ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

【驚】11/30大阪の試験焼却が夕方終わってからPM2.5の値が一気に一桁に!

2012-11-30 | 震災瓦礫問題

http://soramame.taiki.go.jp/DataHyou.php?BlockID=06&Time=2012113021&Pref=27

11/30 22:00に画像を保存しました。昨日は真っ赤だったのが今日は青。

さて、ツイッターでわかりやすいまとめ画像を見つけました。今回の試験焼却の最中のPM2.5の点の色の移り変わりです。転載させていただきます。

燃やすと大気中の浮遊じんが増えることが一発でわかりますね。試験焼却中に60超を何度か出した大阪市東成区の国設大阪の測定局のグラフです。

橋下市長はPM2.5のことを知らなかったということが、ジャーナリストの山本節子さんの追求でわかりましたが、たった1日でこれだけ違いが出るとは驚きました。大気中を浮遊する、この微笑粒子状物質は、目に見えないにおいもないから問題なのです。試験焼却で休校にはしないと言い切ってました。

大阪は人口が多く、そらまめ君の測定局の数も多いです。しかもそれが小学校にあることも多いです。毎日毎日がれきが燃やされて、PM2.5が舞い散る運動場で体育のマラソンなどさせられたらとんでもないと思います。吸い込むことの危険性を、ごらんください。

  

「もう燃やされてしまった、もう遅い手遅れ」というような「あきらめ推進派」にならず、一日も早く中止になるようがんばりましょう。大阪も北九州も。

「あきらめ推進派」というのは、私が作った言葉ですが、原発推進派の中にも、脱原発の中にもいると思います。

 


新潟市は市民の力で、がれきの搬入を阻止しました!北九州市・大阪市との違いを考えてみました。

2012-11-29 | 震災瓦礫問題

新潟市は市民の力で、がれきの搬入を阻止しました!

新潟市民の皆さんのがんばりの経過はこちら↓木下黄太さんのブログより転載

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927

新潟市がれき受け入れ阻止まで

2月初めに停滞している脱原発運動を受け、新しい市民の層に呼びかけるため、『チェルノブイリ・ハート』上映実行委員会をネットで招集、若い母親たちが集まる。
2月末に福島から新潟に避難している方の提言で木下黄太講演会開催、その時、既に氏より震災がれき広域処理に注目するよう喚起あり。
3月末に新潟市、長岡市、三条市、柏崎市、新発田市の5市同時受け入れ声明。
4月、上越市の方から、関口鉄夫さん(元滋賀大学非常勤講師)の存在を知らされ、その後、新潟市、三条市、新発田市で講演会開催、がれき受け入れ施設の検証を施設周辺の環境の測定(放射能測定、水質調査)をするようアドバイス受け、三条市、新潟市、柏崎市、新発田市で各市民が実施、大半において環境汚染認められ、施設の維持管理と情報公開に問題があることが明らかになる。
5月GW明け住民説明会が「きちんと市民に説明できるようになるまで」と延期される。
【受け入れ施設の検証:基準値超過の鉛・水銀を含む焼却灰の発覚】
7月、がれき受け入れ施設の一つである(新潟市は焼却炉、埋立地2セットある)新潟市西区の焼却炉と埋立地の市民による見学会行う。参加者が埋立地のブルーシートに注目、後に市担当課に問い合わせ、基準値超過の鉛が含まれた焼却灰を掘り起こし、焼却炉に持ち帰り再処理されることが判る。しかも、当埋立地の放流水より鉛が検出されなかったため、周辺住民に通告及び報道発表はされず、その態度はその後も一貫する。
受け入れ施設周辺の住民対象に講演会開催する(新潟大学 野中昌法教授及び、高橋敬雄教授)。また受入施設周辺住民や特に自治会長への情報提供を展開する。
市による住民説明会が始まる(受け入れ施設周辺自治会を対象に60余回開催、市HPや回覧板による告知が周知されず参加者述べ1200人に達せず)。
8月、さらに、詳しい情報を得るため、新潟市に情報公開請求し、鉛焼却灰の処理についてと焼却炉の維持管理及び情報公開についての書類一式を求める。
焼却炉は民間に各項目が基準値以内で操業されるよう業務委託されているが、基準値を超えた場合の危機管理マニュアル等が市に存在しないことが明らかになる。
その後も、市へ公開質問状や申入れ書の提出併せて報道発表を度々行う。
鉛焼却灰が埋め立てられた施設の周辺自治会向けの市住民説明会の前日に、同自治会集会場で関口鉄夫さん講演会開催、自治会は受け入れ拒否の意思固め、その後、反対の申し入れ書(後には住民署名も)を市に提出。
9月、市議会に先の危機管理マニュアル等の整備や情報公開の徹底と震災がれき受け入れ撤回を内容とする請願を提出。隠ぺいを市民から指摘されることを恐れたらしい市担当課が、議員向けに、前出の基準値超過鉛焼却場の案件と年内に発生した他2つの焼却炉の事故も資料として情報提供、新潟市のがれき受け入れ施設のもう一つの焼却炉から基準値超過の水銀が含まれる焼却灰が出ていたことが明らかにされる。議会で基準値超過時の運営管理マニュアルの整備については採択となり、震災がれきに関する事項は不採択となる。
・受け入れ撤回を求める署名スタート、市内外はもとより全国から集まる(最終提出、5,559筆、現在も継続募集)。
・市民主催の合同説明会開催、市民主導で市担当職員も同席で震災がれき受け入れについての説明会を行う。引き続き、周辺自治会への働きかけ続く。
10月、市民主催合同説明会で参加していた住民が焼却炉敷地内屋外保管されているコンテナバックの中身について追及あり、前述の埋立地基準値超過鉛焼却灰であることが判明。後日、市に処理についてインタビュー、原因、処理方法について目処がたっていないことが明らかになり、その情報を周辺自治会長及び関係者に報告。周辺自治会及び住民騒然となり、周辺自治会と農家組合より鉛焼却灰とがれき受入れ反対の申し入れ書の提出。その後、同施設で基準値超過の水銀含む焼却灰も発生、施設内で仮保管される。

「公害防止協定を盾に」
11月21日、ジャーナリスト山本節子さん講演会開催、処理施設と周辺自治会で結ばれている「公害防止協定」の内容により、この度の震災がれき受け入れ及び基準値超過の鉛、及び水銀の処理について、「事前の協議」や「情報の報告」に反し、「協定違反」になること、MPによる内部被ばくすること等の内容受けて、講演会参加の自治会長が危機感を持ち、11月25日、自治会全戸集会の開催、福島と震災がれき本受け入れで山形より避難している人の体験談や市民からの説明も行う。施設周辺住宅に翌日の阻止行動のお知らせのチラシをポストイン。翌26日(がれき搬入日)同自治会、水銀超過焼却灰の処理と震災がれき受け入れ撤回を求め、市に申入れ、県にも報告の後、記者会見する(市民による事務作業及び記者会見の段取り等の支援する)。同日夕方、周辺住民が焼却炉搬入ゲート前に続々と参加、総勢約50名2手に分かれ、施設内抗議グループととゲート阻止グループに分かれ奮闘。
一貫して公害防止協定違反を主張。搬入セレモニー中止、立会市民帰される。副市長より抗議市民に搬入の説得あるも、住民、市民より許されず、コンテナトラック引き上げさせる、また、「公害防止協定を尊守する(協定を結ぶ自治会と協議をする)」と明言させる。
11月27日、新潟市より返却検討と発表ある。


 

新潟市がれき試験焼却を延期  11月26日 23時29分 NHK新潟放送局
 新潟市は東日本大震災で発生した岩手県のがれきの試験焼却を27日から始める予定でしたが、26日受け入れに反対する住民などの激しい抗議活動で焼却施設にがれきを運び込めず、試験焼却の予定を延期することになりました。がれきは、26日午後5時半に、トラックで、試験焼却が行われる新潟市江南区の亀田清掃センターに運び込まれる予定でした。しかし、センターには、反対している地元の住民や市民グループのメンバーおよそ50人が集まり、入り口に立ちふさがってトラックの行く手をさえぎるなど激しく抗議しました。新潟市の担当者が説得にあたりましたが、住民たちは応じず、やむをえず、がれきを積んだトラックは、JRの貨物ターミナルに引き返しました。
このため新潟市は、27日から予定されていた試験焼却を延期して、あらためて住民側と話し合うことになりました。今後の見通しについて新潟市の若林孝副市長は「話し合いの日時など具体的な段取りは決まっておらず、検討したい」と述べるにとどまりました。焼却施設に近い亀田59区中島大月自治会の浅野ミユキ自治会長は「安全性がわからないがれきの焼却は受け入れられない。放射性物質による内部被ばくも心配で、市長には考え直してもらいたい」と話していました。
http://www.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033766011.html?t=1353945339035

NHKは早くもニュースを消しています。

こちらの内容書き出しをご覧ください。http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2577.html  より画像一部転載

このNHKニュースは、全国ではなく新潟だけの報道だったようです。

新潟12


 新潟市 明日の試験焼却中止へ 公害防止協定を順守

11月27日午前8時30分から亀田の、29日から新田の清掃センターで震災ガレキの焼却を予定していた新潟市。市がガレキ搬入を試みた26日反対派住民の抗議活動により焼却施設にガレキを搬入することができず、先ほど、若林孝新潟市副市長が記者会見で明日27日の試験焼却を見合わせると発表した。今後の対応についても、「コンテナの搬入が出来なかった。それを踏まえて検討」「基本的に公害防止協定を順守してやっていく」などとし、見直しを強く示唆した。

 http://merx.me/archives/29004 動画も 


(管理人より)

冷たい雨の中、市民の皆さんの徹夜の阻止行動。感動しました。燃やされてしまった北九州市と、阻止できた新潟市の違いは、

「公害防止協定書の締結をしていたかどうか」、そして

「最大着地濃度距離を試算させていたかどうか」

ではないかと管理人は考えています。(もちろん、知事の考えも違いますが)

「ばいじんの拡散予測」として最大着地濃度距離を試算させることによって、どの辺りまで微粒子状の汚染物質が及ぶのかをイメージすることができます。煙突から漏れ出す微粒子は目に見えないため、周辺住民には危険の予測が困難です。中には、汚染物質を吸気により、肺に吸い込み健康を害する「内部被曝」のことを知らない方もいます。

最大着地濃度距離を試算させ、危険を身近に感じることができたら、その周辺地域に重点的に公害防止協定書の締結を求めることが可能です。

新潟市は最大着地濃度距離を試算しています。http://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/gomi/keikakuteiden/koiki/setumeikai/index.files/gas-kakusan.pdf

