 

 

これだけの煙が出て、周辺に迷惑をかけたのに、産廃企業の名前も一切報道されませんでした。(看板がニュース映像にうつっただけで記事にはなっていない)

普通の民家が火事になっても、名前が出るというのに、これもまたおかしな話だと思います。

山本節子さんの動画より。

「空気は公共財。誰もそれを汚染する権利がない」ということを

社会の共通認識とすること。

  

 

 

 

船橋の金属スクラップ火災(1) 「建物の中もマスクなしではいられないくらい」の煙。まるで火山の噴火。

船橋の金属スクラップ火災(2)市川・墨田区・葛飾区・江東区でPM2.5が3桁だったことを報じないNHK

船橋の金属スクラップ火災(3)PM2.5問題について復習する。NHKの誘導に騙されてはいけない。

 

 

 

 





 

 
 
 

船橋の金属スクラップ火災(3)PM2.5問題について復習する。NHKの誘導に騙されてはいけない。

2015-12-19 | 金属スクラップ火災

 

 
 
千葉県船橋市のスクラップ業者の敷地で鉄くずなどの山から出火した火災は発生から丸1日以上が過ぎました。炎や煙はほとんど収まったものの、鉄くずなどの一部が高温のままとみられ、消防は放水を続けて鎮火に向けた作業を進めています。
船橋市潮見町にあるスクラップ業者の敷地では18日午前5時前に野積みされていた高さ4メートルほどの鉄くずやアルミなどの廃棄物の山から火が出ました。
警察などによりますと、火が出たのは敷地内の廃棄物のうち、およそ3500トンが積み上げられた山で、鉄くずなどの内部に熱がこもって高温になり、一晩中、大量の煙をあげながら燃え続けました。
消防によりますと、重機を使って山を崩しながら丸1日以上放水を続けた結果、これまでに炎や煙はほとんど収まりましたが、鉄くずなどの一部が高温のままだとみられ、消防は、放水を続けて鎮火に向けた作業を進めています。

都内でも煙や臭い

この火災の影響で18日夜、東京都内でも住民から「煙の臭いがする」とか「煙が目に入り違和感がある」といった消防や区役所への通報が相次ぎました。
JR小岩駅近くの美容室に勤める23歳の女性は「仕事が終わって家に帰ろうとしたらゴムが焼けたような独特な臭いがしました。まさか船橋の火事でここまで臭いが来るなんて驚きました」と話していました。また、駅の近くの商店街で働く48歳の男性は「きのうの夕方ごろから煙がすごくて、街にもやがかかったようでした。有害なものでないか心配だったので家では窓を全部閉めてエアコンも止めていました」と話していました。
 

 

(管理人より) NHK 正午のニュースです。 驚きました。まだPM2.5のことは言いません。むしろほぼ火災が収まったことを強調しているし、煙の影響も「臭い」の問題に矮小化していました。

この煙にどういう危険性があるかなんて一切言いません。こういう誘導をするとはほんとうに恐ろしいことです。今に始まったことではないですが、ほんとに力が抜けてきます。

呆れるのは、この報道のすぐ後に中国のPM2.5のニュースを持ってきたことです。

完全にPM2.5は中国由来の汚染物質という刷り込みをしたいのだということがわかります。メディアコントロールされているわけです。

なので、環境ジャーナリスト山本節子さんの動画でおさらい☟

 

 

 

 




 
 

 

最初の動画の中に、うつりが悪くて字が読めないものがあったので、元から補足しておきます。

 平成 23 年 7 月 東京都微小粒子状物質検討会 より

 

 

 

産廃の火災の煙というのは、PMにいろんな有害物質が加わっている可能性。まあ、毒の塊みたいなもの。それを吸い込まされてるってことですね。

 


船橋の金属スクラップ火災(2)市川・墨田区・葛飾区・江東区でPM2.5が3桁だったことを報じないNHK

2015-12-19 | 金属スクラップ火災

千葉・船橋の火災 1日たつも火の勢い衰えず

NHK 12月19日 6時04分

千葉県船橋市のスクラップ業者の敷地で鉄くずなどの山から出火した火災は、丸1日がすぎ、火の勢いが弱まりつつあるものの依然として衰えず、消火作業が続いていて、鎮火のめどは立っていないということです。
船橋市潮見町にあるスクラップ業者の敷地では、18日午前5時前、野積みされていた高さ4メートルほどの鉄くずやアルミなどの廃棄物の山から火が出ました。
廃棄物には油なども付着しており、19日午前5時半すぎの時点で消防車17台が出て消火に当たっていて、丸1日が過ぎ、火の勢いが弱まりつつあるものの、依然として衰えていないということです。
この火災でのけが人はいませんでした。
警察などによりますと、敷地には合わせておよそ2万5000トンの廃棄物があり、いくつかの山に分けて野積みされていますが、火が出たのはおよそ3500トンの廃棄物が積み上げられていた場所だということです。
消防によりますと、廃棄物の内部は熱がこもって高温になっていて、重機を使って山を崩しながら放水を続けていますが、作業は難航していて、鎮火のめどは立っていないということです。
現場は東京湾沿岸部の工場や倉庫などが建ち並ぶ地域の一角で、消防は引き続き消火作業に当たることにしています。
この火災の影響で、18日、千葉県から東京の一部にかけて、「煙のにおいがする」といった住民からの通報が相次ぐなどし、各地の消防は、火災現場からの煙が風で流れてきた場合には、窓を閉めるなどして注意するよう呼びかけています。 





