ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

明日は山口県参院補選の投票日。脱原発を願う皆さんは棄権せず必ず投票を!

2013-04-27 | TPP

 

私の争点は、上関原発建設反対かどうかです。原発に反対するには、反TPPでなければならないはずです。動画をご覧下さい。

http://chikyuza.net/n/archives/32497  より  抜粋転載

★TPPに即して言えば、日本が着工中で未完成の原発や、新たに建設を予定していた原発の建設中止を決めたら、入札していたアメリカの大企業が日本政府と電力会社と地方自治体相手に裁判を起こせるわけです。自国のエネルギー政策さえ自由に決められなくなってしまうのが、TPPが主権侵害条約と言われるゆえんです。

★日本で言うと、たとえば青森県で着工中の大間原発が思いうかびます。青函海峡を隔てて函館からわずか23キロのこの原発は、ウラン・プルトニウム混合のMOX燃料をもやすプルサーマル専用炉であり、使用済み核燃料の再処理でたまったプルトニウムの消費をするための原発です。 

地上最悪の毒物とも言われるプルトニウムを使用する原発が、函館の目と鼻の先に作られようとしているのですが、この原発建設を受注している東芝は、アメリカの原発専門メーカーのウエスチングハウス社を買収しています。TPPのISDS条項を使ってこのウエスチングハウス社が大間原発建設建設がなくなった損害賠償をしろと、日本政府や青森県などを提訴しうるわけです。 

もともと、原発再稼働・原発推進に熱心な安倍内閣ですから、TPPに参加した後、実はISDS条項と言うのがあって原発建設を止めると裁判を起こされてかえって高くつきます、と言いだしかねません。 


TPP推進論は原発安全神話と同じものだということです。TPPに対する政党の方針を確認してください。立候補者が無所属でも、最終的には党籍があれば政党の拘束を受けます。当選すればどこかの会派に入るのです。

TPPに参加すれば、日本の国内法よりもTPPが上になってしまうということです。

多国籍企業に際限ない権限を与えてしまうことになります。それがISD条項です。

そうなったら脱原発できるはずありません。

今からでもTPP反対の市民の声を増やしていきましょう。TPP不参加の声を大きくしましょう。諦めたらそれまでです。

「TPP慎重」というのは、「TPP参加」を前提にしたものです。

脱原発を願う県民のみなさん、ご自身の責任でよく調べてください。

候補者のTPPの考えが分からなければ、朝、電話で確認してください。「当選してから頼む」というのは簡単なことではありません。投票はそれからでも間に合いますよ。 

山口県参院補選の選挙公報はこちら ↓ http://www.senkyo-yamaguchi.jp/pdf/bulletin.pdf#view=Fit  より 

【報道】

http://mainichi.jp/area/news/20130425sog00m040006000c.html

 

 

 


【それはおかしい!】ドンナ・マンマ企画座談会~北九州市と石巻市の絆 その3漫画ミュージアム

2013-04-27 | 震災瓦礫問題

 

 

ドンママ座談会に物申す その3です。http://www.donna-mamma.gr.jp/gareki/

梶原:~今回、がれきのお手伝いもしたということで、石巻市の皆さんはB―1グランプリにも出ていただいています。石巻市には、「石ノ森萬画館」というのがありますが、北九州市も漫画ミュージアムがあります。今後は食や文化的な繋がりも含めて交流ができればと考えております。大変な災害に遭われ、それが契機となりましたが、お互いの市のための交流に繋がればと思っています。

北九州市役所ロビーに溢れるほど集まったお母さんたちに対して誠意ある対応一切せずに昇進した梶原次長のトンデモ発言はまだまだ続いています。「絆」に無理やり持っていくために、漫画つながりで、北九州市漫画ミュージアムを強引にアピール。

試験焼却が終わったあと、北橋市長は市民が市役所に行っても一切会おうとしなかったのに、こういうセレモニーイベントにだけは、ちゃんと出ています。

それもそのはず、 北九州市漫画ミュージアムは税金で建てられており、立派なハコモノ公共事業

松本零士氏は、 プロポーザル審査委員会委員長から 漫画ミュージアム名誉館長に就任。作る時からガッツリ絡んでいます。

正直、震災がれき焼却問題が大きすぎて、その他の北九州のニュースを見てませんでしたが、なんと5月中旬からわずか一ヶ月半余りで、5億6910万円もかけてハコモノ作るのを北九州市が決めていたなんて!??市民の命を守るのは「お金がない」と言いながら、漫画にこれだけのお金をかける北九州市って不思議です。

とりあえず単純計算で毎年7000万円も赤字が出るっていいんでしょうか? 

 

 

松本零士氏はちなみに、現在稼働中の大飯原発がある大飯町のエルガイアおおい(関西電力)にも絡んでいます。

★ちだいさんのレポートを是非ご覧下さい。⇒シリーズ大飯7:原発マネーでできたハコモノ。

小野俊一先生のブログ記事を是非ご覧下さいコスモクリーナーを売り渡したヤマト2199

 

 

これを見る限り、九州電力・関西電力とお仕事をされたということは事実です。

そんな名誉館長の漫画ミュージアム建設の裏で、震災がれきは着々と燃やされたということです。

あ~中学生の頃999の映画見に行ったのにな・・・


 さてお隣の、今、上関原発建設問題で揺れる山口県ですが、私もなんども申し入れなど県庁舎に足を運びました。その度に目に付くのが1階ロビーに置いてあるこれです。

 

山口県出身の弘兼憲史氏のコピーライトが入った黄色いのぼりと等身大パネル。この中年男性はもしや・・・あの・・・

山口県の観光部門を民営化し「(株)おいでませ山口県」を設立(の設定)。なんかややこしい。社長が、「島耕作」って!?

もんじゅに行って原発の必要性を語ったり、山口観光キャンペーンをになったり、もう、どんだけ仕事するんか?!島耕作! 

 

 

ひょっとして、 (株)おいでませ山口県社長の島耕作と東田研が絡んできたら、上関原発ができてしまうことになりかねません。

あ~奥さんの柴門ふみさんの漫画好きだったのにな・・・

なんで、北九州市も山口県も、電力会社と仲良しの漫画家さんを自治体がチョイスするのか、ほんと納得がいきません。

参考  原発PR協力の文化人へ風当たり強まる

     専務・島耕作の「もんじゅプロパガンダ」に物申す2007 年6 月29 日ストップ・ザ・もんじゅ

 


【それはおかしい!】ドンナ・マンマ企画座談会~北九州市と石巻市の絆 その2 種かき

2013-04-25 | 震災瓦礫問題

読めば読むほど、ご都合主義で、屈辱的なドンナマンマ座談会内容。⇒http://www.donna-mamma.gr.jp/gareki/

ママさん代表として参加している3人の意見がママさんのすべての意見では決してありません。毎日子供の口に入る食材を求め、作り、食べさせるお母さんは、もっともっと考えています。

調べ学習し、子供を守ろうとするお母さん達を馬鹿にして、放射能安全神話をダメ押ししようとする、おっさんたちのパワーハラスメントを感じます。そんな梶原氏の衝撃発言から。↓


梶原:石巻市は、漁業などが盛んな宮城県第二の都市です。しかし、本市といろんな共通点もあると感じています。石巻市ではカキの養殖もされていて、実は北九州市の皆さんが食べている本市周辺で養殖されているカキも、石巻のたねからできています。今回、がれきのお手伝いもしたということで、石巻市の皆さんはB―1グランプリにも出ていただいています。石巻市には、「石ノ森萬画館」というのがありますが、北九州市も漫画ミュージアムがあります。今後は食や文化的な繋がりも含めて交流ができればと考えております。大変な災害に遭われ、それが契機となりましたが、お互いの市のための交流に繋がればと思っています。

北九州の養殖牡蠣は、石巻のたねだった!!

「燃やして応援」と同時に「食べて応援」がすすめられたという事実。

「この基準値は食べものと同じで安全なものです。」と、座談会の中で何度も梶原氏は繰り返しています。だから、こういう本末転倒なことが起こるのです。

海水を吸ったり吐いたりして成長する生物濃縮の塊みたいな貝類⇒カキ 

先日、私が北九州を車で通過中に、何軒も牡蠣の専門店?の「かき小屋」が見えました。楽しく食べてる人がいました。どこの牡蠣かわからないので通過しただけですが、対岸の山口県にもお店ができてました。最近増えたような気がします。

原発事故で放射能汚染が起きたことは本当に悲しくて悔しくて残念だけど、リアルを見るしかないのです。

マガキ、種かきの放射能汚染を調べていきます。まず宮城県HPに牡蠣の生産についてのページがあります。

宮城県は,かきの生産が盛んですが,その種苗となる「種かき」の生産地でもあります。種かきと呼ばれる稚貝の輸出量は宮城県が圧倒的で、広島の8倍を誇るそうです。(農林水産省 2009)万石浦で育った種かきは、日本全国のみならずアメリカやフランスにも輸出され養殖されています。

では現在の牡蠣の汚染度はどのくらいなのか、宮城県内の農林水産物の放射能測定結果 を見ると一回だけ4ベクレル/kgというのがありますがその他は不検出。しかもなぜか検出限界が書いてありません。

水産技術総合センターのHPがリニューアル中で不具合が多く、肝心の種かきの汚染にいきつきませんので

水産庁のHPから  牡蠣だけ抽出してみました。

 

日本食品分析センターの検出下限は5~6ベクレル/kgぐらいでしょうか。セシウム合算で10ベクレル/kgでも不検出扱いになってしまいますね。

宮城県漁協のページでも見つけました。http://www.jf-miyagi.com/image/radioactiv/2013/13R_check_kaki.pdf

種かきではありませんが

http://www.pref.miyagi.jp/mtsc/kankyo/種ガキ/20120829種がき通報第16通報.pdf

http://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/208012.pdf

ここには放射性物質の検査は書いてありません。

漁協の検査の検出下限値が20ベクレル/kg は高いと思います。3.11より前の汚染は2008年で約0.01ベクレル/kgですので、仮にNDで19ベクレル/kgだったとしても、3.11以前の約1900倍です。不検出でもそういうことです。

不検出=ゼロではありません。

  

魚介類の放射能検査というのはヨウ素131、セシウム134と137のみです。 他の核種ストロンチウム90やトリチウムは検査されていません。

種かきの万石浦は、高汚染の牡鹿半島に近いです。ストロンチウム90が検出された付近です。

 

 

海に境界はありませんので、どんどん混ざると思います。ストロンチウムはまだ検査してるのでまだましです。トリチウムは取り除けないのでもうダメかなと思います。このままフクイチの汚染水が止まらなければ、トリチウムがどんどんまわってきて、福島近海だけでなく日本の沿岸部の海は汚れ養殖ができなくなるのではないかと思います。

小出裕章助教http://youtu.be/TLFRB4DLdKc より 

「ですから海へ流れていってるわけで。海から蒸発したものがまた陸に雨となって降ったりするわけで。例えばその流されている放射能の中には、トリチウムという名前の放射能もあります。それは、いわゆる水素なんです。放射能をもった水素なんですが。それも海へ流れ出てるはずで。環境に出ると水の形になります。H2Oという形ですね。そういう形になりますので、海水が蒸発して雲になればそれがまた雨になって落ちてくるという事ですので、もちろん循環して陸にもまた戻って来ます」

広瀬隆さんhttp://hibi-zakkan.net/archives/23262979.html  より

 

トリチウム、水、そして環境(1)京都大学名誉教授 斎藤眞弘

トリチウム、水、そして環境(2)京都大学名誉教授 斎藤眞弘

守田さんがトリチウムについてレポートしてくださっています。必見です。↓

http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/c1ef074e7ca5e48e988bb5d3dbf3418e

福島第一原発から汚染水は止まりません。海の汚染は今でも果てしなく続いています。

トリチウムが出ています。ALPS(多核種除去装置)でも取りきれません。

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2013/images/chosui_13042501-j.pdf

貯水槽全7つのうち4つのドレン孔からトリチウム検出。

貯水槽No.1の漏洩検知孔(北東側)からは1,100,000,000Bq/m3トリチウムを検出。

これだけ不安材料があっても、大丈夫と思える人は食べる自由はあると思います。しかし、食べない選択をする人が非難されるのはおかしいです。

宮城県は個人での生産が多く、牡蠣生産に携わる漁業関係者は宮城県が一番多いので、今後も種かきは出荷され続けるでしょう。種かきの汚染を引き続き調べてみます。

追記

◆種カキの放射能検査結果を見つけました。

糸島牡蠣 かき小屋のHPより 放射能検査成績書 http://www.jf-net.ne.jp/foitoshima/houshynoukensa.htm

 

検出下限値が7.5と9.3です。合算で 16ベクレル/kgでも不検出となります。

3.11以前は 0.01ベクレル/kg ですから 1600倍です。 セシウムだけで。

あとは自己責任で判断お願いします。

 

追記 「殻を含めてだから・・・ 」というコメントがありました。

種カキの段階ですが、殻は開いたり閉じたりし、可食部にも海水が入ったり出たりして内蔵に取り込まれます。成長後の可食部分の汚染のデータは上を参照してください。

私はサンプリング検査の回数の少なさも、判断材料に入れます。

用心に用心を重ねる人と、「殻ごと食べるわけじゃないでしょ」程度の牡蠣の生態を考えない認識の人との行動は違ってきます。

行動の違いは内部被曝量の違いとなります。

仮に汚染されていても味は美味しいと思いますので、どうぞ自己判断で食べたらいいと思います。

 


【それはおかしい!】ドンナ・マンマ企画座談会~北九州市と石巻市の絆 その1

2013-04-24 | 震災瓦礫問題

なぜか突然記事が消えましたので書き直します。http://www.donna-mamma.gr.jp/gareki/

ドンナ・マンマ企画座談会「北九州市と石巻市の絆」って・・・?