 新潟市はHPなどで、北九州市や大阪市よりも、具体的に情報を公開しています。↓北九州市はとにかくタイトルでは中身が何かわからないPDFがずら~と並んでいて、親切でないのです。しかし新潟は↓

http://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/gomi/keikakuteiden/koiki/sikensyoukyaku/index.html

確かに、HPだけみても「ずっとまし」なのです。大阪や北九州市の環境局のページを見比べると悲しいことに、見やすさや中身の点でも「新潟市の方がましだ!」と思えてきます。↓

災害廃棄物の広域処理に係る放射能管理マニュアル(試験焼却)(PDF:3,511KB)

そして このような亀田清掃センターの地図を公開しています。

そしてうえのNHKニュースの中島大月自治会長の女性のご町内の位置は赤丸の1km圏内です。(字がちっちゃいので元のページをみると「中島」という地名があります)

新潟13

目に見えない毒であっても、地図があれば自宅の危険度合いがわかりやすいです。「公害防止協定書」の必要性も感じられると思います。行政が出した最大着地濃度距離や、こういう行政が出した地図があったら、町内会長さんも動きやすいし、意見もまとめやすいのではないかと思いました。

新潟はこの最大着地濃度地点をもとに災害廃棄物の広域処理に係る放射能管理マニュアルを作っています。

このマニュアルは確かに、北九州や大阪よりもはるかに丁寧に書かれています。(大気浮遊じんの測定や、排ガス検出下限値も環境省ガイドラインより低かった)

「周辺土壌の放射能濃度測定, 測定場所は,最大着地濃度付近等の 17 地点とする」とありました。たしかに上の地図にも小学校が測定地点となっています。

逆に考えると、北九州市でも最大着地濃度距離がわかれば、現在のモニタリングポストの位置が妥当かどうか、その他の計測地点が妥当かどうかの判断材料にもなるわけです。

そもそも、このような試算、予測なしに、がれき焼却を強行することは、北九州市自身が作成した「環境影響評価等技術マニュアルH11.3」にも反した行為です。このマニュアルには大気汚染の予測の方法や内容を明らかにすることが書かれています。

環境省のガイドライン(排ガス)にも、最大着地濃度地点の濃度を管理するという項目が存在します。

それなのに、北九州市は最大着地濃度距離を試算してません。

北九州市は、震災がれき焼却の環境への影響について、結果として基準値以下だから、人体への影響は「無視できる」として、「大気汚染」という観点からは見ていません。意図的に見ようとしていません。 そもそも、影響は無視できる」と大きく書いてしまうところに、北九州市の姿勢がありありと出ています。↓

大体、「一定量大気中に放出される」と認めていますが、なぜ、地上にすぐ落ちて、沈着することになっているのかわかりません。(ಠ_ಠ)

地上に落ちる前に空気中に漂い、吸い込みます。花粉だって舞い飛ぶのです。大気浮遊じんとしての影響と沈着の影響の両方を考えなければならないことは、明らかです。大気浮遊じんとしての影響がすっ飛ばされていますし、土壌への影響を福岡の土壌の濃度「平均」で考えることのおかしさも指摘しておきます。風向き・地形、天候でホットスポットが生まれることは、事故後随分話題になっていたのに、福岡の面積あたりで出したこの試算・・・・意味ないと思います。生物に濃縮することも無視。検討委員が突っ込んでないのも不思議。

↓は北九州市 災害廃棄物受入れに関する検討会 資料より (HPでもわかりにくいところにあります)


 


測定しているのにPM2.5のデータを隠蔽していたこと、1時間ごとの速報値で出さないことや、ハイボリウムサンプラーで大気浮遊じんの放射性を調べようとしないことも、北九州市の姿勢を証明しています。

新潟市は9月の時点で市民の要望により、この最大着地濃度距離が試算されていました。(電話確認済み)

新潟市にできて北九州市や大阪市にできないはずはないと思います。

 


11/29 大阪試験焼却開始 大気汚染の原因物質は撒き散らされた!そらまめ君と風向きを見よう!

2012-11-29 | 震災瓦礫問題

 試験焼却開始は午前9時

お昼にそらまめ君を見たら、大阪の測定局の中で一番PM2.5が多いのが堺市堺区の測定局。64μg/m3(堺市堺区三宝町5-286)

風は 北北東1.2

大阪市東成区 大阪市住吉区 堺市堺区の3箇所が60μg/m3(基準値は35μg/m3)を超えていた。

 

風向き 12:00

60超えの3箇所とも風下でした。最大着地濃度距離の試算は大阪はしたのでしょうか?

北九州でも燃やされていますが、対岸の山口県で60を超えることはありません。北九州が3箇所に分散して焼いているせいかわかりませんが、すごく多い時で50ぐらいです。

http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000194/194399/sikennyouryou.pdf

大阪市環境局  試験処理実施要領↑(11/28)

大阪試験焼却は2日でがれき100トンを一般ゴミに混ぜて焼くわけですが、大阪の混合比率は概ね20%と書いてあります。

北九州では一応9:1としています。だとすると、大阪の方が濃い上に、一箇所集中。北九州は2箇所でした。

バグフィルターから漏れ出た危険な微粒子は、風向きによっては人口密集地を直撃します。

震災がれきを燃やしている周辺地域特に風下にお住まいの方におかれましては、外出時のマスクをおすすめします。

私は、外でのN95マスクを欠かさないようにしています。雨に濡れないようご注意ください。

北九州市もそうですが、大気汚染という観点から、がれき焼却を見ていません。市民には空間線量の方に目を向けさせて、煙突から漏れ出る放射性の微粒子、化学物質その他の微粒子が大気汚染の原因物質だということを完全に無視しているわけです。

その証拠に、がれき焼却を強行している大阪市、北九州市ともに、大気浮遊じんの中の放射性物質の検査を速報値で計測しません。ハイボリウムサンプラーを使って調べて欲しいと市民が何度要望しても聞きません。

空気中に舞っている、震災がれき由来の危険な微笑粒子状物質PM2.5を24時間毎日吸い込み、内部被曝することが何よりも危険であることを、市民に巧妙に気づかせないようにしています。

においもない目に見えない大気汚染原因物質なのですから調べなければわかりません。周辺地域で健康被害が出る、自分の体調が悪くなって初めて気づくのです。

私は北九州のがれき焼却を一日も早く止めたいと24時間思っています。


 

木下さんのブログより http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/59dbded83e0f90584c530fdb88bd0182

<大阪・ガレキ阻止・試験焼却抗議先>

大阪市環境局施設管理課 災害廃棄物広域処理G TEL0666303361 FAX0666303582 

環境局施設部施設管理課TEL0666303350 

大阪府広域処理対策グループTEL0662109289 FAX0662109561

 

試験焼却開始から5時間後、大阪地域は真っ赤です!(基準値超え)

http://soramame.taiki.go.jp/DataMap.php?BlockID=06

 

 


11/23モニタリングポスト欠測→「データ通信上の不具合」って何でしょうか?説明不足の文科省HP

2012-11-26 | 放射能汚染

 11/23のモニタリングポスト欠測についてですが、今日は午前中午後とずっと外出しており電話ができませんでした。明日確認します。

文科省のHPをみてみました。すると

http://radioactivity.mext.go.jp/map/ja/area2.html

↑「全国環境放射能水準調査用固定型ポストに関しデータ通信上の不具合が発生しておりましたが、現在復旧しております。」

とあります。

画像追記↓

 

「データ通信上の不具合」って何でしょうか?説明不足ですので全国の皆さん確認しましょう。

「HPで公開してますから十分説明しています」というのは、行政の側がいつもいうことです。

いま文科省の山口県のを見たら、11/23分が入っていました。文科省データを使ってる他のサイトでも入ってました。

↑上のグラフは文科省のHPですが、縦軸を0.1にすると上が見切れてわかりにくいです。改善を要求します。

それから、福岡県ですが、11/23はそのままでした。

 

山口県は表示されていなかった11/23のデータを、公開しています。

同じ理由で表示してなかったとしたら、北九州市にできないことはありません。

電話できちんと出すよう働きかけていきましょう。

「11月23日の空間線量データがグラフに表示されていない理由はなんでしょうか?早く表示するようお願いします。」

 


追記 文科省に電話しました。

原子力災害対策支援本部  電話番号:03-5253-4111

とりあえず、現時点で分かったこと。電話に出た人に、11/23のモニタリングポスト欠測理由を確認するも、即答できず。

とりあえず、八幡西の欠測状態を見てもらいました。

しかも、昨日の夜時点で出ていた「お知らせ」が朝消えている。私はこうなることを予測して画像をとっておきましたのであげてます。

それから、担当者の名前を訪ねたら、「名前は教えないことに決まりました」と言われました。

そんなことがいつ決まったのかと聞きますと

「2011年6月ぐらいから名前を出さないということが決まった。名前を出すと、

担当者がノイローゼになってやめた事態が出たため」

ということで、原子力災害対策支援本部に電話して、電話口の人に、何か調べてもらう際に名前を聞いても答えません。

官僚なのに、名前を名乗らなくて仕事するんですね。驚きました。

こちらの電話番号は聞かれましたので、かかってきたら内容をアップします。

 


 

 文部科学省から返事。

11/23は日本分析センターのサーバーダウンが原因。

その日はその旨HPでお知らせしたが復旧後は取り下げたそうです。

「お知らせの履歴をすべて残すべきだ、県内全欠測にならないようシステムを整備して欲しい」と改善を要求しました。

なぜ山口県のデータがもどって八幡が未だに出てないのかは不明。

名前は、イニシャルすら出さないそうです。加藤氏が代表だそうです。

機械が壊れたらいけないといっているわけではありません。

お知らせの履歴が残ってなかったら、「いつの間にか故障して、いつの間にか復旧したこと」が、

市民にわからないまま過ぎていくことになるからです。

データをきちんととり、公表するのは行政の責任です。

データを公表しなかったことで、今でも福島周辺、高濃度汚染地域の人たちは被害を受けているのです。

 


 

11/23の福岡県内のデータがグラフ上欠測していることについて福岡県に問い合せました。

 

「ネットワークシステムの不具合が原因。データはあるので今週中に反映するように更新する」とのことでした。(中川さん)


11/23 山口県でモニタリングポストが全部欠測しているのはなぜかわかりません。  

2012-11-25 | 放射能汚染

11/23 山口県内に5箇所しかないモニタリングポストが全部欠測していました。

システムをどうかしたためか何かわかりませんので、月曜日に電話して聞いてみます。

心配ですので県内全部を欠測にしないで欲しいです。

まさか祝日で休むなんてありえないと思います。災害に祝日は関係ないですから。(ಠ_ಠ)

