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【続報】名古屋市のゴミ処理工場火災。14時間燃え続け。住民から「異臭がする」通報相次ぐ

2017-01-02 | ごみ処理施設

  

 

名古屋港区の大江破砕工場の火事で市が調査
CBCテレビ 1/2(月) 11:53配信

名古屋市は、港区のゴミ処理工場で、1日起きた火事で、施設の被害について調査を始めました。

港区本星崎町の「名古屋市大江破砕工場」では、1日、不燃ゴミや粗大ゴミを貯めるピットから火が出て、14時間にわたって燃え続けました。

工場は、年末年始の休みで4日から営業を再開する予定でしたが、今回の火事で施設に影響が出ている恐れがあるため、市は、2日午前9時から調査を始めました。

「煙とガスで高温になったので、電気系統が傷んでいると想定される」(名古屋市大江破砕工場 遠藤嘉信工場長)

工場では、午後にも今後の方針を判断すると話しています。

最終更新:1/2(月) 12:11 

  

ゴミ処理施設で火事 名古屋・港区(愛知県)

1/2 7:37 中京テレビ

消防によると、1日午前10時半すぎ、港区本星崎町にある名古屋市のゴミ処理施設「大江破砕工場」で、施設の警備員から「火が出ている」などと119番通報があった。火は保管されていたゴミから出たものとみられている。消火活動は14時間近くにわたり、付近の住民などからは「異臭がする」などと通報が相次いだが、名古屋市環境局は「ただちに人体への影響はない」としている。施設は名古屋市内の不燃ごみや粗大ごみを細かく砕く唯一の工場だということで、市は今回の火事による設備への影響がないか、2日午前9時から詳しく調べる。 

 

 (管理人より) 元旦に起きた名古屋市のゴミ処理工場火災の続報です。結局14時間も燃え続けたようです。

破砕工場の内部にたくさんの灰のようなものが付着しているのが見てわかります。☟

大江破砕工場は焼却炉ではないのに、ピットに溜めていた膨大なゴミが燃えたんですよ。バグフィルターすら無しで!煙突も当然ありません。当然、民家にも近い。

「異臭がする」などと通報が相次いだのに、ただちに人体への影響はない」とは、まったく市民が馬鹿にされているとしか思えません。

黒煙も上がっていましたし、プラスチックの焼ける匂いが周辺に流れたのではないかと思われます。

工場内の影響もだけれど、工場から出た煙の影響も調査しなければならないのに、相変わらず当局はただちに人体への影響はない」!

PM2.5が基準値以上になってるんですけどね☟


名古屋市の不燃ごみ・粗大ごみのごみ処理の流れを見てみます。

http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/5-16-1-0-0-0-0-0-0-0.html  より

 

 

これなら、破砕する前に発火する危険物を発見できそうもないですね・・・小型の家電なんかにはリチウム電池内蔵のものも多いですから。

さて、上二つのニュースには火災の影響を調べるとは書いてありますが、火災の「原因を調べる」とは、一切書いてないことに注目しておきましょうね。トホホ

それが名古屋市。

今回は復旧にどれだけの税金が投入されるんでしょうね・・・?

もうかるのはどこなんでしょうね・・・?

 

 


元旦に、名古屋のゴミ処理施設で火災事故!8時間以上燃え続ける!

2017-01-01 | ごみ処理施設

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170101-00001469-cbcv-soci  より

 

 

 

 

ゴミ処理施設の火事 鎮火せず
01月01日 19時03分

1日午前、名古屋市のゴミ処理施設のゴミから出火し消防が消火にあたっていますが、鎮火にはいたっておらず煙が出続けています。
1日午前10時半すぎ名古屋市港区にある市のゴミ処理施設「大江破砕工場」のゴミをためるピットから出火したとの通報がありました。
消防によりますと、燃えているのは建物の中にある深さ20メートルのピットにためたゴミで、捨てられた陶器や家具、木材などだということです。
消防は消火活動を続けていますがゴミの量が約1000トンと多く、水が中まで浸透しにくいことから出火から数時間たっても鎮火しておらず、煙が出続けています。
元日の1日はゴミ処理施設は休みで警備員しかおらずけが人はいないということです。
煙が流れる風下の住宅に住む60代の男性は「正月に大変だなと思います。早く火が消えて欲しいです」と話していました。
この処理施設では平成20年にもピットのゴミが燃える火事があり、修理のために一部のゴミの受け入れを中止しました。 