北九州の子育てフリーペーパーのドンナ・マンマが、震災がれき広域処理について語る座談会を企画しドンナ・マンマのサイトに掲載されています。子育て中のママさん3人と、北九州市未来都市推進室次長に昇進した梶原氏、産業医科大の岡崎龍史氏、北九大の伊藤洋氏の6人。がれき焼却が3月に終了したこの時期に、こういう企画を出してきたそのワケは・・・?少しずつ問題点を見ていきます。

まず、座談会参加者が、災害廃棄物受け入れ検討会委員の御用学者2人と、行政担当者、ママさんはたった3人。これだけで座談会をしても母親たちの切実な思いや、途中経過や実態をすべて表しているとは思えません。全体量から見てもママさん発言部分はごくわずか。一方的に専門家の話を聞かされている感は否めません。

梶原:「1kgあたりの放射性セシウムが100ベクレルという一つの数値の基準があります。ベクレルとは放射性物質をどれぐらい含有しているかという単位ですが、この基準値は食べものと同じで安全なものです。」

梶原氏は、座談会中に2度も同じことを言っています。実際には、「食べ物と同じ基準値で安全」はなく、「廃棄物と同じ基準値の食べ物で危険」だから問題になっているのに、一切それは言いません。100ベクレル/kgは、原発から出た廃棄物の基準値で、黄色いドラム缶に入れて厳重に集中管理しなければならないということは語っていません。 

梶原:「健康被害に問題ないということははっきりしております。ご安心頂きたいと思います。」 

しかも健康被害についても梶原氏は、誠実に答えていません。梶原氏自身が、市民から提出された健康被害レポートを環境省の廃棄物リサイクル部に上げているにもかかわらず、そのことにも一切触れていません。どこまで嘘をつくのかと思います。実際にはこんなに報告が上がっているのです。

市民グループ 北九の子供を守るネットワークより 

震災がれき焼却開始後の健康被害調査レポート↓必見 

https://ss1.xrea.com/gareki.net/research/kitakyumamoru/report/qshu.php 

梶原氏は因果関係が認められなければ自分が責任を追及されることはないとタカをくくっているのです。ひどい話です。 

梶原氏は試験焼却直前の昨年5/21に、市役所ロビーにて、がれき焼却の安全性を懸念するたくさんの真剣なママさんたちと対峙しました。(写真)その際に、ママさんたちの思いも認識したはずです。それなのに、このような発言をまだ繰り返すということは、今後北九州市のママさんたちがもう二度と、行政に楯突かないように牽制しているとしか思えません。

さらに、このような座談会と称してまだでたらめな情報を流すということは、「結局たいしたことなかった」という印象付け、また「言ったってもうダメ」というあきらめの気持ちをママさんたちの間に浸透させようというものであり、「絆」の再プロパガンダと思わざるを得ません。

その上から、さらに産業医科大の岡崎医師が、嘘をかぶせています。岡崎医師はこのようなスライドを作る人です。⇒http://www.uoeh-u.ac.jp/kouza/hosyaeis/hibakuguide.pdf

岡崎:「内部被曝はどれくらいの量を被曝したかということが問題になってきます。今回の量というのは非常に少ないので、危ないということではありません。

放射能はどんなに微量でも危険で、放射性微粒子を吸い込めば、肺の中からゼロ距離で放射線を発し続けるのに、危なくないと言うとは本当に医師なのかと思います。大体、量が少ないかどうかなぜ決められるのでしょうか?

   岡崎:そもそも、持ってきたがれきというものは、放射能が非常に低いですよね。今回、震災があって原発が事故を起こして、飛んでいった放射性物質、セシウムががれきにごくわずかしかふりかからなかったと考えています。一番被曝される方は、焼却灰の埋め立てに携わった方ですが、その方が被曝する量というのが一年間で0.03ミリシーベルト。

セシウムががれきにごくわずかしかふりかからなかったというのも完全に嘘ですし、一番被曝される方は焼却灰の埋め立てに関わった方ではなく、焼却灰(クリンカ)をかき出す作業をする作業員です。

実際、まだがれきを焼却していた期間の1月に、新門司工場の焼却灰を扱う作業員の方が亡くなりました。転落事故の扱いになっていますが原因はわかりません。市民グループが真相究明を求めて、北九州市役所に申し入れを継続中です。以下にまとめています。

http://blog.goo.ne.jp/flyhigh_2012/c/2463c2bd06375f97f65e95a7b284b9e8

こういう自分たちに都合の悪いことは全部隠して、一言も言わず座談会を進めています。ご都合主義の極みです。

[惑わされず]や、[蓄積しない]など、何もわからない素人のお母さんだと思って、もう言いたい放題です。

小野俊一先生の素晴らしいブログ記事を反論としてどうぞ。

◆放射能と人体シリーズ

放射能と人体(10)安全デマのキモ-実効線量係数とは(250万アクセス)
放射能と人体(9)ICRPと低線量被曝-科学的に証明する気はない
放射能と人体(8)ブラブラ病以外の被曝症状とは?
放射能と人体(7)放射能安全神話の根拠
放射能と人体(6)病理組織から見る内部被(200万アクセス) 
放射能と人体(5)環境放射能は内部被曝の指標 
放射能と人体(4)内部被曝と外部被曝 
放射能と人体(3)核の本質-内部被曝 
放射能と人体(2)・・核分裂生成物 
放射能と人体(1)・・放射能とは。

1Bqをラドン、セシウム、プルトニウムで考える

内部被曝-その評価と治療方法

時間がない方は市川定夫先生の動画で(7分程度)

市川氏は1935年大阪府生まれ。京都大学農学部卒・同大学院修了。農学博士。米国ブ­ルックヘブン国立研究所研究員、メキシコ国立チャピンゴ農科大学大学院客員教授、埼玉­大学理学部教授等を経て、埼玉大学名誉教授。その間、伊方原発訴訟や原爆症認定­訴訟などの原告側証人として放射線と遺伝の関係を証言。また、ムラサキツユクサの研究­は有名で、ごく低線量でも生物に影響があることを証明。1995年から原水禁国民会議­副議長を務め、今年4月に議長に就任。


田中:実は、私は震災があった時には千葉県にいました。北九州市に来て、今度は震災がれきの受け入れということで不安でしたが、ご説明で北九州市に住めて良かったなと思いました。

と、このように自主避難したと思われるママさんが発言したことになっていますが、果たして本当でしょうか?放射性物質の危険性を調べ、理解し、千葉から子どもと避難する行動に移した人が、そんなこと言うでしょうか?ありえません。

私が一番許せなかったのは、編集部が最後に

私たち自身があまりにも知識不足だったこと、その知識不足ゆえに報道に戦々恐々としてしまったことを反省しました。誰もが被災者となる可能性があります。私たちや子どもたちも、いつ被災者となるか分かりません。私たちは親としてひとりの人間として、助けを求める人に手を差し伸べ、助け合う心を子どもたちに伝えていかなければならないと痛切に感じました。

とまとめていること。知識不足と言いますが、ネット環境にない人や、時間がなくてなかなか調べ物ができない人は、テレビ報道や市の広報などを信じてしまいます。それが誤りかどうかを、精査・検証するすべがありません。どんなに反対派の人がお願いしても、新聞やラジオも絆プロパガンダ一色でした。それをひとくくりにして知識不足と言い切り、がれきに反対したママさんたちを愚弄しています。

ここまでして東京電力によって撒き散らされた放射性物質が、がれきにも降り注いだことをたいしたことないように過小評価し、放射能安全神話を垂れ流す意図はなんでしょうか?

放射能は拡散したという大前提、事実を無視して、「いつ被災者となるか分かりません」と、ある意味、脅しをかけるような言い回しで論点をずらすのは実に残念です。

このような座談会を企画した、ドンナマンマとはどのような会社なのか調べてみたところ

http://www.donna-mamma.gr.jp/company/

北九州市の指定管理業者、九州電力はこの会社のお得意様でした。お金を貰えば、都合の悪いことは書くはずがありません。

この座談会自体が、完全にヨイショ企画でした。


米国NGOパブリック・シチズンのロリ・ワラックさんが訴える「日本のTPP参加は主権の放棄」

2013-04-24 | TPP

ロリ・ワラックさん米国NGOパブリック・シチズンが訴える

「日本のTPP参加は主権の放棄」

 日本政府がTPPに参加しようとしていると聞き、大変心配しています。ルール作りに参加する権利も、何に合意するのかを知る権利もないのに、参加しようとしているからです。

 私たちの理解は、日本はこれまでの全ての合意を受け入れる―です。それは900ページもあるルールに、日本は既存の、また未来におけるすべての法制度を合わさなければならないということです。

 貿易だけでなく、医薬品の価格、食の安全や食品表示、郵便の規制、エネルギーや輸送サービス、銀行、消費者の権利保障などの分野においてです。

 何が書かれているか見ることもできず、たった1文字の変更も許されないままに、このルールを受け入れることが、日本がTPPに参加する際に要求されます。

 なぜ安倍政権が、日本にとって、こんなにも無礼で危険なプロセスに合意しようとしているのか、とても不可解でなりません。

 すでにTPP協定に参加をしている国では、強い反対運動が起きています。しかし、それらの国はすでに規定された条項が押し付けられるだけではありません。

 日本の人々にとって、TPPへの参加は、二重の危険であり、二重の侮辱なのです。

 (2013年3月11日撮影・シンガポー­ルにて)


 

 

アジア太平洋資料センター(通称PARC:パルク)http://www.parc-jp.org/teigen/2011/syomei201303.html より転載

シンガポールでのTPP交渉会合の中で、米国の貿易担当官が、日本の交渉参加が認められるための手続きについて、他国の交渉官に対して次のように述べた。

「日本は、カナダとメキシコがTPPに参加するために強いられた、非礼であり、かつ不公正な条件と同内容を合意している。つまり、事前に交渉テキストを見ることもできなければ、すでに確定した項目について、いかなる修正や文言の変更も認められない。新たな提案もできない」。

さらに米国の担当官は、日本の参加表明がなされた後、参加各国は日本との二国間協議を7月までに完了させるように、との指示も行なった。つまり、日本は7月の会合には参加できず、9月の交渉会合までTPP交渉のテーブルにつくことはできないということである。

9月の交渉会合は、TPP交渉国の首脳がAPEC会議にて集まり、交渉を「完了した」とサインするであろうといわれている10月の1か月前だ。しかも9月の会合は米国で持たれ、議長国は米国となるため、異論や再交渉の要求があっても、押えつけることが可能だ、と交渉担当官はいった。


 この情報は、自由貿易の推進に反対する国際ネットワークである、パブリックシチズンや、ニュージーランド・オークランド大学のジェーン・ケルシーさん、日本のNGO・アジア太平洋資料センター(PARC)らが、シンガポールの交渉会合にて信頼できる情報源から入手したものです。


ブルースター・ニーンさん、キャサリン・ニーンさんから、TPPについて、日本の人たちへ送るメッセージ

2013-04-23 | TPP

 

グローバルフードシステムと呼ばれる世界の食料貿易動向および穀物メジャー企業の実態­についての調査研究の第一人者である、

ブルースター・ニーンさん、キャサリン・ニーン­さんから、TPPについて、日本の人たちへ送るメッセージ

カーギル―アグリビジネスの世界戦略
 
大月書店

 皆さん、こんにちは。 TPPの背景と、それがもたらすものについての討論会へようこそおいでくださいま した。この会が、皆さんに多くの情報を提供できる有益な場となりますことを 願っております。 海の向こうからのご挨拶となってしまったことを深くお詫びいたします。全くの 予想外でしたが、先週金曜日の定期検診で、ブルースターの心臓に問題がみつか り、医師から旅行の中止を指示されました。治療の効果が見られる前に出発すれ ば、重大な結果を招く危険も高いということでした。

