ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

長崎県佐世保市の相浦川に塩酸が2000リットルも流出し、魚数百匹が死ぬ

2017-01-17 | 魚大量死

 

 

 

  

 

長崎・トラックが横転、川に塩酸が流れ込む
TBS系(JNN) 1/17(火) 17:18配信
 17日午前6時15分ごろ、長崎県佐世保市の国道で塩酸と希硫酸が入ったタンクを積んだ大型トラックが凍結した路面でスリップし民家に衝突。落下したタンクが前から来た車とぶつかって破損し、塩酸2000リットルが漏れ出ました。

 「漏れ出した塩酸は現場からほど近い取水用にも使われている川に流れ込みました」(記者)

 消防は塩酸を水で薄める作業を行いましたが、近くの相浦川に流れ込んだため、市は川からの水道水の取水を中止し、付近住民に川に近づかないよう注意を呼びかけました。

 「窓を閉めてじっとしておこうと、事故が大きかったので怖いなと」(付近住民)

 その後、相浦川では魚、数百匹が死んでいるのが発見されたため、塩酸を中和するアルカリ剤をまく作業などが行われました。市では水質が改善次第、取水を再開することにしています。

 

 

(17日16:54) 最終更新:1/17(火) 17:18TBS News i

 

大型トラックがスリップ、塩酸が川に流出 長崎・佐世保
朝日新聞 真野啓太、福岡泰雄2017年1月17日13時05分 

 17日午前6時15分ごろ、長崎県佐世保市矢峰町(やみねちょう)の国道498号で大型トラックがスリップし、積み荷のタンク三つが道路上に落ちた。佐世保市消防局によると、落ちたタンクから希硫酸と塩酸が流れ出した。希硫酸は流出が止まったが、塩酸は近くの相浦川(あいのうらがわ)にも流れ出したといい、市が周辺住民に注意を呼びかけている。

 スリップしたトラックは片側1車線の道路をふさぎ、後続のバイクが横転。バイクの男性が病院に搬送された。市によると、塩酸約2千リットルが流れ出たが、流出による人的被害は確認されていないという。

 市によると、塩酸は医薬用外劇物で濃度20%。現場では消防隊員らが水で薄めるなどの作業にあたった。市は、現場周辺で防災無線などを使い、「川に近づかないように」「家の窓は開けないで」などと呼びかけている。

 長崎地方気象台によると、佐世保市は17日朝、最低気温1・8度と冷え込んだ。県警は、路面凍結によるスリップの可能性もあるとみて、事故原因を調べている。(真野啓太、福岡泰雄) 


 

積み荷の塩酸が川に流出 長崎 佐世保でスリップ事故

1月17日 12時20分 NHK

17日朝、長崎県佐世保市の国道で大型トラックがスリップして、積み荷の塩酸が入ったタンクが落下し、漏れ出した塩酸が近くの川に流れ込みました。これまでのところ、健康被害の情報はないということですが、市は川に近づかないよう呼びかけています。
17日午前6時すぎ、長崎県佐世保市矢峰町の国道498号線で、大型トラックがスリップして、荷台に積まれていた塩酸などが入ったタンク3つが落下しました。

タンクは前から来た軽乗用車と衝突するなどして壊れ、このうち2つから塩酸が漏れ出して排水溝などを通じて、近くの相浦川に流れ込みました。
警察や消防によりますと、漏れ出した塩酸は、ドラム缶10本分に当たる2000リットルに上ると見られるということです。

現場は道路沿いに住宅や店舗が建ち並ぶところで、佐世保市によりますと、これまでのところ、健康被害の情報はないということですが、市は付近の住民に対し、念のため窓を閉め、川に近づかないよう注意を呼びかけています。

一方、水道局によりますと、相浦川からの水のくみ上げは、午前8時から中止していますが、ダムからの取水は通常どおり行っているため、家庭などの水道の供給に影響はないということです。

事故の現場は片側1車線の直線道路で、警察はトラックがスリップした原因など詳しい状況を調べています。


  

(管理人より)

工業用原料として使われる毒劇物などの化学物質を運搬する大型トラックの事故が相次いでいます。

参考↓

頻発するタンクローリー事故。危険物を運ぶ車がひとたび事故を起こせば、必ず環境中に毒物を撒き散らす。

2015年6月にもタンクローリーが横転して塩酸が流出してましたね。こちら

私のツイッターで「流出」と検索をかけてみると出てくる出てくる! ⇒こちら

工業国である限り、工業原料を石油を使って車で運ぶという行為は避けられません。

「毒」や「危」といったマークがナンバープレートの両横についている劇物運搬車輌が、今、この瞬間も日本中を走り回っているのです。

日本ではこうして環境中に有害物質をぶちまける可能性が常に有り、今回も実際に川に流れた塩酸などにより魚が数百匹も死んでいます。

事故現場と川の場所はここです。ストリートビュー  ちょうど川への道が付いているので、そこを通って塩酸がドラム缶10本分2000リットルも流れてしまったのでしょう。