 

その時福岡は

 

 

 参考としてPM2.5山口 宇部と彦島

11/23に 県内のモニタリングポストが全部欠測していた県(その他は県内何箇所かは計測してました)

岩手 秋田 埼玉 千葉 東京 富山 山梨 長野 岐阜 愛知 三重 滋賀 奈良 和歌山 島根 広島 徳島 香川 高知 山口 大分 宮崎 熊本 沖縄

 


【動画】11.22北九州 健康被害調査 記者会見~普通のお母さん達の活動報告

2012-11-24 | 震災瓦礫問題

 11.22北九州健康被害調査記者会見(報告順)
環境省での報告 ひなん者お話会 主宰 塚本神子
健康被害調査実施団体 北九の子供を守るネットワーク 主宰 河内里恵
健康被害調査 監修 北川内科クリニック 北川喜久雄

塚本神子さんより環境省での行政交渉の報告 転載↓


 11/16にジャーナリストの山本節子さんと共に、東京、大阪、三重、愛知、北九州でガレキ反対運動をしている方々、約10名と環境省にて、行政交渉して参りました。

相手は、環境省、廃棄物リサイクル課(大庭、豊村、渡辺)。適正処理不法投棄対策室室長補佐(野本)以上4名と、2時間ほど交渉しました。

私は普通の主婦で、難しいことは何一つわかりません。しかし、この行政交渉で分かったことがあります。

山本節子さんが提出した質問に、担当課の環境省職員が答えられたものは、何一つありませんでした。

特に4番の特措法についての質問に、北九州市の担当課課長は、あとから出来た特措法の方が環境基本法よりも優先されると私たちに説明しましたので、この回答にとても興味がありました。

結果は、回答出来ず。

ゆえに、ガレキ広域処理は、完全に違法であり、放射性物質で汚染された廃棄物の処理については、法的整合性をとっていないことがわかりました。

しかし、一方でガレキ広域処理を受け入れている自治体があります。

それらの自治体は、
1 違法事業であることに気づいていない。
2 違法事業であると知っていてもガレキが欲しくて強引に燃やした。

のどちらかであることが、素人の私にもはっきりわかりました。

私は、北九州市からの報告として、環境省に北九州でおきている、健康被害について、報告してきました。

環境省の回答は、「健康被害の相談窓口を設置しております。」

法的に保証はありません。焼却は自治事務であるから、焼却場周辺住民には、反対する権利があり、市議会議員の全会派一致を民意とするなどということは、通らない事も焼却後に知りました。

市議会議員で賛成、反対を言う権利があるのは、焼却場周辺住民である場合のみであることを知り、「騙された」という思いでいっぱいです。

ガレキ焼却2か月で沢山の健康被害報告があります。法的整合性もなく、完全な違法事業であるガレキ焼却を1日も早く止めて下さい。

今後も健康被害調査を北川先生監修のもと、北九の子供を守るネットワークで引き続き実施する旨を宣言して参りました。

                                                                       塚本神子


 

管理人より

北九州、周辺自治体では、がれき焼却後、体の弱い人や、関東で初期被曝を受けてしまった人、アレルギー体質、化学物質過敏症の人など、いろいろな健康被害が報告されています。

諦めずに活動され続けているお母さんたちの報告を聞き、感動し、自分も何ができるか考えています。

「気にしなかったら大丈夫」とか「ストレスの方が危険」とか、そんなことで、人類史上最悪の毒物=人工放射性物質の細胞破壊力を過小評価してみたとて、子どもの命や健康は守れないということがよくわかります。

「死の灰」が震災がれきに混じり、北九州のごみ焼却工場の煙突から、政治的に撒き散らされていることの深刻さを、健康被害が出てしまっている人たちの声に耳を傾けることで、気づくべきです。九州に住んでいながら水俣の公害の歴史の教訓がなぜ生かされてないのか不思議で仕方ありません。山口県などの周辺自治体住民も、もっと自分のこと、自分の家族のこととして受け止めましょう。

普通の母親一人ひとりが、危険な人工放射性物質、がれきが汚染されていることについて、忙しくても情報収集し、調べ学習を進め、主体的に声を上げることでしか、もうこの異常事態は止められないと思います。今、マスメディアが真実を伝えていません。それにも気づいていないので、プロパガンダでころっと騙されてしまう。気づいたとしても、当面「無関心」でいることで表面上の周囲との協調をはかりたい・・。

そして巨悪を許す、あるいは諦める、そんな心根が、今この瞬間にもがれきを燃やさせているのです。

どうか少しずつでも必ず読んでください↓

公開用 震災ガレキ焼却試験後の健康調査レポート 1  http://bit.ly/R9wlmI

公開用 震災ガレキ焼却試験後の健康調査レポート 2  http://bit.ly/R9wsi7

↑がなぜかリンクエラーになることが多いらしいので、チイサキモノタチノコエ様ブログのリンクも貼っておきます。



ブログ  チイサキモノタチノコエ 様   より

北九州市がれき焼却開始後の健康異変 1 http://sparrows55.exblog.jp/19016417

北九州市がれき焼却開始後の健康異変 2 http://sparrows55.exblog.jp/19167977

北九州市がれき焼却開始後の健康異変 3 http://sparrows55.exblog.jp/19169997

試験焼却の後に起きたこと その1 http://sparrows55.exblog.jp/18610526/

試験焼却の後に起きたこと その2  http://sparrows55.exblog.jp/18612279/

試験焼却の後に起きたこと その3  http://sparrows55.exblog.jp/18612471/

試験焼却の後に起きたこと その4  http://sparrows55.exblog.jp/18615332/

試験焼却の後に起きたこと その5  http://sparrows55.exblog.jp/18652305/

試験焼却の後に起きたこと その6  http://sparrows55.exblog.jp/18652485/

試験焼却の後に起きたこと その7  http://sparrows55.exblog.jp/18746662/

試験焼却の後に起きたこと その8  http://sparrows55.exblog.jp/18746680/

試験焼却の後に起きたこと その9  http://sparrows55.exblog.jp/19062096/

 


■健康調査用紙 表 (PDFファイル)


■健康調査用紙 裏 (PDFファイル) 


【動画】10ベクレル/kgの食事で健康被害 小若順一さんのウクライナ調査報告

2012-11-23 | 放射能汚染

食品と暮らしの安全基金の小若理事長さんのウクライナの低線量被爆の調査報告動画です。
第3回ウクライナ調査報告(2012年9月24日~10月4日)
(PDFカラー5.5MB 2012/11/16更新)↓

http://tabemono.info/cgi-bin/download/download.cgi?name=ukraina3.pdf

書き起こしはこちらから抜粋転載   http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2512.html

こんばんは小若です。
福島の子供たちが将来どうなるのか?という事を心配していまして、
それでチェルノブイリに行ってくればいいだろうという事を去年から考えていて、
チェルノブイリ原発事故から26年経っていまして、向こうでは孫が生まれ始めている訳です。

そうすると昔は、子孫危機と言ったように遺伝毒性をずっとやっていたので、
孫の代になると、病気が重蔵しているかもしれないと、
たとえば今2歳、3歳ぐらいの孫がいますから、で、そういう事も主に調べてみたいという事で、詳細な調査をやりました

だけどその、病院に行かなければならないんですよね、
病院に行くとがんの子どたちですから、もちろん頭に毛は無いし、なかなか辛くて、
自分で治せるわけでも無いですし、ま、そういう事をしていましたら
「足が痛い」という子どもを見つけたんですね。
偶然見付けて、それ以降家庭を尋ねては、
事故の時に、チェルノブイリの時に妊娠していた女性の孫を取材していた訳ですよ。
そうすると、みんな「痛い」って言うんです。
みんなって言うのは、おばあちゃんも痛い、お母さんも痛い、孫も痛い
という、すごい状態です。

おばあちゃんはもう全身あちこち痛いです。大体全身ものすごく痛いです。
お母さんも相当痛いです。
孫になると足が痛い。

たまたま飛び込みで学校に行きまして、学校でお絵かきコンクールをやっていました。
そのお絵かきコンクールで、校庭で20人ぐらいの子供たちが元気そうに遊んでまして、
そこに副校長先生がいたんですけれども、
副校長先生に「子どもたちは元気なんですか?」って私が聞きいたんですね。
もちろん通訳さんを挟んで。
そうしたら、「あんた何言ってんのよ」って、
「もうみんなおかしいよ」って先生に言われてびっくりしまして、
それで「じゃあ集めて聞いてみるかい?」って言うんで、
校庭で遊んでいた子どもたちに集まってもらいました。
集まってもらって「足が痛い子」って言って手を挙げてもらうと、
約半数の子どもが手をあげた訳です。

それが2回目の調査ですね。

で、半分ぐらい足が痛い子どもがいるんだという事が分かって、
3回目はもっと詳細にやろうという事で

足首とか膝が痛いとか、腿が痛いとか、ふくらはぎが痛いとかというふうに分けて、
それから頭が痛い、の子が痛いというのも調査したんです。

最初から学校に申し込んでいて、学年ごとに集まってもらって、
合計101人の子どもを調査するとですね、
足が痛い子が7割です

その7割という場所は、第3種汚染地域と言いまして、移住する権利を持っている地域です。

移住した場合に、先程も言いましたけれど、移住するとですねすごいですよ、
敷地面積110坪、110坪です。
庭が20坪から30坪ぐらい付きます。
畑も貰えまして、畑は130坪ぐらいもらえます。無償で貰えるんですよ。
それで家も付いています。
家の大きさが私の家の1階2階を全部あわせた部屋よりももっと大きい。
良い家かどうかは家次第です。学生が造った家はボロボロ、業者が造った家は素晴らしい、
これはいろいろあります。
これはもう緊急でやっているみたいですからいろいろあるみたいですけど、
で、そこをずっと回っていって、いろんな事が見えてきたんですけど、

ちょっと話が横道にそれましたけれども、

子どもは7割が足が痛いと言って、
頭が痛い子が5割
喉が痛い子が4割
というような、
そういう第3種汚染地域とか非汚染地帯の子どもの実態です。

《チェルノブイリ原発事故》 第3回ウクライナ調査報告
10ベクレル/kgの食事で健康被害  より抜粋転載

 

 


 管理人より

100ベクレル/kgの日本の基準値がいかにむちゃくちゃかわかります。一回の食事で主食も含めておかずで何品目か食べますが、その中に基準値ギリギリの高汚染食材が含まれていたら、10ベクレル/kgはすぐ超えます。

「食べて応援」して健康被害が出た場合、誰が責任を取るのでしょうか?