 そういうわけで、私たちは今、オタワの自宅におりますため、皆さんとそちらで TPPへの懸念を共有し、直に皆さんのお話しをうかがうことができず、大変悲しく 思っています。 しかし私たちは、日本のTPP参加に関する賢明な判断に貢献できることを願ってや みません。 旧友であり同僚であるレイが、TPPについて話してほしいと私たちを北海道に招い てくれた時は、驚きとともに、大変うれしく思いました。 皆さんと直接お会いできず、本当に申し訳なく思います。

 しかし、私が用意した 講演を、ほかでもないレイが、代わりに皆さんに伝えてくれるということで、安 堵しております。 私とレイは25年来の友人ですが、25年前と言えば、私たちは共にウィニペグで働 いており、またカナダでは、草原地帯の農業が負債問題に直面している時でもあ りました。農家が次々、借金のかたに銀行に農地を取られていくのを見て、私と レイと数人の仲間は、銀行より、農地トラストの方が土地保有権の保証が高いこ とを理解してもらおうと、農家を説得しようとしていました。 他方ではその頃、地域の食に関する活動への関心が高まりを見せており、私たち もCSAなどの地域主導型の農業の立ち上げに関わっていました。レイと私はそれ以 来、地球の反対側に住みながら、交流を続けています。

 レイが私に代わって講演を始めるにあたって、一言、付け加えたいのが、TPPは パートナーシップと呼ばれていますが、実際には、人と人、国と国が公平で正し い関係を結ぶことを唱えるものではないということです。人々のニーズを適正に 満たし、環境を守るために考えられた経済の形を作り上げるものではないので す。
  他の貿易協定と同様、TPPは、企業が好きな場所で事業を展開できるよう特権を与 えるものです。“パートナー”国となれば、そのような企業の特権を認めて、そ の権利を守らなければならないのです。これがすべての人にとっても良いもので あるというのです。

  しかし、モンサントやカーギルのような多国籍企業と国々との関係は植民的で、 実際、植民地支配をする側、される側の関係になってしまうと言った方がより正確かもしれません。日本を含む各国は、企業のための保証人や執行者といった役 割を担うことになってしまうでしょう。

 TPPの目的は、人々の幸福ではなく、企業 の幸福なのです。 日本にとって、この貿易協定に参加するということは、コメを含めた食糧自給の 完全な放棄を意味し、カーギル社は喜んで、テキサスかカリフォルニアからコメ を輸入してくれるでしょう。豚肉でも牛肉でも、合衆国やおそらくカナダから、 カーギル社は喜んで輸入くれます。またニュージーランドも、日本が必要とする 乳製品をすべて輸出してくれるでしょう。

 しかし、TPPはそれにとどまりません。学校給食や医療などを含むあらゆる公共事 業において、外国企業が入札へ参加できることを認めなくてはならなくなりま す。日本は、外国企業を日本企業と同様に日本国籍を有する法人であるかのよう に扱わなくてならなくなるのです。

 TPPの最も重要な側面の一つは、遺伝子組み換えや特許種子問題への影響です。今 日、世界の食糧消費の大半が、自家採取した種子を使って小規模農場で栽培され た作物である一方、モンサントやシンジェンタのようなほんの一握りの種子を取 り扱う巨大企業が、作物の遺伝子組み換えや特許を利用して、グローバルフード システム(世界の食糧市場)の支配を手中に収めようとしている。

 TPPはこの目的 達成を手助けするために企図されたものなのです。 モンサントの種子は環境に配慮した農業のためのものではありません。工業的 で、生産に多大なエネルギーを消費し、単作のために作られたものであり、企業 の利益を除けば、だれにとっても災いをもたらす代物です。

  TPPは健康や環境に関する安全基準を引き下げ、それを国際基準として統一しよう とするものです。その意図は、医薬品や遺伝子工学の分野においても、企業の 乗っ取りを助長するものなのです。 カナダでは、企業の利益が守られる範囲で規制が策定されているとさえ言われて います。さらに政府は、適切な試験もせずに、全ての新しいバイオテクノロジー 製品を認可しようとしています。 

地球の裏側のカナダでも、現政府は企業のために尽くしており、TPPは、やはり日 本と同様、カナダにとっても悪い結果を招くものなのです。 カナダはこれまでに、いくつもの貿易協定参加してきました。そして、今、TPPと CETA(EU・カナダFTA)への参加協議を行っています。CETAとは対ヨーロッパとの協定で、内容はTPPと同じものです。いずれの場合においても、カナダ政府は 国民の不安を無視しようとしてきたことは明らかです。 国民が黙ってさえいれば、政府にはそういうことがやれてしまうのです。そし て、反対者を追いやって、計画を実行できるのです。

 今日の会が、日本人がTPPによって被る本当の危険とは何なのかを理解する一助と なることを願っています。 また、皆さんの地域社会や組織の中で問題意識が高まり、政府のプロパガンダに 対して声を上げるための手助けとなれば、と期待しています。 食糧主権に関心を寄せる世界各国の人々と声を合せ、企業による食糧システムの 統治や支配は、だれにとっても良くないことであると、訴えてほしいと思いま す。

 食糧主権とは、私たちが、私たち自身の持つエネルギーを使って、地域規模の食 糧システムを構築することです。またその経済は、公平さを持ち、環境に優しく あるべきです。世界のあらゆる地域で、同じように食糧主権と新しい経済に取り 組む人々との繋がりを意識しながら。 私たちは、貿易よりも、人々のための食糧安全保障が優先される日が来ることを 望んでいます。

 大切なのは、家族が十分食べた後で残りを市場へ持って行くとい う考えで、地域の人々の生活が優先されるシステムなのです。 最後にもう一度、会場にうかがえなかったことを、心からお詫びし、お招きいた だいたことを感謝申し上げます。

ブルースター&キャサリン・ニーン

2012年1月12日

カナダ オタワの自宅にて


日本はTPPの交渉はできない安倍総理の話は嘘~岩上安身さん3/18夕やけ寺ちゃん文字おこし 

2013-04-21 | TPP

 2013年3月18日(月)文化放送ラジオ「夕やけ寺ちゃん活動中」 

ニュース本音と建前~日本のTPP交渉参加、その問題点とは?

【文字おこし】

司会:先週金曜日、安倍総理が正式に交渉参加を表明したTPP。早ければ開催が検討されている7月の会合から交渉参加になるようです。岩上さん、この番組でもずっとTPP反対を訴えてらっしゃいます。ついに交渉参加の方向です。 

岩上:残念ですね。ホントに。 

司会:もうその一言ですね。う~ん。 

岩上:はい。 

司会:そんな中、岩上さんは、安倍総理が交渉参加をする前の日、アジア太平洋資料センターというところの事務局長、内田聖子さんにインタビューをされたということなんですが、まずはアジア太平洋資料センターこれはどういう? 

岩上:市民団体といいますか、NGOの1つなんです。まあ元々お付き合いがあったんですが、その内田さんが実はアメリカのNGOとも、もちろんお付き合いがあって、日本は参加しますよね、日本のNGOは参加できないんですけどアメリカのNGOは参加できるんですよ、そして3月の4日から13日までシンガポールで行われていた第16回のTPP交渉会合、こちらにアメリカのNGO団体のパブリックシチズンのスタッフの一人として、パスを持って入ったわけです。日本人だということで露骨にアメリカの交渉担当官から嫌な顔をされたらしいけれども、それでもこの中に入ることで、びっくりするような事実を聞いてきたわけですね。そのスクープをお話伺いました。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/67417 岩上安身さんの内田さんへのインタビュー

司会:かなり衝撃的な内容だったそうですね・・ 

岩上:その前段として3月7日に中日新聞が、一つスクープを出しているんです。それはどういうことかというと、今までTPPは9カ国だったわけです。そこにカナダとメキシコが加わって11カ国になる。カナダとメキシコは遅れてきましてね、交渉のルールに関しては9カ国のみで決める。そしてこの2か国は口出しできない、再交渉できないという、非常にひどい条件を突きつけられたと、いうことを明らかにしたんですね。

このことは3月11日に行われた安倍総理の記者会見で中日新聞の記者もぶつけてるんですよ。ところが「仮定の問題には答えられない」とか「そんな話は私たちは掌握していません」とか真っ赤な嘘を言うわけです。

知らないわけがない。実は3月8日にも明らかになってるんですけど、このカナダ、メキシコが不利な条件を突きつけられているということは、安倍政権の前の野田政権時代から、政府は知っていた。明らかになってるんです。安倍さん、公式の記者会見で真っ赤な嘘を言っちゃいけない。さらに実は内田さんが入って聞いたこととは何かというのは、すごい衝撃的なことなんですけど、アメリカの交渉担当官、アメリカの政府の代表が、ほかの政府代表に対して、交渉会合の中で、

「日本政府は、カナダとメキシコがTPPに参加するために強いられた無礼で非礼であり、かつ不公正な条件と同じ内容を、既に合意している」と、アメリカ側が「俺たちはもう日本から受諾したということを聞いてるからね」と他国に説明してるんですよ。

日本政府はとっくに、もう全部、何も我々は口出ししませんという約束です。その内容はどういうことか。

正確に言いますよ。

事前に交渉の文書を見ることもできなければ、既に確定した項目について、いかなる修正や文言の変更も認められない。新たな提案もできない」ということを、我々はそういうふうに日本に言い、日本はそれを受諾していると。つまり安倍政権はそういう返答を密かにもうしていると、言ってるんですよ。 

司会:我々に言ってることと違うんじゃないですか?

岩上:ちょっと違うどころじゃない、真反対の嘘を言ってるんです。

つまり(日本政府は)これから交渉だと言ってるんですけど、一切交渉はできないということです。

「一切交渉はできない」というのはものすごく重要なことで、さらにこの交渉官は、まあまあ仮に日本がジタバタした場合はどうなるかということ仮定の下で、実は今から交渉表明しようとしても7月にはもう出られないわけです。そうすると9月の交渉会合なんだけれども、9月の交渉会合に関しては、議長国はアメリカである。

なのでアメリカは自信満々で、日本は我々が議長国の時は異議や再交渉の要求があっても、押さえつけることができる。日本政府は我々アメリカ政府に一切たてつけない、だから押さえつけることができると、可能なんだと他国の政府代表団に説明してる。 

なめられたもんですよ。そして決定的なことが、スクープなんですけれども、実はこんなものが探す気になればいくらでも見つかるんです。 


 http://www.ustr.gov/about-us/press-office/press-releases/2013/march/tpp-negotiations-higher-gear

TPP Negotiations Shift Into Higher Gear at 16th Round

03/13/2013

Singapore – At the close of the 16th Round of Trans-Pacific Partnership (TPP) negotiations today, chief negotiators reported that they had achieved the goal set for the round: to put the negotiations on an accelerated track toward conclusion of a next-generation, comprehensive agreement in the 2013 time frame envisioned by President Obama and the Leaders of the ten other TPP countries.

Through the TPP, the United States is seeking to help establish a trade and investment framework that supports U.S. job creation by addressing the issues faced by U.S. stakeholders in the 21st-century, promoting U.S. competitiveness, and expanding U.S. trade in the dynamic Asia-Pacific region. The United States also is seeking to advance core U.S. values in the agreement, such as transparency, labor rights, and environmental protection.

U.S. Chief Negotiator and Assistant U.S. Trade Representative Barbara Weisel reports that building on the consensus the TPP countries have already achieved on a significant number of the issues under negotiation, during this round the 11 delegations intensified their drive to find mutually-acceptable paths forward on the remaining issues in the legal texts of the agreement. As a result of active intersessional engagement, and the pragmatism and flexibility shown by all countries during this round, the delegations succeeded in finding solutions to many issues in a wide range of areas such as customs, telecommunications, investment, services, technical barriers to trade, sanitary and phytosanitary measures, intellectual property, regulatory coherence, development, and other issues. With this progress, some negotiating groups, including customs, telecommunications, regulatory coherence, and development will not meet again to discuss the legal texts in future rounds and any remaining work in these areas will be taken up in late-stage rounds as the agreement is finalized. This will allow the TPP countries to concentrate their efforts on resolving the most challenging issues that remain, including related to intellectual property, competition, and environment.

The 11 countries also made progress during this round in continuing to develop the comprehensive packages that will provide market access for goods, services and investment, and government procurement. Productive exchanges occurred on tariff packages on industrial goods, agriculture, and textiles, as well as on rules of origin and how best to promote the development of regional supply chains in order to benefit companies based in the United States and the other TPP countries. In addition, negotiators discussed each country’s proposals to open services and investment and government procurement markets. The 11 countries agreed on additional intersessional work to build on market access advances made since the last round, to continue movement toward outcomes consistent with the high level of ambition that Leaders agreed to seek.

