ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

郡山の指定廃棄物火災。郡山市「マスクなどの注意喚起? 中途半端に市が住民に伝えるわけにもいかない」

2016-05-23 | 指定廃棄物

(管理人より)今日は冒頭に、「郡山リサイクル協同組合」の火災について、民の声新聞さんの現場取材を掲載させていただきます☟

2016-05-21 19:01:05 

【指定廃棄物火災】「報道で初めて知った」怒る近隣住民。郡山市は注意喚起せず。住民守らぬ縦割り行政 

福島県郡山市産廃処理場「郡山リサイクル協同組合」(郡山市日和田町高倉)で16日未明、指定廃棄物の入ったフレコンバッグが燃える火災が起きた。しかし、内部被曝への危機感の低い郡山市役所は、周辺住民への注意喚起をせず、環境省に丸投げ。「報道で初めて指定廃棄物が燃えたと知った」と住民は怒る。健康に影響が無いか否かは結果論。まずは防護をするという予防原則などどこ吹く風。縦割り行政の弊害もあって、住民の放射線防護は全くなされていない実態が浮き彫りになった。

【「吸い込むのは俺たちなんだ」】

 「まさか指定廃棄物が燃えたとは知らなかった。消防車が何台も停まっていたから火災が起きているのは分かっていたけれど…」

 自宅が火災現場に隣接する男性の表情は、怒りに満ちていた。地元テレビ局のニュースを見て、初めて指定廃棄物が燃えたと知った。すぐに郡山市役所に電話で問い合わせた。住民とすれば当然、まず地元自治体が対応しているものと考える。しかし、電話に出た市職員の対応は淡泊だったという。

 「『指定廃棄物は環境省の管轄だ』とばかり言って逃げるんですよ。どこが担当かなんて俺たちには関係ないでしょ。何のために市に税金を納めているんですか。行政の怠慢です」

 男性の自宅には、日頃から砂ぼこりが舞って来る。これまでにも何度、苦情を申し入れたか分からない。車やサッシは、洗い流してもすぐに汚れてしまう。国道4号から産廃処理施設につながる道路は、業者側が1日に何回も散水をしているが、すぐに乾いてしまう。風が吹けば舞い上がる。それに加えて今回の火災。詳細な情報が無ければ、マスクをするなどの防護が出来ない。「なぜ注意喚起をしないのか。健康に影響が無いというのはあくまで結果論でしょ。実際に吸い込むのは俺たちなんですよ」。男性の怒りはもっともだった。
 ようやく業者幹部が火災の説明に来たが「環境省が空間線量を何カ所も測っているが、全く上昇していないから心配は要らない」と強調したという。しかし、具体的な数値を回覧板で周知するような事は無い。「口でいくら言われてもね…。そもそも、その数字が本当かどうかも、俺たちには分からない」。
 男性が至極当然の怒りを口にする一方で、他の住民の中には業者へ好意的な言葉を口にする人もいた。「そりゃそうでしょう。そういう人たちは業者に土地を貸して収入を得ていたり、工場で働いていたりする人たちですから。悪い事は言えないでしょう」。産廃処理も、原発と構図は同じなのだ。

 「どうしてこんな酷い話が全国ニュースにならないんですかね?きちんと書いてください」 男性はそう言って頭を下げた。

 処理場に隣接する土地で、手元の線量計は0・3μSv/hを超えた。
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(上)焼却炉で発生した焼却灰のうち、8000Bq/kg
を超えたものが「指定廃棄物」として保管されている。

(下)火災が起きたのは倉庫の一番奥。「たてこんでいる」として撮影は拒否された。


【「安心して欲しい」と産廃業者】

 福島市にある「環境省福島環境再生事務所放射能汚染廃棄物対策第二課」が福島県政記者クラブに流した「お知らせ」によると、郡山地方広域消防組合消防本部に火災の一報が入ったのが16日午前3時43分。7時30分に鎮火を確認したという。「人的被害や周囲の建物等への被害はなし」、「出火点近くのモニタリングポスト(大口原緑地)の値は、火災の前後で大きな変化はありませんでした」として、16日午前8時に0・192μSv/hだったと記載。「周辺環境や健康に影響はない」と結論付けている。

 火災現場で取材に応じた「郡山リサイクル協同組合」の男性専務は「これまでも、これからも問題はありません。たてこんでいるのでフレコンバッグの保管場所まで案内する事は出来ませんが、何も隠すことはありません。安心して欲しい」と繰り返した。
 同組合は木くずや金属くず、がれきなどの産業廃棄物や動物の死体を受け入れ焼却する中間処理施設。焼却炉で生じた焼却灰を測定し、8000Bq/kgを超えるものは「指定廃棄物」となるため、環境省に引き渡すまで倉庫で分けて保管。その数は800個ほどで、今回は保管倉庫に隣接する物置から出た火で、一部のフレコンバッグが燃えたという。「100~200個が燃えた」という報道もあったが、専務は「誰がそんなことを言ったのか。数は分からない」と首を傾げた。消防本部にも取材をしたが「現在、調査中。特殊な事案なので概要がまとまるまでに時間がかかるだろう」との回答だった。