魚があっという間に数百匹も死んだのです。こんなに大きな魚も↓

これは恐ろしいことです。

相変わらず、NHKは詳しく報じません。 塩酸だけでなく希硫酸も流れたのですが、NHKは「塩酸など」。 

塩酸の運搬は、福岡県内の薬品会社が委託していたそうです。(共同通信) 高杉製薬株式会社と書いてありますね↓

佐世保市行政の市民に対するお知らせは、防災行政無線で行われ、ホームページ上にも掲示されていました。ツイッター上にも佐世保市のアカウントがツイートで流していました。

私が今まで見てきた流出事故の対応の中では、いい方でした。茨城県などは核施設にトラブルがあっても何も出ませんでしたから。

 
相浦川への塩酸の流入について(第3報) 相浦川への塩酸の流入については、水質検査の結果、平常の値に戻りました。
 
流れた塩酸ですが安全データシートを見てみると
 
水生生物に非常に強い毒性
環境への放出を避けること

と書いてあります。 川に流れてはいけない毒物ということが書いてあるのに、ニュースでは安全データシートに基づき、人体への危険性を具体的に指摘するような報じ方を一切しません。
原発事故の時と同じ。
 
人間が自分で自分の首を絞めているというのは、福島原発事故の放射能汚染水を海に流していることからもわかりますが、まあ川でも同じ。
 
毒をぶちまけて、水で薄めて、今度はアルカリ剤で中和して・・・でも結局、川に流れたものは海に入ります。海を汚せば、魚が汚れ、人間に帰ってきます。
 
日本中で油やガソリンや樹脂を川、水源に流出させ、膨大な数の水質汚濁事故を起こしているのです。知る人だけが知っている。つまりほとんどの人は知りません。
 
人間は知っても忘れる忘却の生き物。 
調べなかったらそういうことも、まるで起こっていないかのように錯覚して生きていきます(笑)
 
今回のこの流出事故について、「路面凍結のせいで運が悪かった」程度の考察でいいのでしょうか?
立派な?大人がたくさんいるというのに・・・・
 
放射能汚染レベル7の国に生きる私たちは試されているような気がしてなりません。
 
工業生産で成り立つ工業国は、こういった事態を避けられないのだとしたら、私は次世代が生き延びるために、工業国を諦めるべきではないかと思うのです。
せめて、人口も減るのですから工業生産を減らす方向に皆が向かないとゴミだらけになってしまう。
作る前から、今回のように原料を無駄にしている。 
 
ああ、魚だけではなく、相浦川の小さな水生生物も死んでしまっただろうな・・・・(涙)土にも染み込んで汚染したでしょう。
人間はなんて罪深いのでしょうか。
 

 

 

 

【問い合わせ】岡山県吉備中央町の加茂川で魚が大量死!数百匹?ハエ・メダカ・ウグイ・大ナマズも

2015-07-09 | 魚大量死

  


川で小魚が大量死 岡山県などが調査

2015/07/08 に公開  KSB瀬戸内放送 07月08日 18:30

岡山県吉備中央町の川で、小魚など数百匹が死んでいるのが見つかりました。
8日朝、岡山県の職員らが現地を訪れ、原因を調べています。魚が大量に死んでいたのは­、吉備中央町吉川の加茂川です。町によると7日夕方、近くの住民がメダカやウグイなど­体長5、6センチの小魚が大量に死んでいるのを見つけ、町に連絡しました。8日朝、県­の職員らが現地を調べたところ、死んでいた魚の数は、数百匹にのぼるということです。­また、この500メートルほど上流でも数匹の魚が死んでいたということです。岡山県で­は、持ち帰った川の水の水質を詳しく調べるなどして、大量死の原因を調べています。 

 

吉備中央町で魚が大量死

RNC西日本 7/8 11:46

 岡山県吉備中央町の加茂川で大量の魚が死んでいるのが見つかり岡山県などが原因について調査を進めています。
昨日午後4時頃、岡山県吉備中央町の加茂川で大量の魚が死んでいるのを釣りに来た近所の人が発見しました。
ハエやメダカのほか大きなナマズも浮いていたということです。
県と中国地方整備局で死んでいた魚を回収、川の水を採取し有害物質が含まれていないか詳しい検査を行なっています。
昨日行なった簡易検査ではPH値が6,5とやや酸性でしたが異常な数値ではなかったということです。
詳しい検査結果は明日判明する予定です。

 

 

吉備中央町 加茂川で魚が大量死

RSKニュース 2015年7月8日(水) 19:10 

岡山県吉備中央町を流れる加茂川で、メダカなど数百匹から1000匹ほどの魚が死んでいるのが見つかりました。

魚が大量に死んでいたのは、岡山県吉備中央町吉川を流れる加茂川です。
7日夕方、釣りをしていた住民が見つけ通報しました。
岡山河川事務所によりますと、加茂川の河内田橋から下流約100mに渡って、ハエ、メダカ、ウグイといった体長5~6cmの小魚を中心に、数百匹から1000匹程が死んだと見られています。
岡山河川事務所では、農薬が流れ込んだことや酸素濃度が下がったことなどが考えられるとして、採取した水を検査するなど、大量死の原因を調べています。