On March 6, the TPP negotiations adjourned temporarily so that negotiators could engage with the more than 300 stakeholders from TPP countries who registered to join the stakeholder events in Singapore. In response to stakeholder requests, Singapore arranged both for direct stakeholder engagement with negotiators and for 60 stakeholders to make presentations on a wide variety of issues. Also that day, Weisel and fellow Chief Negotiators briefed stakeholders and took questions on the substance and process of the TPP talks.

In mid-April, TPP Trade Ministers will meet on the margins of the APEC Trade Ministers meeting in Surabaya, Indonesia to discuss progress to date and provide further guidance to negotiators. As the negotiations draw to a close, high-level officials will be more actively engaged with one another on ways to address the remaining sensitive issues.

The 17th round of TPP negotiations will be held in Lima, Peru, from May 15-24.

(声明全文邦訳)http://iwj.co.jp/wj/open/archives/67743 より

  
アメリカ通商代表部(USTR)による声明発表

2013年3月13日

TPP交渉は第16回の会合で順調に進展

シンガポール — TPP交渉の第16回会合が本日終了したことを受けて、交渉責任者たちは本会合で設定していた目標を達成したと報告した。すなわち、オバマ大統領と他10か国の首脳が想定する、2013年という時間枠で次世代の包括的な合意の締結に向けて加速することへの交渉がまとまった。

TPPを通じて、アメリカは貿易や投資の枠組みを設立し、21世紀のアメリカの利害関係者が直面する問題に対処し、アメリカの競争力を高め、ダイナミックなアジア太平洋地域におけるアメリカの貿易を拡張することにより、アメリカの雇用創設を後押しすることを目指している。アメリカはまた、透明性や労働権、環境保護など、核となるアメリカの価値観について合意を進めることも目指している。

アメリカの主席交渉官でUSTR代表補のバーバラ・ワイゼルは、TPP参加国がこれまで達成した非常に多くの交渉問題に関する意見の一致に基づき、本会合において11か国の代表は、残存する問題について相互受け入れ可能な道筋を見つけ、合意の法文化を進める動きを進展させた。活発な会期間の折衝や、会合における全参加国が見せた実用主義や柔軟性の結果、関税、通信、投資、サービス、貿易における技術的障害、衛生や植物検疫の手法、知的財産、規制の統一、開発やその他の問題など、多岐に渡る領域において、多くの問題に対する解決を見出すことに成功した。この進展をもって、関税(customs)、通信(telecommunications)、規制の統一(regulatory coherence)、開発(development)を含むいくつかの交渉グループは、今後の会合で法的文書に関して再度集まっての議論は行われず、これらの分野において残った課題は、合意がファイナルとなる最終ステージの会合で取り上げられる予定である。このことにより、TPP参加国は、知的財産権、(公的機関の)競争、環境といった、残った最も難しい問題の解決に努力を集中させることができる。

11か国はまた、本会合において、商品やサービス、投資、政府調達のための市場アクセスを提供する包括提案を継続して進めることにおいても進捗を見せた。産業製品、農業、繊維製品の関税一括法案に加え、原産地規則、そしていかにアメリカや他のTPP参加国の企業にとって有益となるための地域的なサプライチェーンの発展を最大限促すかということについて、生産的な意見交換が行われた。また、交渉担当者は、サービス、投資、政府調達の市場を開くための各国の提案を議論した。11か国は前回の会合から進展した市場アクセスに基づいて、会期間のさらなる課題についても合意に至り、各国首脳が目指す高いレベルの志にふさわしい結果に向けての動きを続けた。

3月6日、TPP交渉は一時中断し、交渉官たちはTPP参加国から300以上のステークホルダー(利害関係者)が参加するイベントに出席し、議論を交わした。ステークホルダーからのリクエストに応じ、シンガポール政府は交渉官と直接議論できるような場と、60のステークホルダーがあらゆる問題についてプレゼンテーションを行う場を用意した。その日はまた、ワイゼルや各国の交渉責任者はステークホルダーに交渉の概要を説明し、TPP会談の内容や進捗状況についての質疑を行った。

4月半ばに、インドネシアのスラバヤで行われるAPEC貿易担当大臣会合の合間に、TPP担当大臣の会合が行われ、これまでの進捗状況の議論や交渉官に対するガイダンスの提示が行われる予定である。交渉が最終段階をむかえていることから、残るセンシティブな問題に対処すべく、各国政府高官同士によってさらなる積極的な議論が行われることとなろう。

TPP交渉の第17回会合は5月15−24日、ペルーのリマで開催される。


※USTRの第16回シンガポール会談後に出された文書のタイトルは
TPP Negotiations Shift Into Higher Gear at 16th Round

USTRとはTPPを取り仕切るアメリカの組織、Office of the United States Trade Representative のこと。


岩上:これはUSTRのニュースとしてある。これはアメリカの通商代表部、ここが担当部局です。ここに今回のですね、第16回のシンガポールでこういうこと決まりましたよとか全部出てるんです。 

司会:交渉会合ですね。 

岩上:そこで何が出ているかといいますと、要するに16回目のところで、「関税についてもう話が終わりました」と、これについて話が終わりましたと。 

司会:関税について話が終わった? 

岩上:終わりました。終わっちゃったんで、もうこれについて法的文書をもって話し合うことはないと。 

これが和訳です。 

「・・・この進展をもって、関税・通信、企画の統一、開発を含む、いくつかの交渉グループは・・・」だからその中に関税はあるわけです。「今後の会合の、法的文書に関して、再度集まっての議論は行われず、これらは・・・合意がファイナル・・・最終ステージの会合で取り上げられる予定である」と。 

つまり早い話が、それはもうファイナルですから、儀礼的に合意しましたねということはサインするだけになるんですけれども、残ってるのは、知財だとかそういう話だと、だから日本では知財があるとかそういう話は、ほとんど表に出ないわけです。

農業の関税の話ばかり。で、関税は今回でもうおしまいと、いうことが堂々と掲げられているんですね。 

まるで英語読めないんですか、ネット見れないんですかと言わんばかりですよね。

これが日本の総理がデタラメを言っているいい証拠ですよ。そして現実の場面で、そのようにですね、あの日本は抑えこめると、そして先ほど言いましたけれども、一切の異議、申し立ては許さない、それは認められない、そしてそれは日本政府はすでに了承している、ということなんですね。 

司会:安倍さんの発言の中で、日本にとって一番大事なのは国益である、そして私を信じて欲しい、国益を損なうことはしないと、私は受け取ったんですが、どうなるんですかね? 

岩上:もちろん、ウソですから、こんなに明白なこと、自国の首相が嘘をついてるということは言いたくありませんよ。だけど、こうやって出てるんですよ。何を白々しいこと言ってるんですか?そんなもの調べればわかることでしょう?

だから真っ赤な嘘ですよ。もう交渉はできませんし、更にですね、韓米FTAのことを考えろと、アメリカの商工会議所が言ってるんですよ。日本は、大体入ってくる前に、自動車、牛肉、保険分野で成果を見せろと、つまり、変な話ですけど、

ぼったくりバーに入る前に金出せと言っている、金出せっていうのは、この場合の条件というのは、まず自動車分野で譲歩しろ、牛肉はBSE規制です、これはとっぱらわれてしまいました。

そして保険分野、今でさえ医療保険はアメリカの外資の独壇場です。これ日米保険協定によってアフラックに一方的な市場占有を認めているわけですよ。自由市場競争になってないんです。そこに加えてなんと今回は学資保険まで口を出してきた。アメリカは。次から次へと言ってきてるんですね。

韓米FTAを見習うべきだ。いうふうにアメリカの商工会議所は言ってきてるわけですね。前も言ってるように韓米FTAがモデルなんですけど、韓米FTA、それはとてつもない一方的な不平等な条約なわけですよね。 

で、いま僕はやっぱり非常に問題だと思うのは、たとえばこの安倍総理の記者会見の中でね、

「関税をとっぱらわれる不平等条約じゃないか」「皆さん勘違いしないでください、すべての国がとっぱらうんです」って言うんですよ。

また嘘八百を言う、と。ここで出ているのは、韓国に対しては、ラチェット条項、あと戻りできない、韓国は全部あけっぴろげになったら、もう関税も検疫もなくなるわけですよ、BSEが発生しようが何しようが、輸入中断もできないんですよ。ところがアメリカの方は、スナップバック条項というのがある、アメリカはいつでも自分の都合次第で、一回は関税とっぱらうけれども、元へ戻せ、なんですかこれは?

だから早い話が、みんなで、せーので、ぱっと裸になりましょう、でも俺は服着るよ、あとで。でも君たちはもう二度と服着れないよ、そういう、むちゃくちゃな内容が書き込まれている。 

司会:あまりにも不平等ですね。 

岩上:あまりにも不平等です。でもそれができるんですね、だから早い話が、あとは完全に国としてガードすることができない状態になって、韓米FTAのこの条約に合わせて国内法全部かえていかなきゃいけない。いま韓国はどうなってるかというと60以上の法律を、FTAに合わせて改正中なんですよ。 

アメリカの資本が入っていって、行動しやすくするための、国家改造です。実質はここにある。日本も国家改造されちゃうんですよ。 

司会:国家の上にもう多国籍企業がいるみたいなもんですね。 

岩上:そうです。サービス非設立権の認定という条項もあります。

これ、弁護士をはじめとするアメリカ側だけですよ、アメリカ側の様々な業者が事務所を構えなくても活動できるっていうんですよ、韓国内で。でも事務所は構えるんですよ。何かっていうと、登記しなくていいってことなんです。登記しないために一切、脱法行為やろうが、違法行為でやろうが、脱税やろうが、罪に問われないんですよ。治外法権なんですよ。 

これをアメリカには認めているんです。これ地位協定とおんなじでしょう。それがあらゆる経済社会分野で認められるんですよ、アメリカに対して。これ全然公正な競争でもなんでもありません。いわゆる「併合されていく」という状態です。植民地として本当に併合されていくということであり、しかもその同じ権利とかを全く認めていない。 

司会:岩上さんの話を聞いてるとほんとに恐ろしくなるんですよ。これはどうすればいいんだろうか? 

岩上:本当に恐ろしいんです。ダメですよ。入っちゃダメです。断固として入っちゃダメです。これは。こんなもの調印したら終わりです。もう取り返しつかないです。待遇の最小基準というのがあるんですけれども、内国民逮捕しろって言ってるんです。

言葉がわかりにくいんですが、これはどういうことか、アメリカの資本が、韓国の国土を好きなように変えるってことです。これね、国土買ったら終わりですよ。買われたら。 

これはアメリカが北米大陸に入り込んで少しずつ植民地を広げながら、先住民たちを追いやり、ときに戦い、ときに交渉し、そして土地を安値で買収し、最終的に全部を手に入れた方法とおんなじです。

はるかにもっとリーズナブルに、韓国に対しても日本に対しても、それが可能だと思ってると思いますね。日本終わります、本当に。

どうします?なんでこんなものを従ってるんですか? 

もうすでに韓国は国内の政策に、ことごとく手を突っ込まれています。ハンギョレ新聞というのが明らかにしたんですけど、韓国はエコカー減税、低炭素自動車優遇措置という政策をやろうとした。それがなぜか先送りになったんですよ。これはどういうことかっていうと、韓国政府は、今の安倍政権とおんなじように、韓国民、自国民に対してウソ八百言ってたんですよ。つまりあーだこーだあーだこーだと。

ところが、ある議員がですね、内容というのをすっぱ抜いたんです。そしたらどういうことか、アメリカに遠慮をして、米韓FTAに遠慮をして、アメリカの自動車メーカーは、そういうハイブリッド技術とかあるいは低炭素の技術とか遅れてますから、それを早く進めれば、あるいは減税措置をやればアメリカの自動車にとって不利になるだろうと。 

だからアメリカの自動車に合わせて、韓国の政策をずらす、ということが現に行われ、そして韓国政府はそれを国民に正確に伝えなかった。日本はもうすでに、安倍政権は嘘を言ってますよね。日本は何も譲歩できません、

それから韓国も、唯一聖域として認められたのが、コメでした。ところが、これは聖域として認められたんだからとして入ったとたんに、アメリカは「はい、見直せ」と。いま圧力をかけてるんですよ。これもう全然聖域にならない。たぶん来年度から交渉にのっかり、そして広げられるでしょう。 

司会:いや、もう言葉出ませんね・・・ 

岩上:国内の司法権も奪われてしまいますからね。 

司会:ラジオ聞いた方、これもう一回、自分で考えないと。 

岩上:本当に、この嘘八百並べて、TPPに邁進しようというような政治勢力でいいんですか。自民党、公明党、みんなの党、維新・・そんな政党でいいんですかとみんなに問いかけたいですね。 

司会:以上ニュース本音と建前でした。 


江戸川区の小学校でとれたタケノコを給食に!?山口県のタケノコのセシウムはどうなのか?