我が子が治らない病気になったとき、子供に「食べて応援させた」親の自己責任となるのではないでしょうか?

被曝による健康被害を隠したい政府と、自分の身に起きた健康被害を被曝によるものと認めたくない市民、避難せず第一次産業を続けたい人たちとの利害関係が一致してしまっているため、「食べて応援」が止まらないのです。

宮城県のみなさんの健康、放射能防御のために「伝えて応援」「送って応援」にかえるべきだと思います。

下記のような広告を見つけました驚きました。残念ですが無理です。放射能防御しなければ生命がなくなります。参考例として↓

どうしても食べて応援したい人は自由ですが、焼却灰や下水汚泥に移行することだけは知った上でどうぞ。

 追記

 

↑当ブログ記事に対するツイートです。

頭痛を覚えるなら読みに来ていただかなくて結構です。どうぞ安心して食べてください。どの食品にも「人工」放射能は入っているんでしょうから。子供を守る母親は、3.11以前の水準のものを頑張って探し、それを食べますので。被曝はたし算。

「しめじ」も原木や菌床が汚染されていれば危険ですが、安心と思いたい方はどうぞ。

食物連鎖や生物濃縮、移行係数、食文化を知らずに偽医学だの、放射脳だの口汚く他人のブログを中傷し揶揄する人間性に悲しさを覚えます。時間が無駄になるのでこの方の対応はもういたしません。


【動画】特に女の子をお持ちのお母さんに見ていただきたい思春期女性への放射能影響について

2012-11-23 | 放射能汚染

『ウクライナ・ナショナルレポ­ート』をいち早く日本に紹介した「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワークの吉田由布子さんのお話。(30分あたりから) 

以下パワーポイントから項目を抜粋

・甲状腺がんは女性の方がリスクは高い

・放射能汚染地域に住む少女の婦人科系疾患の構造

・セシウム137の体内蓄積による性ホルモンへの影響

・セシウムは胎盤を通して胎児へ

・思春期に被爆した人の子ども

・チェルノブイリ健康研究から福島を問う

 


 

管理人より 

 

現地であれだけの健康被害を出しながら、それを隠蔽し原発をやめずにいるアメリカも、福島に避難者を帰らせ人体実験をし再稼働を目論む日本も同じだと思いました。ハンフォードでとれるじゃがいもやりんご、牧草なども日本に輸出されていることも映像でみると衝撃です。ハンフォードでもたくさんの女性が犠牲になりました。日本はアメリカに「食べて経済応援」させられていたのです。

今日、研究会後、神奈川県からご家族で避難されてこられた方のお話を聞きました。お子さんが女の子で、4月から紫斑、鼻血、などの健康被害の症状があったそうです。家族が同時に鼻血を出すことも。お子さんの症状は山口に来ると治るので引越しを決意されています。行きつけの病院でも看護師も咳をする。結核かもと思いレントゲンを取ると放射性物質が写っている。会社でも成人男性がぼたぼた落ちる鼻血。手持ちのガイガーで焼却工場付近の計測をしていた。500m~1km付近で線量は上がる。最大着地濃度距離というのは確かにある。・・・などいろいろなお話を聞きました。 

カルデコット博士も「小さな女の子と男の子を比較した場合、女児の方が2倍リスクが高い。」と言われています。

どうか、つらいことだけれど、思考停止せず放射能防御していきましょう。


【文字おこし全文】11/21大阪 ヘレン・カルディコット医学博士来日会見【動画】

2012-11-21 | カルディコット会見文字おこし

11/21 ヘレン・カルディコット博士  大阪での記者会見 (文字おこしはoldblue管理人・・・通訳の方の話されたことをなるべくそのまま文字におこしています)

動画   http://iwj.co.jp/wj/open/archives/41421

ツイッター http://togetter.com/li/410830?page=2

動画  http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1#/recorded/27173479

【会見部分 文字おこし 全文】

みなさま、本日はありがとうございます。

非常に興味深い時期にこの場所に来ることができたと思っています。みなさまの橋下市長は日本中で今とても著名な方になっておられまして、私たちに会っていただけないほど超お忙しい状況になっておられまして、政治的ないろいろな望みというか野心をお持ちになって活動をしているとお聞きしています。

ほんとうに地元の市民の人たちよりも、国家の国の政治の方に興味があるという状況らしいのは、私にとっては非常に興味深いことだなという目で見ております。もしそういう状態であるからこそ国政の政治家になるにはふさわしいというふうに私は思います。そういう人であるからこそ。

それで、橋本市長は福島で震災があり事故があって、たった2週間程のあいだに、もうすぐにがれきの受け入れを表明されて、それをしかも焼却されるということを言われたわけです。36000トンあるというがれき、これは大阪にすでに搬入されているのでしょうか?本来であれば今日は試験焼却の日というふうに伺っていたんですが・・・まだですね。福島だけでも十分、非常に悪い状況です。東京まで汚染が広がっている状況になります。その状況の中で、東京まで広がっているこの汚染を、それ以外の地域にまで汚染を共有しようとしている。放射性廃棄物を共有することで、汚染を広めようとしているということ、これは小児科医としての私の立場から言うと、もうほとんど犯罪的な行為と言えると思います。

放射能が出たこの大きな事故を、結局その結果を全国で分け合おうとしている状況にあると思います。

それで放射性物質が、36000トンと言われているがれきの中に入っています。木質のものとかいろいろありますが、とくにセシウム137の汚染が心配されています。

セシウム137というのは300年間そこに残りますので、もし大阪にこのセシウム137を持ち込んでしまえば大阪は300年間にわたって、セシウム137を持ち続けないといけなくなるわけです。それを人が呼吸から吸ったり、食品から取り込むということが発生します。それで政府は、この放射能のレベルなら許容可能な範囲だということを言っていますが、実際、許容可能な放射能というものは存在しません。すべての放射能は、これはガンを引き起こす可能性を持っているわけです。

あとセシウム134もありますが、これは約20年ですが、これも非常に危険度の高い物質です。そしてセシウムは、例えば脳腫瘍、それから筋肉腫といったものの原因になりますし、精巣や卵巣に蓄積をします。そうしますと遺伝的な疾患、遺伝的な異常形成とかを起こす可能性が出てきます。その結果、胎児に影響が出ますので、そのために先天性の異常を持った子供が出産され、例えば形成異常の子供が生まれる可能性が出てきます。

そしてその他にもいろいろな放射性元素が廃棄物に入っています。コバルト60とかウラン235とかウラン238などがあります。そうしますとこれは腎臓のガンとか先天性の形成異常、いわゆる奇形が出る場合がありますし、それから骨ガン、白血病の原因になり得ます。

そして今ここに、女性で小さなお子さんをお持ちの方が立ち上がってここにいらっしゃるというのは、今この状態の中でこれほど適切なことはないと思います。といいますのは成人に比較しますと、子供は放射能に対する感受性が20倍高いと言われていますし、それから小さな女の子と男の子を比較した場合、女児の方が2倍リスクが高い。それから胎児に至っては成人と比較した場合には、感受性の点で、リスクの点で数千倍と言われています。ですから妊娠中の女性の腹部にX線を照射するだけで、生まれてくる子供の白血病の可能性が2倍になるということなんです。

女性というのはいつも革命的な変化をもたらすときの力になります。そういう意味で今、女性が日本で革命的な変化を起こす必要があるのだと思います。とくにそれが母親とか、これから母親になる方々がやらなければいけないと思っています。

非常に興味深いことですが、この町の市長は橋下さんですが、ハシモトという名前が、甲状腺疾患の名前で橋本病というのがございますが、全く今回の放射能によって、放射線被曝によって同種の甲状腺の疾患が出るわけですから、そういう意味では、この「橋本病」というのはとくに言葉としてメディアの方にしっかり注目していただきたいと。おそらく橋下さんは放射線医療の面を理解されていないのではないかと思います。セシウムというのは食品の中で100倍、何百倍何千倍という濃縮をします。土の汚染がそれがレタスの形になったとき、他の野菜になったとき、牛乳になったとき、食肉になった時には濃縮度がどんどん上がっていきます。草から牛、牛乳、牛肉そしてそれを食べる人間と、どんどん濃縮度が上がるわけです。

そしてこのセシウムというのは、食品に入っていても、全く味もしない、匂いもしない、目にも全く見えません。いわば、見えないキラー=殺人物質、ということが言えます。セシウムは脳とか筋肉に蓄積をして、そこに長期間、本当に本当に長い期間そこにとどまります。

そしてとどまった場所の周辺にある少量の細胞に非常に高い線量、極めて高い線量を与えます。放射性物質が体に入りますと、その物質は体の中で放射線放出物として、そこから放射線が体内で放出される状態が発生するわけです。ところがこのことを日本の国の政府は、また政府や企業や色々な機関はしっかりと考えていません。外部被曝のことにばかり着目しています。土が汚染されることでガンマ線が出る、X線と似たような性質ですけれども、ガンマ線が出ることばかりを言っていますけれどもこの外部被曝だけに注目していて、体の中に取り込まれた時の問題についてきちんと考えていません。

それで日本の政府や東京電力は、日本の皆さんに嘘をついています。これだけの福島のようないわば、「医療大惨事」が発生している状態の中で嘘は絶対についてはいけないのです。嘘をついても解決はしません。それは天然痘とかそういったものが過去に流行った時と同じです。

放射性物質はいくら廃棄物を焼いたからといって、そこにあった放射性物質が消えてなくなることはありませんので、放射性物質は変わりません。ただ煙突のところから出ていくようになるだけで、それがまた土壌についてそこから人々の被曝につながるということです。煙突にはフィルターがある、排気筒にはフィルターが付けてあるということを言ってるんですが、フィルターで放射線が消えるわけではないですから、放射性物質になったフィルターができあがるだけで、それを一体どこに捨てるのか、ちょっと今資料に目を向けましたけれども、「ゆめしま」という名前のところにそういう放射性物質を捨てようとしている。雨が降れば水に溶けて、水によって運ばれて、土の中に、最終的には人が口にするような食べ物にまで到達すると。これが300年間消えずに残るわけです。

大阪市の中でも市議会とくにある女性議員の方が非常にこの問題を懸念していらっしゃるということをお聞きしましたが、非常に興味深いです。やはり賢明にこの問題がわかるのは女性の方だということです。

