ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

下水汚泥等の放射能濃度測定結果、ツネイシカムテックスの汚染廃棄物を使った人工砂200ベクレル

2014-07-02 | 放射能汚染

国土交通省の下水汚泥等の放射能濃度測定結果

放射能測定結果一覧 平成26年度(H26.4.1~H26.5.20)  ・PDF(836KB) PDF 

http://radiation7.blog.fc2.com/blog-entry-3971.html より汚染度の高い順に並べたもの

このPDFデータでは、下水汚泥と、脱水汚泥、焼却灰と、排ガス、放流水などが測定対象となっています。自治体によって書き方が違うので紛らわしいですが、下水汚泥を焼却した焼却灰というのが、放射能汚染が濃縮されて凄まじい値となっています。NDとなっている排ガス項目などは、環境省の検査方法や検出下限が緩く設定されているため出ないしくみ。

焼却場の排ガスに関しては以下当ブログの関連記事をご覧下さい。↓

ゴミ焼却施設の煙突から大気中に放射性物質が放出されている可能性について、三田茂医師も言及 

【知らない市民を騙すな】下水処理場やごみ焼却場の排ガス検査の不検出は信用できません!【ND詐欺】

燃やして減らせの鮫川村焼却炉も、郡山下水汚泥焼却施設も、空に毒を撒き散らす愚かな行為!

鮫川村焼却炉の排ガス検査、環境省は「セシウムが測定されない」測定方法だけしか認めない!

鮫川村の試験焼却の排ガスNDは本当か?樗木博一氏「排ガス中の放射性セシウムの測定法」動画

北九州市のごみ焼却工場の排ガスの検査に信頼性はあるのか?頻度・精度を検証する 

セメント工場周辺住民のみなさん必見!排ガスNDの謎はこうして解ける。ゴミ弁連会長 梶山正三弁護士

 

福島だけでなく関東も汚染されていることを示すデータです。この始末に負えない汚泥や焼却灰はいったいどこに持って行かれてるんでしょうか?

それからもう一つ 市会議員のブログ http://wredpowerppp.blog.fc2.com/blog-entry-636.html  より引用 

福山市で放射能含みの人工砂を? 2014.01.17

昨日、本日の2日間、日本共産党市議団で、埼玉県の寄居町に視察に行っておりました。
と言いますのは、福山市の産業廃棄物処理業者(株)ツネイシカムッテックスが、寄居町のヤマゼンを吸収合併し、ヤマゼンが行っていた一般廃棄物や産業廃棄物の燃えがらやがれきを焼成して、アークサンドと言う人工砂を作る事業を福山で行うということが、福山市議会、文教経済委員会に報告されたからです。

市の報告では、「アークサンドは、自然界の砂と同じ成分だ」と言うことでした。

また、「全国から排出する廃棄物を集積して焼成すると言うことですから、放射能汚染したがれきが入ってくるのではないか」との我が党の質問に対しての市の説明は「放射能汚染物質は搬入されません」ということでした。そこで、事業をすでに行っている寄居町に調査・視察に行ったのです。
(寄居町のツネイシカムテックス(旧ヤマゼン)の廃棄物処理工場は、立派な建屋で覆われています。住民の反対運動の成果です。福山のカムテックスは、処理機械がむき出しです。)

そしたら!結論から言って、アークサンド(焼成物)からは、放射線量200ベクレルが検出されているではありませんか!

アークサンド(焼成物)15%、山砂85%を混ぜて、埋め立て用の土砂として使用するのが用途だそうです。
85%も普通の砂を混ぜるわけですから、成分は普通の砂とほとんど変わらないでしょうね。

搬入された産業廃棄物には、2000ベクレルを越えるものもあるではありませんか!
(この2000ベクレル以上の数字は、寄居町で、産廃処分場の撤廃や監視活動を行っている運動団体の方が、搬入物のマニュフェストの公開を求め、そこからつくられた表から、抜粋しました…4月5日 加筆)

「放射能はありません」なんて!福山市は、何を根拠に言うのでしょう。業者のいいなりですか?