2013-04-21 | 放射能汚染

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130415/tky13041520460004-n1.htm  より


 江戸川区といえば東京都の中でも高汚染地域。その小学校でタケノコ掘り体験⇒給食とは!?愕然としました。体験授業でたけのこ掘って汚染を測って移行率の勉強ならわかりますが、食べて紙までつくり、卒業証書とは!

311前ならいいんです。いい企画なんです。しかし、今はレベル7の放射能汚染国日本。放射能汚染を受けたという大前提はどこへ行ったのでしょうか?

https://twitter.com/kobayas2/statuses/324188860751941632  より 

 

 西日本であってもタケノコのシーズンは本当に悩みます。タケノコの放射能汚染。タケノコはその他の野菜よりもセシウムの移行率が高いこともあって高濃度土壌汚染しているところでは311以降出荷停止になっているところも多いです。気をつけなければならない食材です。

2012年のデータで地図がありましたので転載します。http://radioactive-foods.sblo.jp/article/63038458.html  より

農林水産省のページでは、品目別で「山菜」のところにタケノコのデータがありますので、ご覧下さい。

http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/s_chosa/hinmoku_kekka.html

厚生労働省には、最新のデータがありますが、品目別ではないのでやや見にくいです。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/  今年 平成25年 4月のデータ

その中から最新の千葉のタケノコのデータを出します。

 昨年は100ベクレル/kg超が千葉でも出てました。今年もホットスポットはタケノコの数値も高いです。逆に、74ベクレル/kgは基準値以下ということで流通してしまうことが恐ろしいです。ましてや産地不明、未検査のいただきものなど論外です。

★福島県林業研究センターの実験結果では

http://www.s.affrc.go.jp/docs/anzenka/symposium/pdf/p70.pdf

タケノコの放射性セシウム濃度は、下部<中部<頂端部の順に増加していることがわかった。放射性セシウム濃度は成長の盛んな部位で高い傾向にある。 

★横浜市民測定所より 「茹でたらセシウムは、少なくなるの? 」

http://www.ycrms.net/laboratory/takenoko.html

『生のたけのこ』に比べて、『茹でたたけのこ』の総セシウム量は、約22.2%減少したと考えられます。除去とは言えない数値。

★さらに、たけのこ調理やタケノコご飯について詳しく調べたサイト ベクまる実験室 より転載します。

http://bq-maru.com/wp/?page_id=1671 

中心部の芯に近づくほどセシウム濃度が高い。 

http://bq-maru.com/wp/wp-content/uploads/2012/05/takenoko.pdf  まとめPDFより

 

 筍ご飯にしても、146ベクレル/kgの筍で、1膳あたり約1ベクレルになるということです。汚染度の高いところを使わないでの話。そこまでして食べなきゃいけないのかと思えてきます。http://bq-maru.com/wp/?p=1478

 

江戸川の小学校で、筍ご飯の給食調理で「汚染の高い中心部、先端を除く」などという配慮がなされるとは思えません。 以下ご覧下さい。恐ろしい学校の対応ぶり。 子どもたちの内部被曝は全く予防されていません。この間のお台場の海苔の体験学習といい、なぜ学校や保護者が考えないのかが不思議です。

 江戸川区教育行政を考える保護者の会 http://edu-parents.org/?p=343  より

再度 篠崎第5小学校副校長に電話で話す。
(副校長)
江戸川区と学校の見解は同じです。
江戸川区の小松菜も安全ですし、農作物も安全ですからタケノコも安全です。
タケノコを食べない理由がありません。
(会)
タケノコは、小松菜となりたちが違うので同じ扱いはできないのでは?
(副校長)
ほかの団体にも同じことを言われました、勉強不足でした。
(会)
勉強不足で安全を判断するというのは矛盾しますが、安全の判断していいのですか?
(副校長)

そう言う意味ではありません、タケノコの安全性が揺ぎはしません。
タケノコの安全性は確認してあります。( 江戸川区の小松菜が安全なんですから)

 


 

では山口県のタケノコはどうなのでしょうか?

今年、市民の方が周南市で採取したタケノコを八進という検査会社に検査を依頼されました。その結果を、許可を得て掲載いたします。感謝致します。ありがとうございます。https://twitter.com/bubukun93/status/325624172246077440

山口県周南市大島大和産

 

 

2013年4月14日収穫、あく抜きをして水煮にした状態。

検出下限値1ベクレル/kgで不検出

やはり同じ日本でもこれほど違います。

汚染を奇跡的にまぬがれたことに感謝し、上関原発を作らないようにしなければ食の安全は保てません。

山口県のHPはたったこれだけ!牛肉と玄米だけって!?愕然。旬のものを調べて欲しいです。

http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a17300/nougi/kensakekka.html

しかも何年の8月か全くわかりません。泣けてきました。

※ 県産農産物については、今回の検査で放射性セシウムが不検出であったことから、当面、品目等を拡大して検査をする予定はありません。 

仕事する気なし?(ಠ_ಠ) ゲルマニウム半導体検出器持ってるのに・・・

なんで市民が自腹で検査費出して、測定しなければいけないのかわかりません。

山口県にもっと品目を拡大して検査をいろいろするように頼みましょう。

http://kanpoken.pref.yamaguchi.lg.jp/ 山口県環境保健センター

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山口県環境保健センター
〈葵庁舎-保健科学部-〉 〈大歳庁舎-環境科学部・企画情報室-〉
 〒753-0821 山口市葵2丁目5-67
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  TEL (083)924-3670
  FAX (083)924-3673

  


海鳥は、無言で私たちに教えてくれています。

2013-04-19 | ニュース

海鳥がプラスチック製の小さい蓋などを飲み込んで死んでしまった様子を写したこの動画に大きなショックを受けました。私たちの暮らしを根本から見つめ直すことに役立つのではないかと思い記事にしました。

この海鳥は、図鑑で調べたところ、コアホウドリ(アホウドリ科)、夜、海面近く上がってきたイカを捉えて食べるそうです。夜なのでプカプカ浮いてたプラスチックの蓋を飲み込んでしまったのだろうと思います。親が飲み込んだ餌を貰うときヒナの口にも入ってしまうのか、親が死んで餌をもらえなくなってそうなってしまったのかわかりませんが、ヒナも死んでいます。

私は、息子が小さい頃、貝殻の収集をしていたので一緒に山口県の海岸線を歩き回っていたことがありますが、ペットボトルの蓋はよく落ちていました。微小貝と呼ばれる数ミリの小さい貝は、綺麗な海にしか生息できず、日本海側の方がみつかりやすいです。角島、見島で希少な貝殻を採集したことがあります。海水浴に行っても漂着ゴミが気になって仕方ないので到着するとすぐ道具を借りて掃除をしたこともあります。とにかくどの海岸線にもペットボトルが落ちていないところはありません。

しかし、この鳥たちの様子を見ると、もうそんな清掃程度では間に合わないと感じました。既に世界中の海に流れてしまっています。そして漂着ゴミは増える一方です。せめてペットボトルや、小さい蓋のある製品をメーカーが作るのを世界中でやめない限りは、人間以外の生き物は、このアホウドリのように犠牲になり続けるでしょう。

プラスチック製品が私たちの暮らしの中に大量にあります。私は昔から外で使うプラスチック製の洗濯バサミが劣化するのが気になって仕方なく、10年間ぐらいかけてすべての物干しや洗濯バサミ類をステンレス製に切り替えました。環境的には、ステンレス製の洗濯バサミも石油を使って作るので、やっぱり負荷はあると思いますが・・・息子に残そうと思います。本当は、洗濯物は青竹に洗濯バサミなしで袖を通して干す方式が実は一番いいのかもしれません。

 

プラスチックは石油を原料に各種の添加剤を加えて作る化学物質。

こちらを是非読んでください。⇒http://codenameo5.blog.fc2.com/blog-entry-702.html?sp

コンビニのお弁当もプラスチックに入っていてしかもレンジで温めてもらう人もいますが、発ガン物質が溶け出すそうです。プラスチックの食器や容器からは、これらの危険な物質が使うたびに溶け出ているのです。子どものお弁当箱もプラスチック製が多いですね。お味噌も陶器に移し替えずそのままカップごと使ったりしてました。 もうすぐにでも台所を整理したくなります。

 

http://codenameo5.blog.fc2.com/blog-entry-702.html?sp  より転載

プラスチックの毒性の弱さが逆に恐ろしいラットの実験結果 

プラスチックに対する不安に明確にこたえてくれたのは、かつて、その実験をしたことのある坂下栄さん。

「危険な物質でつくられたプラスチックに現代の人間は、赤ちゃんのときから接しています。にもかかわらず、あまり危機意識を持っていないのは、毒性が弱い(摂取量が少ない)からなんです。でもそれは、危険が見えないということで、逆に恐ろしいことなんですね。ジワジワと身体が侵されているのに気づかない。人体実験にさらされているとしか思えないのです」と語ってくれた坂下さんは、プラスチックの慢性毒性を調べるために、発泡スチロールのカップ、ポリスチロールのカップ(よく使い捨てにされる半透明のもの)、ゴミ袋として使われるポリエチレンの袋にそれぞれお湯を入れ、それを冷やしたものと水道水の4種類でラットを2年間飼育しました。

その結果の一部が左の写真です。なんとスチロール製のコップの水で2年間飼育したラット7匹のうち4匹に腫瘍が発見されたのです。またそれぞれの水によって、ラットの体重にも変化が生じたといいます。

これらのラットは、私たちに明らかな警告を与えています。

 


右の写真は、おなかの部分の腫瘍が異常に増殖したものです。体重700gのうち、腫瘍部分の重さは、なんと350gも占めていたといいます。ちょうど自分の体重と同じ重さの腫瘍をつくってしまったのです。こんな大きな腫瘍でも、1年半頃までは、外から見て分からなかったそうです。ということは、わずか半年でこれほどに増殖してしまったということになります。
 

こちらは、首のところに腫瘍のできてしまったラット。腫瘍の大きさは、約3cmX4cmだそうです。このラットも、上の写真のラット同様に1年半頃までは腫瘍が観察されなかったそうです。プラスチックから溶け出た物質を飲み続けていると、ある日突然こうした腫瘍ができはじめ、急激に増殖を開始するわけです。慢性毒性の怖さがここにあります。

 

 
上のラットの解剖写真。顕微鏡で観察した結果、この腫瘍は、線維肉腫と呼ばれるもので、腫瘍が内臓にではなく皮下にできたために、2年間も生存することが可能だったようです。またこのラットの腫瘍は良性のものでしたが、ほかのラットでは、悪性のものも見つかっているといいます。ちなみにラットの2年というのは、人間の60歳くらいに当たるそうです。
 
プラスチック抽出水飲料による平均体重の変化 「三重大学環境科学研究紀要 第l号」より


右のグラフは、4種類の水をそれぞれ飲料水として育ったラットの1匹あたりの平均体重の変化です。実験開始時には、生後1カ月(離乳直後)のラットを意図的に選んだそうです。それは、成長期である子どものときから、プラスチックを微量であれ取り続ける可能性のある現在の生活を配慮したからです。結果はみごとに雄、雌ともスチロールコップ、発泡スチロール、ポリエチレン袋、水道水の順で重くなっています。やはり、発育にも影響を及ぼしています。
線維肉腫:細胞などをつなぐ組織の線維が増殖したもの。
 

  

 アホウドリのようにプラスチックを異物として飲み込まなくても、私たちは日常的に、プラスチックから溶出する微量毒物を体に取り込んでしまっているんだなと思いました。
 
上のグラフを見ると、子どもにペットボトルの飲み物を飲ませないようにしなければと思います。ジュースなどペットボトル飲料の中身も遺伝子組み換えのブドウ糖果糖、容器からも発ガン物質。これは一回でも飲まないようにするしかありません。
 
学校のバザーや文化祭などで、必ずスチロール製のどんぶりに、高温のうどんや豚汁、おでんなど入れます。あれもやめてほしいです。
微量に毒が溶け出し、しかも、それ自体が投棄され、環境中に放り出された場合も誤飲で生き物を殺す可能性のあるペットボトルなどのプラスチック製品。
 
「え~ペットボトルは軽くて便利なのに~」という声が聞こえてきそうです。
しかし、水筒にかえても飲み口の部分がなんとプラスチック!!! 詰んだ! (ಠ_ಠ)  でも諦めずに、そうでない水筒を探します。
 
今、私はマヨネーズはグリーンコープのガラス瓶入りを使っています。しかし、一般のスーパーは小さい赤い蓋のついたプラスチック製のチューブも多いです。瓶のリサイクルが進めばメーカーもチューブをやめるかもしれないのに・・・
 
遺伝子組み換え食品だけでなく、私たちの暮らしの中にたくさんあるプラスチック製品。とくに食べ物の保存など、ほとんどの母親は使っていると思います。せめて陶器にかえることが可能なものは変えていこうと思いました。
 