子供を保護する、子供を守るということになったときに、女性の持っている直感の正確さというのはたいへん鋭いものがあります。ですからそういう意味で、ここで立ち上がって、がれきの焼却に反対しようということで、今日のこの会を準備された女性の皆さんを、私はたいへん素晴らしいということで賞賛したいと思います。そして橋下さんは、彼女たちの声を聞かなければならない、聞かせるために私ができることがあればぜひお手伝いをしたい、なんでもお手伝いをしたい。

国会も選挙がありますけれども、この問題というのは選挙の争点にやはりならないといけない。そして、特に国政の選挙の中で争点にならないといけないのは福島のこの大災害もそうですし、それから特に4号機、4号機の建屋がもし何かあって今後崩壊すれば、大変なまた大きな惨事が起きます。それからこの今回のがれきの問題、全国にこの汚染を広げようとしていること、それからその点がすべて争点にならないといけないと思うんです。      非常に関心があるのはロシアの政府は、チェルノブイリ事故のあと、ロシアの国民のために、非常に責任をもった態度を示したという点については、国民のためにという点では日本の政府よりしっかりとやったと、責任ある行為をしたと思います。

たしかこの地域は15機の原子炉から、たった60マイルしか離れていない、非常に距離が近いと思います。 特にその中でも大飯原発については地震断層の上にあるのではないかといわれています。大飯は閉鎖しなければいけないと私は思います。

いろいろなレンジで考えると日本というのは、いろいろなことで非常に危ない位置にある状態だと思います。そのことをしっかりと頭において行動しないといけないと思います。

私から申し上げるのは以上です。


お母さんと記者会見に参加した9歳の女の子のスピーチ】

私は瓦礫を受け入れてほしくないと思ってます。なぜかというと、大阪で瓦礫を燃やしたら、私たちが住んでいる場所にも放射能が来るかもしれません。大阪だけでなく他の場所にも来るかもしれません。
放射能は風に乗って色んな所に行くと思います。
放射能を食べたり吸ったりしたら私たち子供や小さな子は病気になるかもしれません。
私が大きくなって子供ができてその子供も病気になるかもしれません。
だから私は嫌です。
私には福島から大阪に逃げたお友達が居ます。その子達は放射能が怖くて大阪に逃げてきたのに、また大阪に放射能が来るのです。
他にも友達が大阪に沢山います。友達のことを思うと悲しくて涙が出ます。

市長さんが瓦礫を燃やすとみんなが困ります。
悪いことをした人は警察が捕まえてくれます。
橋下市長さんが大阪に放射能を持ってくるのは悪いことだと思います。
でも、どうして警察が捕まえないのかわかりません。
市長さんはみんなのために仕事をしてくれる人だと思っていました。

橋下市長さん、瓦礫を燃やすのをやめるとはっきりして下さい。


管理人より

お母さん二人のスピーチと質疑応答の文字おこしはこちらで↓

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2559.html

もし、動画をご覧になった方で、ここが違っているよということを気がつかれたらコメント欄からお知らせください。

追記

木下黄太さんのブログで訂正していただきましたので、訂正部分を反映させています。


煙は一体どこまで拡散するのか?北九州市は最大着地濃度距離を公表してください。

2012-11-20 | 震災瓦礫問題

今日も北九州市の3つの焼却工場では震災がれきが燃やされています。

皇后崎焼却工場の煙突からの煙↑

 

↑煙突以外からもくもく出ているこの写真を見て、北九州市役所に電話しましたが、「水蒸気」と言われました。1日に何回か出ているという説明でした。だとしても、この水蒸気に何か悪い成分は入っていないのかが気になりました。

 

ガス化溶融炉の新門司焼却工場

この写真は煙は出ていませんが、 ガス化溶融炉も煙が出ます。

違う市の工場の写真がこちら⇒http://www.cty-net.ne.jp/~chibita/newpage145.htm

 

追記  日明焼却工場の写真 12/2 

 

 

この煙が一体どこまで流れていくのか気になりませんか?PM2.5となって大気中に浮遊するものもあるでしょう。

最大着地濃度距離というのがあります。9/20に記事にしましたが、煙突からどう「ばいじん」が拡散していくかの計算式があります。

排出された汚染物質が地上に到着するときの最大濃度で、大気拡散式のサットン(Sutton)式によれば、次の式で示される。

    最大着地濃度 Cmax = Cz / Cy Cy = 0.234 × q × 106 Cz = u × He2

    q:汚染物質排出量(m3/S) u:平均風速(m/S) He:有効煙突高(m)

また、この最大着地濃度が出現する風下距離は、次式で示される。

   最大着地濃度距離 Xm = He/Cz2/2n 

    n:拡散パラメーター

http://www.maizuru-ct.ac.jp/civil/shikura/kankyo/Chap5up.pdf  国立舞鶴工業高等専門学校のPDFより

 

 

他の県も、3.11以前にも大気汚染のシミュレーションを沢山しています。グーグル検索してもたくさん出てきます。

http://www.pref.chiba.lg.jp/taiki/jouhoukoukai/shingikai/shingikai/documents/110203shiryo022.pdf

http://www.env.go.jp/air/akushu/kisei/02.pdf

宮城県も3.11以前は大気汚染に関してこんなに対策してました。↓

 http://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/2991.pdf

 

それでなんと今、震災がれき受け入れを進めている新潟市が最大着地濃度距離を今年9月に試算しているのです。↓

焼却施設から大気中に排出される浮遊粒子状物質(ばいじん)の拡散について 

 http://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/gomi/keikakuteiden/koiki/setumeikai/index.files/gas-kakusan.pdf#search=%E6%9C%80%E5%A4%A7%E7%9D%80%E5%9C%B0%E6%BF%83%E5%BA%A6

私は新潟市役所に電話して聞いてみました。宮城県に電話した時も強烈な電話代で家計に大ダメージをうけたのですが懲りずにまた新潟に長距離電話してしまいました。

すると、この試算は災害廃棄物受け入れに伴う住民説明会の資料として、市民の要望で出されたということでした。

ここまでは「なるほど、市民が要望して出したというのはとりあえず良い事」と思っていたのですが、

なんと、市職員は「地域の説明会を開くための目安にするため」試算したというのです。つまり市民の安全や防災のために出したのではないのです。あくまで、住民説明会を1kmにかかるところは自治体単位で、2kmにかかるところはコミュニティ単位でしようという、距離的な目安に過ぎないと、市職員の人は言いました。

最初から危ないという考えはないそうです。こんな理論がよく通じるなと呆れました。

暴露評価をするのに、安全が前提って・・・・????? 危険の予測ではないのでしょうか?

ちなみに新潟市は、阿賀野川の流域で、有機水銀による新潟水俣病という公害を出したところです。この職員の対応だけ見ても公害の反省など全く感じられませんでした。北九州市の行政対応も水俣病の反省は全く見られないのと同じです。

いずれにしても、市民の要望があったら北九州市もこの最大着地濃度距離を速やかに提示しなければなりません。北九州市の皆さん、新潟市のこのPDFを持って、北九州市役所に3箇所とも最大着地濃度距離を出すよう要求しましょう。陳情書を作りましょう。陳情書には新潟市の試算のPDFを印刷して添付しましょう。

データの情報公開請求は北九州市民しかできませんので、どうかお願いします。

北九州市参考資料 ⇒http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000026289.pdf

↑もしかしたらダイオキシン問題があった頃の資料かもしれませんが、一般的に焼却工場での燃焼に伴うばいじんの拡散予測の試算を請求するのは市民の権利だと思います。

 

近隣自治体に住む市民にできること。

メール・電話・FAXで、北九州市に

「3箇所の焼却工場からのばいじんの最大着地濃度距離を計算してHPで公開してください。」と言う。

 フェイスブック・ツイッター・ブログで最大着地濃度距離についての情報を拡散する。

この最大着地濃度距離がわかれば、今置かれているモニタリングポストの位置は適切かどうかもわかると思います。


 

山陽小野田市から、対岸の新門司工場方面を見る。障害物は一切なしです。風が強く吹けば微粒子はどこまでも飛びます。

中国から黄砂が飛ぶんだから、アスベストや放射性物質の超微粒子が飛ばないわけはないです。

空がごみ箱でいいのですか?

今まで焼却したことのない放射性物質とアスベストの複合汚染がれきが、今日も24時間対岸で燃やされているのです。

煙の拡散予測を出すのは燃やす側の最低限の礼儀と思います。

 


【必見】11/19 ヘレン・カルディコット博士 記者会見【 文字おこし】

2012-11-19 | カルディコット会見文字おこし

11/19 ヘレン・カルディコット博士  記者会見 (司会は木下黄太さん) 文字おこしはoldblue管理人

http://www.ustream.tv/recorded/27136614  動画

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/41094 動画

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/e4490b3316c3ac64d1d17bdbcf2fd158  より

場所:衆議院第一議員会館 一階多目的ホール

会見者:ヘレン・カルディコット博士  

【ヘレン・カルディコット医学博士 プロフィール】

1938年、オーストラリア・メルボルン生まれ。ハーバード大学の小児科でも教鞭をとり、2万3000人の医師を擁するPhysicians for Social Responsibility(社会的責任を果たす医師団)の創立会長となる。その傘下組織「International Physicians for Prevention of Nuclear War (IPPNW)核戦争防止医師会議」は、ノーベル平和賞を受賞。自身もノーベル平和賞候補になった。著書に「狂気の核武装大国アメリカ」(集英社新書)、「Nuclear Power Is Not the Answer to Global Warming or Anything Else(原子力は温暖化への解答ではない)」など。また、スミソニアン博物館は、カルディコットを20世紀で一番影響力のある女性の一人と評している。

 

 

皆様ありがとうございます。

私は医師として、また特に子供たちを診る立場の小児科医であったという立場から、本日は福島の事故の医療的な側面から影響についてお話を申し上げたいと思っております。

福島は人類の歴史上最悪の産業事故です。極めて深刻な事故で3つの炉のメルトダウンがおこるという、人類史上初の3連続のメルトダウン事故でした。とにかく莫大な量の放射性物質が放出されました。

そしてひとつ幸運だったことは最初の数日間、風が西から東へふいて、つまり太平洋へ向かってふいていたことです。そのあと風向きが北西方向に変わり、日本の南の方向にまで向かって放射性物質が拡散していくということがおきました。そしてその間、日本政府は放射性物質の拡散についてSPEEDIというシステムをもっていて、拡散の状態の評価があったにもかかわらず、パニックを避けるためというような理由で、国民に情報を与えることをしませんでした。ですから中には最も放射線の高かった方向へ向かって逃げた人が出てしまいました。