寄居町にある埼玉環境整備センターは、現在、廃棄物のリサイクル企業が9社操業しています。この地に廃棄物の埋立処分場が来る話が持ち上がった時、機動隊も出動する住民の激しい反対運動が10年間にわたり展開された経緯があるそうです。(環境を守る運動をしている方と交流しました。)

そして、県・町、住民と企業との間で、公害防止協定が結ばれ、現在も週に1回、住民の立ち入り調査が行われています。
(町役場内には、資源循環工場の環境調査の結果が公示されています。)

ツネイシカムテックスは、「寄居町に持ち込めない廃棄物を福山でやる」と言ったのです!(ヤマゼンの説明員さんがそう言ったのです!)

福山市民に環境悪化を押し付けることを福山市は、何とも思わないのでしょうか!福山市は、完全に馬鹿にされています?
ツネイシカムテックスが、今後福山で行おうとしている事業や、今回の調査を、急いで市民のみなさんに知らせ、寄居町でダメなものは、福山でもダメ!と、がんばらなくては!!! 

産廃処理業者が関東の汚染された産廃の燃え殻やがれきなどを西日本に運んで燃やすということです。下水汚泥もあるかもしれません。

震災がれきを超える汚染濃度の焼却灰がリサイクルで産廃業者に流れていますね。

福山市のツネイシカムテックスについて調べてみました。

ツネイシカムテックス株式会社 

あらゆるものを燃やしています。 

業界最大規模の受け入れ態勢 

 

お決まりの「無害化処理」。無害化してないです。こうして関東のごみ焼却灰などの放射性廃棄物が再生利用の名目で拡散していきます。福山、北九州、セメント工場のある地域は可能性が高いです。

下水汚泥もあるかもしれません。

本当は放射性廃棄物は集中管理が原則なのに、そういった真っ当な世論が潰されるのは、焼却炉利権、廃棄物利権、再エネ利権、復興利権が入り組んでるから。

「放射性廃棄物は集中管理」というのは、廃棄物=商品とする企業にとっては、最も困る論調でしょう。


そこで「燃やす行為は危険だ」ということを山本節子さんの勉強会資料からおさらいしておきたいと思います。 ↓

 ここから


焼却炉は危険です。法律上も有害物質発生装置と位置づけられています。

焼却炉はダイオキシン類、有害重金属類、酸性ガス類、粒子状物質(SPM、PM2.5等)、揮発性有機化合物等、多種の有毒物質を排出。

日本はダイオキシン特措法とごみ処理広域化計画で、全量焼却の道を選んだ。海外は実質禁止。 

ごみ焼却炉は化学反応釜。雑多な物質を高温と酸化作用で破壊・微小化する装置です。

内部では無数の化学反応が連続的に起きており、この過程で大量の有害物質が誕生しています。

解明されている物質はほんの一部。重金属類などの元素は燃やしても消えるわけではなく、微小な形になって人体に吸収されます。 

 

【焼却炉の副産物には必ず有害重金属が存在し、飛灰にはさらに高濃度で存在】 

●水銀~水俣病原因物質 沸点356.7℃ 

●鉛~鉛蓄電池、塗料、はんだ、チューブ、水道管等 沸点1750℃ 

●カドミウム~顔料、電池等 イタイイタイ病原因物質 沸点764.3℃ 

●アルミニウム~沸点2486℃ 

 

【酸性ガス類】~亜硫酸ガス、塩化水素 

焼却炉からは毒ガス原料でもある有害ガスが大量に発生しており本来なら防護マスクが必要な職場だが作業員の安全はほとんど無視されている。焼却処理施設や周辺施設の劣化、周辺の樹木の黄変、枯死、金属のサビ等も酸性ガスが関係。人体も同じような被害を受けている。 

【PM】~大気中に浮遊する百万分の一㍍単位の微小物質。

汚染物質が付着することが多く海外では死亡率に直結する大気汚染物質として注意報が出されている。焼却炉はPM2.5の発生源。(日本はディーゼル排ガスだけを危険視)

放射性物質もPMに付着し体内に取り込まれる。ナノレベルのPMも存在する。 

【焼却炉にまつわる嘘】 

●「煙突から出るのは水蒸気だけ」⇒未知の物質は垂れ流し、バグフィルターは気体は捉えられない。放射能99.9%捕捉は嘘。 

●「基準値以下」⇒ほとんどが規制値ではなく、環境基準。測定は通知してから。 

●「安全」⇒火災・爆発・浪費事故多発。緊急時蒸気排出弁の存在。 

●「排水は循環利用」⇒未処理で公共下水道へ流されている。 

●「衛生的」⇒毒ガス生成施設。子供たちを社会見学に行かせてはならない。 

●「焼却炉ゴミ処理コストは安い」⇒そこから出てくる廃棄物をコスト計算に入れていない。原発と同じ。焼却炉そのものが巨大な産廃に

 