問題は歯磨き。 歯ブラシと練り歯磨きチューブをやめて、指と塩にするとか・・・・きついです。
 
追記 ねずみなどを使った動物の実験についてはどうなのかという話ですが考え中です。ハムスターを飼って最後まで看取った人から教えてもらいましたが、ガンができていたそうです。ハムスターを飼うゲージに付属のプラスチック製の水飲み器を通して水を飲んでいたそうです。餌ももうすでに汚れていると思いました。  
 
みなさんはどうしますか?  「使い終わったら燃やせばいい」はこのブログではNGということで。

4/28山口県参院補選の前に、TPP(原発・遺伝子組み換え作物)について考える

2013-04-16 | TPP

4月5日に安倍内閣が「TPP政府対策本部」を設置し、7月にも交渉に参加する見込みとなりました。

http://www.asahi.com/politics/update/0405/TKY201304050041.html

このポスターはなんだったのでしょうか?どうみても自民党の公約違反ですよね。

その10日前の3月26日には、アメリカのオバマ大統領が包括予算割当法(モンサント保護法)に署名し、成立しています。
モンサント社の遺伝子組み換え作物の種の世界シェアは90%でロックフェラー財団の援助を受けています。
モンサント社はPCB、農薬のメーカーでもあり、ベトナム戦争時には枯れ葉剤も製造していました。
遺伝子組み換え作物の強引なシェア確保商法は欧州で既に問題になっており、インドの農家からは多くの自殺者が出ています。

TPPが締結されたら、遺伝子組み換え作物が日本に無規制で販売・流通するのは避けられないと思います。
花粉は風で飛んでいき交雑するため、遺伝子組み換えでない植物にまで影響を及ぼし、日本の農地、田畑全てをダメにしてしまいます。

そうなれば農家が大打撃を受けるだけでなく、私たちは遺伝子組み換え食品しか口に出来なくなってしまいます。また遺伝子組み換え植物の花粉の吸入により、がれき焼却以上の健康被害が出ることも十分考えられます。

食、健康だけでなく、医療、保険、雇用、生産など私たちの生活に関わる全てに影響を及ぼし、早急にしなければならない高濃度放射能汚染地域の子どもたちの避難、労働者の被曝問題への対応も先送りになってしまうでしょう。

最も恐ろしいのは原発再稼働、憲法改正の問題です。

安倍政権がTPPの締結をこれほど急いでいるのは、その先にある原発再稼働、憲法改正(第96条→第9条)を実行させたいがために他なりません。

参考 TPPの「毒まんじゅう」ISDS毒素条項で日本の脱原発を潰す方法 

参考 TPPは原発事故の補償をしなくて済む (チェルノブイリへのかけはし)

日本各地でおこっている原発再稼働反対の声や市民運動も、日本がTPPに参加することにより、アメリカの一声で白紙と化してしまいます。 

現在、原発再稼働に反対の立場をとっている政党であっても、TPPに賛成している政党、自民党との連立、連携を検討している政党は、事実上、原発再稼働を認めているのと同じです。

TPPに反対の声はネットでは90%以上もあがっているのにもかかわらず、TVでは60%以上が賛成と報道されています。

国とマスコミ一丸となっての情報操作が、震災がれきの広域処理の時と同じく行われています。

私たちに出来ることは、TPPの恐ろしさを知らない市民に真実を伝え、参院選で 「TPP絶対反対」 の姿勢を明確に示している政党に属する議員に投票することではないでしょうか?

私は、原発再稼働反対、上関原発反対、遺伝子組みかえ作物反対⇒反TPPの立場から投票します。

 

山口県では参院補選が4/28です。各党のTPPに関する公約、原発に関する公約を確認しましょう。

 

選挙公報はこちら ⇒ http://www.senkyo-yamaguchi.jp/pdf/bulletin.pdf#view=Fit

 

 

 

日本にも影響か〈モンサント保護法〉が米で成立
http://www.webdice.jp/topics/detail/3831/

 3月26日、アメリカで包括予算割当法(HR993)がオバマ大統領の署名により成立した。この法案は別名〈モンサント保護法〉と言われており、第735条に、モンサント社などが販売する遺伝子組み換え作物で消費者に健康被害が出ても、因果関係が証明されない限り種子の販売や植栽を法的に停止させることができない、と定めている。この法案撤回を求めるオバマ大統領への請願書に25万人以上の署名が寄せられたが、成立を阻止することはできなかった。

環太平洋経済連携協定(TPP)参加が議論を呼び、TPPが締結されるとこの法案も日本に持ち込まれてしまう可能性があると言われているなか、グローバル企業による遺伝子組み換え食品と原子力の関連に迫るドキュメンタリー『世界が食べられなくなる日』が6月8日(土)より公開される。『未来の食卓』『セヴァンの地球のなおし方』のジャン=ポール・ジョー監督が、遺伝子組み換え作物を与えたラットの世界で初めての長期実験、そして福島第一原発事故以降の日本に取材を敢行している。

【MSN NEWS】'Monsanto Protection Act' called 'outrageous,'
dangerous(2013.3.29)
http://news.msn.com/us/monsanto-protection-act-called-outrageous-dangerous

■『世界が食べられなくなる日』公式HP
http://www.uplink.co.jp/sekatabe/


★反TPPチラシはこちらにたくさんあります http://luna-organic.org/tpp/print.html


 


粉塵をかぶりながら中国の鉱山で働く15歳の少年の日給2.2ドル~中国の癌村より

2013-04-15 | アスベスト

『中国の癌村』                     ※翻訳は当ブログ読者の方によるものです。ありがとうございます。

中国の癌村は、「忘れ去られた片隅」と呼ばれている。中国共産党が改革開放を高らかにうたった30年の発展の一方で、農村は廃棄物とゴミが堆積される場となった。淮河をはじめとする多くの深刻な汚染のある河川が、沿岸に住む農民たちに奇形、中風(半身不随)、知的障害、各種癌などの異常な症状を集中的に引き起こしており、農民たちの生命を残酷に脅かしてる。ある統計によると、全国の農村の少なくとも3億人が安全な水を得ることが困難であり、癌がまるで疫病のように絶え間なく広がっているとのことである。 

科学的廃棄物が黄河の浅瀬に打ち上げられている。

工場と村は一枚の壁で隔てられているにすぎない。 

村人にはこの状況に既に慣れてしまっている。 

工場の廃棄物が河川に流れ込んでいる。 

広東省―湖の中には固形の廃棄物が散在している。 

住民は顔を抑え有毒なガスをさけている。 

下水道は、黄河の廃棄物を押し流している。 

大量の工場と汚染処理工場が長江の岸辺にある。 

ここは内モンゴルの石炭火力発電所。 

汚染された工業用地は長江にある。 

内モンゴルの工業地区から出た液体廃棄物は黄河に流れ込む。 

工場から毎日大量の化学物質の含まれた排水が長江に流れ込んでいる。 

河北省,冶金工場の汚染は深刻で現地の住民の健康に害を及ぼしている。 

当該工場の敷地は絶え間なく拡大している。 

100を超える化学工場が江蘇省の沿海地区に存在している。 

工場の排水の一部が直接海に廃棄されている。 

工業廃水が長江に直接流れ込む。 

山西省―中国で最も環境が劣悪とされる場所の一つ。 

山西省は先天性の奇形を持つ子供が中国で最も多い。 

この写真の農家では17人の障害のある子供を引き取って育てている。 

黄河付近の悪臭に羊飼いは鼻を覆う。 

甘粛省の15歳の少年、2年生で学校を退学し黒竜江省へ出稼ぎにやってきた。 

不衛生な環境で働く彼の収入は一日16元($2.2)。 

内モンゴルの工業地区は鉱山(石炭)労働から帰ってきた農民。 

多くは没落した地域からの移民で、過剰に塵埃を吸うことによって1~2年以内に病気になる。 

汚染水が原因で64歳の汪包嵊は2003年から癌を患っている。 

体の傷口の痛みで横になって眠ることができず、座ったまま眠らなければならない。 

45歳の孫暁軍もまた被害者だ。彼女は手も足も動かすことができない。治療も意味がない。 

66歳の趙昆は末期の食道癌だ。妻は癌で亡くなった。彼は今も貧困の中にある。 

綿花畑で数時間仕事をした後、農民は鉱山労働者となる。 

汚染地区の子ども。 

健康を損なった賠償を求め、被害者たちは自らの血をもって署名した。 

雲南省の農村では、毎年癌によって20人が死亡している。 

11歳の徐力は骨癌を患っている。 

河北省の村では50数名が癌を患っている。 

4歳の少女と祖父が少女の母の墓に墓参りにやってきた。彼女の母は胃癌で亡くなった。 


中国癌症村について動画検索していて見つけたものですが、上の画像、あどけなさの残る15歳の少年が鉱山で働かされています。この画像を見て2重の意味で本当に辛くなりました。この鉱物はなんでしょうか?白っぽい岩石なので石灰岩かな?と思いましたが、何かわかりません。マスクもつけずに真っ白になって粉塵をかぶって働いています。この少年が相当粉塵を吸い込んでしまっていると思うとたまりません。小さいハンマーを持っています。ゴーグルをしていますので石を割る作業なのでしょう。破片が飛んで目に入る危険性もあるということです。

児童労働の問題と、鉱山などにおける健康被害の問題。貧困や差別の問題もあると思います。

粉塵自体が健康を害す元であることは、当ブログでは繰り返し記事にしてきました。動画の解説の中にはどこの鉱山で何の鉱山かは書かれてなかったのですが、もしかしてアスベスト鉱山ではないかと思って調べてみました。

労災被災者の権利のためのアジア・ネットワーク
サンジ・パンディタ
The Asian Network for the Rights of Occupational
Accident Victims (ANROAV)  

http://worldasbestosreport.org/banjan07/grassroots.pdf  より

アジアからのアスベストはインド・中国産がほとんどということがわかりました。船舶の解体時に出るアスベストの問題は初めて知りました。結局、リサイクル時や産廃の問題・・・原発、がれきやクリアランス問題と似てますね。

 

中国のアスベスト利用状況の検討 (長崎大学工学部研究報告 第37巻 第68号 平成19年1月)http://www.lb.nagasaki-u.ac.jp/reports/kougaku/pdf/37_68_08.pdf  より 

(1)中国では、アスベストの発現と利用歴史が早い。中国は早い時期にアスベストを発現し、人類の生産活動に利用した。その歴史は2500年以上である。
(2)中国のアスベスト資源が豊富である。今の年産量は世界3位になる。その中、温石綿が大部に占める。
(3)中国のアスベストの利用が広い。アスベストのいろいろな特性があるため、中国のアスベスト利用が幅広いである。今なおアスベスト製品は3000種類以上がある
(4)中国のアスベスト被害がひどい状況になっている。アスベストが広い範囲で利用されているため、被害がひどいと考えられる。統計のデータより、もっと多い被害者がいたあるいは出ていると考えられる。
(5)中国のアスベストの被害意識がまた浅い。現在、中国は青石綿の利用だけ禁止しているが、温石綿が生産活動中に非常に幅広く利用されているため、その利用があまり禁止されていない。
角閃石石綿を原料としての石綿スレートなど建築材料を使用禁止する。2001年に角閃石石綿(青石綿)の製品を淘汰する。

 

インドのアスベスト鉱山の実態はこちら⇒http://www.ide.go.jp/Japanese/Serial/Photoessay/201105.html

http://d-arch.ide.go.jp/idedp/ZWT/ZWT201105_011.pdf

 

アスベスト対策情報 http://park3.wakwak.com/~banjan/index.html 

日本石綿協会 http://www.jati.or.jp/

いろいろ検索してみると、「石綿ムラ」が存在することに気づきます。ひと握りの人の富のためにたくさんの弱者が犠牲になっているしくみは、原発ムラと全く同じ。

私たちが住んでる家や、公共の建物、職場、自動車、船舶などに石綿が使用されています。自宅で使っていなくても「自分に関係ない」ということはありません。施工業者、現場作業者だけが吸入の危険が大きいのだからと、目を伏せますか?それとも、「管理されていれば大丈夫」というバイアスでいきますか? 

4/13淡路島震度6の地震が起きました。 巨大地震が起き、家屋が倒壊すれば大量のアスベストが飛散します。津波で沿岸部工場が流されても、スレートなどのがれきに含まれるアスベストが飛散します。被災者になれば、現場作業者でなくても鉱山労働者でなくても吸い込む危険は十分にあります。

日本では2006年に禁止になりましたが、それまでにたくさんの労働者が犠牲になりました。今でも呼吸器などの病気で苦しんでいる人がたくさんいます。↓

石の綿―マンガで読むアスベスト問題
神戸大学人文学研究科倫理創成プロジェクト,京都精華大学機能マンガ研究プロジェクト,松田 毅
かもがわ出版

上の画像の15歳の少年が働いているのが、結局何の鉱山かはわかりませんでしたが、このような状況を許している今の世の中の仕組みそのものに疑問を感じます。 

 


4/13早朝の淡路島震度6弱の地震時の山口県対応まとめ~そんな対応で上関作っていいのでしょうか?