私自身、チェルノブイリ事故の推移をずっとそのあとを追って緊密に見てきましたけれども、その中で私が言えるのは、ロシア人の人たちというのは、ロシアの国は日本に比べるともっと積極的に人を移動させる、避難させるということに取り組んだと思います。国民を守るためにそのような行動をロシアの方がとったということを私は感じます。

日本の政府も、それから東京電力も理解していないことは、子供たちというのは放射性物質に対する感受性が大人の10倍~20倍とあるということです。放射線被曝に由来するガンにかかるリスクということで、子供の中でも男の子と女の子を比べた場合には、女の子の方がリスクは2倍になります。

そして成人と比べて胎児と比較してみると、胎児の方がそのリスクは1000倍~何千倍というリスクの高さになります。

そして福島の地域200万人の人がいて、福島市という、福島市も放射線が高いんですが、その地域に25万人の人口が住んでいます。私は日本政府が子供たちを線量の高い地域に住まわせ続ける、住むことを許しているということに非常な驚きを禁じ得ません。チェルノブイリの場合は同じレベルの汚染地域からロシアは子供たちを避難させました。私は日本政府が、日本の国が、東京電力や原子力産業から強い影響を受けたり、あるいは場合によってはコントロールされるというような状況にあることを知っております。

そしてまた政治家の皆さんというのは、医療的な側面や科学的なものに対しての知識があまり深いところまでお持ちではありません。

とくに福島県、特に線量の高い地域にいる子供たち、妊婦、それから子供を産む、出産ができる年齢の方々、そういった方々が高線量地域にいるということは、医療的な側面から見て非常に極めて深刻な問題です。

そして子供たちは一生、生きていく今後の人生の中でガンになる可能性が出てくるわけですが、ガンというのは潜伏する期間が結構長くあるということがヒロシマやナガサキの経験からわかっています。5年とか17年とかそういった長い年月がかかります。

そして当局の皆さんは福島の18歳以下の子供たち8万人の検査をしたと聞いております。とくに甲状腺の超音波検査をしたということでした。

そしてこの検査の中で40%の子供に甲状腺に何らかの異常が見つかったという結果が出ていますが、このような数字というのは小児科の見地からみますと極めてほんとうにまったく希な話であります。

子供たちの中には必ず今後、甲状腺のガンにかかる子供が出てくると思われますが、すでに12歳の男の子で甲状腺ガンが見つかっていますし、今16歳の女児が検査を受けてガンの可能性が極めて高いと言われて、更に検査をしているときいております。そしてチェルノブイリの場合は、このガンがではじめたのが5年ぐらい経ってからだったんですが、今現在日本でこれだけ症状と言えるものが出ているということは、この日本の子供たちは相当高い線量を受けたのではないかということが言えると思います。おそらくチェルノブイリよりも高い線量の被曝を受けたと考えられます。

医師としての私の立場からみると、日本の政府というのは、日本の人たち、人間を守ることよりも東京電力を守ることにがんばっているのではないかというふうに見えてしまいます。

そして高い線量の地域にいる特に子供たち、妊婦、それから子供を産むことができる若い女性なり、子供を産める女性の方たち、こういった方たちを移住させる、そこから避難させるというのは極めて重要なことだと私は考えていまして、そこでその移住のための費用を国の政府がきちんとまかなう、負担するということは非常に重要なことだと私は思っています。

ですから実際、非常に弱い立場にある、こういったような子供や妊婦さんや若い女性、そういった人たちよりも、実際、東京電力を守るために予算を使うということをしているのが、今の日本の政治だと思います。

そして放射性元素というのは食物の中に蓄積します。たとえばキノコ類、ほうれん草、お米、お茶、それから魚。放射性物質というのは、味はしません。匂いも全くしないし、目に見えることもありません。ですから福島からきた汚染した食品を人が口にしているわけですが、残念ながら日本にはその放射性を帯びた食品を食べることに実質的に規制がないというところです。そしてこういった魚とか食品とか放射性物質がある食品、たとえばセシウム137で汚染された食品を食べていると、何年か経った時に悪性の脳腫瘍とか筋肉腫とかその他のガンを発症する、ガンになるという可能性が出てきます。

そして例えば福島県の学校や幼稚園では、放射能を帯びている放射性物質が入っているような食事を子供に与えるというようなことをしています。これは医療的な見地から見ると「非道徳的」と言わざるを得ません。福島からの食品、とにかく毎週すべて検査をする必要があります。

そして検査の結果によっては販売をして口にするということがあってはいけないと考えております。そして魚ですが太平洋の魚には高い放射性レベルが検知されています。これは放射性元素が大量に海に投棄され放出されたからですが、この太平洋に放出されたこの放射性物質の量というのは、人類の過去の史上最高の量です。

私は400人の一般市民の方を前に講演をさせていただきましたが、そこで私が感じたのは、そこに来られた一般市民の皆さんが、一体どうしたらいいのかということを必死で知りたいと思っている、何が起きているかというのを必死で知りたいと思っていらっしゃるお気持ちでした。福島の結果どんな影響が起きて日本に今なにが起きているのかということを、広く一般の人に知らせる責任がメディアにはあると思いますが、今のところ全体的にみてその責任は果たされていないように見えます。

そしてこの福島の事故、これはまだ終わってはいません。まだ続いているわけです。そしていま40年、時間をかけて、クリーンアップ、きれいにするといっていますけれども、科学的に見てクリーンアップ、きれいにするということはできません。これは科学的に言って不可能です。

セシウム137というのは300年残ります。そして福島はじめその周辺の汚染地域も汚染されたままです。食品の汚染も、そして人が汚染を受けたものも、300年あるいはそれ以上の時間続くわけです。

そして国の政府はどうも今回のこの大災害というか大事故がどれだけ長い時間がかかるものかという現実をよく理解されていないと思います。

そしてこれから疫学的に見ても白血病やガンや先天性の形成異常とかそういったものが今後70年間にわたって次々出てくるであろうということを私は思います。そのことを実は原子力産業も知っているのではないかと思います。福島に今、ガンに対応するための非常に大きな医療施設を作ろうとしていると聞いています。

そしてまた福島の原子力発電所の処理をするために極めて高い線量のところで作業しておられる作業員の方々についても、公に記録が人々に見える形で残されていない状態に今あります。そして高線量のところで作業をする人たちの放射線による被害の状態というのはきちんと記録がなされ、それが公の情報として出されていかなければいけないと思いますが、それが実際に可能になっていくかどうかは、このメディアによっているところが非常に大きいと考えています。

そしてもう一つ、最も重要な点なんですが、日本の多くの人に知っていただきたいことは、もし福島の地域でもう一度マグニチュード7以上の、7を超えるような大きな地震があった場合には、福島原発の4号機、この建物が崩壊する可能性があるということで、ここには使用済み核燃料の冷却用のプールがありますが、これが崩壊しますと、チェルノブイリで起こった10倍の放射性物質がさらに放出されるということが予想されているという点です。

そしてもしそのようなことが起きた場合、日本という国の大半の部分が、もう終わってしまうということです。それほどの大事であるにもかかわらず、多くの人がその現実にはっきりと気づいていないということだと思います。そして政治家の方はすでに、もし4号機に何かあってそういった崩壊とかの事故があった場合には、東京も今度は避難しなければいけなくなるというようなことをわかって言っていらっしゃいますが、一体3000万人の人をどうやって避難させるんでしょうか?

そして日本の政府もそれから東京電力も、外国の企業からの助け、あるいはアメリカのNRCからの助けや海外の専門家からの支援を得ることを認めていませんので、得ていない状態にありますので、4号機の補強する、強化をして安全にするためにぜひ協力を仰ぐべきだと考えます。今、日本だけ、東電だけで、いまこの対処をするのに、クレーンを設置して中の使用済み燃料を取り出すことができるようにするのに2年かかるということを言っていますが、その2年間、待っている間に何が起きてもおかしくありません。

そして最後に申し上げたいことは、がれきの問題です。福島の地域から出た、放射能で汚染された地域から出たがれきについて、これを他の地域で焼却するということを聞いています。焼却するということは、ダスト、灰が出るわけです。そのようなことをして、広めるということは、これは犯罪的なことだと思います。私からは以上でございます。ありがとうございました。

追記

クリーンアップ=除染 ダスト=ばいじん 塵 という解釈が妥当かと思います。


 質疑応答はすべて文字おこしはできませんが、とりあえず簡単に以下。

 「日本の医師は表に出てこないブラックアウト状態。水俣の時よりひどい。」「被曝にビタミンCはききません医学的には。」 BY カルディコット医師


 

 カルディコット医師関連記事

http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/0b1d486bcef45d5e267c3a9f13cb21a2

http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/25538b08ad7dc8e96c004b079702cb08


11/17 ついに山口県内の空間線量が0.1μSv/h超え!モニタリングポストグラフをご覧下さい。

2012-11-18 | 放射能汚染

11/17県内午前中雨でした。大気中の微小粒子が雨粒となって落ちてきますので要注意です。

本焼却開始直後の空間線量は降雨時で、せいぜい0.9μSv/hでした。⇒http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/c83781e95d0ae0ae93e5dbba5e2c2586

それがついに降雨時に0.1μSv/hを超えるなんて、やはり大気中の放射性物質が増えてるのではないかと思わざるを得ません。萩の高さも気になるところです。一体どこまで上がっていくのか恐ろしいです。

熊本市にお住まいの元東電のドクター小野先生も、山口県の空間線量について、11/17の講演会の中で言っておられます。1:20あたり

 

せっかく汚染をまぬがれた地域なのに・・・・内部被曝を防ぐために子供が雨に濡れないような工夫が必要です。 


 

 

北九州市八幡のMP

山口県内をまとめたもの。↓月間


 

降雨のあとは、PM2.5の値が、ぱっと上がってるように見えます。

雨に濡れないことも大事ですが、これを見ると雨上がりにN95マスクも必要ですね。

毎日のことだけど、危機感を継続させなければなりません。玄関に、大きな字で「N95マスク」と書いて貼るのも手。

 


【驚愕】北九州市若松測定局の2012年4月27日のPM2.5のデータはなんと3桁!

2012-11-13 | 震災瓦礫問題

北九州市若松測定局 2012423日~30日の1時間ごとの速報値のデータです。北九州市民が情報開示請求して出たものです。

 

↑4/27 10時(上から10行目)のPM2.5の数値をご覧下さい。 なんと、3桁の 267.5 μg/m3

この時間帯だけ突出して多い理由はわかりません。山口県の速報値のデータでは見かけたことがない数値、桁数です。


 

この度北九州市HPに掲載されたPM2.5のデータの表は、1日の平均値がでているもので、1時間ごとの数値ではありません。↓

市民が情報公開請求して出てきたデータがこちら↓ 2012年5月8日の6~7時をご覧下さい。3桁が出てました!