(管理人より)

火災による煙の影響でPM2.5が3桁を超えると、さすがに市民からの通報が出て、隠しきれないので、こういった報道になるのだということがわかります。

周辺大気に異常を感じた市民が通報しなければ、今回のことも報道されることなく終わってしまっていたかもしれません。

「空気が悪いのはいつものこと」といったあきらめではなく、やっぱり市民が通報しないとダメですね。

PM2.5が3桁だったことを、いっさい報じないNHKにも、いい加減呆れていますが・・・

PM2.5は中国からやってくるかなり危険なものだというプロパガンダが行われ、市民の間にも定着させられています。

実際は周辺で起きる火災の煙や、工場、焼却炉の煤煙も、すべてPM2.5なのに、そこは言いませんね。

「各地の消防は、火災現場からの煙が風で流れてきた場合には、窓を閉めるなどして注意するよう呼びかけています。」と報じていますので、近隣には広報車も出ているのではないかと思われます。

こういった煙も、放射性物質や有害物質が含まれていれば追加被爆になってしまうわけです。 この煙の吸引が、病気のトリガーになる可能性もあると思っています。

NHK報道が言う「煙の匂い」レベルではないはずです。専門家が何故注意しないのか・・・・

性能のいいマスクを着けるしか手はありません。

ネットで情報を得て空気清浄機も自作する人が増えているようですが・・・・

 

PM2.5まとめ  を見ると 3桁超の場所が、通報の場所、時間帯とぴったり一致しますね。




追記

12/18の午前中は船橋から海を市原の方へ煙が流れていったようです。





船橋の金属スクラップ火災(1) 「建物の中もマスクなしではいられないくらい」の煙。まるで火山の噴火。

2015-12-18 | 金属スクラップ火災

 

 

 

船橋のスクラップ火災収まらず

18日朝、千葉県船橋市でスクラップ業者の敷地に積まれていた鉄くずの山から火が出て、半日が過ぎた今も大量の煙を上げながら燃え続け、消防が消火活動を続けています。

18日午前5時前、船橋市潮見町にある会社の敷地内から火が出ていると消防に通報がありました。
現場は金属などの廃棄物を扱う会社の敷地内で、野積みされていた高さ4メートルほどの鉄やアルミなどの廃棄物の山から火が出て半日が過ぎた今も炎とともに大量の煙があがっています。
警察などによりますと敷地内には2万5000トンの廃棄物があり、このうち、3500トン分の山から出火したということです。
消防によりますと、廃棄物の山の内部に熱がこもって高温になっており、油が付着しているものもあることから燃え続けているとみられ、重機を使って少しずつ山を崩しながら、放水を続けているということです。
消防では昼前に体制を強化して、消防車19台で消火に当たっていますが、作業は難航していて、鎮火のメドはたっていないということです。
消防によりますと、けが人などはいないということです。
現場は東京湾沿岸部の工場や倉庫などが建ち並ぶ地域の一角です。

12月18日 17時41分

 

 

 

 

 

(管理人より)

千葉県船橋市でスクラップ業者の敷地 というのは「アラエ商会」という会社の船橋第一ヤードです。

道路から見えないように周囲を鉄板で囲ってあります。その中に4mの高さに積まれた産廃の山。

下の画像は少し前のものでしょう。実際はもっと多いです。

 金属スクラップ火災Q&A

 

こういった産廃は、土に還らないゴミという点だけでも問題が大きいのですが、原発事故後は、さらに放射能汚染の問題が加わります。

今回の現場は千葉県船橋市。福島第一原発事故の際に、「放射能のみえない雲」が到達した場所です。

今回燃え続けているスクラップ自体が汚染されているかどうかは不明です。野積みされているということは、現場に残った汚染物質が付着している可能性もあります。

有害な煙となって空に舞い上がり、建物の中でさえ、マスクをせずにはいられないほどの状況になっています。

都心のオフィスビルからも煙が見えて、交通機関に影響が出た模様です。

風向きが海の方だったようですが、そらまめくんを確認すると 市川行徳で驚愕のPM2.5の3桁の数字がありました。 422μg/m3 


 

追記 東京都 大気汚染常時監視測定局の測定結果(一般局 日報 速報値)  より

 

2015/12/18 20:00

 

2015/12/18 20:00頃 船橋の現場からの煙が市川⇒江戸川区⇒墨田区⇒葛飾区 と流れていったようですね。

 

 

12/18 現場近くのテニス教室は取りやめています。現場は東京ディズニーランドにも近いところです。鎮火してなくても営業するんでしょうか・・・

 

 

毎年何回もあちこちで金属スクラップ火災が起き、その度に有害な煙が周辺に撒き散らされています。

金属スクラップ火災事

その金属スクラップが、自分がゴミとして出した工業製品だと思わずに、他人事だと思って生活する人々。誰かがどこかでリサイクルしてくれると思って平気で新しい工業製品を買うのです。