2013-04-13 | ニュース
 
 
今回の地震淡路島震度6弱(4/13朝)のとき、私は起きてパソコンの前に座っていました。震度1でしたがかなり揺れました。そして津波や伊方原発が気になりツイッターで情報収集しながら、山口県HPの対応を見ていて、これはダメだと感じました。
 
まず、全国の放射線情報 ⇒ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 となってるにもかかわらず、朝5時半に地震が起きて二時間経っても山口県の災害緊急災害トップページにも、山本繁太郎知事のツイッターも何も更新されませんでした。証拠のキャプチャー画像。↓
 
山口県の災害緊急災害トップページ http://www.bosai-yamaguchi.jp/disaster/CUDISASTER/top/disaster.shtml
最終更新はなんと 2012年9月18日
 
 
 
山本繁太郎知事のツイッター https://twitter.com/y_shigetaro  
 
最終更新がなんと 2012年7月11日!  公人がツイッターする場合はその役割は大きいはずです。選挙に当選すればほったらかしていいのかと思います。
 
 
 
これでは、もし大地震や津波で伊方原発が爆発し、放射能が漏れて流れてきても山口県民が知るすべがないと確信しました。
福島原発事故より、海の向こうということで情報の提供が悪いかもしれません。ファックスを送ることになってるようですが本当に届くのでしょうか?
山口県民としては伊方原発が心配です。
 
原発事故が起きた時のシミュレーションを瀬尾先生の本から転載します。『原発事故・・・そのとき、あなたは!』より
 
伊方発電所  四国電力  加圧水型 3基 202.2万kw 想定ガル570  原発から半径30km圏内の自治体総人口26万人
 
 
 
 
  
 
 
伊方原発のすぐ近くに、中央構造線断層帯があります。↓ 
『上関原発建設予定地周辺の巨大な海域活断層群  原子炉建屋直下の脆弱な地盤』  冊子より
 
地震調査研究推進本部より転載
 
 
 
 
 
 
南海トラフ地震で津波が来て伊方原発が爆発したら、山口県も大被害を受けます。
山本知事が白紙撤回しない上関原発の予定地は伊方原発の目の前。
風向きによっては、死の灰が障害物なしで海を越えて山口県に降り注ぎます。
 
この程度の地震でも何も対応が見えませんでした。
せめて「山口は震度1、伊方は異常なし」ぐらいは出るかなと思って昼過ぎまでHPを見てましたが
何も出ませんでした。よって、上関原発を作る資格はないと思います。
この公約は嘘だと思います。↓
知事のツイッターにメンションしましたが無視されています。
 
 
 
 

【30年後】子どもに曝露後何年もたってから大きな被害をもたらすアスベスト~原因は強力α線被ばく【死亡】

2013-04-12 | 震災瓦礫問題

http://www.waimr.uwa.edu.au/news/2012.09.04_deadly-asbestos-taking-toll-years-after-kids-exposed.html

「アスベストに接触した子どもは、アスベストの被害を何年間も受け続ける」 2012年9月4日

 西オーストラリアの北西地区で、幼少時代にアスベストに接触した子どもたち、通称「ウィットヌーンキッズ」は平均的な住民に比べ、一連のがん疾患にかかったり死亡する割合が高いことが、西オーストラリア医療研究学会(WAIMR)の最新研究により明らかになった。パースから1106km北西部にあるウィットヌーンで人体に致死的な被害をもたらす青石綿を採掘していたが、採掘から出たほこりの中に悪性中皮腫、肺がん、石綿症などの重症な疾患をもたらす飛散繊維が検出されたため、1966年に採掘が中止され、その後街は閉鎖された。
 アスベストに関する過去のデータを集めてみると、アスベストを採掘している街で働いていたり、アスベストを使用する製品を扱っていたといった職業的な要因により、成人の男性がアスベスト被害にあったという事例はある。最新の本研究はウィットヌーンでアスベストに接触した子どもたちの健康状態を長期間研究した初めての事例である。
 本研究はアメリカ産業医学ジャーナルに掲載された。
かつてウィットヌーンに住んでいた15歳以下の少女たちが、中皮腫、卵巣および脳腫瘍を発症し、オーストラリアの死亡率を増加させた可能性があることを示唆している。
 アスベストが採掘された1943〜1966年にウィットヌーンで10代前半を過ごした少年たちは、現在、中皮腫、白血病、前立腺がん、脳腫瘍、直腸および結腸がん、循環器系疾患、神経系疾患にかかる率が急上昇し、また死亡率も大幅に上昇している。
 本研究の主要研究者でありWAIMRの准教授アリソン・レイド氏はこう証言している。

「ウィットヌーンの街は、もともと鉱山から1.6kmしか離れていませんでした。その後1947年に人口が増え、街は採掘現場から12km離れた場所に移動しました。しかし鉱山から採掘された廃石は街のいたるところで使われていました。クロシドライト繊維を多く含む廃石は道路、歩道、駐車場、地域の競技場や校庭に使われました。さらに家の裏庭にも使われ、そこで子どもたちがよく遊んでいました。『ウィットヌーンキッズ』は今、ほとんどの方が成人の慢性疾患にかかり、多くの方が死亡しているという状況になっています。」

 西オーストラリア大学で住民健康を調査している学校とWAIMR研究者が行なった研究には、かつて「ウィットヌーンキッズ」だった大人、合計2460名が、15歳までに青石綿と接触していたと記録されているとレイド准教授は証言している。最初に接触した年齢の中央値は3歳であった。またかつて「ウィットヌーンキッズ」だった大人を調べると、そのうち63%はウィットヌーンで生まれるか、もしくは5歳までに採掘現場がある街、ウィットヌーンに引越しをしてきた。また大部分(93.5%)は16歳までにウィットヌーンから引越しをし、幼年期のときだけアスベストに接触していた。
 2007年の終わり、以前からウィットヌーンに住んでいた人、228名が上記の一連の疾患が原因で死亡し、2009年の終わりには207名の住民にがんが215例みつかった。
これは西オーストラリアの一般的な人々と比べ、ウィットヌーンに住んでいた少女の20〜47%、少年の50〜83%が、さまざまなことが原因で死亡するリスクが高いことを示している。
 「私たちは、子供の頃アスベストに接触した人々に重要な情報を長期間提供し続けます」とアリソン・レイド准教授はいう。

 砂場での写真は1953年にウィットヌーンの住民の裏庭で、4歳になる近所の子どもが、アスベストが混じった砂場で遊ぶ様子を撮影したものだ。その住民は当時一般的に使われていた廃石を人体に致命的な被害をもたらすとは知らずに、裏庭の砂場と家のまわりのほこりよけとして購入した。フィリップ・ノーブル(写真左側)は有能なフットボール選手になったが、中皮腫のため36歳で亡くなった。ロス・ムーンロウ(写真右側)は高校の校長になったが中皮腫のため38歳で亡くなった。   

 ※翻訳は当ブログ読者の方にご協力頂きました。ありがとうございます。ニュアンスの違いはご了承ください。


何も知らずに毒物でお砂場遊びをしてしまった子どもたち。30代までしか生きられませんでした。

そのとき親が無知であったばかりに、子どもが犠牲になるという例です。

もちろん当時はインターネットもないですし、有害かどうか調べるすべがなかったわけですので、すべて親の責任にするのは酷かもしれませんが、そのために病気になってしまった子どもはどう感じたのでしょうか?  今はネットがあります。検索をし倒して悔いのないよういろんな情報を集めようと思います。

日本では1989年頃アスベストの危険性が指摘されていました。そういえば学生の頃(1988年頃)、教官が「この教室はアスベスト吹付けで天井から落ちてくるから良くない」などと言っていたのを覚えています。アスベスト問題 は労働問題であり、公害です。建設現場などで浮遊する粉塵を吸わなければならない仕事がいかに過酷で劣悪な労働環境かということを知っていただけたらと思います。現場に着ていた作業着の洗濯を長年している妻も中皮腫など発症することがあるということで、粉塵がいかに危険なものであるかがわかります。細かい粉塵になればなるほど人間が管理できないからです。人間を不幸にする技術がここにもあります。 

 

【参考】 子どものアスベストリスクの問題

 「日仏二社会のけい肺・アスベスト疾患  空間的マッピングと人文学的研究」報告として 神戸大学 松田毅
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/81002000.pdf

【参考】 がれき仮置き場からアスベスト飛散 またも石巻市が「隠ぺい」http://diamond.jp/articles/-/33437  より

石巻市内の長浜仮置き場では風下とみられる敷地境界1ヵ所で大気中のアスベストを測定しており、アスベストの1つクリソタイル(白石綿)が空気1リットルあたり42本(電子顕微鏡による計測)計測されている(アスベスト以外の繊維を含む総繊維濃度は1リットルあたり180本)。

 魚町西公園の仮置き場では方角の違う2ヵ所を測定しており、1地点で空気1リットルあたりアスベスト繊維(クリソタイル)26本(総繊維濃度170本)、もう1地点ではアスベスト繊維(クリソタイル)26本を検出した(総繊維220本)。

北九州市はこのような危険なアスベストの付着している可能性のある石巻の震災がれきを26000トンも燃やしました。3月末で終了しました。

アスベストの最後の検査結果は⇒ http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000136211.pdf

一応不検出となってはいますが、測定は月一サンプリングなので、検査と検査のあいだは実際はわかりません。PMとなって舞い、NDだからといって周辺住民が吸ってないという証明にはならないと思います。これから私たちの体調にどんな変化が起こるかわかりません。もし何らかの体調悪化など認められた場合は、こちらにどうぞ。↓

健康被害調査フォーム (北九の子供を守るネットワークのブログ より)

 

肺に刺さったアスベストはラジウムを集めホットスポットとなり局所的な内部被ばく。 

鉄を体内に取り込む喫煙や、粉塵も同様の働きをする 。

http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/soumu-pdf/press-090727.pdf 岡山大学 プレスリリース

 

アスベスト吸入による発がんのメカニズムは放射性物質の蓄積。

3.11前の2009年の段階で宇部市の国立病院機構山口宇部医療センターで研究されていました。

たしかコメント欄から教えていただいていました。それなのに対岸の新門司でのがれき焼却を止められなかった。

その他の活動でいっぱいいっぱいでちゃんと生かせなかった。もう、自分の力のなさ、あまりのダメさに嫌気がさしています。

昨年九月の本焼却開始から3月末まで、外で無邪気に遊んでいた子供が、微量かもしれないけど吸ってしまったかもしれません。

しきい値なし、どんなに微量でも危険というのが放射性物質。

そんなものが風の中に含まれていない「風の谷」に住みたいです。


http://blogs.yahoo.co.jp/ahi3776/8678989.html   より

【毎日新聞】2009年7月28日 
アスベスト:吸入、肺にラジウム蓄積 内部被ばくでがん化--岡山大チーム

 アスベスト(石綿)吸入による中皮腫や喫煙などによる肺がんが起こる仕組みを、岡山大の中村栄三・地球物質科学研究センター長らの研究チームが解明した。石綿やたばこ、粉じんに含まれる鉄が肺に入ると、鉄を含む「フェリチン」というたんぱく質が形成される。フェリチンは大気中などにある放射性物質ラジウムを集めて蓄積させ、がんを引き起こすという。28日付の日本学士院発行の自然科学系英文学術誌に論文が掲載される。

 これまで石綿を吸入すると肺にフェリチンが形成されることが知られていた。研究チームは形成過程を突き止めるため、中皮腫や肺がん患者の手術後の肺切片を詳しく調べた。

 すると、6人の中皮腫患者のフェリチンからバリウム、鉛、カドミウムなどの重金属が検出された。中でもラジウムは海水中の100万~1000万倍に相当する高濃度だった。肺がん患者6人でも同様の傾向がみられた。

 研究チームは、高濃度のラジウムが出す放射線で強力な内部被ばくが起き、肺組織の遺伝子を損傷させてがんを発生させると結論付けた。研究チームの岡部和倫(かずのり)・国立病院機構山口宇部医療センター呼吸器外科医長は「肺のラジウム蓄積量を調べる技術や、肺のフェリチンを溶かす薬剤を開発できれば、早期診断や治療につながる」と話している。【下桐実雅子】

【共同通信】 2009年7月27日
ラジウム被ばくで中皮腫か 石綿、喫煙で蓄積

 中皮腫など肺にできるがんは、吸い込んだアスベスト(石綿)や喫煙により肺に放射性物質のラジウムがたまって“ホットスポット”ができ、非常に強い局所的な体内被ばくが続くのが原因とする研究結果を岡山大などがまとめ、27日に発表した。