平均すると66.8になってますので、6時~7時の101.3 103.7は今のHPに載せるやり方だと一般市民には、その日何が最大だったかは知らされることはありません。

平均値というのはある意味、汚染度をならしてしまって、汚染を過小評価することになりかねません。

やっぱり、1時間ごとのほんとの速報値が重要ですね。

平均値を載せることは「3桁隠し」って気がしてしまいます。

大気の汚染の数値も平均じゃなくてそのままのデータを出してください。

データの出し方で、北九州市の「大気汚染」に対する姿勢が問われています!

 


【とりあえず】北九州市がPM2.5の速報値?をHP上で出し始めました!【ようやく】

2012-11-12 | 震災瓦礫問題

http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000126620.pdf  より

北九州市にはPM2.5を測っている測定局が全部で3箇所ありますが、北九州局を上げてみます。

PM2.5の環境基準は

「1 年平均値が15μg/m3 以下であり、かつ、1 日平均値が35μg/m3 以下であること。」

赤囲いは基準値以上。

速報値なのに9月までのデータですし、

速報値」というなら、一時間ごとのデータにして欲しいです。

そらまめ君に反映して欲しいです。

出ないよりはましかもしれませんが、

その日マスクをするかどうかの判断がこれではできません。

当ブログでもPM2.5問題を取り上げ (9/24)  ↓

http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/d57706310690c93bb5d81232db675554

また福岡、山口の議員団が北九州市役所に何度も足を運び、

10/2寺島議員(福岡市)↓

http://hinanohanasi.blogspot.jp/search?updated-max=2012-10-03T19:07:00%2B09:00&max-results=7&start=7&by-date=false

10/26 田辺議員(下関)↓

http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/e/5becaaf35123bc7618e7d5fe9322b6d4

市民のみなさんが文書館に情報公開請求し、ようやく、速報値として出すようになりましたが、市のHP上でのPDFです。そらまめ君ではありません。

ほかの自治体はそらまめ君で1時間ごとにデータを出してますので、北九州市だってできなくはありません。改善をもっともっと要求していきましょう!

下は山口県のデータです。

山口県はそらまめ君でも速報値が見れますが、山口県の環境保健センターのサイトからでも県内の一覧が見れます。

http://homepage2.nifty.com/yamaguchi-taiki/index.htm

がれき専用ダイアルは1日に3~4件しかかかってないそうです。

引き続き、粘り強く要求していきましょう。

 

北九州市への電話

ガレキ専用ダイアル 093-582-2411

(毎日担当が変わる。3本回線がある。1日の中でも担当が変わる)一応用紙に電話の内容を書いてファイルしているが、チェックはされていない可能性アリ。

3月から9月までに約6000本の電話がありそのうち9割が反対意見。

●環境局循環社会推進部循環社会推進課:電話:093-582-2187

●北九州市教育委員会学務部学校保健課:電話:093-582-2381

●北九州市 北橋市長への抗議  秘書室:電話: 093-582-2127

http://www.city.kitakyushu.lg.jp/category/file_0006.html 

北九州市役所の電話番号一覧 どこにでもかけてみるのは自由です。「がれき専用にかけてください」と言われる可能性があります。


【事実】震災がれきには、ご遺体が含まれていることをご存知でしょうか?

2012-11-08 | 震災瓦礫問題

 

小野先生のブログより転載抜粋 http://onodekita.sblo.jp/article/55369946.html  太字強調は管理人

私「今日は遠くまでありがとうございました。
私はですね。あのぉ、東京電力に勤めていたことがあります。現在熊本市内で開業しています。小野と言いますけれども。
私、原発の中にいたからですね、全面マスクもつけていたことがあるんですよ。
あれは、どうしてつけているかご存じですか。あれは線量が高いからじゃないんですよ。内部にね、放射能が飛散しているからつけているんですよ。
環境省が言われるにはね、えー、まず焼却するとね、99.9%のセシウムが取れると言われているんですよ。だけどね、こないだ島田市のね、結果を見ると6割しか取れていないんですよ。環境省の事務次官の方ではなくて、下の方がでたら、『我々は放射能の専門家ではないからわかりません』といっているんですよ。
 まず、一つはね、99.9%取れるというデータを環境省は保証するのか、そして、そういうことを言っているもんだから、いわき市がどんどん震災のガレキを4月から燃やしているんですよ。全然取れていないのにね、で環境省の基準ではね、立米あたり30Bqまで出てもいいと言っているんですよ。
それで、もしね、健康被害が起きたときにあなたたちはどう責任を取るんですか。
水俣病はね、10年かかったと言ったでしょ、言いましたよね、アレはどうしてですか。
政府がね、水俣の人は腐った魚を食べさせたから、あんな風になったとかね、化学兵器をしたに捨ててからね、なったといって有機水銀をね、チッソと重ねてね、認めなかったからなんですよ。(拍手) これをね、内部被曝をね(拍手)環境省はね、内部被曝を一切無視してね、8000Bqまで大丈夫と言っているのはね、これは線量だけですよ。内部被曝したらどうするんですか。それは、責任取れるんですか。環境省の大臣が責任取ってどうするんですか。あなたはね事務次官でしょ、トップでしょ。いまのね。
それで、この、これが10年後に間違っていたといったらね、IAEAが認めたと言いましたよね、IAEAが認めたら正しいんですか。水俣病だってね、国がやってね、全部10年以上ほったらかしにしてね、ものすごい被害を起こしてね、今度は尻きりですよ。おなじことを放射能でするんですか。どうしてね、内部被曝を一切無視するのかね、私は全くね、原発の中に勤めていたからね、マスクもしてますよ。そしてね、枝野大臣だってね」

司会「すみません、まとめていただけます?」
私「はい。内部被曝を一切無視して何でできるのかとね、どう責任を取るのか、あと、99.9%のね、根拠を教えてください。そして、それはだれが責任取るのかね。それがもしウソだった場合に。それをしっかり言ってください。」(拍手)
南川事務次官「まず、あの~、え~、99.9%についてはわたくしども、え~、その~、研究所の方で、え~実際、実験をして」
私「メーカーは認めていないですよ。どこのメーカーがそれを言っているんですか。」
南川「いや、すみません、そこまでは私どもは・・」
私「いや、知りませんじゃ困りますよ、何が知らないでか、あなたトップでしょう。」
南川「え~、データをお出しして説明していますし、そのデータ自身は、あの~私どもとしても信頼ができるデータだと」
私「メーカーは認めてないんだよ、6割もなにも」
南川「島田市の場合。ちょっと静かにしていただいて、島田市の場合はですね、ちょっと・・私存じ上げないんですけど、あの実際島田市で燃やしてみてですね。既存の廃棄物だけのものと10%、15%え~、その岩手、宮城県のものを入れたものと、その~、え~、10Bq汚染が増えるか、減るか。そういうので40とか50とか60とか、そういうベクレルではなくて、そういった意味では影響があってもきわめてですね小さいと言うことは、現に測って出しておりますので、そういった意味では是非ご理解いただきたい。その関係で、われわれも情報を、データをどんどんと出すことだ。環境としてはを出して、説明すると言うことを全部やっています。そういうことを是非・・・」
私「責任は、どう取るんですか?」

出席者(サクラ?)「もう少し、冷静に議論を」

技官「では、次の方の」
私「責任のことは答えてないよ。」(責任問題については一切答えず)

(これ以降、いくつかの質問は省略)

釜石「え~、すいません。ooです。えーと、私の地元は釜石市で、主人の地元はオオグチイ市です。震災のあったときはすぐ近くに住んでいました。結構色いろんな情報を自分の目で見たり、聞いています。震災後すぐに電気が入りまして、他の地域に比べかなり早く復旧が始まりました。実際に被災地の方から聞く情報とテレビから流れてくる情報は残念ですけれど、震災直後から全くかみ合いませんでした。
 まず、一つお聞きしたいんですけれども、ガレキの広域処理に力を入れると言うことをさっきお聞きしたときに、被災地の方は今悩んで困っているとお聞きしたんですけれども、と言うことは、もう既に被災地の方に実際に困っていることを既にリサーチされるから、そのような結果が出たと思うんですけど、では、今現在被災地の方が何を困っているか、他にもいろいろ困っていることがたくさんあるので、それを把握していると思っているんです。それを教えてください。」

南川「ありがとうございます。え~、あの~、実際、被災地に行かれたり、実際被災地の方から地元から聞かれたこととか、私も現地に・・」
釜石「時間がないので、実際に困っていることを教えてください。」
南川「現地ではまず、地面が相当下がっている。早く高台に移転するにせよですね、元いたところに住むにせよ、早くゴミをどけてですね。除染もして、是非地面をあげると、そしてそこで、じゃあその上でそこに住んで、避難をするのか高台に住むのか決めたい。でないと立ち上がれない。もう一つは仕事です。やっぱり、そのくっていけないとですね、それは認識しています。」

釜石「他にもたくさんあります。今話が出た地盤沈下のことですが、これについては市内の町内会長さんに自分で取材をしております。その結果、町内会長さんがおっしゃっていた話しは、確かにガレキがありますけれども、そのガレキはもう今は1カ所に集められていて、直接ガレキ見学ツアーというものを作って見に行かないとみれないような感じだよとおっしゃっていました。だから、復興が遅れると言うことは全くないよと私が聞いた範囲ではおっしゃっていました。
また、えーと、先ほど話したことですけれども、ガレキの方をその方がおっしゃっていたことには、埋めればいいじゃないかとそれで、地盤をあげればいいんじゃないかと言うことをいってました。
それと、私は友人もたくさんいるんですけれども、友人もたくさんいます、身内もたくさんいます、親戚もたくさんいます。あの、仙台市の方にも名取市の方にも住んでいたことがあります。釜石にもずっと住んでいたことがあるので、だれもガレキの話しは本当にしなくて、テレビの中の世界と自分たちの目の前の、私たちからすると目の前の問題なんだろうなと離れた人からすると思うんでしょうけど、実際違うんです。被災地にとってはガレキの問題は、目の前のにとっては問題ではなく、テレビの中で騒いでいるまるで海外のハリウッド映画のような、そんな遠い遠い問題なんです(拍手)これが実際の被災地の声です。
 あともう一つ。聞きたいんですけど、ガレキは震災後の去年の夏、秋頃から、火なり頻繁に運ばれていました。私は自分の目で実際にみています。ガレキを運ばれているのを。すごく、本当に不思議だったんですね。なんで、わたしがふしぎだったのか分かりますか?内陸部に運ばれて言ってたんですね。国道のある内陸へ内陸へ運ばれて言ってたんです。早々に運ばれていました。ずっとこの目でみています。どうして疑問に思ったか分かります?わかんないと思いますけど、ガレキには時々遺体が含まれているんです。時々。ガレキ置き場に被災地の人がいって、遺族の自分の身内の遺体を見つけたり、また本当に悲惨な状態で、私も友人が亡くなったので安置所の方に行ったんですけれども、遺体というのは縮んでいるんですよね。指だけの遺体や胴だけの遺体があるんです。ガレキの中にそんなのが混じっているとすごく見つけにくいんですよ。本当に焼死体というのは黒焦げて半分になってしまうんです。そういう遺体を探すというのはものすごく大変なことで、なのに早々とガレキを外に外に出していくのはどうしてだろうとすごく不思議だったんです。なんでもっとおいて、みんな身内を捜しているのに、捜せないじゃないって、すごく不思議だったんです。だから、どうしてあんなに早い時期から、がれきを外に外に出していたのか不思議だったんです。まだまだ遺体がガレキに挟まって、見つかっていた時期から外に出していたんです。全然、被災地の支援とかけ離れていることなんです。ガレキを早々と外に出すというのは。それをもうちょっと考えて欲しいです。」(拍手)