 

 (管理人より)2017年の元旦に、ごみ処理工場で火災が発生しています。

午前10時半~午後19時まで燃えていますから、9時間燃え続けていることになります。

 燃えているのは1000トンもの保管していた不燃ゴミや粗大ゴミです。捨てられた陶器や家具、木材などと書いてありますが、ほかに何があったのでしょうか?

この大江破砕工場では、平成20年にも火災事故が発生しています。

こちら☟ 

大江破砕工場火災事故に伴う 不燃ごみ処理のあり方について( 報 告 ) 平成 21 年 8 月 大江破砕工場火災事故に伴う不燃ごみ処理のあり方検討委員会   より

平成 20 年 8 月 18 日、不幸にも大江破砕工場の破砕設備で火災が発生した。職員による初期消火、その後の消防隊による消火活動も困難を極め、鎮火に約7時間を要した。処理ライン 2 系列のうち比較的損傷が少なかった1系列の復旧も約4週間に及び、その間、不燃ごみ・粗大ごみの処理機能は全面ストップし、多治見市の理解のもと、愛岐処分場にごみを仮置きすることで急場をしのいだ。その後も約 1 年に亘り、他都市の施設に破砕処理を依頼でき、自治体間の連携の必要性が再認識された。一方、設備の復旧に要する費用は約30億円と、火災による被害は甚大であった。

 

 

このときは 7時間で消えてますから、今回はそれを上回る規模の火災事故ということになります。

その間中ずっと、煙を吸わされる風下の住民たち。

場所 

 

 

 

 

火災の原因はわかっていませんが、一体いつまで燃え続けるのでしょうか?有害なPMが出ていないという保証はありません。

大江破砕工場火災事故に伴う 不燃ごみ処理のあり方について( 報 告 )  より

 今回の報道の記事中には書いてありませんが、平成20年の火災の際には、「発火した場合、このごみ(=プラスチック類)が延焼原因になる可 能性は十分ある。」と指摘されています。

そして「スプレー缶以外の危険性のあるゴミ」とは何かということですが

破砕機に投入されるごみについてという項目で、カセットボンベ、自動車用バッテリー、リチウム電池が挙げられています。

リチウム電池に関してはこのように書いてあります☟引用青文字

リチウム電池は、電解液が強酸化剤と有機物で構成されていることから、 未使用、使用済みのいずれも高い爆発危険性を有している(中クラスの火薬類並み)。他機関の実験により、鉄の重りを1メートル程度の高さから 落下させただけで爆発が起きるということが認められていることから、 リチウム電池の上に重量のある破砕ごみが落下し出火する可能性はある

身の回りに多く使用されており、不燃ごみとして収集されている使い捨て電 池(一次電池)の中で、破砕処理中にせん断などの作用を受けたときに、発火 する危険性が高いリチウム電池についても、発火原因となり得る可能性がある。

 

リチウム電池が危険だとわかってるんですね。そういうリチウム電池が、収集した不燃ごみの中に紛れ込んでいても、実際のところ破砕工場ではわからないということです。

しかも、不燃ごみの半分がプラスチックです。 焼却不適物とありますが、火災で燃えてしまったらダイオキシンなど有毒物質が出るんじゃないでしょうか?

それなのに、NHKの報道では「陶器、家具、木材など」と書いてあります。半分がプラスチックなのに・・・おかしくないですか?

「など」って・・・・・・・・・??

風下の方、どうかご注意ください。