例) http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201403/0006800540.shtml より     (例は管理人補足)

老朽ごみ処理場”放置”解体には数億円 西宮 (神戸新聞 2013/3/23)

施設の老朽化で2012年7月末に稼働停止した兵庫県西宮市のごみ焼却施設「西部工場」(浜松原町)が解体されず、放置された状態になっている。解体費用が数億円と高額な上、南海地震の浸水想定区域に指定されたため、跡地利用が決まらない。総務省によると、こうした不用な廃棄物処理施設は全国に538件あり、多くの自治体が対処に頭を抱えている。(斉藤絵美) 

阪神今津駅から南へ約700メートル。工場や商業施設などが立ち並ぶ中、工場の門扉は閉ざされ、高くそびえる煙突が目につく。

1912(大正元)年に廃棄物処理場として整備され、第2次世界大戦や数々の災害などで一時停止したこともあったが、操業を続け、現存の工場は83年に稼働した。可燃ごみを焼却する施設として、2011年度には年間3万2526トンを処理した。老朽化が進み、代替施設として鳴尾浜に東部総合処理センターが完成した12年、役目を終えた。

市施設整備課によると、解体にはダイオキシン対策などが不可欠で8億円以上の費用がかかる可能性がある。さらに、新施設への建て替えであれば国から多額の財政措置があるが、更地にする場合は市の負担が大きくなる。

また、敷地内の調査ではダイオキシンなどの土壌汚染は確認されなかったが、建屋内は未調査のまま。川沿いに立ち南海地震で津波が発生した場合、浸水の深さが1~2メートルとなると想定されているため、防災公園などにも適さない。

同課は14年度予算案で640万円を計上。コンサルタントとともに解体方法などについて探る方針で、「耐震性も低く、防災面でも早く対策をとらないといけない。跡地利用と財源について、できるだけ早く検討に入りたい」としている。

      ◇      ◇

 【公共施設の解体】総務省が昨年9月に実施した調査では、解体撤去の意向がある施設は全国で1万2251件に上る。公営住宅の2810件が最多で、廃棄物処理施設は538件。一方、解体費用の概算は全体で4039億円だが、廃棄物処理施設はその3割の1170億円を占める。高度経済成長期に整備された公共施設は全国的に老朽化する時期を迎える一方、人口の減少などで需要がなくなっている施設も多いという。 

 

 

【焼却炉の困った副産物~有毒物質「灰」】  

焼却灰・汚泥焼却灰には有害物質が高濃度に濃縮される。  

飛灰は底灰より毒性がはるかに強く処理コストも高い。日本では飛灰処理コストを削減する為、底灰と飛灰を高温で溶融固化し路盤材やコンクリートへの再利用を義務付ける通達行政「ごみ処理広域化計画を実施。 

具体的にはガス化溶融炉、灰溶融炉導入を義務付け。ごみ発電を奨励。後に「循環型社会形成推進基本法」で合法化。全産業がこれを歓迎。「すべてを燃やし固める」が日本のゴミ処理の基本となった。311後がれき広域処理で汚染の全国拡散につながる。 

エコセメントなどの灰の再利用品は品質が悪く有害物質も出ている。これを使用すると必ず将来の二次汚染につながる。 

 

【焼却炉ができるとこんな有害廃棄物が押し寄せる】  

●PCB・PCB汚染物質 

●ばいじん、焼却灰(ダイオキシン類) 

●廃油・e-waste・シュレッダーダスト 

●混合建設廃棄物(アスベスト類) 

●バッテリー(鉛・カドミウム) 

●蛍光灯(ハロゲン・ネオン・水銀) 

下水汚泥、感染性廃棄物 

●原発解体廃棄物 

●がれき・高レベル放射性廃棄物

●低レベル放射性廃棄物

  

【動画】焼却により発生する微粒子(PM)の危険性-汚染ガレキは燃してはならない

  

 

 ここまで


 

今後、北九州市に押し寄せてくる可能性のある廃棄物。

●福島県の除染廃棄物(がれき以上に放射能汚染されている)  http://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20140326000134

●使用済み太陽光パネルのゴミ(鉛、ヒ素、カドミウムなど) http://www.shinryo-gr.com/20130222.html/ 

 



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