南川「ありがとうございます。何遍か、家を壊す中で遺体があるのをみました。正視できない状況で、え~、あの、まあ、その~。あの時期かなり無理をしてガレキをのけました。今住んでいる人にはあんまり不快感を与えませんが、やっぱりその近くに行くとですね、夏になると臭いもきついし、ハエも出るんです。それで困っている地域もたくさんありますから、そこは、是非大きな問題だとご理解いただきたいと思います。」
(もっと、大きな問題があるんです。)
南川「それからガレキのこと あのあのあの、大きなものは潰してですね、是非道路のかさ上げに使いたいと思っています。必要であれば洗ってですね、再利用したい。」

・・・・以下略


【管理人より】

北九州市ではすでに5000トンもの震災がれきが一般ゴミと一緒に燃やされています。この中にご遺体の一部が混ざっていたかもしれません。選別しているとは言え、見逃しもあるかもしれません。廃プラ・紙・ビニール・木片もごちゃまぜのがれき・・・・

震災がれきというのは本当に悲しくて残念ですが、科学的に言っても放射性物質や化学物質汚染されてしまっていて、さらにご遺体まで含まれている可能性があるのです。であればなおさら、震災がれきは、ふるさと宮城県=現地で集めなければと思います。

岡山博医師が宮城県の村井知事あてに2つの意見書を出されています。岡山先生は、いのち・未来 うべが、山口県知事あての要望書を提出した時の賛同人にもなっていただきました。ありがとうございました。私は宮城県でこんなに素晴らしい提言をしてくださるドクターの存在に感動しています。私も岡山先生の提言に賛同しています。

ブログ読者の皆様、ぜひ岡山先生のブログをじっくりとお読みください。⇒  http://hirookay.blog.fc2.com/

 

岡山先生のブログより転載抜粋 太字強調色は管理人

「震災・津波がれき処分に関する提言」を宮城県知事に提出しました

宮城県知事  村井 嘉浩 殿

【提案主旨】
・ 宮城県と岩手県のがれきは、湾内海底がれきも含め、一箇所にすべて集めて山積み処分する。三陸海岸は平地が狭いので三陸海岸のがれきも仙台平野海岸一箇所に集める。
・ 集めたがれきを古墳のように築いて、慰霊と決意の震災津波記念大公園として整備する。
・ 世界一の震災津波資料館を併設することを提案します。

【提案理由】
<記念公園として整備することについて>

 


・ がれきは思い出と悲しみの遺品です。ごみとして処分するのは残念なことです。
・ 集めたがれきは遺品として扱い、古墳のように山積みして津波避難所をかねた震災津波慰霊の大公園として整備する。

・ 津波の教訓や歴史、防災の世界的拠点として、世界一の地震・津波資料館を併設する。
・ 世界一の資料館は、被災者と被災地の誇りを守り育てることを助けます。
・ 世界一の津波資料館は、学術・文化・観光施設として、被災地の経済復興と文化振興発展に有益です。広島平和公園と併設された原爆資料館・国際会議場や、関東大震災瓦礫を埋め立てて造った横浜の山下公園が良い例です。
・ 広域・焼却処理に考案した費用を充当すれば公園と資料館建設は可能です。

<山積み処分について>
・ 震災がれきの焼却と広域処理は、費用と時間を要します。復興費用は直接、被災者と被災地復興に役立つことに重点的有効に使いたいです。

・ 震災がれきは低レベルであっても放射能汚染されているものがあり、焼却処理や広域処理は環境汚染拡散につながる可能性があることと、焼却灰と煙回収物は濃縮されて、かえって安全な放射能処理を妨げます。
・ 宮城や岩手の海底や海岸にある震災がれきに含まれる放射能レベルは低いので、高度な放射能処理施設で管理しなくてもよいが、大量にあるので拡散させないように管理すべきです。震災・津波がれきは山積みし、公園として整備することで十分管理できるレベルです。

・ 具体的な放射能汚染予防対策としては風で飛散させないことと、土壌に浸透させないことです。
・ がれきは地表より高い位置に積み上げ、表面を粘土やコンクリートその他水の浸透を妨げる資材で表面を覆い、排水溝を設けることで、風で飛散することと、汚染水が土壌に浸透汚染することは防止できます。
・ 雨水が浸透しなければ、がれきに元から含まれた水が若干出た後は、新たに汚水ががれきから土壌に排出することはありません。がれきが既にある程度乾いた状態で集められる場合は汚水は出ず、土壌汚染は生じません。がれきを土に埋めると雨水や周囲の土壌から水ががれきに浸透して、やがて、がれきに含まれる放射能をはじめとする汚染水が周囲に流出するので、地表より低い場所に集めて処分・管理することは好ましくありません。

・ 宮城・岩手ではがれきの放射能よりも山野や田畑の枯れ草や落ち葉の放射能のほうが格段に多く、震災・津波がれきに含まれる放射能に関してはこれで十分です。放射性廃棄物の処理と汚染・被曝防止のためには、農地や住宅地の対策をより強化される事を要望します。
・その際に出た処理物は、別途提案した最終処分場に運び管理することが最善と考えます。

・ 震災がれきは山積み処分が早く、経済的で安全な最も合理的な方法です。
・ 古墳のように、450m × 600m、平均の高さ20mの山に築くと、1080万トン収容できる(比重2として計算)。現実的な数字です。
・ 処分場を海岸に造るので、がれきを海上輸送できることも利点です。

本要望と並行して私は、環境から集められたすべての放射性廃棄物は、福島第一原子力発電所付近に放射性廃棄物最終処分場を設置して長期管理することを別途要望します。

            平成24年10月19日

仙台赤十字病院第二呼吸器内科部長
東北大学臨床教授 
岡山 博

・・・・・・・・・賛同くださっている皆様へ (岡山 博)・・・・

賛同くださっている皆様へ
2つの提案を実現させるために、今後は、いただいた署名を、総理大臣、宮城県知事や各自治体に提出し、要請を行っていきます。。
皆様に、要請行動への運動参加の呼びかけです。

これに限らずどうぞ他の方法や手段を駆使して、活動にご参加ください。
緑の防波堤や、自覚的な活動をされているグループに、協力・協同の働きかけもしてください。地域の著名人や政治家に賛同者として参加要請もお願いします。

並行して署名活動も進めてください。自筆署名だけでなくネット署名でも結構です。
実現を求めるために、一定の間隔で締切ながら、署名簿を提出します。

皆さんに提案です。

<提案趣旨>
2つの取り組み(片方だけも可)を提案・要請・要求する。
同時に、震災復興プロジェクトで集まったWEB署名と直筆署名(コピー)を提出する。

<対象>
被災地や全国自治体の知事・市町村長、自治体議会議長、国会・自治体議員、漁協その他の関連団体など。
政党や、今後の選挙出馬予定者に、公約・政策にするように提案・要請する価値があります。

<方法>
(A)各地で要請活動をされる方(またはグループ)の名前と震災復興プロジェクト・チーム(都道府県)の名前で、前掲の提言の趣旨を、直接要請していただく。震災復興プロジェクトと無関係の形で行なっても、あるいは参考資料として名前を入れてもどれも良いと思います。他の課題と一緒の要請も可です。
(B)震災復興プロジェクト・チーム(都道府県)として前掲の提言を、メールで要請する。前書きをいれていただくのも好ましいです(なくても可)。どこに要請メールを送ったのか、震災復興プロジェクトまでお知らせください。

情況が急速に変化して流動的です。早いほど有効です。
どうぞ取り組んでください。

取り組みの様子など、震災復興プロジェクトにメールまたは電話にてお知らせください。

提言・署名を提出する際に同封する書面の文例

****市長町長
*** 殿

大震災と津波の大惨事に当たり、被害にあわれた皆様に哀悼を表し、災害復興にご尽力されている皆様に感謝と敬意を申し上げます。

私たちは、できるだけ早く健全な被災地の復興をすることと、震災・津波でなくなった方を慰霊し、大災害の記憶を遺す施策を行うべきと考えています。

私たちは亘理町、岩手県と宮城県の震災津波がれきを集めて古墳のように山積み整備して、震災津波記念の大公園につくり、国立地震津波資料館(研究施設を持った博物館)を併設することを町の方針として国と宮城県に働きかけて実現することを提案し訴えます。

提案趣旨
1.岩手・宮城の震災津波がれきを仙台平野海岸に全て集めて山積みし、大古墳のように整備して、国立震災津波公園を作ること。
2・震災津波記念公園内に世界一の国立地震津波資料館を作ること。

提案理由
 (略)

(追伸)1.この提言主旨は、平成24年10月23日、岡山博から宮城県知事に提出しました。
2・同様の提案を宮城県内沿岸部市町長と議会議長に送付、提出します。
3.この提案は多くの科学者や専門家と、津波がれきの広域処分を考える全国の多くの方から支持を受けて、そのために震災復興プロジェクトを作りました。実現するための全国的な署名活動を行なっています。
         
****チーム(都道府県or市町村)
代表  ○○○○
     ○○○○

あるいは以下を併記など
    
震災復興プロジェクトチーム
代表  岡山 博
     仙台赤十字病院医師
     東北大学臨床教授

ご意見、ご質問、提出する署名のコピー請求は
震災復興プロジェクト震災復興プロジェクトにご連絡下さい。
http://savechildproject.web.fc2.com/index.html