 

 

吉備中央の加茂川で小魚大量死 岡山県が原因を調査

山陽新聞 

岡山県吉備中央町吉川の加茂川で7日、ハエやメダカなどが大量死しているのが見つかった。

 国土交通省岡山河川事務所や県備前県民局環境課などによると、同日午後5時半ごろ、近くの男性が発見し町に連絡。約2キロ区間で小魚を中心に数百~数千匹が死んでいたという。簡易検査ではpH(水素イオン指数)に異常はなく、県が水を採取して原因を調べている。

 

化学物質などの流出想定の訓練

NHK岡山 07月08日 19時11分 

化学物質や油などの河川への流出事故を想定した合同訓練が総社市の高梁川で行われました。
化学物質や油の河川への流出事故では、被害の拡大を防ぐために迅速な対応が求められることから毎年、河川事務所や消防などが合同の訓練を行っています。 

8日は県内の1級河川の流域の関係者およそ60人が総社市富原の高梁川の河川敷に集まり、3つの班に分かれて訓練に臨みました。
参加者たちは、まず、おもりのついたロープを投げたりゴムボートで渡したりして汚染物質の拡散を防ぐ、オイルフェンスの張り方を学びました。
また、水質を調べる訓練では県環境保健センターの職員に簡易検査キットの使い方を教えてもらいながら、試薬の色の変化を見て水の汚染の程度を判断していました。
岡山河川事務所によりますと県内では、ことし5月に津山市で軽自動車が川に転落して油が漏れるなど6月末までの半年間に6件の水質事故が起きているということです。
岡山河川事務所の川島明昌副所長は「実際にオイルフェンスを張る機会は少ないので、8日の訓練の成果を生かして事故が起きた際は迅速に対応したい」と話していました。

07月08日 19時11分



(管理人より)また魚大量死のニュースですが、今度は岡山県です。吉備中央町の加茂川。 

取り上げたのは地元のテレビ局で、ニュースが流れてあっという間にネット上からも、局のHPからニュース動画が削除されました。

KSBだけ残っていたので動画で上げておきます。新聞では山陽新聞が小さく取り上げていました。

NHKは岡山での地元の魚大量死を取り上げていません。NHK岡山のローカルでも取り上げていません。

箱根町でアユが死んだニュースは全国に流れたのに、岡山県で魚が死んだニュースは、ローカルニュースのみの扱い・・・・

にもかかわらず、化学物質の川への流出想定訓練を行ったニュースが、魚大量死とは無関係の形でNHKで報じられています。

こういった訓練が必要になるほど、岡山県は化学物質などの河川への流出事故が起こっているということです。

なのに、魚大量死のニュースは小さくしか報じられておらず、あっという間に消されました。


岡山県環境管理課に問い合わせ

 

現在、岡山県環境保健センターで検査中です。 BOD、PH、農薬類など。

国土交通省の岡山河川事務所を通じて結果は発表されます。

テレビにも出ると思います。農業利水はされている。

 


ということでした。

http://www.pref.okayama.jp/page/detail-41781.html  ここで調べるのでしょう。


鳴滝ダムに加茂川は流れ込んでいますが、鳴滝ダムを調べてみると、

上水道用として吉備中央町へ確保供給する多目的ダム


と書いてあります。  現在はどうなっているかわかりません。

岡山河川事務所のHPを見ると、PDFで第一報がありました。

国土交通省 河川における魚類のへい死の発生について(第1報) 【7月7日(火) 23:30時点】

 

 

さらに水質事故に備えた訓練のことも7/6/にお知らせが出ていました。

平成 26 年水質事故発生状況について (岡山三川水質汚濁防止連絡協議会 (岡山三川水質汚濁防止連絡協議会 事務局受報分)

 

岡山だけで こんなにたくさんの流出事故が起こっていたんですね

「発生事象別では「油類の流出」が半数以上の大多数を占めています。「化学物質」 とは農薬が流出したり、事業所から薬品な どが流出する事故が発生し、「排水・汚 泥」とは、事業所から未処理のままの排水 が流出するなどの事故が発生しました。」

 

 

 

 検査結果が出たら追記します。

 

 

追記  「原因特定できませんでした」で幕引き。  

箱根のアユ大量死事案よりは、検査報告でただけましだけど、それでいいのでしょうか?

7/10 http://www.cgr.mlit.go.jp/okakawa/kouhou/kisha/H27/150710kisha/150710kisha.pdf

 

 

 追記 環境保全課に 問い合わせた方からの情報 7/10


放射能検査はしてません。なぜかというと、魚の大量死が吉備中央町の加茂川でだけであって、他ではみつかっていないので、人形峠のトラブルと関係あるとは(例えば放射能漏れ)思えないからだそうです。

なお、鳴滝ダムについては上水道として作られましたが、取水はしてなくて、吉備中央町の水源にはなっていないそうです。なお、鳴滝ダムより下流の河、(旭川も)については、魚の大量死などの報告は無いそうです。