 岡山大地球物質科学研究センターの中村栄三センター長は「こうしたがん発生の仕組みは、考慮されていなかったのではないか」と指摘。

 研究チームの山口宇部医療センターの岡部和倫外科系診療部長は「肺にたまったラジウム量を測定すれば早期診断につながる。ラジウムを排出する薬ができれば中皮腫などが予防できるかもしれない」と話している。

 中村センター長らは、鉄を含むタンパク質「フェリチン」などの固まりと中皮腫の関係を研究。6人の悪性中皮腫患者の肺からこの固まりを採取すると、いずれもごく微量だが海水の100万~1千万倍の濃度のラジウムが検出された。

 5人の患者の肺からは鉄分が多い青石綿と茶石綿を検出。もう1人は石綿はほとんどなかったが喫煙者で、たばこにも鉄が含まれることから、過剰な鉄分が肺でフェリチンを沈着させて固まりを成長させ、ラジウムが蓄積するのではないかとみている。

 ラジウムは食物にごくわずかに含まれ、通常は体外に排出される。だがタンパク質の固まりに取り込まれると排出されず、放出する放射線が周囲のDNAを傷つけて、がんができると考えられるという。

2009/07/27 20:31 【共同通信】


【讀賣新聞】 2009年7月28日
石綿吸引で肺にラジウム蓄積、中皮腫の原因に

 アスベスト(石綿)の吸引や喫煙などにより、強い放射線を出すラジウムが濃縮され、肺に蓄積することを、岡山大の中村栄三教授(地球宇宙化学)らが突き止めた。

 放射線が細胞のDNAを傷つけることで、悪性中皮腫や肺がんを引き起こすと見られ、新たな治療法や診断法に結びつく可能性があるという。27日、東京都内で発表した。

 悪性中皮腫や肺がんの原因のうち、アスベストはとがった繊維の形状が、がん発症に関与すると考えられてきたが、実際の発病の仕組みは分かっていなかった。

 中村教授らは、悪性中皮腫の患者から切除した肺組織から、鉄を含んだ直径数十マイクロ・メートルのたんぱく質の塊(フェリチン)を採取。塊に含まれる成分を調べたところ、海水の数百万~1000万倍も高い濃度のラジウムが含まれていることがわかった。アスベストやたばこの煙に含まれる鉄分が肺の中に吸入されることで、フェリチンの生成が促され、体内に極微量含まれるラジウムが濃縮されると見られる。

7月28日1時17分配信 読売新聞


「週刊ポスト」4月12日号「震災瓦礫受入れ表明して撤回でも176億円!」という記事

2013-04-11 | 震災瓦礫問題

「週刊ポスト」4月12日号「震災瓦礫受入れ表明して撤回でも176億円!」という記事

 

 

 

 

 

 

必見!⇒ 「瓦礫の受入しなくても交付金のからくり」池田こみち

環境省が平成24年3月15日付けで全国の自治体に出した通達↓

「受け入れなくても返さなくていい」と書いてあります。(ಠ_ಠ)大事な庶民の血税=復興予算を山分けした証拠ですね。そういえば北九州市の災害廃棄物担当課長は「廃リ部」と略称で呼んでました。 

「廃リ部」は176億円を回収して被災地に返すべき。

 

 

 

  

(出典:愛知県がれき広域処理問題を考えるブログ)


中国の「癌症村」~毒物で水・土・空気を汚すとこうなる!日本、苅田はどうなのか考える。

2013-04-09 | 三菱マテリアル汚染土問題

 

中国のPM2.5ばかりテレビで流す日本のテレビ局にも腹が立ってはいるのですが、一定関心は集まりました。しかしこれは無視してくるだろうというのが「癌症村」。この「癌症村」というキーワードに正直ショックを受けました。中国のメディアが使った言葉らしいのですが、ついに中国の環境省もそれを公式に認めています。http://sankei.jp.msn.com/world/news/130224/chn13022417590003-n1.htm

違法廃水で発がん性の高い有害な化学品や重金属などに飲用水が汚染され、がんなどの重度疾患の患者発症率が多い地域のことを「癌症村」「がん村」という。ストレートで恐ろしい名前です。その村に住めば癌患者になるということです。水、土、空気を工場などの排水・排ガス=毒物で汚した結果、45才前後にがんなどの病気で死んでしまう村、それが癌症村の実態なのです。

 

癌症村で画像検索すると恐ろしいほど出てきます。水質汚染に関するものをそのうちのいくつかをアップします。

  

 

2011年の癌症村のニュースがネット上に残っていました。以下に添付していますが、ヒ素汚染の癌症村です。

タイトルの「日本の核汚染よりひどい」かどうかは検証の余地がありますが、他人事でなく自国の問題、自分の住む自治体の問題として考える材料となるので読んでいただきたいです。今の日本と重なります。

 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1014&f=national_1014_047.shtml


 「日本の核汚染」を考えるとまず、事故を起こした福島第一原発とその周辺の東日本汚染地域、それから、原発立地周辺地域、ケミカルプラント密集地域、いわゆる石油コンビナート地域、などは大きく見て「癌症村」に当たるのではないかと考えます。 日本列島は全て原発から160km圏内に入っているので、もはや日本中「癌症村」なのかもしれません。日本人の死亡原因を見ればわかります。ついに1位はがんです。

今の食べ物の基準値100ベクレル/kgだって東電や企業・汚染地域の生産者にとって都合よく設定されたもの。廃棄物の基準8000ベクレル/kgもそうです。3.11以前の基準から密室でいきなりゆるくされてしまったわけです。机上の計算、政治の力で決められた放射能基準。 健康被害などの実態を考慮に入れず、責任をまるなげたらい回し。

反対しようものなら、「風評被害!」「差別!」「非国民」と叫ばれてしまう・・・それでも今でも全国でお母さんたちが空気や水を守ろうと必死でたたかっています。

じつは私もプラントのたくさんの煙突から出る煙を眺めて毎日生活しています。もはや生活の一部になっているので、すっかり恐怖心が麻痺してしまっていましたが、PM(微粒子)を吸い込むことで病気の元が蓄積していることはあると思います。当市に引越ししてきて喘息が悪化したという話も聞いています。個人差はありますが、空気の綺麗なところでは起こらない病気が起きている。引き金になる場合もあるということです。宇部市の対岸では昨年から新門司の清掃工場で震災がれきが焼却されました。震災がれき本焼却が始まった時に鼻血の報告、その後、喘息悪化、じんましん、紫斑病の報告もうけています。

そして今、対岸の苅田町のセメント工場では香川県の汚染土壌(ヒ素・鉛などの重金属)がセメント焼成のためキルン炉に入れられ焼かれています。

一体どれほどの重金属化学物質の微粒子が空気中に放出されているのか目に見えないので住民にはわかりません。民間企業なので行政がすべてをチェックできていません。細かな情報公開もされていません。重金属を薄めて焼いて、空や海をゴミ捨て場にしている自治体と企業。実際自分に健康被害が起きてから気づくのでは遅いのです。

「ヒ素と放射線何比べてんねん」という、残念な中傷コメントがつきましたが、フクイチから出た人工放射性物質も重金属の微粒子ですので、ヒ素と同じく、体内に蓄積し臓器を破壊する。 放射線を出し続けるというのはタチ悪くやっかいです。両方、病気の元。放射線と言って、物質を無視しようというのはご都合的な考え。

ヒ素に関しては日本でも公害問題がありました(森永ヒ素ミルク事件、土呂久鉱山問題など)

慢性砒素中毒とはどんな病気か  と調べてみました。呼吸器、皮膚に症状が出て肺がん、皮膚がん、膀胱がんです。

 一般的には、長期にわたって、経口、経気道的に比較的少量の砒素化合物にさらされる場合に起こる慢性中毒症です。
 慢性中毒で最も重要なのは皮膚症状です。全身の皮膚に色素沈着として現れる黒くなる現象に伴い、皮膚が白くなる脱色素斑も合併してきます(砒素白斑黒皮症(ひそはくはんこくひしょう))。手のひらや足の裏などの皮膚には、角質が増えてたこ状になります(角化症)。
 長期にわたって砒素にさらされたあとには、ボーエン病皮膚がんも発生します。そのほか、鼻出血、鼻中隔穿孔(びちゅうかくせんこう)(孔(あな)があく)、しびれ感を示す末梢神経障害なども認められます。
 職業病として問題になることが多いのですが、経口的曝露による一般住民の慢性砒素中毒症もあります。多くは環境汚染により起こった事例で、近年ではタイ、インド、台湾、中国などで、砒素に汚染された井戸水による多数の中毒患者の発生が問題になっています。
 日本の一般環境の砒素汚染では、宮崎県土呂久鉱山周辺地域の住民、島根県笹ヶ谷鉱山周辺地域の住民の慢性砒素中毒症が有名です。1973(昭和48)年2月には国の「公害にかかわる健康被害に関する特別措置法」のなかに、指定疾病として慢性砒素中毒症が追加され、また旧鉱山および精錬所の労働者に関しては労働者災害補償保険法が適用されています。
 砒素を含む粉塵曝露(ふんじんばくろ)による肺がんの発生、砒素化合物の経口、経気道曝露によるボーエン病および皮膚がんの発生があり、これらは多くの疫学的研究により明らかにされています。

経気道曝露が長期に及ぶと、慢性気管支炎が起こり、また急性中毒にみられる皮膚炎とは違った部位に皮膚症状が現れます。すなわち、足の裏、手のひらを中心に角化症が認められるようになり、顔面、四肢、体幹部のとくに衣類などでの摩擦部位を中心に角化、色素異常(黒皮症と白斑)が認められ、このあとの経過で角化いぼ、ボーエン病皮膚がんになります。
 呼吸器症状および皮膚症状が現れる前後から疲労、倦怠感(けんたいかん)、めまいなどの全身症状を訴え、高度のものでは神経痛に似た疼痛やしびれ感など、末梢神経炎の症状も加わってきます。また砒素化合物、とくに三酸化砒素の高濃度曝露では、鼻中隔穿孔を起こします。金属精錬作業者には肺がんの増加が認められています。
 経口的曝露による慢性砒素中毒症では、台湾における井戸水の常用により起こった烏脚病(うきゃくびょう)(下肢の壊疽(えそ)および皮膚がん)が慢性砒素中毒ともされています。
 この場合、経気道曝露と違い、疲労、倦怠感、めまい、体重の減少などの全身症状が最初にみられ、同時に皮膚の角化症、顔面、四肢、体幹部の色素異常が認められます。
 日本では土呂久鉱害や笹ヶ谷鉱害の慢性中毒者中にボーエン病が認められ、角化、色素異常、いぼや膀胱がんがあり、また多発性であることが特徴です。

アジア砒素ネットワーク より画像 

 


苅田町でヒ素汚染土を7万トンも薄めて燃やして、何年か後にこのようなことにならないでしょうか?ならない根拠があるのでしょうか?国の基準値がもし間違っていたらどうなるのでしょうか?  中国の癌症村は周辺自治体に点在します。

つまり震災がれき問題は北九州市だけの問題ではないし、苅田汚染土問題も苅田町だけの問題ではありません。大気汚染は越境するのに、自治体は他自治体に干渉しません。同じ国内の自治体同士でなぜ、モノが言えないのか理解不能です。市民の方ではなく企業の方ばかりを向いているということでしょう。企業城下町=癌症村 では???

 「日本は経済技術大国だ」「品質管理はちゃんとしている」と思っている企業の傲慢さもあると思います。企業にとって都合のよい品質管理ならいくらでもできると思います。そうして日本でも水俣病などの公害が起こりました。基準値以内でどんどん食べて皆病気になりました。がれき受け入れ自治体の職員に水俣病の教訓は全く生かされていません。国に手を挙げて復興予算から自分の自治体に交付金を引っ張ってくるのが行政の仕事と思ってますから。市民の健康を守る仕事は後回し。指摘をおそれて、「安全だからこそ受け入れるのです」と、知見もないのに開き直る始末。私は何度もそれを聞き目撃しました。

現在、原発事故で200種類以上ある核種が東日本を中心に環境中にばらまかれ続けているというのに、国は全核種の検査も細かい土壌調査もしていない。放射性微粒子を吸い込む内部被曝が問題なのに空間線量でごまかそうとする国。品質管理も何もできてません。ねずみ一匹、もぐら一匹で日本全滅の大ピンチは今も続いています。

原発事故の問題をエネルギー問題とか経済の問題とかにしてしまっていますが、核汚染問題=公害問題です。国や自治体が防御対策せず放置してたら病人死人が出る、生き死にの問題。もう詰んでる気がしてきています。

 東日本の放射能汚染を隠して、国策で全国に汚染を拡散しようとする愚かな日本政府、もはや中国のことは言えません。日本でも声を上げる市民に不当逮捕、不当告訴をしています。

 

 

難病患者の増加も確認してください⇒http://www.nanbyou.or.jp/entry/1356

結論=日本も十分「癌症村」 

水も汚れています↓