電子廃棄物の行方を無視して。

 

工業製品の墓場です。日本中にあります。みな日常生活の中でそれを無視しているのです。

産業廃棄物=金属スクラップの膨大な山。リチウム電池が入っているものが衝撃で発火の原因になる場合があります。

〈参考〉 消防研究センター 「スクラップ金属火災とその対策」

 

一旦燃え出すとなかなか鎮火できない。消防車19台でも鎮火できない金属スクラップ火災。 有毒な煙が周辺に流れていきます。

先進工業国の光と影。 便利という欲望を追求した残骸です。

 

今までもずっと金属スクラップ火災についてはブログ記事を書いてきました。

先進工業国に住む私たち一人ひとりが考えるべきことではないでしょうか・・・・ 

 

金属スクラップ火災を考える(1)有毒な煙がモウモウ、PM出まくり、火はなかなか消えず!

金属スクラップ火災を考える(2)太陽光パネルリサイクル「研究」施設が北九州に!ゴミが全国から大集合!

愛媛県の鉄くずから最大で4マイクロシーベルトの放射線。放射能汚染鉄くずは工業製品となって帰ってくる。

 

 

 

 


恐怖!歯磨き粉のつぶつぶが歯の隙間から大量に!プラスチックマイクロビーズの危険性を知る

2015-12-09 | 海のゴミ

 

 

ゼオライトを使用した、歯磨き剤です。歯肉溝に入ってしまい、歯肉への穿孔を起こします。
インプラント使用患者および天然歯への歯肉溝内にも停滞します。ゼオライトは自然に崩壊しないため、歯肉溝内に停滞して、歯肉ポケット内部から歯肉を­穿孔させます。
天然の歯でも、同じような事は起こる可能性があります。ですが、天然歯でこの現象を確認できるのは歯を抜いた時のみです。インプラントのネジどめ固定のみ、この現象を確認でき、その対処ができます。
是非、この危険性を知っていただき、フィラー入りの歯磨剤を使用しないようにご注意く­ださい。
================
群馬県伊勢崎市中央町10−19
植田歯科
植田晋矢
0270−23−3435
==============


(管理人より) 以前から歯磨き剤に粒があるのは知っていましたが、こんなに歯肉の内部に残存するとは、思いませんでした。思い切り肉にめりこんでいますね。

口をすすげば取れていると思ってましたが、ダメですね。 残りまくり!衝撃の動画です。歯医者さんありがとうございます。

歯磨き剤に使われているのが「プラスチック・マイクロビーズ」 という微細なプラスチック粒子なんですね。最悪!何がスクラブ効果じゃと思います。

前回のブログ記事 海のマイクロプラスチック は自然に粉々になったものですが、これに至っては、わざわざメーカーが商品を売らんがためにマイクロビーズを開発して作って混ぜ込んでいるわけです。


誰もが知っている歯磨き粉が歯茎をボロボロにする。メーカーが隠す歯磨き粉の悪夢。

このサイトに全国の歯科医院が提供した衝撃写真がいくつも掲載されています。必見です。

恐ろしいので小さく引用しておきます。気になる方はちらっとご覧下さい。

●インプラント(人口の歯)の中に、歯磨き粉のツブツブが大量にみつかったというケース

歯周病で抜歯をした患者さんの歯の根っこから歯磨き粉のツブツブが発見されたケース

健康な歯と歯茎の間から大量に出てきたケース

●歯の被せ物を除去したら出てきたケース

 

一度でも粒入り歯磨き剤を使った経験のある人は、思わず自分の口の中をチェックしたくなる画像の数々!

花王、資生堂、マンダム… 洗顔料・歯磨き粉・ボディソープ等に眼球損傷&環境汚染のプラスチック微粒子「マイクロビーズ」使用、米欧では規制進む

というサイトもご覧下さい。

マイクロプラスチック というWikipediaには、 練り歯磨の中のポリエチレンの微小球晶とあります。

製品の成分表示に「ポリエチレン」「ポリエチレン末」「コポリマー」とあれば、マイクロビーズが入ってるということのようです。 

デンタークリアMAXに配合されているツブツブの主成分はゼオライト(鉱物)と書いてあります。

メーカーは違いますがこういう資料もありました。ざっと読んでもよくわかりませんでした。とりあえず置いときます。

歯磨剤用顆粒の製造方法 

成分表示が消費者によくわからないというのも、困ったことだなと思います。

そもそもこういう何が入ってるかわけのわからないものを口の中に入れて歯磨きすること自体おかしな話なんだと思います。

開発費もかけて特許までとってこんなものを製造して販売する企業に疑問を感じます。

広告宣伝が行き届いてる「安くて口に入れる消耗品」というものをもう一度、考え直す必要があると痛感しました。

しかし、まあ、口にも目にも悪くて、環境にも悪いものを何故メーカーはつくるんでしょうか? 

合成洗剤などのCMでナノ技術をバラ色に描いて見せているのはなぜでしょうか?