 同組合で受け入れている産廃は郡山周辺のものが8割で中通りが中心。浜通りのものは受け入れていないという。「業者に測らせて0・3μSv/h以下の産廃しか受け入れていません。抜き打ちで測定することもあります。その場合は契約を打ち切ります。きちんとやっているんです」と専務。「今回の火災で穴が開き消火活動で焼却灰が濡れてしまったので、完全防水のフレコンバッグに入れ替えます。水は吸い取ってタンクに入れてあります」

 専務は、環境省が敷地内の複数個所で定点測定した空間線量の書かれた紙を見せながら「中には逆に下がっている地点もあるほどですよ」と強調した。しかし「見せるだけ」と写真撮影は拒否。環境省福島環境再生事務所は、電話取材に対し「確かに数値は公表していない。いただいたご意見は参考にしたい」と今後の公表に含みを持たせた。

 なお、「指定廃棄物」のうち10万Bq/kg以下のものは富岡町の管理型処分場「フクシマエコテッククリーンセンター」に、10万Bq/kg超のものは中間貯蔵施設に埋め立てられることになっている。
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(上)火災があった「郡山リサイクル協同組合」。
専務は「皆さんが心配するような状況ではない」と強調した。

(下)敷地に隣接する土地で、手元の線量計は0・3μSv/hを超えた=郡山市日和田町高倉 

【低すぎる内部被曝への危機感】

 住民が守られない最大の原因は縦割り行政による連携不足。そして何より、内部被曝への危機感の無さだ。

 郡山市廃棄物対策課は、取材に対し「指定廃棄物なので環境省の管轄になる。マスクなどの注意喚起? そういうこともあるかもしれないが、中途半端に市が住民に伝えるわけにもいかない」と話す。原子力災害総合対策課に至っては「保管場所も数も把握していない。保管責任者は事業者であり、監督するのは環境省」と言う始末。「こういう場合の対応方法も事前に決まっていなかった。市としては、どうしても受け身にならざるを得ない」まるで他人事だ。

 「今回の案件を教訓として、環境省や事業者と連携をとっていきたい。住民への注意喚起についても検討する」と原子力災害総合対策課。議会答弁のような回答だが、本当に検討するのか。環境省福島環境再生事務所も「注意喚起をしないと、周辺住民が防護策をとれないというのは理解できる」と語るが、伊達市内の山林火災でもそうだったように、火災による放射性物質の拡散、住民が吸い込む事による内部被曝に対する危機感があまりにも低いと言えよう。

 郡山地方広域消防組合消防本部によると消防士は通常、黒煙を吸い込まぬようマスクで顔を覆い、酸素ボンベを背負って消火活動にあたる。今回もそのような装備が使われたという。しかし周辺住民には注意喚起もなく、どれだけ吸い込んでしまったのか分からない。今後、体調を崩したとしても、それが内部被曝による症状だという証明も出来ない。だからこそ、大げさであっても予防原則で対応するべきなのだ。初めから「大丈夫」ありきでは住民は守れない。

 放射性物質は少しもコントロールされてなどいない。これが汚染地の実態だ。安倍晋三首相は被曝のリスクも避難者も無きものにしたいと願っているようだが、首相こそ理解していただきたい。

 原発事故は現在進行形。(了)

(管理人より)

市職員の無責任さ、火災を出した事業者のとぼけっぷりに驚かされますね。

福島県で産廃やがれきが火事で燃えているニュースが連続しました。

追記アリ 8000Bq/kg超の指定廃棄物の焼却灰の入ったフレコンバッグ200袋が燃える産廃施設倉庫の火事

富岡町の災害がれき焼却施設から出火。燃えたものは放射能汚染された災害廃棄物

ここで、実際どのくらいこれらの産廃が汚染されていたのか調べてみます。


平成23年9月15日 産業廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度測定結果について(お知らせ)

には、原発事故から半年後の東北、関東地方等の関係16都県の産廃の放射能濃度が出ています。

産業廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度測定結果 [PDF 212 KB]

この資料から福島県の産廃がどのくらい汚染されていたか、見ていきます。


この資料の測定施設の中に郡山リサイクル協同組合が入っているかどうかはわかりません。

しかし、平成23年度の時点で、野積みされている産業廃棄物に放射性降下物が付着し、これだけの放射能濃度になっていたという事実は、参考になると思います。

木くず+繊維くずが 最高で 14万4200 ベクレル/kg 

郡山リサイクル協同組合も木くずを燃やしています。

ストリートビューで限界まで近寄ってみました 。煙突が低いですね。道路からほとんど見えません。

2013年8月時点

 