商品開発するエンジニアは「世のため人のため」と思ってやってるつもりでしょうけど、環境汚染のことなど何も考えてはいないのでしょう。ε=(・д・`*)ハァ…

上記事によると

 

マイクロビーズの大きさは1mm以下で、消費者のバスルームや洗面所から下水処理施設のフィルターを通過して川や湖、海に、毎年何百万トンも流れ込んでいる。

マイクロビーズは殺虫剤など化学物質がつきやすく、マイクロビーズを食べた魚が体内に有害物質を蓄積する恐れがあり、食物連鎖で環境全体を汚染し、人間にも深刻な影響を与えるリスクがある。


 

もう元には戻らない環境汚染です。 これの製造販売をやめない限りは、汚染が追加していくばかり。消えることはありません。

日本ではマイクロビーズでの規制がないのをいいことにメーカーの儲け主義も呆れるところですが、そもそもは一般人の「口の中がすっきりしたい」「歯垢を取り去りたい」という欲望を、マーケティングされてこういう商品を生み出されているのです。

ネットで検索するとわかりますが、「口の臭い」を気にする人の数が膨大です。これがチェックされて商品が開発されています。

人間のある意味「しょうもない」欲望が、結果的に健康を害し、環境を汚染することにつながるという一つの例だと私は思います。

「口が臭い」のは病的なのは困りますが、別に歯磨き剤でなくても、塩でがんばればいいじゃないかと思いますけどね。

最近は、石けんハミガキすら使いたくないので私は もっぱら塩ですけどね。


 

洗顔料のプラスチック粒子、米で規制へ 湖沼汚染を懸念

2014/3/6 日本経済新聞

【ニューヨーク=共同】洗顔料にざらざらした手触りを与え、洗浄効果を高める微細なプラスチック粒子が、川や湖沼に流入し環境を汚染しているとの懸念が米国で強まっている。ニューヨーク州などは規制を検討。主要メーカーも使用を中止し、素材を変える方針を表明した。

 日本の商品にも使われ、直径0.5ミリ以下で「マイクロビーズ」と呼ばれる。洗顔料や歯磨き剤に入れて、古い皮膚や汚れをこすり落とす効果がある。

 問題に取り組む米市民団体「5ジャイアズ」によると、下水に流されると処理施設で回収しきれず川や湖沼に流れ込む危険が大きい。米五大湖を調べるとマイクロビーズなどとみられる微細プラスチックが大量に見つかり、場所によっては1平方キロ当たり60万粒に相当する汚染度だった。

 粒子の表面に殺虫剤など化学物質がなじみやすく、マイクロビーズを食べた魚は体内に有害物質を蓄積する恐れがあると同団体は警告している。

 ニューヨーク州政府は2月、マイクロビーズを使った製品の販売を禁じる法案の提出を発表した。カリフォルニア州でも提出済みで、ほか数州で準備が進む。

 洗顔料などを製造する米ジョンソン・エンド・ジョンソン、米プロクター・アンド・ギャンブル、フランスのロレアル、英・オランダのユニリーバは果物の種子などに素材を転換していく考えを相次ぎ発表した。

 日本の業界団体、日本化粧品工業連合会によると、国内では現在マイクロビーズの規制はない。メーカーの一つ、資生堂の広報担当者は「(環境汚染の)指摘は把握しているが、今後の対応は決まっていない」とコメントした。

 ニューヨーク州のシュナイダーマン司法長官は法案について「問題ある美容用品から、プラスチックが大切な水に流れ込み続けるのを止める常識的な立法」と説明した。

 

 


LED照明を国策で強制するな!(10)白熱灯は実質上、結果的に無くなっていくということではないでしょうか

2015-12-08 | LED

(管理人より)

ついに、「未来投資に向けた官民対話」のページが更新されました。赤文字のリンク☟

 

回数開催日会議関係資料
第1回 平成27年10月16日  議事次第  配布資料  議事要旨  記者会見要旨(※内閣府HPへ)
第2回 平成27年11月5日  議事次第  配布資料  議事要旨  記者会見要旨
第3回 平成27年11月26日  議事次第  配布資料  議事要旨  記者会見要旨

 

記者会見要旨の中に、LEDに関する甘利経済再生担当大臣の質疑応答が書いてありますので抜粋します。

(問)総理の指示の中身についてお伺いしたいが、エネルギーの規制で、トップランナー 方式の拡大について、新聞等の報道では白熱灯や蛍光灯は全部 LED にしなくてはいけないのではないかといった話も出ているが、実際にはどのくらい規制の影響があると 大臣はお考えで、その意義についてどのように見ているかお聞かせください。


(答)禁止政策ではなく、効率が良いところに誘導していくと、その生産・輸入が事実上 無くなるという結果になるのではないかということです。なんとしても作るという人を禁止していくことではありません。

つまりトップランナー制度というのは、その時点で達成される最も効率の良いものに基準を合わせていくもので、その基準に合わなければ勧告、場合によっては罰金が課されるということです。

禁止ではありませんが、 企業イメージもありますし、そういった方向に誘導されていく。

例えば、住宅全体でのトップランナーについて、設計上、LED が 95%入って、白熱灯が5%入っている、 それでも基準を満たしているのであれば、若干白熱灯が残るということになるだろうと思います。

あるいは、蛍光灯が圧倒的に効率性を上げれば、トップランナーについて行けますが、白熱灯についてはそこまで効率性が上がるような技術はないと思いますし、実質上、結果的に無くなっていくということではないでしょうか。



禁止じゃなくても基準を作って罰金が課されるなら、白熱灯は消えていってしまうでしょう。 結局は、禁止みたいなものです。

「企業に誘導されていく」と大臣が言ってるわけですから、どうしようもありません。こんな大臣を私は選んだつもりはないので腹立たしい限りですが。

ネット上では、朝日新聞は誤報だのなんだの言っていますが、実際は上に書いてあるとおりです。

罰金食らっても、白熱灯を作り続けるメーカーがあれば、そこで買おうかと思います。

まあ、そんなメーカーはないでしょうが・・・

 

 

 議事要旨 の中には、さらに再エネとロボットをがっつり進めていく旨の発言もあり、要チェックです。

経団連が「スマートグリッド社会を進める」と明言しているわけです。

安倍首相も、「エネルギー機器を遠隔制御するための通信規格を整備」 と言っています。

つまり、スマートメーターなどの大量のデータを通信できるようにするということです。

大量のデータのやりとりだけでも、電力を膨大に使う社会になるということであり、これは省エネとは真逆です。

さらに、そのための端末が必要になりますから、膨大な電子廃棄物を生む社会になるということです。

市民が自分の家の電気代のことしか考えきらないことを見透かした上で、業界と国が一緒になって、こういった、欺瞞的な”省エネ”政策をやっているのです。

完全に、原子力ムラが ”省エネ”を商売の種にしていることがよくわかります。

 

 

 (榊原経団連会長)

 

 

 

 

 


 

経産省が目指すスマートグリッド社会はこういうことです

いくら再エネ発電所が増えても、原発は入ってますからね。 

原発を温存・延命させるのが、再エネというからくり。

 

 

12/9 追記   経産省のHPに、国民の反発に対する言い訳が出ましたのでコピペしておきます 

12/8に出てました。

「実質上、結果的に無くなっていく」ことになれば禁止したも同然ではないのでしょうか?

強制ではないと書いてありますが売ってなかったら買えなくなるのですから☟

 

 

先日、政府が、照明機器の省エネを進める方針を出しました。しかし、一部で「蛍光灯が禁止されてしまう!」、「高価なLED電球を、むりやり買わせられるのでは?」と誤解されています。

天井に取り付けてある蛍光灯の写真

 
一律の禁止はしません
「蛍光灯を、一律に悪者にして禁止」するのではありません。蛍光灯や白熱電球などの種類を問わず、省エネ性能が高まるようにしよう、というのがねらいです。例えば、蛍光灯も、メーカーや製品によって省エネ性能にはバラツキがあるのです。そこで、一番省エネ性能が高いものを参考に基準を定め、製造・輸入事業者が省エネ性能の高い蛍光灯を扱うよう求める、というものです。
トップランナー制度
省エネ性能で先頭を走る製品を「トップランナー」とし、これに将来の技術開発の見通しを勘案した省エネ基準を定め、各社が追いつくように促すのが、トップランナー制度です。具体的には、目標年度や目標基準値などを国が示し、製造・輸入事業者の努力を促すしくみです。これまでにもこの制度で、自動車やエアコンの性能が改善し、世界に誇る日本製品となっています。
消費者への義務ではありません
過去、2008年に、経済産業省はメーカーに対して、白熱電球の生産・販売を自主的にやめるよう要請しました。しかし、消費者に対しては強制的にやめさせることは、もちろんしていません。いまでも、電球の色合いや価格を理由に、まだまだ使いたいというご意見があるのも承知しています。
今回も、「蛍光灯を使うな」と強制するものではありません。白熱電球・蛍光灯・LEDを含む照明でまとめて省エネ基準を作り、照明の省エネ性能をさらに向上させていきたいと考えています。
 
 
最終更新日:2015年12月8日

 

 

 


分解されてなくなることのない溜まる一方の海のゴミ、マイクロプラスチック。日本は世界平均の27倍。

2015-12-08 | 海のゴミ

日本近海のマイクロプラスチック 世界平均の27倍

NHK 12月8日 5時50分 

海の生態系への影響が懸念されている大きさが5ミリ以下の微細なプラスチックのごみ「マイクロプラスチック」の海水中の密度が、日本の近海では、これまでに調査が行われた世界各地の平均と比べて27倍高くなっていることが、九州大学の研究で分かりました。
プラスチックごみのうち、細かく砕けて大きさが5ミリ以下になったものは「マイクロプラスチック」と呼ばれ、表面に有害物質が付着しやすい特徴があるため、魚などが体内に取り込むと生態系に影響を及ぼすおそれがあると指摘されています。
九州大学の東アジア海洋大気環境研究センターのグループは、去年7月から9月にかけて日本の近海の合わせて56か所で海水を採取し、その中に含まれるマイクロプラスチックの密度を調べました。その結果、日本近海の平均は1平方キロメートル当たり172万粒となり、これまでに欧米の研究チームが世界各地で調査した合わせて680か所の平均と比べて27倍高いことが分かりました。
この結果について、グループでは、世界各地で懸念されているマイクロプラスチックの汚染が、日本の近海でより早く進むおそれが分かったとして、今後、重点的に生態系に影響を与えていないか調査を進める必要があるとしています。グループの磯辺篤彦教授は「海の汚染には国境がなく、東アジアの各国が共同でこの問題に向き合い、プラスチックの排出を防ぐ対策を考えていく必要がある」と話しています。
 