 行政は責任のなすり合い、周辺住民に、煙を吸い込む危険を周知しない。

行政が、まったく命と環境を守るという方向で動いていないわけです。私は、放射能汚染が凄まじいというだけでなく、このような腐りきった行政が恐ろしい。

人間というのは、保身のためにどこまで理性や良心を失うのか・・・・

福島をはじめとして、これからの日本ではそれが明らかになっていくと思います。

 


新潟県が100ベクレル/kg未満の放射性汚泥を東電に引き渡しても、結局セメントで拡散することになってしまう

2016-03-30 | 指定廃棄物

東電「放射性汚泥、引き取る」 100ベクレル未満、再利用も視野 新潟

2016.3.29 07:06  産経ニュース

東京電力新潟本社の木村公一代表は28日、福島第1原発事故の影響で発生した放射性物質を含む汚泥のうち濃度の低いものを引き取る考えを県に伝えた。県は全ての汚泥を引き取り、集中管理するよう引き続き求める構えだ。

 汚泥の保管量は2月時点で計約7万5千トン。福島事故で飛散した放射性セシウムが阿賀野川上流の山肌などに付着し、雨に流されて県内の工業用水の浄水場などに蓄積した汚泥を県や市町村、水道企業団が保管している。県は平成24年12月から10回にわたり、東電に引き取りを要請してきた。

 放射性物質に汚染された廃棄物は、国の基準では1キロ当たりの濃度が100ベクレル未満なら再利用できる。木村代表は「100ベクレル未満の汚泥を引き取り、再利用も視野に最大限対処したい」と回答した。道路の路盤材などに約4万7000トンの再利用が可能としている。

 県放射能対策課の涌井正之課長は「保管中の仮置き場の周辺住民は不安を抱えている。いつまでに引き取るかを具体的に明らかにしてほしい」としている。

 

 

東京電力が放射性物質含む汚泥の引き取りへ (新潟県)

 福島第一原発の事故のあと、県内で放射性物質を含む汚泥がたまり続けている問題で、東京電力は県に対し、汚泥を引き取る意向を示した。一方で、「汚泥を引き取るには課題が山積している」として、具体的な引き取りの時期などについては明言しなかった。

 県内では、福島第一原発事故のあと、放射性物質を含む汚泥が浄水場などにたまり続けている。泉田知事は、国が再利用を認める低い濃度であっても、汚泥は各自治体が処分するのではなく、原発を管理する東京電力が引き取るべきだと主張してきた。
 こうした中、東京電力は28日、県に対して、「汚泥は再利用できるレベルで、当社で道路の舗装材などで処理できる」と回答し、引き取る意向を初めて示した。一方で、「汚泥の保管場所や具体的な再利用方法など、課題は山積している」として、引き取りの具体的な時期や方法などについては明言しなかった。
 県が一時保管している汚泥は現在、およそ4万7000トンにのぼっていて、東京電力は今後、再処理や引き取り方法について検討を重ねていくという。
[ 3/28 20:25 テレビ新潟]

 

東電が放射性物質含む汚泥の引き取りを県に説明

UX新潟テレビ21 2016.03.28

ニュース動画文字起こし

東京電力は県に対し、今日回答書を提出しました。県内には放射性物質を含んだ汚泥が7万7000トン保管されています。

県はこのうち国が処理しない8000ベクレル/kg以下のものについて引取りを求めてきました。 

回答書によりますと、県が保管する汚泥を東電が独自に測定したところ、ほとんどが30ベクレル/kg程度、再利用が可能とされる100ベクレル/kgを下回っていて、これらの引き取りと路盤材やセメント材としての再利用を検討するとしています。

「クリアランスレベル以下のものにつきましては、流通が可能であるということでございますので、その方向で関係箇所がご理解をたまわれるよう動いておるところでございます。」

これに対し、県は「東電が責任を持つという意思表示」と捉える一方で、今後も100ベクレル/kg以上汚泥の引取りも含めた具体的な内容の提示を待つ考えです。

 

 

新潟県のHP

東京電力に対して放射性物質を含む汚泥等の引取りを要請しました。2016/3/17

東京電力(株)から県の放射性物質を含む汚泥の引取り要請に対する回答がありました。 2016/3/28


(管理人より) 新潟県だけが東電に放射性物質を含む汚泥をひきとってもらえるなんて驚きました。なぜでしょうか?