(管理人より)当ブログでは海のゴミについても記事にしてきましたが、

Synthetic Sea (合成の海 ~海に漂うプラスチック~)日本語字幕 海はゴミで埋め尽くされそう

【日本語訳】The ocean is broken海が壊れています オーストラリアのヨットマンの証言~津波瓦礫

【驚愕】tunami debrisで検索したら「海がゴミ箱」になったことがわかった。

海鳥は、無言で私たちに教えてくれています。

 

ついにプラスチックゴミが粉々になっているという報告が出てきました。考えたくないということではなくて、知らなければいけないことなので、NHK報道の記事だけでなくNHKのニュース動画を文字起こししておきます。今までのゴミに加えて津波の時にあれだけのがれきが海に流れたのですから、今後は更にプラスチックによる海洋汚染が進んでいくとは想像していましたが、辛すぎる・・・

 

ニュース動画文字起こし

海岸に打ち上げられたゴミ。流木などに加え様々なプラスチックが見えます。徐々に細かくなり海に漂っているのが

大きさは5ミリ以下のマイクロプラスチック。

分解されてなくなることのない溜まる一方の海のゴミです。

研究を進めているのは、九州大学の東アジア海洋大気環境研究センターのグループです。

 

マイクロプラスチックは表面にPCBなど有害物質が付着しやすい特徴があります。しかも

 

磯部教授「・・・これは魚の卵ですね。これは動物プランクトン。こういうのは全部プラスチックなんですね。大きさは1ミリぐらい。動物プランクトンと大して大きさは変わらないってことは、魚が平気で誤食するだろうし、餌と間違えて・・」

魚などが食べると体の中に有害物質が取り込まれ、食物連鎖を通じて様々な生き物に影響を及ぼす恐れがあると指摘されています。

 

グループは去年7月から9月にかけて日本近海の合わせて56箇所で海水を採取しました。そのサンプルの浮遊物を分析します。中に含まれるマイクロプラスチックの密度を調べました。

 

 

その結果、日本近海の平均は1平方キロメートル当たり172万粒となりました。

 

 これまでに欧米の研究チームが世界各地で調査した合わせて680か所の平均と比べて27倍も高かったのです。

 

 

磯部教授「まさに桁違いの浮遊数が確認できたというところが、私も非常に驚いたところです。プラスチックの規制だとかそういった形で進めていくものだと思いますね。

一国でどうなるっていう問題でも、もうないと思います・・・」

 

 

 


 

(管理人より) PCB汚染されたマイクロプラスチックは魚の口に入り、その魚を人間が食べるということですね。

海は全部つながっているので、どこの海の魚なら安心というものは、もうないかもしれません。ε=(・д・`*)ハァ…

 

九州大学の東アジア海洋大気環境研究センターのサイト ⇒ 海洋プラスチック汚染(漂流・漂着ゴミ)研究

2015.07 環境省環境研究総合推進費に採択されました。南極から日本までの太平洋縦断航路でマイクロプラスチックスの分布調査と動態解明を行います。

プロジェクトの概要(環境省サイト) 研究課題名:沿岸から大洋を漂流するマイクロプラスチックスの 動態解明と環境リスク評価

 

 

 

 

これだけひどい実態なのですから、日本はプラスチック生産の上流を止めていくという方向にして欲しいと私は思います。

「生分解性のプラスチック」を開発したとしても、それまでに環境中に出てしまったマイクロプラスチックは回収できないのですから。

プラスチックゴミの回収(大きめ)開発技術の方が重要ではないかと思うのです。

プラスチックが波で粉々になる前にせめて大きいゴミをどうにかして拾う方法・・・

開発している人もいるようですが、集めたゴミをどうするかなど、問題はあると思いますが・・。それではまた・・


LED照明を国策で強制するな!(9)禁止政策ではないとしながらも 「突如なくなるわけではない」 

2015-12-05 | LED

JLMA日本照明工業会の「蛍光灯製造に関するマスコミ報道に対するご説明」というお知らせが、HPのトップに出されました。

2015年12月2日 2020年に白熱灯(白熱電球)、蛍光灯(蛍光ランプ)製造が禁止されることはありません。

 

 日本照明工業会の揖斐洋一会長は 東芝ライテック。 東芝が儲かればいいのです。

「トップランナー制度につきましては、まだ政府と製造事業者間の議論も始まっておらず、現時点で具体的な内容は一切決まっておりません。」と書いてありますけど 

経産省が、最終的に平成25年9月27日に出した報告資料☟には

総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 省エネルギー小委員会 照明器具等判断基準ワーキンググループ最終取りまとめ(PDF形式:1,890KB)


3.省エネルギーに向けた提言

(1)政府の取組

①白熱電球から電球形蛍光ランプ及び電球形LEDランプ(以下「電球形LEDランプ等」という。)の高効率照明に切替えを図る観点から、使用者 全光束 75lm(*) 消費電力 8W(*) JNLA 登録試験事業者(000000JP)試験 (*)取扱説明書又はカタログ参照 4 及び製造事業者等の取組を促進すべく、普及啓発等の必要な措置を講ずるよう努めること。

②庁舎等において、JIS Z 9110(照明基準総則):2011(以下 「JIS Z 9110」という。)に規定されている演色性を確保しつつ、 エネルギー消費効率の優れた製品や調光器対応機能付きの製品の使用に努めること。

製造事業者等の表示の実施状況を定期的・継続的に把握し、使用者に対してエネルギー消費効率に関する、正しく分かりやすい情報の提供がなされるよう、適切な判断の基準の運用に努めること。

トップランナー方式に基づく省エネルギー基準については、機器の省エネルギーを図る上で大変有効な手法であることから、適切な機会を捉えながら、これを国際的に普及させるよう努めること。

⑤判断の基準の運用に当たっては、電球形LEDランプの性能試験の受験状 況・生産・流通・販売の活動実態等を踏まえ、エネルギー消費効率の優れた製品の普及が進むよう配慮すること。


(2)製造事業者等の取組

①電球形LEDランプ等の高効率照明の省エネルギー化のための技術開発 を促進し、演色性の改善、小形化、広配光化などの消費者ニーズを反映し つつ、エネルギー消費効率の優れた製品の開発に努めること。

②JIS Z 9110に規定されている演色性を確保しつつ、エネルギー消 費効率の優れた電球形LEDランプの普及を図る観点から、省エネルギー ラベル(JIS C 9901(電気・電子機器の省エネルギー基準達成率 の算出方法及び表示方法):2010で規定するラベルをいう。)等を利 用し、使用者がエネルギー消費効率の優れた電球形LEDランプの選択に資するよう適切な情報の提供に努めること。また、演色性や省エネルギーラベルの表示に当たっては、使用者に分かりやすく誤解を与えないよう配慮した表示内容とすること。

電球形LEDランプ等の高効率照明に関する使用者の理解増進に努める とともに、使用者が電球形LEDランプ等の高効率照明を購入する際に、選択しやすいよう、白熱電球から交換が可能な製品の分かりやすい表示に 努めること。

④自ら試験所を有する製造事業者等においては、登録試験事業者として登録されるよう努めること。

⑤電球形LEDランプの適切、かつ、効率的な利用により省エネルギーを図るよう情報提供に努めること。



 

と書いてあります。こうして内橋氏(日本照明工業会)をオブザーバーにして話し合い、LEDに変えていくことを決めているんです。

そもそも「トップランナー制度に白熱灯を入れること」について安倍首相が言いだしたのが、11/26の「未来投資に向けた官民対話」ですが、

未来投資に向けた官民対話のHPの中に議事要旨、記者会見要旨が、まだアップされていません。

市民は朝日新聞の報道、ニュースでしか内容を知り得なかったわけです。中身を確認できない状態です。

 

 

第1回 平成27年10月16日  議事次第  配布資料  議事要旨  記者会見要旨(※内閣府HPへ)
第2回 平成27年11月5日  議事次第  配布資料  議事要旨  記者会見要旨
第3回 平成27年11月26日  議事次第  配布資料  議事要旨   記者会見要旨


あくまで私の推測ですが、

国と企業は、LEDを国策で強制してやろうと、こそっと専門家を呼んで業界団体といっしょにワーキンググループで話し合っていた。COP21を前に一気に省エネのPRとして、白熱電球からLEDランプへの変換をやってしまおうと、朝日新聞に記事を書かせた。ところが国民が思った以上に反発したので、経産省は「白熱灯、蛍光灯の禁止とは言ってない」と言い訳。

というところではないかと思います。

「正しく分かりやすい情報の提供がなされるよう」という文章がありますので、LEDのPAが出てくる可能性があります。

今回の騒ぎで国民の様子を見たのかなとも思います。今後もさらに広告代理店を使ってメディアでLEDランプをゴリ押ししてくるでしょう。

私のこの件に関するブログ記事(1)~(8)は、12/4はアクセス数が増えGOOブログランキング13位まで来ました。

私のブログは、再エネの欺瞞も交えた切り口で書いているので、フェイスブックではなかなか拡散せず、ブログアクセス数があまり伸びることはないのですが、そこそこ連載の効果が出ています。


日頃は、1000~1800程度のアクセス数ですが、今回はLED関連を連載したことと、たまたまある有名な人がブログ記事(8)を拡散してくれていたので全体的な伸びにつながっていますが、それだけ朝日新聞のあの記事が国民の関心を集めたということでしょう。

この問題について調べてないSNS市民は、「な~んだ、朝日のデマか~、禁止じゃなくてよかった~」と単純に浅く考えて、安心するかもしれませんが、そんな簡単な話じゃありません。