それまで東電は、原発事故で漏れ出た放射性物質は無主物だと主張していたくせに、なんともおかしな話です。

福島原発事故で東日本にばらまかれた膨大な放射性物質。その処理について、この5年どの県でもすったもんだしているわけです。

震災がれきは放射性物質をかぶって汚染され、その広域処理が大問題となりました。(新潟県は、泉田知事が当初がれき受け入れに反対しているようでしたが結局最後は自治体まかせになりました。)

そして東日本各県の8000ベクレル/kg超の焼却灰や浄水土、下水汚泥などの指定廃棄物。どの県でも最終処分場や保管場所で大揉めに揉めて、もうどうしようもないことになってしまい時間ばかりが経過しています。

5県(宮城県・茨城県・栃木県・群馬県・千葉県)における取組み

ところが指定廃棄物サイトには、5県(宮城県・茨城県・栃木県・群馬県・千葉県)と岩手県しか取り組みのまとめが出ていません。

新潟県にも放射性物質は降ったのになぜかここには入っていません。それは廃棄物の量がこの5県よりは少ないからでしょうか?廃棄物の内容としては「浄水土」(上水、工水)にあたりますので指定廃棄物です。

上記事にこう書いてあります。

●福島事故で飛散した放射性セシウムが阿賀野川上流の山肌などに付着し、雨に流されて県内の工業用水の浄水場などに蓄積した汚泥を県や市町村、水道企業団が保管している。

●(新潟)県内では、福島第一原発事故のあと、放射性物質を含む汚泥が浄水場などにたまり続けている。

 

県内には放射性物質を含んだ汚泥が7万7000トンあり、「100ベクレル/kg以下の汚泥4万7000トンの再利用が可能」と書いてありますので

100ベクレル/kg以下の汚泥が4万7000トンだとすると、残りの3万トンは どの程度の放射能汚染があるのでしょうか?


一方、環境省の指定廃棄物の処理サイトを見ると 

指定廃棄物の数量(平成27年12月31日時点)

 


この表には新潟県も出ていますが、上水の浄水土しか出ていないようです。約1000トンが8000ベクレル/kg超の指定廃棄物となっています。

新潟県のHPを見てみます。

浄水場汚泥に関する情報  に原発事故後の経緯が並べられています。

事故直後のリンクより 青文字抜粋転載

・新潟市が6月1日に、浄水場の汚泥を検査したところ19,377ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されました。
・県が確認のため6月2日に、上記浄水場の汚泥を検査したところ、検体により
21,000ベクレル/kg、33,000ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されました。
・その後、新潟市が6月6日に、上記浄水場の汚泥について2回目の検査をしたところ
45,544ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されました。


十分、高濃度の指定廃棄物が溜まっています!


浄水場汚泥の放射性物質検査結果及び浄水場の立入調査結果について

ということは計算上は 8000ベクレル/kg超の指定廃棄物、約2万~4.5万ベクレル/kgの浄水土(上水)を含む1000トンが新潟県に保管されているということになりますね。

100ベクレル以下/kgの浄水土=放射性汚泥を東電に引き渡しても、これだけ高濃度の放射性汚泥が、まだ新潟県内に残っているということです。

しかも、100ベクレル以下/kgの放射性汚泥は東電が路盤材やセメント材にすると言っているので、結局は、環境中に放射性物質を薄めてばらまくことに同意したことと同じなんです。

県は「全ての汚泥を引き取り、集中管理するよう」要請しても、東電がそうすると言ってない以上は、再利用されて拡散されてしまいます。

あたかも、4万7000トンの放射性汚泥を東電に引き取らせて厄介払いをしたように見えますが、東電に集中管理として保管させたわけではないので、「責任を東電にとらせた」とは言い難いと私は思います。

むしろ責任のなすりあいで、放射性汚泥を薄めて使ってしまおうというふうに見えます。東電が独自に測定して30ベクレル/kgというのも怪しいとしか言いようがありません。

市民に「東電に引き取らせました!」とテレビで報道させてアピールしています。

100ベクレル/kg~8000ベクレル/kg、8000ベクレル/kg超の指定廃棄物も、合わせてまだ3万トンも県内にあるというのに・・・・

このような怪しげな適当な取引で、柏崎刈羽原発の再稼働をされてはたまらないと思います。

 

新潟県HP 汚泥に含まれる 放射性物質の調査結果について  を見ると、最新のものでも放射性セシウムは検出され続けています。

 

 


  


 

放射性物質は集中管理が原則なので、私は放射性廃棄物は福島第一原発の東電の敷地内で再利用せず保管するべきという考えです。

しかし、どの県もNIMBYが極まって、県内の最終処分場すら決まらない状態です。結局、減衰を待って、いろんなものと薄めて再拡散していくようなことにされてしまうのではないかと暗澹たる気持ちです。

ほんとうは福島県の東電の敷地内に無人エリアを確保し指定廃棄物の集中管理保管施設を造るべきなのです。

 

放射性物質はこんなに、遠くまで運ばれてばらまかれたのですから。新潟の山奥にも流れていますから、高濃度の放射性汚泥が出て当然なんです。