実際のところ、東芝ライテック、パナソニック日立アプライアンスが一般的な白熱電球の生産をすでに終えているのは事実だし、電球型の蛍光ランプも、東芝ライテックが今年3月に生産をやめるのも事実。

一部、白熱球や蛍光灯を残しておいて徐々に、市民から電球購入の選択肢を奪っていく。

そして、照明器具もLEDしかないという形に追い込んでいく。それが国と企業のやり方でしょう。

 

東芝、2010年度までに白熱電球の製造を中止 (2008年04月14日) 

NECライティングも白熱電球の製造を2012年までに中止 (2008年06月24日) 

三菱、白熱電球の製造・販売を2012年までに終了 (2008年06月17日)

 

さらにメーカーは、もう蛍光灯の照明器具の販売もやめているのです。 一気に禁止にしないまでも、メーカーがこういう方向に徐々に持っていけば、結局はどうなるかということです。

 

パナソニック、全照明器具LED化 2019年までに

2015年5月27日18時25分

パナソニックは26日、国内で販売するオフィスなどの照明器具について、2019年3月までに蛍光灯をやめ、すべてLEDに切り替える方針を明らかにした。人口が減る国内では新しい住宅やビルが増えにくいことから、今ある建物に価格が高めのLED器具を納入し売り上げ確保をねらう。

 同日、東京都内であったライティング事業の説明会で明らかにした。同社は国内の照明市場のシェアがトップで、国内向けに出荷する照明器具のうちLED用が約8割を占める。ただ、住宅や店舗、オフィスなどの照明器具のうち、実際には1割ほどでしかLEDは使われていないという。

 LEDは蛍光灯などより割高な半面、省エネに優れ、専用機器を使えば部屋ごとに色の明るさ調整などができるとして、同社はLED器具の販売を強化する方針だ。照明器具はやめても、蛍光灯そのものの販売は続ける。

 一方、海外では人口や経済が伸びている中国やインドネシアを中心に照明の販売を大きく増やす。ライティング事業部の売上高を15年3月期の3177億円から、19年3月期に4千億円に引き上げる計画だ。

 

朝日新聞の後追いの記事が出ています。参考までに

蛍光灯や白熱灯が製造中止に?LEDは本当にお得か 

THE PAGE 12月3日(木)9時0分配信

抜粋引用

「省エネトップランナー方式」とは、指定した品目において、最もエネルギー消費効率が良い製品を作らなくてはならないという制度で、1998年の省エネ法改正から導入された。今まではLEDと蛍光灯のそれぞれが指定されていたが、今後はLEDと蛍光灯、白熱灯を「照明」という分類で一括りにし、「省エネトップランナー方式」の対象にする方針だという。これが実現すれば、LEDよりエネルギー効率が悪い白熱灯や蛍光灯は実質的に輸入や製造が難しくなる。

 

「蛍光灯が禁止」報道でネット物議

R25 11月30日(月)7時0分配信

抜粋引用

官民対話では、同記事とは少し違う展開だった模様。ロイター通信によれば、官民対話後の記者会見で甘利明経済再生相は、将来的に白熱灯はなくなる可能性を示唆したものの、「蛍光灯や白熱灯の使用・生産・輸入が突如なくなるわけではない」とし、“禁止政策”ではないと説明したという。

 

突如ではないけど、徐々になくなるということではないでしょうか?

 

プロレスファンも激怒する「蛍光灯製造禁止」 5年後目指す「国策」に反発広がるワケ

J-CASTニュース 11月26日(木)19時29分配信

抜粋引用

蛍光灯の製造禁止は、政府が省エネルギー対策の一環として打ち出した。2015年11月26日付の朝日新聞デジタルが報じ、同日の首相官邸で開かれた「官民対話」でも同じ趣旨の説明が政府からあった。2020年度をめどに国内での蛍光灯の製造と海外からの輸入を実質的に禁止する方針で、蛍光灯から、省エネ性能がLEDへの置き換えを促す。

 11月末にパリではじまる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)に向けて、日本の温室効果ガス削減への取り組みを具体化する狙いもあるという。2016年度にも省エネ法の政令を改めることで、LED並みの省エネを達成するのが困難な白熱灯と蛍光灯は事実上、製造や輸入ができなくなる見通しとされる。

 この報道に、日本照明工業会は「事実関係を含め、現在確認中です」とコメントし、困惑している。




LED照明を国策で強制するな!(8)LEDメーカーのウシオ電機会長と安倍首相は姻戚関係という事実

2015-12-03 | LED

 (管理人より) 

LEDメーカーのウシオ電機 ウシオライティング をWikiで見てみると

代表取締役会長 牛尾 治朗

牛尾治朗によると「僕と安倍さんは二十年来の友人で[2]安倍さんの後援会のひとつ『総晋会』の会長を務めている[2]。親同士が旧知の仲だというのはありがたいが[2]、それだけに少々とまどっている[2]。これからはいままで以上に節度を持って交際しないと[2]、寛信くんや娘にも失礼になりますなぁ[3]」という。


 

LEDメーカーの会長と安倍首相は姻戚関係ということです。

 

 

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